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最終章 そして、伝説へ
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翌日、探索拠点を作るための物資を背負うと『追放者』のメンバーと、おっさんず、そしてブラックミルズの冒険者から選抜した総勢二〇名を率いてラムザ鉱山への山道へと来ていた。
「思ってた通り、山道の道幅は狭いな……木々も密生してて昼間でも薄暗い。魔物がこっちにまであふれ出しているかもしれないんで、みんな油断せずに行くぞ」
「「「「「はい」」」」」
ラムザ鉱山は鉄を産出していた鉱山だったが、十数年前に採掘量の激減によって閉山されていた。
おかげで鉄を運び出すために使われていた山道は整備されなくなり、木々や下草が道幅をかなり狭め、その道も通る者がいないため苔が覆っている箇所もあった。
こりゃあ、魔物にだけ気を付けておけばいいって場所でもないなぁ。
「わふうぅう(あたしとファーマちゃんで偵察先行しますね)」
「はーい、ハクちゃん。ファーマはねー、こういう道大好き―。なんか、ダンジョンに潜るのと違って木の匂いとかいっぱいするから」
「ファーマ、ハク、偵察は頼むぞ。くれぐれも魔物と足元には気を付けてくれ」
「はーい」
偵察を買って出てくれたハクとファーマが苔むした山道を駆け上がっていく。
俺たちはそんな二人の後を慎重に足元を見ながら上がっていくことにした。
山道は険しい傾斜や、崖のように切り立った箇所があったが、みんなで協力しあって無事に切り抜けられ、俺たちは閉山されたラムザ鉱山の前に来ていた。
「グレイズさん、このラムザ鉱山の中は無数の坑道が掘り抜かれているんで、印の残してある道以外は通らないでください。迷ったら見つけられる自信はオレらでもないんで」
先発隊としてこのラムザ鉱山を抜け、絶望都市を偵察してきた冒険者が注意を喚起してきた。
確かに閉山しているため鉱山の中はかなり暗く、案内がいなければ迷子になるというのは納得ができるな。
「おう、了解した。さすがに俺も真っ暗な鉱山で迷ったら出られないかと思うんでな」
「わふうう(最悪、鉱山ごと吹き飛ばせば脱出できそうですけどね。というか、面倒だから鉱山ごとふっ飛ばします? どうせ、閉山してますし)」
「わー、ハクちゃん、頭いいねー」
「ハク、それナイスアイディア」
「そうね。どうせ閉山している鉱山だし、周囲も人家は全くないしね。急ぎの旅でもあるし、鉱山を吹き飛ばした方が移動しやすくなるかも」
「皆さんが賛成なら、私も賛成です」
「閉山したラムザ鉱山は、債務の帳消しを条件にブラックミルズ家の所有になっていたはずです。わたくしとしては破壊して頂いても問題はないかと」
「メラニアー、おやつー、妾は歩いてお腹空いたのじゃー」
うちのメンバーはなんでか攻撃性が高い気がしてならない。
確かに鉱山ごと吹き飛ばせば移動は楽になるんだがな……。
やり方がちょっと派手過ぎじゃないだろうか。
「あー、いいっすね。地権者たる姉上の許可もあるし、オレも許可しますよ。グレイズさん、ちょっとこの鉱山を吹き飛ばしてもらっていいっすか?」
ジェネシスまで、その気になってしまったようだ。
ふぅ、あんまり能力を使って目立ちたくないんだがな……。
「わふぅ(大丈夫です。現在のグレイズさんの活躍はあたしが天なる国へライブ中継してますから。アクセルリオン神もご照覧されているんで派手にいきましょう。派手に)」
「ふぅ、分かった。分かった。緊急事態につき、移動速度向上のためラムザ鉱山の完全爆破を行うよ」
絶望都市への到着が遅れれば遅れるほど、強い魔物が溢れだしてくる可能性もあるしな。
時間を有効に使うため、ここは鉱山ごと吹き飛ばした方がいいかもしれん。
