まとめて愛せるよう善処します!!!

椎奈 あおい

文字の大きさ
23 / 23

手の熱

しおりを挟む



緑さんの煽情的な瞳に見つめられながら
頬に触れかけている手がいつまでも触れてこないことに
もどかしさと羞恥心を感じ、照れ隠しに自分から手に頬擦りをした。
緑さんの手はとても暑く熱を帯びていた。


私の行動に反応するように手がサワサワと頬を撫で
その熱い手に撫でられた頬がとても気持ちよく私はただされるがままに。


そうしていると徐々に緑さんとの体の距離は無くなり腰には緑さんの手が回り
立ったまま密着し顔が引き寄せられた。

(キスされる...)


そう思い目を閉じたがキスが落とされたのは額だった。


緑「乃愛殿に口づけをしたいのは山々だが、唇への口づけは大事なものだと聞いている。

他の者もそれは承知している。乃愛殿には、もっと今以上に私に好意を抱いてもらってからその唇を頂きたい。」


頬に添えられた手から親指で唇を撫でられた。
その手つきはとても際どく、唇から腰にまでゾクゾクとした感覚が走った。



(普段厳格そうでとても真面目な印象の緑さんがこんなえろっ...魅惑的なんて反則過ぎませんか...?)


額から頬、頬から耳元、耳元から首筋にキスを落としていく緑さん。
少しづつお互いに息が荒くなっていくのが分かった。


丁寧に優しく始まった緑さんの愛撫は、とても心地よく
安心して身を委ねられた。



緑さんからのキスの圧力に押され息が上がりながらベッドへと誘導されていった。
緑さんにベッドへ押し倒される形になりながら体へのキスは続いた
着ていた上着はいつの間にか脱がされていて、スケスケの浴衣一枚になっていた。
恥ずかしくなりながらそっぽを向いた私を見て緑さんは顔を真っ赤にしていた



緑「とても...綺麗です...」


なぞるようにして体に触れてくる緑さんの手がとても卑猥で
肝心なところには触れていないのに、私のソコが湿り気を帯びてくるのが分かった。



「ん...はぁっ...!」


スケスケの浴衣の下には下着を着けていないせいか緑さんの熱い手をかなり感じやすくなっていた。
白い膨らみには触れず、膨らみの真ん中を通りお腹、腰、裏腿から内腿へと手が這った
首筋から鎖骨へキスが落とされ、徐々にキスが滑りのある舌へと変わっていき
鎖骨を滑るように下っていき白い膨らみの方へと向かった。



熱を帯びた手も下から上へ這い上がり待ちわびていたかのように尖りが出てきた双丘へ優しく触れた。
私は体がビクッと反応し甘い声を漏らさずには居られなかった。


「ぁ...ん...ふっ」


緑「柔らかいな...」


まじまじと触りながら言われると余計に恥ずかしい。
緑さんにとっては、初めての経験だからだろうか
好奇心なのか探求心なのかとても興味深そうに体中を見て触ってくる。




「はっずかしい、です、んっ」



私がそう言いながら両手で顔を隠すと緑さんが私の手をベッドへ押し付けた。



緑「乃愛殿の全てを隠さないで見せてください。」







しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。

あなたにおすすめの小説

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない

みずがめ
恋愛
 宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。  葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。  なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。  その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。  そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。  幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。  ……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。

異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?

すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。 一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。 「俺とデートしない?」 「僕と一緒にいようよ。」 「俺だけがお前を守れる。」 (なんでそんなことを私にばっかり言うの!?) そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。 「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」 「・・・・へ!?」 『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!? ※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。 ※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。 ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。

幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに

家紋武範
恋愛
 となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。  ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。

義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話

よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。 「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。

兄様達の愛が止まりません!

恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。 そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。 屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。 やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。 無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。 叔父の家には二人の兄がいた。 そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…

処理中です...