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第3章 新しい試み
12話
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おやつの片付けを終えた頃には、子猫がまた動き回り始めていた。
せっかくなのでおもちゃを出して目の前で軽く動かしてみれば、興味津々といった感じでそれを見つめだした。
右に動かせばそちらへ目が動き、左に動かせばそちらに動き、お尻をフリフリと飛びつく動作に入ったかと思えば、すぐにばっと飛びついてきた。
「おぉ、すこい食付き!」
さすが遊び盛りの子猫。
うまく捕まえられなかったけれど、すぐに床に着地したと思ったらすぐまた臨戦態勢。
狙いを定めてまた飛んで、を繰り返している。
「そこー!」
「おしいー」
「もうちょっとー!」
妖精達も、周りに集まって応援している。
その様子を微笑ましく見ていれば、空きアリ!といった感じにおもちゃを捕縛された。
猫のしっぽの形をしたそのおもちゃに、噛み付いたりケリケリと猫キックをお見舞いしたり。
これは遊び甲斐がありそうだ。色々買ってきておいてよかった。
今度は別のおもちゃを取り出す。
ピンポン球ぐらいの大きさで、中に鈴が入っているのでチリチリと音が鳴る。
直ぐに音を聞きつけて、出処を探している。
少し離れた所へ放ってやれば、シュバッ!という効果音がつきそうな勢いで追いかけ始めた。
妖精達もわーきゃー言いながら子猫を追いかける。
「さてと、それじゃあ…」
1つ、やらなければいけないことがある。
子猫の名前だ。いつまでも子猫と呼ぶわけにはいかない。
クッキー以外の動物には、名前はつけなかった。いざというときに、愛着が湧いていたらと考えたからだ。
けれど子猫は愛着が湧いたとしても、家族として迎えると決めているのだから問題ない。
1つ問題を上げるとすれば…
「んー、何がいいかな」
なかなか良いのか思いつかないくらいだ。
色でつけてしまうのは犬っぽいイメージ(黒とか白とか)。
猫の名前で有名なのはやはりタマ、もしくはミケか。
どちらも似合わない気がする。
祖父母の家で飼われていた猫の名前は何だっただろうか。
子供の頃に、近所の猫に勝手にミーと付けて呼んでいたこともあるが、まぁ、子供が付けやすい名前候補上位だろう。
「んー、思いつかない…やっぱり色から?」
思い出せば、よの名前も半分は色からだった。
クッキーも同じくクリーム色から連想していった。
となると銀色か。銀色といっても、白に近いけれど。
「銀色と白か…あ」
2つを組み合わせれば、自ずと答えは浮かんできた。
冬に泊まりに行った祖父母の家の畑は、朝起きてみれば一面銀世界。
真っ白でフワフワなそれで遊ぶのは、子供の頃の一つの楽しみだった。
「…ユキ」
ポツリと呟いただけなのに、耳をピクリと反応させて、遊びの途中にも関わらずこちらへ駆け寄ってきた。
同様に、妖精達も集まって来る。
「ユキー?」
「なまえー?」
「そうだよー。この子の名前は、今日からユキだよ」
「ユキー!」
「ユキだって!」
妖精達も嬉しそうに飛び回っている。
それを見ながら子猫…ユキを抱き上げて目線を合わせて、話しかけた。
「よろしくね、ユキ」
「ミャー」
嬉しそうにそう鳴き声を上げ、ペロペロとココロの手を舐め始める。
「よーし!今日はいっぱい遊んじゃおう!」
「おー!」
片付けたばかりのおもちゃを複数取り出す。
ユキが最初に目をつけたおもちゃから始める、別のものに気が移ればそれに変えて。
しばらく遊んでいると、遊び疲れたのかユキは、電池が切れたようにパタリと眠ってしまった。
スヤスヤと穏やかな顔をして眠るユキに、同じく遊び疲れたココロは癒やされる。
「ふー、遊んだねー」
気持ちのいい疲れ方だ。しかも癒やし付きで、最高だ。
おもちゃを棚に片付けていれば、外はもう夕焼けだ。
「お腹も空いたし、少し早いけどごはんにしようかな」
お腹が空いた理由はもう1つ。
昼食を少なめにしたからだ。少ないというか、食パン1枚(6枚切りぐらいの)。
リアラの店でパウンドケーキを食べたのは想定外だった。
帰ってきてから午後のおやつとして食べるつもりだったので、2度は多い。