「ほ、本当に鉱山ごと吹き飛ばします?」
先発隊だった冒険者が確認を取ってきた。
俺も吹き飛ばしたくはないんだがな……。
事態が事態なんで時間が惜しい。
「ああ、すまないが落石とかの危険もあるんで、どこか安全な場所で身を隠してくれ」
「心配ない。私が物理障壁を張ればよい。岩くらいならビクともしない。特等席でグレイズが山を吹き飛ばすところ見られる」
カーラが前に進み出ると、支援魔法の詠唱を始めた。
そして、俺たちの周囲が青みを帯びた薄い膜に覆われていった。
「カーラさんの物理障壁内で大人しく見学してますわ。グレイズさんの山飛ばし、あとでブラックミルズで待ってる連中に自慢してやりますよ」
先発隊の冒険者が、俺のことを見てニヤニヤと笑っていた。
彼も俺が神器の所有者だと知っており、またサイアスを脅す際、平原に大穴を開けたことを知っていた。
「あんまり尾ひれを付けて喋らんでくれよ。最近は、誇張されて話されることが多くて困っているんだからな」
「へーい。だいたい、誇張して喋っているのはジェネシス陛下ですけどね。オレらは素のグレイズさん知ってますし」
「誇張された噂の出どころはジェネシスだったのか?」
先発隊の冒険者の言葉に、ジロリと視線をジェネシスに移した。
「♪~♪~♪~」
あいつ、絶対に誤魔化しているぞ。
まさか、俺の力を誇張して伝えて、王に据えようとか思ってないだろうな。
「ジェネシス、あんまり誇張した俺の噂を流してると、王都に送り帰すからな」
「ええぇ! グレイズさん、それはないっすよ! オレはグレイズさんのためを思って――」
「はいはい、俺のことよりもお前自身の修行の方が大事だからな。さぼってると王都に帰って王様の仕事をしてもらうぞー」
「そんなぁ」
何か言いたそうにしているジェネシスを置いて、俺は鉱山の前に立つと、最大級の火球のイメージをしていった。
「でっかいねー。さすが、グレイズさんだぁー」
「わふう(ライブ視聴者もいっぱい増えてますよ! さぁ、ドカンとやってください。ドカンと)」
「心配だからもう一段物理障壁を張っておく」
「壮観ねー。いやー鉱山が吹っ飛ぶなんて見えることないもんね」
「私も多少お手伝いした方がいいのでしょうか……」
「クィーンちゃん、今からグレイズ様が鉱山を吹き飛ばしてくれるそうなので、それまでおやつ食べましょうか」
「やったー! メラニアー、今日のおやつはー」
メンバーたちもすでに観戦モードに入っていた。
火球もこれくらいであれば、鉱山ごと吹き飛ばせそうだ。
「おし、みんな今から吹き飛ばすからな。いくぞ」
俺は、手の上にできた巨大な火球を鉱山に向けてぶん投げた。
巨大な火球は空気を切り裂く音を発し、鉱山の入口へと着弾する。
「うぉおおおおおっ! やっべええ! すごい壮観な場面っすよ! 鉱山が、鉱山が炎の塊に飲まれて消えていくっすぅううう」
火球は爆発せずに、そのままの形を維持して進み、鉱山を飲み込んでいく。
着弾爆発のイメージを排除して、一定時間後に爆発するように調整しておいた。
内部から爆発させないときれいに更地化できないと思うからな。
さて、そろそろ時間のはず……。
巨大火球はジリジリと鉱山を飲み込みながら、中心部に進んでいった。
そして、強い光を発したかと思うと、大爆発を起こした。
「わふううう(いやっふーっ!! 最高です。最高にいい画が撮れました)」
「わぁあああっ! 綺麗に山がなくなったよー!」
「さすがグレイズ。できる男の魔法はすごい」
「相変わらずすごい力よねー。きれいに山頂まで吹き飛んだわ」
「あの威力……私ももっと修行しないと」
「さすがグレイズ様ですね。被害もほとんどなく、鉱山を一つ吹き飛ばしてしまいました」
「綺麗に飛んだねー。中々、面白い余興だったのじゃ」
