やっと出来た彼氏がゼンタイフェチだったので私もゼンタイフェチになることにした。

ジャン・幸田

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1.出会いそして

05.告白.2

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 その女の着替えの場面になったのだ! さすがに深夜番組とはいえ地上波だったらしく背中だけであったけそ、とにかくその女はレオタードみたいなものを羽織っていた! しかし、それは指先まで覆ったあと頭もすっぽり覆い・・・全身がタイツ生地に覆われてしまった。その女はマネキンのようになってしまった。全身ピンクに・・・

 私は、そんな動画データを持っていることにショックを受けていた。彰も私の兄と同様に異性に興味がある(そうじゃないと私のような女でも恋愛対象にしてもらえないよね)なら、エッチな動画や写真を持っていても不思議ではなかった。でも、これは何を意味するのか?

 その意味を考えている最中も動画は進んでいた。その番組のレポーターのインタビューに対し、そのピンク一色になった女はこういっていた。ゼンタイを着ていると普段の自分とは別の存在になるようで安心できるとか、第二の皮膚の感覚が気持ちいいとか・・・とにかく私からすれば想像もできないようなことばかりいっていた。どうもコスプレの一種のようなもののような気がしてきた。しかし、どこの誰なのかわからなくなるというのもどうなんだろうか? そんな疑問もあった。

 私がきょとんとしていると、彰の方を見てみると、その顔は見たことのないような苦悩というか何かを考えているような表情だった。私は次の一手はなんなんだろうかと身構えていた。すると、彰はこう切り出してきた。

 「君、フェティシズムってこと聞いたことありますか? 心理学ではある種のモノや行為に対して性的な刺激を感じる事なんだけど・・・実は僕が感じるのがこの全身タイツ、略してゼンタイなんだ。いままで隠していたんだけど、それなんだよ」

 いきなりのカミングアウトをされ私は動揺していた! といいたいところだけど、本当の事をいうと全くなんのことなんじゃ? というハテナマークの方が頭を占領していた。

 その時の私は良い意味でも悪い意味でもそんな性的刺激云々に対してウブだったからだ。巨乳が好きだとか下着や水着が好きだなんていう変態男子が出てくる話を聞いたことがあったけど、そのゼンタイかなんかを着ることに性的刺激を感じるなんて初耳だったからだ。だから、それがどんなに深刻な悩みだったのか想像できなかったのだ。

 しばしの沈黙の後に彰はこういったのだ。

 「このゼンタイの事を理解してくれというのは難しいかもしれないけど、一度体験してもらえないかな? もし嫌ならいいんだけど、嫌なら別れてもらってもいいよ。実は前にお付き合いしていた女はこれで別れたんだよ・・・」
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