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再会 side真乃
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「オレのこと、覚えてる?」
"親睦会"という名目で開催された合コンの席、目の前に座るいかにも遊んでそうな風貌で顔色が悪い男の第一声はそれだった。
「……初対面の筈ですが?」
どうせ人数合わせ、愛想を振り撒くつもりもない私は、その男を冷たく突き放すように言葉を投げた。
(おひとり様人生謳歌中なのに、遊び人男にロックオンされるなんてまっぴらごめんだもんね)
一瞬でその場の空気が凍りつく。
手元の可愛らしい色のカクテルを一気に飲み干し、主催者の小林美春(同僚)に一礼して席から立ち上がろうとした。
《では、私はこれで》
言いかけた私の口を手のひらで塞ぐ美春さん。
「ごめんなさ~い。この子緊張してるみたいで。」
男達に柔らかい清楚スマイルを向けながら、テーブルの下では私の上着の裾をちぎれる程の力で掴んで無言の圧をかける。
仕方なく、浮かせた腰を再び椅子に貼り付けた。
"親睦会"という名目で開催された合コンの席、目の前に座るいかにも遊んでそうな風貌で顔色が悪い男の第一声はそれだった。
「……初対面の筈ですが?」
どうせ人数合わせ、愛想を振り撒くつもりもない私は、その男を冷たく突き放すように言葉を投げた。
(おひとり様人生謳歌中なのに、遊び人男にロックオンされるなんてまっぴらごめんだもんね)
一瞬でその場の空気が凍りつく。
手元の可愛らしい色のカクテルを一気に飲み干し、主催者の小林美春(同僚)に一礼して席から立ち上がろうとした。
《では、私はこれで》
言いかけた私の口を手のひらで塞ぐ美春さん。
「ごめんなさ~い。この子緊張してるみたいで。」
男達に柔らかい清楚スマイルを向けながら、テーブルの下では私の上着の裾をちぎれる程の力で掴んで無言の圧をかける。
仕方なく、浮かせた腰を再び椅子に貼り付けた。
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