爆発で細かく粉砕された小石の雨が、カーラの物理障壁に当たって、跳ね返っていた。
鉱山のあった場所は綺麗に山の部分が吹き飛び、一面が更地と化していた。
「思ってた通り、山道の道幅は狭いな……木々も密生してて昼間でも薄暗い。魔物がこっちにまであふれ出しているかもしれないんで、みんな油断せずに行くぞ」
「「「「「はい」」」」」
ラムザ鉱山は鉄を産出していた鉱山だったが、十数年前に採掘量の激減によって閉山されていた。
おかげで鉄を運び出すために使われていた山道は整備されなくなり、木々や下草が道幅をかなり狭め、その道も通る者がいないため苔が覆っている箇所もあった。
こりゃあ、魔物にだけ気を付けておけばいいって場所でもないなぁ。
「わふうぅう(あたしとファーマちゃんで偵察先行しますね)」
「はーい、ハクちゃん。ファーマはねー、こういう道大好き―。なんか、ダンジョンに潜るのと違って木の匂いとかいっぱいするから」
「ファーマ、ハク、偵察は頼むぞ。くれぐれも魔物と足元には気を付けてくれ」
「はーい」
偵察を買って出てくれたハクとファーマが苔むした山道を駆け上がっていく。
俺たちはそんな二人の後を慎重に足元を見ながら上がっていくことにした。
山道は険しい傾斜や、崖のように切り立った箇所があったが、みんなで協力しあって無事に切り抜けられ、俺たちは閉山されたラムザ鉱山の前に来ていた。
「グレイズさん、このラムザ鉱山の中は無数の坑道が掘り抜かれているんで、印の残してある道以外は通らないでください。迷ったら見つけられる自信はオレらでもないんで」
先発隊としてこのラムザ鉱山を抜け、絶望都市を偵察してきた冒険者が注意を喚起してきた。
確かに閉山しているため鉱山の中はかなり暗く、案内がいなければ迷子になるというのは納得ができるな。
「おう、了解した。さすがに俺も真っ暗な鉱山で迷ったら出られないかと思うんでな」
「わふうう(最悪、鉱山ごと吹き飛ばせば脱出できそうですけどね。というか、面倒だから鉱山ごとふっ飛ばします? どうせ、閉山してますし)」
「わー、ハクちゃん、頭いいねー」
「ハク、それナイスアイディア」
「そうね。どうせ閉山している鉱山だし、周囲も人家は全くないしね。急ぎの旅でもあるし、鉱山を吹き飛ばした方が移動しやすくなるかも」
「皆さんが賛成なら、私も賛成です」
「閉山したラムザ鉱山は、債務の帳消しを条件にブラックミルズ家の所有になっていたはずです。わたくしとしては破壊して頂いても問題はないかと」
「メラニアー、おやつー、妾は歩いてお腹空いたのじゃー」
うちのメンバーはなんでか攻撃性が高い気がしてならない。
確かに鉱山ごと吹き飛ばせば移動は楽になるんだがな……。
やり方がちょっと派手過ぎじゃないだろうか。
「あー、いいっすね。地権者たる姉上の許可もあるし、オレも許可しますよ。グレイズさん、ちょっとこの鉱山を吹き飛ばしてもらっていいっすか?」
ジェネシスまで、その気になってしまったようだ。
ふぅ、あんまり能力を使って目立ちたくないんだがな……。
「わふぅ(大丈夫です。現在のグレイズさんの活躍はあたしが天なる国へライブ中継してますから。アクセルリオン神もご照覧されているんで派手にいきましょう。派手に)」
「ふぅ、分かった。分かった。緊急事態につき、移動速度向上のためラムザ鉱山の完全爆破を行うよ」
絶望都市への到着が遅れれば遅れるほど、強い魔物が溢れだしてくる可能性もあるしな。
時間を有効に使うため、ここは鉱山ごと吹き飛ばした方がいいかもしれん。
「ほ、本当に鉱山ごと吹き飛ばします?」
先発隊だった冒険者が確認を取ってきた。
俺も吹き飛ばしたくはないんだがな……。
事態が事態なんで時間が惜しい。
「ああ、すまないが落石とかの危険もあるんで、どこか安全な場所で身を隠してくれ」
