9 / 21
(一)魔女の箒星は突然に
”メタルノイドの罠”の原稿
しおりを挟む
「あなたの”メタルノイドの罠”と名づけられた原稿ですが、あれってSF小説のものだとおもったのですけど」
美優はそういいながら編集長から預かってきたお茶菓子と缶コーヒーを手渡した。
「あんたのとこの編集長。わしの好みを知っているんじゃないか! わしもむかしは頻繁に原稿のオファーがあったんだけど、この”メタルノイドの罠”はわしが夢で見たはなしなんだ。
それで、新作として出版しようとしたんだが妨害にあってね。それ以来、わしは一切の新作を出版できなくなったんだ。そうそう電子書籍もネット小説もだ。だから妨害を受けたはこれから本当におきることだからと思っている」
「そういうことは・・・でも、おかしいじゃないですか、うちの編集部にはそんな圧力かかっていないようですが」
「それはなあ、あんたの雑誌は超三流誌だからじゃないかな? それとももう実行直前だからじゃないかな」
「そんな! まさか人類が機械生命体と同化させられるだなんて起きるというのですか、あなたは! そんなの信じられない」
「それもそうだな。でも、あの魔女の箒星は一体何しにきたのだと思う? 目的もなしにあんな巨大な宇宙船が六隻も地球にやってくるわかないだろう。そうさ、あいつらは人類を機械化生命体に人工進化させる目的でやってきたんだ。
まあわしは大丈夫だろうけど、君のように若い人間は餌食になってしまうぞ」
そういうと、国府田は美優にある原稿の束を見せた。それはゲラ刷りと呼ばれるものだった。
美優はそういいながら編集長から預かってきたお茶菓子と缶コーヒーを手渡した。
「あんたのとこの編集長。わしの好みを知っているんじゃないか! わしもむかしは頻繁に原稿のオファーがあったんだけど、この”メタルノイドの罠”はわしが夢で見たはなしなんだ。
それで、新作として出版しようとしたんだが妨害にあってね。それ以来、わしは一切の新作を出版できなくなったんだ。そうそう電子書籍もネット小説もだ。だから妨害を受けたはこれから本当におきることだからと思っている」
「そういうことは・・・でも、おかしいじゃないですか、うちの編集部にはそんな圧力かかっていないようですが」
「それはなあ、あんたの雑誌は超三流誌だからじゃないかな? それとももう実行直前だからじゃないかな」
「そんな! まさか人類が機械生命体と同化させられるだなんて起きるというのですか、あなたは! そんなの信じられない」
「それもそうだな。でも、あの魔女の箒星は一体何しにきたのだと思う? 目的もなしにあんな巨大な宇宙船が六隻も地球にやってくるわかないだろう。そうさ、あいつらは人類を機械化生命体に人工進化させる目的でやってきたんだ。
まあわしは大丈夫だろうけど、君のように若い人間は餌食になってしまうぞ」
そういうと、国府田は美優にある原稿の束を見せた。それはゲラ刷りと呼ばれるものだった。
0
あなたにおすすめの小説
女帝の遺志(第二部)-篠崎沙也加と女子プロレスラーたちの物語
kazu106
大衆娯楽
勢いを増す、ブレバリーズ女子部と、直美。
率いる沙也加は、自信の夢であった帝プロマット参戦を直美に託し、本格的に動き出す。
一方、不振にあえぐ男子部にあって唯一、気を吐こうとする修平。
己を見つめ直すために、女子部への入部を決意する。
が、そこでは現実を知らされ、苦難の道を歩むことになる。
志桜里らの励ましを受けつつ、ひたすら練習をつづける。
遂に直美の帝プロ参戦が、現実なものとなる。
その壮行試合、沙也加はなんと、直美の相手に修平を選んだのであった。
しかし同時に、ブレバリーズには暗い影もまた、歩み寄って来ていた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる