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第二部 第一七章 弾劾裁判
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捕り物の一夜が明け、空は風もなく晴天に恵まれていた。
メラニアを助け出してダンジョンから出て一〇日間以上、ゴーストとしての活動を続けていて日の光を浴びていなかったため、ようやくまともに日を浴びれる身となっている。
ブラックミルズの郊外にある神殿には、商店街の連中や冒険者ギルドの職員が、とある貴族の弾劾裁判があると噂を流して人が集まり、ごった返していた。
「ベアード神殿長殿、神殿は政治不介入だったはずだが……。それにこの人だかり……私は王を迎えにあがっただけだぞ」
「サイアス宰相閣下、こたびはアクセルリオン神のご神託がありましてな。是非とも、ご参加して頂きたい」
ベアード神殿長と話す目の鋭い狐顔のやせ型の男が、ジェネシスを傀儡の王に就け、国政を牛耳っている男であった。
俺はそんな国を実権を握る男の姿を横目に見て、反対側に座るアルガドの父であり、王国の大貴族であるデルガド・クレストン公爵が苦虫を噛み潰した顔をしているのに気付いた。
すでにサイアスとデルガドは、ジェネシス出奔後の権力の空白期間を王都で互いに権力闘争を行っていた。
だが、王であるジェネシスが自らの居場所を二人に知らせ、保護をした方に力を貸すと使者を送りブラックミルズに呼びつけていたのだ。
「陛下からの使者殿が迎えにこいと言うから、こんな辺境まで迎えにきたのに、なにゆえサイアス宰相がこの場にいるのだ」
「まぁ、デルガド殿も落ち着かれよ」
ベアード神殿長がブラックミルズの領主であるデルガドを宥めつつ場を納めていた。
そんな中、準備終了の合図がメリーたちから俺に伝えられていた。
そして、俺からベアード神殿長へ目配せを送る。
「んんっ! お二方にはお待たせしましたが、本日は陛下のお出ましの前に一つ座興を用意いたしましたので、お暇つぶしにご覧あれ」
ベアード神殿長が咳ばらいをすると同時に、神殿の中から縄で縛られ顔を腫らしたアルガドが、メリーを始めとした追放者とアルマ、そしてメラニアに引き立てられてきた。
「アルガドっ!!! おい、我が家の嫡男をなにゆえ縄目にして衆人に晒しておるのだっ!!」
「これは……。アルガド殿が何か犯罪でも起こしましたかな?」
アルガドの父であるデルガドは、息子の姿に驚き、サイアス宰相はマリアンからの連絡が届いていたのか、アルガドが捕えられたのを知って喜んだ顔をしていた。
「実は、このアルガド・クレストン殿に対する弾劾裁判を行いたいと、ブラックミルズのギルドマスター殿から申し出がありましてな。お二方にもご臨席を賜りたく」
ベアード神殿長が長い眉に隠された奥の瞳を見開くと、デルガドとサイアスを見据えていた。
「犯罪だと……。だが、その前にブラックミルズのギルドマスターは私が任命したのはアルガドであったはず。いったい誰が……」
「おやおや、クレストン公爵家の嫡男殿が領内で犯罪とは……。これは、国法が定めた貴族法の面からも由々しき事態ですな」
ベアード神殿長が目配せを送ってきたので、冒険者ギルドの制服に着替え終えた俺は二人の男の前にでていった。
「お初にお目にかかります。ブラックミルズ商店街連合会会長兼ブラックミルズ商店街支部の冒険者ギルドでギルドマスターをやらせてもらっているグレイズと申します。こたびはお二人にご臨席頂き、犯罪者アルガド・クレストンに対する弾劾裁判を執りおこなわせて頂きます」
「おいっ! 下郎! 我が息子の弾劾裁判だと! 平民風情が貴族を捕えてタダで済むと思うなよ」
「デルガド殿、その発言は慎まれよ。国法は法の下に平等であると規定されているはずだ。平民であろうが貴族であろうが犯罪を犯せば罰せられる」
「クッ! サイアス……貴様っ!」
デルガドとサイアスは前王からの遺恨があり、お互いに嫌い合っているため、視線が交わるたびにいがみ合っていた。
「グレイズとやら、私たちは外野だ。遠慮なく弾劾裁判を始めよ。これは、王国宰相としての命令である」
マリアンを通じてアルガドをたぶらかし、クレストン家の失脚を狙っていたサイアスは『我が策成れり』と思ったらしく、俺に弾劾裁判を進めるように促してきた。
「グレイズとやら、貴様が裁こうとするのは貴様の住むブラックミルズを領有するクレストン家の嫡男であることを忘れるなよっ! 息子に罪なくば、お前がこの地で生きられると思うな」
一方、息子を犯罪者として引き立てられたデルガドの目は血走り、俺を呪い殺しそうな勢いで睨みつけてきていた。
そんな二人の視線を受けつつ、一礼を返すと、集まった一般市民の方へ向き、弾劾裁判の開催を告げていく。
「ただいまより、クレストン家嫡男であり、ブラックミルズ冒険者ギルドのギルドマスターであるアルガド・クレストンの弾劾裁判の開催を宣言するっ!! 最初に犯罪内容の確認を」
集まった者たちへ見やすいように大きな幕にアルガドの犯した罪が大書されて物が冒険者たちの手で広げられていく。
幕に書かれた内容を見た者が字が読めない者へ伝える声で会場はざわついていた。
「一つ、アルガド・クレストンは治安を維持する権限を有するブラックミルズの冒険者ギルドのギルドマスターの地位にありながら、国法で違法と定められた物を売買する闇市開催を主導し、その事実を周囲に漏らさぬための場所を提供していた。違法品の販売は国法に触れる行為であり、開催した者、又は開催に関与した者は死罪、または身分剥奪の上奴隷落ちと規定されている」
チラリとデルガドの方を見たが、アルガドが闇市を開催していたとは知らなかったようで、顔色が青く変化していた。
「お、お前! 我が家の息子が闇市を開催しただと!! 証拠を示せ! 証拠を!! 言いがかりも甚だしいぞ」
息子の不行跡を認める訳にはいかないデルガドが証拠を示せと強弁していくる。
「お待ちくださいませ、只今証人をお連れします」
俺が指をパチンと鳴らすと、闇市を仕切っていたヴィケットが連れ出されてきていた。
「アルガドが闇市を開催した証人として、フラマー商会のヴィケット会頭にお越し頂きました。では、ヴィケット殿、証言を頼みます」
事前に罪を減じることを前提に、アルガドの闇市関与を証言しろとヴィケットに対して、ジェイミーが『お願い』をしたため、顔が青黒く腫れている。
そんなヴィケットの姿を見たアルガドが大きく首を振って喚きたそうにしているが、猿轡のせいで声が出ない様子であった。
「フラマー商会のヴィケットと申します。さきほど、グレイズ殿のおっしゃられた通り、私はブラックミルズにてアルガドの手先として闇市を取り仕切っておりました。私はアルガドの元使用人で、闇市の資金で大きく成長したフラマー商会はアルガドが実質的なオーナーとなっております。闇市開催はすべてアルガドの遊興費を稼ぐために計画されたことで、私は指示通りに開催しただけなのです。私には拒否権がなかったのです。逆らえば、死が訪れると知っていて拒否などできるわけがありませんでしょう!! 私もアルガドの被害者なのですっ!」
ヴィケットは散々に痛めつけられた後、提示された減刑の申し出に縋りついたことで、アルガドを見切り、自己保身に走っていた。
ただ、減刑といっても闇市に関われば、死罪又は奴隷落ちなので、減刑されても初老に近いヴィケットの残りの人生は牢獄の中が大半になるはずであった。
