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(二)ゼンタイフェチとの出会い

ゼンタイ体験会(9)

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 私はアズサさんに勧められるまま全てを脱いでしまった。後で聞いた話では普通のゼンタイ体験会ではそこまで裸になることは強要しないという事であったが、私の場合はゼンタイフェチにどっぷりハマる気配を感じたので強引にしたという。たしかに直後にハマるわけだが。

 ともかく私は一糸まとわぬ姿になってしまった。本当にアズサさんは脱がせ上手である。そのアズサさんも一糸まとわぬ姿になっていた。彼女が手にしていたのは鮮やかな蛇柄ゼンタイだった。まるで熱帯地方にでも生息しているようなカラフルでトロピカルな色彩を放っていた。

 「このゼンタイいいでしょ。結構気に入っているのよ」

 アズサさんが、そのゼンタイを着ている姿はネット上にアップしている画像でお目にかかっていた。ゼンタイを着て画像をアップする人の傾向として、お気に入りのゼンタイは何度もアップしているというものがある。だからゼンタイを見ればこれはアズサさんだと分かるというわけだ。彼女は何枚もゼンタイを持っているけど、お気に入りは花柄と蛇柄のようだった。

 「さあ、わたしが着るのをよく見てね」

 そういってアズサさんは背中の開口部からその豊穣たる肉体をつま先から入れていった。だらんと垂れ下がっていたゼンタイにアズサさんという内臓が込められると膨らんでいった。そして手慣れた手つきであっという間に手にも通して首から下の部分が膨らみ人の形へと変化した。
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