記憶屋

卯月青澄

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ガチャッ…

「だっ‥誰?」

「あっ‥すいません」

私は慌てて涙を拭った。

「あなた…」

「2年の相良翔太です」

目の前には、いつも見ている彼がいた。

「サッカー部の子よね?」

知っているのにそんな言い方をしてしまう私…

「そっ‥そうです」

「もしかして追いかけてきたの?」

「すっ‥すいません。先輩の泣いてる姿を見てしまって…放っておけなくて」

「そう…じっ‥実はね…」

「言わなくてもいいですよ…」
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