1 / 28
1話 粗大ゴミだからってなんでもかんでも持って帰っていいわけじゃない!
しおりを挟む
世の中は目まぐるしく変化し、新しいモノを生む。そしてまだ使えるモノも、少し修理すればまだまだ使えるモノも捨てられていく。
粗大ゴミ、不燃ゴミ。佐野卯月14歳。私はこの回収日をいつも楽しみにいる。何故ならたくさんのお宝が眠っているからだ。
※勝手に持って帰ってはいけません!
今日は爽やかな風が吹き抜け、気持ちの良い天気だ。雲ひとつ見当たらない。歩きながら空を見上げ、中学校へ向かう。
立ち話が耳に入る。
「ねぇ聞いてよ、明太子公園の入り口の側に粗大ゴミが置いてあったのよ~~」
「公園の側に捨てるってどうなの?」
今日は粗大ゴミの回収があるらしい。近所に住む、噂好きなおばさまたちが何か話している。私としては、これは気になる。
少し不審に思うだろうか。電柱の影に隠れ、聞き耳を立てることにした。
「それもね、アレは捨てちゃダメだと思うの。流石に回収できないと思うわ~~」
「むしろ通報した方がいいんじゃないの?」
(何が捨てられているんだ?)
気になる気になる気になる気になる気になる気になる超気になる。
中学校へ向かうはずだった足は、気になり過ぎて、いつの間にか明太子公園へと向かっていた。
粗大ゴミ、不燃ゴミ。佐野卯月14歳。私はこの回収日をいつも楽しみにいる。何故ならたくさんのお宝が眠っているからだ。
※勝手に持って帰ってはいけません!
今日は爽やかな風が吹き抜け、気持ちの良い天気だ。雲ひとつ見当たらない。歩きながら空を見上げ、中学校へ向かう。
立ち話が耳に入る。
「ねぇ聞いてよ、明太子公園の入り口の側に粗大ゴミが置いてあったのよ~~」
「公園の側に捨てるってどうなの?」
今日は粗大ゴミの回収があるらしい。近所に住む、噂好きなおばさまたちが何か話している。私としては、これは気になる。
少し不審に思うだろうか。電柱の影に隠れ、聞き耳を立てることにした。
「それもね、アレは捨てちゃダメだと思うの。流石に回収できないと思うわ~~」
「むしろ通報した方がいいんじゃないの?」
(何が捨てられているんだ?)
気になる気になる気になる気になる気になる気になる超気になる。
中学校へ向かうはずだった足は、気になり過ぎて、いつの間にか明太子公園へと向かっていた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる