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ガイノイド”イブ”と彩華
アヤカのスクールデイズ
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私ことアヤカは昼間は学生である。自分なりには目立たないフツーの女の子と思っているのでクラスでも存在感がない、どこにでもいるようなザコキャラだと思っている。なのに、夜になると客にチラホラされるガイノイド”イブ”の内臓になっている自分はまるで夢のようだった。
店の営業時間が終わり、通いで来ている内臓の女の子は”着替えて”帰るけど、私のように住み込みで働いているのはそのまま眠りにつくことが常だった。だって機械のままで眠った方が気持ちいいからだ。
ガイノイドはロッカーのようなゲージに入って休むことになっているので、私はそのままの姿で眠りに就いた。このスーツは疲労回復効果もあるので眠りやすかった。なので夢を見ているのを覚えていないほどぐっすり眠れるのだ。そんなわけで人間に戻ることなく朝まで眠っているのだ。
朝になると、身体を覆っていたガイノイドスーツを外し、学校の制服に着替えると普通の学生として登校するのだけど秘密はあった。実は面倒くさいので排泄用ドレーンを装着したままだ。だから私の下腹部は異物が入った状態になっていた。それでトイレに行くときは、排泄用装置を持っているので同級生から不審がられていた。
私はそれほど成績は良くないしクラスでも目立つ生徒ではないので、存在感が薄いと自分でも思っていた。そんな学校生活の中で授業を受けている時いつも考えるのは一層の事、ガイノイドの姿で登校してみたいということだった。そうなれば結構目立つのは間違いないし、快適に過ごせるからだ。だって季節は7月、冷房がなく窓を全開にしていても暑くて仕方なかったので、人間の姿でいるのがバカらしかった。
昼過ぎて、食事後は眠くて仕方なかった。実は人間の姿の時しか人間の食事を摂らないので、結構食べるのに体力を消耗するのだ。だから午後の授業は船を漕ぐような状態になっていた、そう居眠りね。特に苦手な数学の基礎解析の授業なんか、眠りを誘うためのようにしか感じられなかった。そんな時大きな声で呼ばれてしまった。
「湯浅さん! 僕の授業を睡眠学習しても身につかない! 起きなさい!」
目の前にはハンサムで某資産家の息子として学校で人気がある風岡隼人先生が立っていた。昨日の夜はイブを指名して機械娘遊びを堪能していた!
「お、おはようございます先生。申し訳・・・ございませんねえ・・・」
「昨夜は何していたんだ君は? 予習してきなさいとはいわないが、早く寝て早く起きたらこんなことにならないでしょ!」
そういって先生は私の椅子を引いてくれたけど、その時彼の指が当たった。それはイブになった私を散々いたぶった指だった。その指はガイノイドスーツの中で感じていたものとは大きく違っていた。
店の営業時間が終わり、通いで来ている内臓の女の子は”着替えて”帰るけど、私のように住み込みで働いているのはそのまま眠りにつくことが常だった。だって機械のままで眠った方が気持ちいいからだ。
ガイノイドはロッカーのようなゲージに入って休むことになっているので、私はそのままの姿で眠りに就いた。このスーツは疲労回復効果もあるので眠りやすかった。なので夢を見ているのを覚えていないほどぐっすり眠れるのだ。そんなわけで人間に戻ることなく朝まで眠っているのだ。
朝になると、身体を覆っていたガイノイドスーツを外し、学校の制服に着替えると普通の学生として登校するのだけど秘密はあった。実は面倒くさいので排泄用ドレーンを装着したままだ。だから私の下腹部は異物が入った状態になっていた。それでトイレに行くときは、排泄用装置を持っているので同級生から不審がられていた。
私はそれほど成績は良くないしクラスでも目立つ生徒ではないので、存在感が薄いと自分でも思っていた。そんな学校生活の中で授業を受けている時いつも考えるのは一層の事、ガイノイドの姿で登校してみたいということだった。そうなれば結構目立つのは間違いないし、快適に過ごせるからだ。だって季節は7月、冷房がなく窓を全開にしていても暑くて仕方なかったので、人間の姿でいるのがバカらしかった。
昼過ぎて、食事後は眠くて仕方なかった。実は人間の姿の時しか人間の食事を摂らないので、結構食べるのに体力を消耗するのだ。だから午後の授業は船を漕ぐような状態になっていた、そう居眠りね。特に苦手な数学の基礎解析の授業なんか、眠りを誘うためのようにしか感じられなかった。そんな時大きな声で呼ばれてしまった。
「湯浅さん! 僕の授業を睡眠学習しても身につかない! 起きなさい!」
目の前にはハンサムで某資産家の息子として学校で人気がある風岡隼人先生が立っていた。昨日の夜はイブを指名して機械娘遊びを堪能していた!
「お、おはようございます先生。申し訳・・・ございませんねえ・・・」
「昨夜は何していたんだ君は? 予習してきなさいとはいわないが、早く寝て早く起きたらこんなことにならないでしょ!」
そういって先生は私の椅子を引いてくれたけど、その時彼の指が当たった。それはイブになった私を散々いたぶった指だった。その指はガイノイドスーツの中で感じていたものとは大きく違っていた。
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