家では妖精達と分けたので1切れだけだが、リアラの所では3切れ出された。
当然遠慮したが、1人では食べきれないと押し切られてしまった。
後、出されたお茶がパウンドケーキと相性ぴったりだった。ただの言い訳だが。
ので、正直食べ過ぎを意識して少なくしたが、ユキとこれだけ遊び回るのも想定外だった。
これが分かっていればもう少し食べたのだが。
今更後悔しててもしょうがないので、夜はしっかり食べることにする。
「ハンバーグにでもしようかな」
材料が揃っている(ナツメグは無いけど、まぁいいか)事を確認したので、ハンバーグで決定した。
帰りに買ってきて正解だった。
下準備を終えて、材料を混ぜ合わせる。
形を整えて、中央を軽くへこませて、焼き始める。
「あ、そうだ。煮込みにしよう」
焼く時間を短くして皿に取り出し、同じフライパンでソースを作る。
ハンバーグをフライパンに戻し、しばらく煮込んでいる間に、付け合せの野菜とスープを準備。あと片付けも行う。
デザート用に桃を切っていればご飯が炊けて、ハンバーグも出来上がった。
全て盛り付けてテーブルに運べば、準備万端だ。
「よし、いただきま…ん?」
匂いに釣られたのか、ユキがやって来た。
小さな体でひょいと膝に飛び乗ってくる。
「ユキ?どうしたの?」
鼻をヒクヒクさせて、ハンバーグを凝視している。
どうやら気になるようだ。
「そっか。あれだけ遊んだ後だもんね。ユキもお腹空いたよね」
子猫の間は、少量を数回に分けてあげるのが良いそうだ。
大きくなったら大体の時間を決めて朝夕に2回。
残したものはそのままではなくその都度片付ける。水も同様。
おやつあげすぎ注意!
と、リアラから教わってきた。
「待ってて。今用意するから。みんな、ユキがコレ食べないように気をつけてて」
ハンバーグには玉ねぎが入ってる。猫に与えてはイケないものと言うのは常識だ。
そもそも、猫に人の食べるものは与えるのは止めたほうがいい。
急いで用意して水も取り替えて、テーブルに乗ってハンバーグをじーっと見ていたユキを、抱きかかえて餌場へ連れていけば、自分の餌に気がついて食べ始めた。
「よかった。これからは先に用意しないとかな。あと躾も」
改めて自分のご飯を食べながら、これからの事を考えた。
せっかくなのでおもちゃを出して目の前で軽く動かしてみれば、興味津々といった感じでそれを見つめだした。
右に動かせばそちらへ目が動き、左に動かせばそちらに動き、お尻をフリフリと飛びつく動作に入ったかと思えば、すぐにばっと飛びついてきた。
「おぉ、すこい食付き!」
さすが遊び盛りの子猫。
うまく捕まえられなかったけれど、すぐに床に着地したと思ったらすぐまた臨戦態勢。
狙いを定めてまた飛んで、を繰り返している。
「そこー!」
「おしいー」
「もうちょっとー!」
妖精達も、周りに集まって応援している。
その様子を微笑ましく見ていれば、空きアリ!といった感じにおもちゃを捕縛された。
猫のしっぽの形をしたそのおもちゃに、噛み付いたりケリケリと猫キックをお見舞いしたり。
これは遊び甲斐がありそうだ。色々買ってきておいてよかった。
今度は別のおもちゃを取り出す。
ピンポン球ぐらいの大きさで、中に鈴が入っているのでチリチリと音が鳴る。
直ぐに音を聞きつけて、出処を探している。
少し離れた所へ放ってやれば、シュバッ!という効果音がつきそうな勢いで追いかけ始めた。
妖精達もわーきゃー言いながら子猫を追いかける。
「さてと、それじゃあ…」
1つ、やらなければいけないことがある。
子猫の名前だ。いつまでも子猫と呼ぶわけにはいかない。
クッキー以外の動物には、名前はつけなかった。いざというときに、愛着が湧いていたらと考えたからだ。
けれど子猫は愛着が湧いたとしても、家族として迎えると決めているのだから問題ない。
1つ問題を上げるとすれば…
「んー、何がいいかな」
なかなか良いのか思いつかないくらいだ。
色でつけてしまうのは犬っぽいイメージ(黒とか白とか)。
猫の名前で有名なのはやはりタマ、もしくはミケか。
どちらも似合わない気がする。
祖父母の家で飼われていた猫の名前は何だっただろうか。
