【完結】影を使って婚約者の秘密を暴いたら、とんでもないことになりました。

運命の相手は私 side デイジー ＊微R18

数時間前に未完成の下書きを、保存しようとしたら間違えて公開ボタンを押して誤爆してしまいました。
失礼しました(；´Д`A
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「あっ、ああっ！コンラッド様！あっ、あっ、激しっ、もう少し抑えて…っ、廊下に聞こえちゃ……っ、ああー！」


王族専用サロンの中で、窓枠に手を置く私に後ろから覆い被さり、私の中を激しく穿つのはこの国の第一王子コンラッド様だ。


「うるさいこのメス豚が！！本当は激しくされて喜んでんだろ！」


バシっ！と私のお尻を強く叩きながら、彼は更に私を快楽の高みへと追い詰めていく。

普段品行方正な超絶美形の王子が、口汚く私を罵っていじめるのがたまらなく良い。

彼がずっと秘めていた欲望。
あのキャサリンは知らない、私だけに見せる姿。


そう思うだけであの女に勝ったみたいでゾクゾクする。


漫画でも大嫌いなキャラだったけど、実物はもっとスカした女で、あからさまに私を見下していてもっと嫌いになった。


コンラッド王子の運命の相手はキャサリンじゃない。
私よ。私だけが彼の全てを受け入れてあげられる。

厳しい王子教育に耐える中、常に姉弟と比較され、抑圧された環境で自分を見失い、歪んでしまった王子様。


彼は本当の自分を受け入れてくれるヒロインの私にめり込み、真実の恋をするの。


これは愛ある行為なのよ。
流石に学校ではガッツリSMプレイはできないけどね。


「デイジー！もうイクっ……」

「わ、私も……っ、ああーーっ！！」



同時に果てた後、王子は私を強く抱きしめた。
2人の荒い吐息が溶け合う。


「デイジー……好きだ。愛している。私だけのデイジー。もう私は君無しでは生きられない。君の前でだけ本当の私でいられる」

「私も貴方を愛しています。でも……貴方は私だけのものにはならない……」


泣いているような声色を出せば、王子も苦しげな声を出して謝罪を口にした。


「すまないデイジー……。私が王子という立場にありながら力が弱い為に、君には辛い思いをさせてしまっている」

「私……そのうちキャサリン様に殺されてしまうのではないかと怖いんです……っ、いつ貴方と引き離されるのかと思うと、夜も怖くて眠れないんです……っ」


「ああデイジー。可哀想に……っ。君は何も心配するな。私は君から離れるつもりはないし、キャサリンなんかと結婚するつもりもない」

「じゃあ……っ、婚約を解消するんですか⁉︎」

「解消ではない。破棄だ。私の最愛を貶める非道な女など、民を守る王族の妻には相応しくない。私が真に愛するのはデイジーだけだ」

「コンラッド様……‼︎」

「デイジーの事は私が守る。だから私に全て任せてほしい」

「はいっ、はい……っ、コンラッド様」


涙を一筋流して彼の胸に顔を埋めた。彼に見えないように私はほくそ笑む。

これで漫画通りキャサリン達は婚約破棄されて、私は逆ハーレムエンドを迎えられるわ！


イイ男に囲まれて、エッチ三昧で暮らせて、王太子妃、いずれは王妃として贅沢三昧の暮らしができるのよ？


R18漫画『過激な彼は可憐に咲く野花を溺愛する』のヒロイン最高ー‼︎ 

アブノーマルなエッチを題材にしたベタ漫画だったけど、全部愛のあるエッチで笑いあり涙ありの結構人気のある漫画だった。

入学式で推しキャラだった美形王子を見て、あまりの美しさに衝撃を受け、私は前世を思い出した。

しかもヒロイン‼︎


当然漫画通りに動くわよね。皆が抱えてるコンプレックスを私が包み込んで欲しい言葉をかけてあげれば、メインキャラは皆私に落ちた。

漫画でしか見たことない彼らとのエッチも最高に気持ち良いし、皆カッコいいし、この世界に転生できてホント幸せ！


ただ一つだけ気がかりがある。

アイツらが全然嫌がらせしてこないの。私やメインキャラの存在ガン無視で、優雅に談笑してお茶とかしてるのよ？

婚約者が私とエッチ三昧な生活してるのに無視とかおかしくない？漫画のストーリーみたいに側近達に浮気しないでと縋ってもこないし、どういう事なのか一時は焦ったわよね。

皆、婚約者とは不仲だと言っていたから、アイツらも彼らに興味がないだけとか──？

逆ざまぁを心配したけどあの漫画はそんな展開なかったはず。アブノーマルなエッチがメインの話だったから、ほぼR18シーンばっかりでそもそもざまぁ展開すらなかった気がする。

悪役令嬢とも婚約破棄して、嫌がらせの謝罪を受けて終わりで、誰も厳罰は受けなかったと思う。

だから逆ざまぁもないと思うのよね。


でも嫌がらせされないと婚約破棄イベントが発生しない。そしたら私と王子が結婚できない。そんなの絶対ダメ！だから彼女達に絡んでみたのに全然食いついてこないし‼︎

すごい焦ったけど、ちょうど良くクラスの女達が王子に守られる私に嫉妬して嫌がらせしてくれたから、全部キャサリン達のせいにしてやった。

でも軽く仲間はずれにするとか、無視するとか、ヒソヒソ陰口叩くとかショボい嫌がらせしかしないから、半分くらいは自作自演になっちゃったけどヒロイン補正で誰も気づいてない。


やっぱりこの世界は、私が愛されるように出来てるのよ！
卒業したらコンラッド王子との結婚が待ってる。

それまでは側近の彼らとの情事も楽しむつもり。


漫画でのR18シーンを全部制覇してやるわ。