まとめて愛せるよう善処します!!!

椎奈 あおい

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緑さんとの時間

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前回銀さんとした事を緑さんとしなければならない事...思い出した。


楽しい時間だったとはいえ、元々一夫一妻の国と時代に生まれた私はこんなに沢山の旦那様に囲まれるとは思っていなかったので、平和を求めて何とか初めてを乗りきったがとても複雑な気持ちになってきた。


黄「なになにー?何やら元気ないけど?」


「いやー...ははは...」


まだ出会って数日、心置きなく相談できる程慣れていなく聞かれても遠慮してしまう。


黄「今日は緑とマーキングだね!あー...乃愛ちゃん、緊張してる?そうだよね、出会って間もない男と交われだなんて普通は戸惑うし嫌だよね...」


しゅんと眉尻が下がり、ケモ耳もまた現れてないのに項垂れたケモ耳が見える気がするくらい分かりやすく感情を出してくれる。


なんとなくだが人懐っこく接してくれるのは私としてもとても接しやすく、察し能力がめちゃくちゃ高いのは黄さんな気がする。



「かなり...緊張はするけどこれも今後のための大事な事だから大丈夫ですよ。」


つい先日銀さんとしたことを思い出し気まづさを感じながら答えた。


我ながら少し冷たかったかもしれないが
黄さんは少しニコッとして私のほっぺに口付けた


黄「何かあったら僕を頼って、なんでも相談して。序列では下の方だけど、僕、乃愛ちゃんを命を懸けて守るよっ!」


赤「わわ私達もいますからね?!」



銀さんはウンウンと少し笑いながら頷いていた。


(す..少し...お...重いぃ...)
けど、ここの人達(狼)は本当に優しい人達なんだなと感じた。



黄「さ!そろそろお風呂入ってきなよ☆」



黄「着替えも置いとくね~」



黄さんはぱぱっと用意してくれ、
私はゆっくり湯船に浸かっていた。


気付けば私が唯一心からリラックス出来る場所が
この広いお風呂場だけだった。
この短い間で元のいた場所よりも濃い時間を
過ごしたが、このお風呂のおかげで
心も体も癒されていた。


(また...銀さんとしたようなことをするのか...)


元いた世界では絶対にありえないだろうと思っていたことが現実になっている、1度もした事の無い結婚を一気に何人ともとなると私の中でなにか崩れていきそうで今更だが少し怖くなってきた。



今後のことを考えようとしてもまだまだ現実味がないのでお先真っ暗だ。
そんなこんなを考えていたらのぼせそうになってきたので急いで風呂場を後にした。


首から下の毛が無くなった(笑)体を拭いて着替えようとした時、


「黄さんが着替えを用意してくれたんだよね...ん....?」


下着が...ない....?


そこにあったのは浴衣のみ。
下着がどこにも見当たらなかった。

これは下着を着ないで浴衣を着るのが正解なのだろうか...
元いた世界では浴衣など着ることも無ければ知識なんて一切ない。

とりあえず着てみようと思い浴衣を持ち上げると
なんと、その浴衣はシースルー(半透明)だった....

(!!!!!なにこれ丸見えじゃん!!!!!)


浴衣の上に羽織る物があるとはいえ、下着も何も着ないでシースルーは破壊力ヤバイ。

とりあえず他に着るものがないので、イメージや見様見真似で何とか着用した。


するとドアの向こうからノックと声がした


緑「...乃愛殿...準備は終わりましたか...?」


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