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さて、チャットが使えるかを試してみようと言ってもどうやって発動させたらいいのか…
ユグドラシルオンラインではメニューからチャットを選択して、出てきたパーティメンバーの中からチャットしたい人の名前をタップすれば相手にコール出来たからな…この世界にメニュー画面なんて無いし、そこをどうするかだよな…
まぁこう言うときはアレコレ考える前に先人の知恵を参考にさせてもらうとしよう。
ネットには今の俺みたいな設定の小説が腐るほど有ったからな、その中から参考になる様なシーンを思い出して、実行してみるとしよう。
上手くいけば成功するかも知れない。
俺が見たファンタジー小説ではたしかこういう場合は…
俺は昔読んだ小説の事を思い出しながら、チャットの起動に参考になりそうな方法を探す。
そして俺はとある小説に似たような状況の話があるのを思い出した。
その小説は、ゲームのサービス終了時にログインしていた主人公がゲームの世界に似た世界にゲームのアイテムやステータスをそのまんまトリップする…って言うストーリーなんだが、なんだか今の俺みたいな状況だな。
まぁ今の俺の状況自体が小説みたいなものだからな。
一度死んだのにこうしてファンタジー世界に居るんだからな。
それで、この小説では確か音声入力でゲームシステムを利用できるみたいだな。
よし、じゃあ俺もその小説の通りにやってみるとしよう。
「えっと…たしか小説の設定だと…システムメニュー、チャット、ヤヨイ」
たしか俺の読んだ小説の設定では、システムメニューと言うことでゲームのシステムを使えるようにして、その後に使いたいシステムの名前を言えば起動するって感じだった筈だ。
今回の場合はシステムメニューと言って、システムを起動させた後、チャットを選択して、最後にチャットをしたい人の名前を言えば良いという事だ。
だが、少し待ってもヤヨイから返事が来ることは無かった。
「やっぱりダメだったか…まぁダメ元だったししょうがない、直接ヤヨイを探すか」
まぁ小説のやり方を試した所で成功したらラッキー位だし、そもそも世の中そんなに上手くないという事なのだ ろう。
まぁ小説内のゲームのシステムとユグドラシルオンラインのゲームシステムはそもそも根本から違うし、ゲームシステムをある程度引き継いでいるという共通点はあっても同じようにやって成功する訳がないか。
結局、その後もチャットをヤヨイと繋ぐ方法が思い付かなかった俺は直接ヤヨイの事を探すことにした。
となれば、避難所の入り口に戻るわけだが、ここに来るときは魔力が多い方に向かって行けば良かったが、今回は問題を解決した後またここに来るからな。
その時に迷わない様にちゃんと道を覚えながら進まないと行けない。
俺は避難所の入り口に向かって戻りながら、今回来た道を忘れないようにしっかり記憶しておく。
「さて、入り口まで戻ってきたは良いものの、ヤヨイがまだ避難所の中に居るかは分からない…どうするか」
ヤヨイを探すと言ったが、ヤヨイが無事にフィオレさんを見つけて、ブラットさんの元に連れていっていた場合、俺が避難所の中をどれだけ探してもヤヨイは見つからない。
ヤヨイの事だからフィオレさんを見つけてるとは思うけど、確証がある訳じゃない。
こんな時、連絡を取ることが出来れば現状すべての問題が一気に解決するんだけど…やっぱりコレが終わったら連絡用の魔道具でも作るか。
連絡用の道具と聞けばまず最初に思い浮かぶのは携帯だろう。
今では無くなってしまったが二十歳ぐらいまでは使っていたし想像しやすい。
だが、携帯の様な物を作るなら、複雑な回路を作ったりする必要がある…けど、まぁ生産スキルを使用すればユグドラシルオンラインの時のように生産ができるだろうからそこは気にしなくてもいいだろう。
ユグドラシルオンラインの生産は基本的に作りたいものをそれっぽく作れば生産スキルの補正でどうにかなるからな。
仮に作れなかったら作れなかったらでしょうがない、他の連絡手段を手に入れれば良いだけだからな。