「心配ない。私が物理障壁を張ればよい。岩くらいならビクともしない。特等席でグレイズが山を吹き飛ばすところ見られる」
カーラが前に進み出ると、支援魔法の詠唱を始めた。
そして、俺たちの周囲が青みを帯びた薄い膜に覆われていった。
「カーラさんの物理障壁内で大人しく見学してますわ。グレイズさんの山飛ばし、あとでブラックミルズで待ってる連中に自慢してやりますよ」
先発隊の冒険者が、俺のことを見てニヤニヤと笑っていた。
彼も俺が神器の所有者だと知っており、またサイアスを脅す際、平原に大穴を開けたことを知っていた。
「あんまり尾ひれを付けて喋らんでくれよ。最近は、誇張されて話されることが多くて困っているんだからな」
「へーい。だいたい、誇張して喋っているのはジェネシス陛下ですけどね。オレらは素のグレイズさん知ってますし」
「誇張された噂の出どころはジェネシスだったのか?」
先発隊の冒険者の言葉に、ジロリと視線をジェネシスに移した。
「♪~♪~♪~」
あいつ、絶対に誤魔化しているぞ。
まさか、俺の力を誇張して伝えて、王に据えようとか思ってないだろうな。
「ジェネシス、あんまり誇張した俺の噂を流してると、王都に送り帰すからな」
「ええぇ! グレイズさん、それはないっすよ! オレはグレイズさんのためを思って――」
「はいはい、俺のことよりもお前自身の修行の方が大事だからな。さぼってると王都に帰って王様の仕事をしてもらうぞー」
「そんなぁ」
何か言いたそうにしているジェネシスを置いて、俺は鉱山の前に立つと、最大級の火球のイメージをしていった。
「でっかいねー。さすが、グレイズさんだぁー」
「わふう(ライブ視聴者もいっぱい増えてますよ! さぁ、ドカンとやってください。ドカンと)」
「心配だからもう一段物理障壁を張っておく」
「壮観ねー。いやー鉱山が吹っ飛ぶなんて見えることないもんね」
「私も多少お手伝いした方がいいのでしょうか……」
「クィーンちゃん、今からグレイズ様が鉱山を吹き飛ばしてくれるそうなので、それまでおやつ食べましょうか」
「やったー! メラニアー、今日のおやつはー」
メンバーたちもすでに観戦モードに入っていた。
火球もこれくらいであれば、鉱山ごと吹き飛ばせそうだ。
「おし、みんな今から吹き飛ばすからな。いくぞ」
俺は、手の上にできた巨大な火球を鉱山に向けてぶん投げた。
巨大な火球は空気を切り裂く音を発し、鉱山の入口へと着弾する。
「うぉおおおおおっ! やっべええ! すごい壮観な場面っすよ! 鉱山が、鉱山が炎の塊に飲まれて消えていくっすぅううう」
火球は爆発せずに、そのままの形を維持して進み、鉱山を飲み込んでいく。
着弾爆発のイメージを排除して、一定時間後に爆発するように調整しておいた。
内部から爆発させないときれいに更地化できないと思うからな。
さて、そろそろ時間のはず……。
巨大火球はジリジリと鉱山を飲み込みながら、中心部に進んでいった。
そして、強い光を発したかと思うと、大爆発を起こした。
「わふううう(いやっふーっ!! 最高です。最高にいい画が撮れました)」
「わぁあああっ! 綺麗に山がなくなったよー!」
「さすがグレイズ。できる男の魔法はすごい」
「相変わらずすごい力よねー。きれいに山頂まで吹き飛んだわ」
「あの威力……私ももっと修行しないと」
「さすがグレイズ様ですね。被害もほとんどなく、鉱山を一つ吹き飛ばしてしまいました」
「綺麗に飛んだねー。中々、面白い余興だったのじゃ」
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鉱山のあった場所は綺麗に山の部分が吹き飛び、一面が更地と化していた。
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