自分を裏切って売ったヴィケットに、アルガドが怒りを覚えたのか掴みかかろうとして走り出すが、メリーによって縄を引き戻され、無残に地面に転がっていた。
「ほぅ、闇市の開催とは……これは大問題ですなぁ。デルガド殿、どうされるつもりですかな?」
したり顔でデルガドを見るサイアスであるが、そっちも色々と悪事の尻尾は握っているので、今のうちだけは楽しい気分に浸らせてやるつもりであった。
メラニアを助け出してダンジョンから出て一〇日間以上、ゴーストとしての活動を続けていて日の光を浴びていなかったため、ようやくまともに日を浴びれる身となっている。
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俺はそんな国を実権を握る男の姿を横目に見て、反対側に座るアルガドの父であり、王国の大貴族であるデルガド・クレストン公爵が苦虫を噛み潰した顔をしているのに気付いた。
すでにサイアスとデルガドは、ジェネシス出奔後の権力の空白期間を王都で互いに権力闘争を行っていた。
だが、王であるジェネシスが自らの居場所を二人に知らせ、保護をした方に力を貸すと使者を送りブラックミルズに呼びつけていたのだ。
「陛下からの使者殿が迎えにこいと言うから、こんな辺境まで迎えにきたのに、なにゆえサイアス宰相がこの場にいるのだ」
「まぁ、デルガド殿も落ち着かれよ」
ベアード神殿長がブラックミルズの領主であるデルガドを宥めつつ場を納めていた。
そんな中、準備終了の合図がメリーたちから俺に伝えられていた。
そして、俺からベアード神殿長へ目配せを送る。
「んんっ! お二方にはお待たせしましたが、本日は陛下のお出ましの前に一つ座興を用意いたしましたので、お暇つぶしにご覧あれ」
ベアード神殿長が咳ばらいをすると同時に、神殿の中から縄で縛られ顔を腫らしたアルガドが、メリーを始めとした追放者とアルマ、そしてメラニアに引き立てられてきた。
「アルガドっ!!! おい、我が家の嫡男をなにゆえ縄目にして衆人に晒しておるのだっ!!」
「これは……。アルガド殿が何か犯罪でも起こしましたかな?」
アルガドの父であるデルガドは、息子の姿に驚き、サイアス宰相はマリアンからの連絡が届いていたのか、アルガドが捕えられたのを知って喜んだ顔をしていた。
「実は、このアルガド・クレストン殿に対する弾劾裁判を行いたいと、ブラックミルズのギルドマスター殿から申し出がありましてな。お二方にもご臨席を賜りたく」
ベアード神殿長が長い眉に隠された奥の瞳を見開くと、デルガドとサイアスを見据えていた。
「犯罪だと……。だが、その前にブラックミルズのギルドマスターは私が任命したのはアルガドであったはず。いったい誰が……」
「おやおや、クレストン公爵家の嫡男殿が領内で犯罪とは……。これは、国法が定めた貴族法の面からも由々しき事態ですな」
ベアード神殿長が目配せを送ってきたので、冒険者ギルドの制服に着替え終えた俺は二人の男の前にでていった。
「お初にお目にかかります。ブラックミルズ商店街連合会会長兼ブラックミルズ商店街支部の冒険者ギルドでギルドマスターをやらせてもらっているグレイズと申します。こたびはお二人にご臨席頂き、犯罪者アルガド・クレストンに対する弾劾裁判を執りおこなわせて頂きます」
「おいっ! 下郎! 我が息子の弾劾裁判だと! 平民風情が貴族を捕えてタダで済むと思うなよ」
「デルガド殿、その発言は慎まれよ。国法は法の下に平等であると規定されているはずだ。平民であろうが貴族であろうが犯罪を犯せば罰せられる」
「クッ! サイアス……貴様っ!」
デルガドとサイアスは前王からの遺恨があり、お互いに嫌い合っているため、視線が交わるたびにいがみ合っていた。
「グレイズとやら、私たちは外野だ。遠慮なく弾劾裁判を始めよ。これは、王国宰相としての命令である」