ユグドラシルオンラインではメニューからチャットを選択して、出てきたパーティメンバーの中からチャットしたい人の名前をタップすれば相手にコール出来たからな…この世界にメニュー画面なんて無いし、そこをどうするかだよな…
まぁこう言うときはアレコレ考える前に先人の知恵を参考にさせてもらうとしよう。
ネットには今の俺みたいな設定の小説が腐るほど有ったからな、その中から参考になる様なシーンを思い出して、実行してみるとしよう。
上手くいけば成功するかも知れない。
俺が見たファンタジー小説ではたしかこういう場合は…
俺は昔読んだ小説の事を思い出しながら、チャットの起動に参考になりそうな方法を探す。
そして俺はとある小説に似たような状況の話があるのを思い出した。
その小説は、ゲームのサービス終了時にログインしていた主人公がゲームの世界に似た世界にゲームのアイテムやステータスをそのまんまトリップする…って言うストーリーなんだが、なんだか今の俺みたいな状況だな。
まぁ今の俺の状況自体が小説みたいなものだからな。
一度死んだのにこうしてファンタジー世界に居るんだからな。
それで、この小説では確か音声入力でゲームシステムを利用できるみたいだな。
よし、じゃあ俺もその小説の通りにやってみるとしよう。
「えっと…たしか小説の設定だと…システムメニュー、チャット、ヤヨイ」
たしか俺の読んだ小説の設定では、システムメニューと言うことでゲームのシステムを使えるようにして、その後に使いたいシステムの名前を言えば起動するって感じだった筈だ。
今回の場合はシステムメニューと言って、システムを起動させた後、チャットを選択して、最後にチャットをしたい人の名前を言えば良いという事だ。
だが、少し待ってもヤヨイから返事が来ることは無かった。
「やっぱりダメだったか…まぁダメ元だったししょうがない、直接ヤヨイを探すか」
まぁ小説のやり方を試した所で成功したらラッキー位だし、そもそも世の中そんなに上手くないという事なのだ ろう。
まぁ小説内のゲームのシステムとユグドラシルオンラインのゲームシステムはそもそも根本から違うし、ゲームシステムをある程度引き継いでいるという共通点はあっても同じようにやって成功する訳がないか。
結局、その後もチャットをヤヨイと繋ぐ方法が思い付かなかった俺は直接ヤヨイの事を探すことにした。
となれば、避難所の入り口に戻るわけだが、ここに来るときは魔力が多い方に向かって行けば良かったが、今回は問題を解決した後またここに来るからな。
その時に迷わない様にちゃんと道を覚えながら進まないと行けない。
俺は避難所の入り口に向かって戻りながら、今回来た道を忘れないようにしっかり記憶しておく。
「さて、入り口まで戻ってきたは良いものの、ヤヨイがまだ避難所の中に居るかは分からない…どうするか」
ヤヨイを探すと言ったが、ヤヨイが無事にフィオレさんを見つけて、ブラットさんの元に連れていっていた場合、俺が避難所の中をどれだけ探してもヤヨイは見つからない。
ヤヨイの事だからフィオレさんを見つけてるとは思うけど、確証がある訳じゃない。
こんな時、連絡を取ることが出来れば現状すべての問題が一気に解決するんだけど…やっぱりコレが終わったら連絡用の魔道具でも作るか。
連絡用の道具と聞けばまず最初に思い浮かぶのは携帯だろう。
今では無くなってしまったが二十歳ぐらいまでは使っていたし想像しやすい。
だが、携帯の様な物を作るなら、複雑な回路を作ったりする必要がある…けど、まぁ生産スキルを使用すればユグドラシルオンラインの時のように生産ができるだろうからそこは気にしなくてもいいだろう。
ユグドラシルオンラインの生産は基本的に作りたいものをそれっぽく作れば生産スキルの補正でどうにかなるからな。
仮に作れなかったら作れなかったらでしょうがない、他の連絡手段を手に入れれば良いだけだからな。
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