子供の頃に、近所の猫に勝手にミーと付けて呼んでいたこともあるが、まぁ、子供が付けやすい名前候補上位だろう。
「んー、思いつかない…やっぱり色から?」
思い出せば、よの名前も半分は色からだった。
クッキーも同じくクリーム色から連想していった。
となると銀色か。銀色といっても、白に近いけれど。
「銀色と白か…あ」
2つを組み合わせれば、自ずと答えは浮かんできた。
冬に泊まりに行った祖父母の家の畑は、朝起きてみれば一面銀世界。
真っ白でフワフワなそれで遊ぶのは、子供の頃の一つの楽しみだった。
「…ユキ」
ポツリと呟いただけなのに、耳をピクリと反応させて、遊びの途中にも関わらずこちらへ駆け寄ってきた。
同様に、妖精達も集まって来る。
「ユキー?」
「なまえー?」
「そうだよー。この子の名前は、今日からユキだよ」
「ユキー!」
「ユキだって!」
妖精達も嬉しそうに飛び回っている。
それを見ながら子猫…ユキを抱き上げて目線を合わせて、話しかけた。
「よろしくね、ユキ」
「ミャー」
嬉しそうにそう鳴き声を上げ、ペロペロとココロの手を舐め始める。
「よーし!今日はいっぱい遊んじゃおう!」
「おー!」
片付けたばかりのおもちゃを複数取り出す。
ユキが最初に目をつけたおもちゃから始める、別のものに気が移ればそれに変えて。
しばらく遊んでいると、遊び疲れたのかユキは、電池が切れたようにパタリと眠ってしまった。
スヤスヤと穏やかな顔をして眠るユキに、同じく遊び疲れたココロは癒やされる。
「ふー、遊んだねー」
気持ちのいい疲れ方だ。しかも癒やし付きで、最高だ。
おもちゃを棚に片付けていれば、外はもう夕焼けだ。
「お腹も空いたし、少し早いけどごはんにしようかな」
お腹が空いた理由はもう1つ。
昼食を少なめにしたからだ。少ないというか、食パン1枚(6枚切りぐらいの)。
リアラの店でパウンドケーキを食べたのは想定外だった。
帰ってきてから午後のおやつとして食べるつもりだったので、2度は多い。
家では妖精達と分けたので1切れだけだが、リアラの所では3切れ出された。
当然遠慮したが、1人では食べきれないと押し切られてしまった。
後、出されたお茶がパウンドケーキと相性ぴったりだった。ただの言い訳だが。
ので、正直食べ過ぎを意識して少なくしたが、ユキとこれだけ遊び回るのも想定外だった。
これが分かっていればもう少し食べたのだが。
今更後悔しててもしょうがないので、夜はしっかり食べることにする。
「ハンバーグにでもしようかな」
材料が揃っている(ナツメグは無いけど、まぁいいか)事を確認したので、ハンバーグで決定した。
帰りに買ってきて正解だった。
下準備を終えて、材料を混ぜ合わせる。
形を整えて、中央を軽くへこませて、焼き始める。
「あ、そうだ。煮込みにしよう」
焼く時間を短くして皿に取り出し、同じフライパンでソースを作る。
ハンバーグをフライパンに戻し、しばらく煮込んでいる間に、付け合せの野菜とスープを準備。あと片付けも行う。
デザート用に桃を切っていればご飯が炊けて、ハンバーグも出来上がった。
全て盛り付けてテーブルに運べば、準備万端だ。
「よし、いただきま…ん?」
匂いに釣られたのか、ユキがやって来た。
小さな体でひょいと膝に飛び乗ってくる。
「ユキ?どうしたの?」
鼻をヒクヒクさせて、ハンバーグを凝視している。
どうやら気になるようだ。
「そっか。あれだけ遊んだ後だもんね。ユキもお腹空いたよね」
子猫の間は、少量を数回に分けてあげるのが良いそうだ。
大きくなったら大体の時間を決めて朝夕に2回。
残したものはそのままではなくその都度片付ける。水も同様。
おやつあげすぎ注意!
と、リアラから教わってきた。
「待ってて。今用意するから。みんな、ユキがコレ食べないように気をつけてて」
ハンバーグには玉ねぎが入ってる。猫に与えてはイケないものと言うのは常識だ。
そもそも、猫に人の食べるものは与えるのは止めたほうがいい。
急いで用意して水も取り替えて、テーブルに乗ってハンバーグをじーっと見ていたユキを、抱きかかえて餌場へ連れていけば、自分の餌に気がついて食べ始めた。
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