マリアンを通じてアルガドをたぶらかし、クレストン家の失脚を狙っていたサイアスは『我が策成れり』と思ったらしく、俺に弾劾裁判を進めるように促してきた。
「グレイズとやら、貴様が裁こうとするのは貴様の住むブラックミルズを領有するクレストン家の嫡男であることを忘れるなよっ! 息子に罪なくば、お前がこの地で生きられると思うな」
一方、息子を犯罪者として引き立てられたデルガドの目は血走り、俺を呪い殺しそうな勢いで睨みつけてきていた。
そんな二人の視線を受けつつ、一礼を返すと、集まった一般市民の方へ向き、弾劾裁判の開催を告げていく。
「ただいまより、クレストン家嫡男であり、ブラックミルズ冒険者ギルドのギルドマスターであるアルガド・クレストンの弾劾裁判の開催を宣言するっ!! 最初に犯罪内容の確認を」
集まった者たちへ見やすいように大きな幕にアルガドの犯した罪が大書されて物が冒険者たちの手で広げられていく。
幕に書かれた内容を見た者が字が読めない者へ伝える声で会場はざわついていた。
「一つ、アルガド・クレストンは治安を維持する権限を有するブラックミルズの冒険者ギルドのギルドマスターの地位にありながら、国法で違法と定められた物を売買する闇市開催を主導し、その事実を周囲に漏らさぬための場所を提供していた。違法品の販売は国法に触れる行為であり、開催した者、又は開催に関与した者は死罪、または身分剥奪の上奴隷落ちと規定されている」
チラリとデルガドの方を見たが、アルガドが闇市を開催していたとは知らなかったようで、顔色が青く変化していた。
「お、お前! 我が家の息子が闇市を開催しただと!! 証拠を示せ! 証拠を!! 言いがかりも甚だしいぞ」
息子の不行跡を認める訳にはいかないデルガドが証拠を示せと強弁していくる。
「お待ちくださいませ、只今証人をお連れします」
俺が指をパチンと鳴らすと、闇市を仕切っていたヴィケットが連れ出されてきていた。
「アルガドが闇市を開催した証人として、フラマー商会のヴィケット会頭にお越し頂きました。では、ヴィケット殿、証言を頼みます」
事前に罪を減じることを前提に、アルガドの闇市関与を証言しろとヴィケットに対して、ジェイミーが『お願い』をしたため、顔が青黒く腫れている。
そんなヴィケットの姿を見たアルガドが大きく首を振って喚きたそうにしているが、猿轡のせいで声が出ない様子であった。
「フラマー商会のヴィケットと申します。さきほど、グレイズ殿のおっしゃられた通り、私はブラックミルズにてアルガドの手先として闇市を取り仕切っておりました。私はアルガドの元使用人で、闇市の資金で大きく成長したフラマー商会はアルガドが実質的なオーナーとなっております。闇市開催はすべてアルガドの遊興費を稼ぐために計画されたことで、私は指示通りに開催しただけなのです。私には拒否権がなかったのです。逆らえば、死が訪れると知っていて拒否などできるわけがありませんでしょう!! 私もアルガドの被害者なのですっ!」
ヴィケットは散々に痛めつけられた後、提示された減刑の申し出に縋りついたことで、アルガドを見切り、自己保身に走っていた。
ただ、減刑といっても闇市に関われば、死罪又は奴隷落ちなので、減刑されても初老に近いヴィケットの残りの人生は牢獄の中が大半になるはずであった。
自分を裏切って売ったヴィケットに、アルガドが怒りを覚えたのか掴みかかろうとして走り出すが、メリーによって縄を引き戻され、無残に地面に転がっていた。
「ほぅ、闇市の開催とは……これは大問題ですなぁ。デルガド殿、どうされるつもりですかな?」
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