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第三章【決別】
3-6 星空を見つめて
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【 10分後 】
猛竜騎士「…よしっ」
猛竜騎士「血も止まったし、痛みもなしで…問題はないな」クイクイッ…
魔剣士「…で、治療が終わったわけだが」
魔剣士「なんで追撃を止めたか教えてくれよ。俺らを殺しに来たやつじゃねえのか!?」
猛竜騎士「んま、バウンティハンターだろうな」
魔剣士「…やっぱりか。なんで止めたんだよ!」
猛竜騎士「お前と変わらない歳のガキを、追い込んで殺せるかよ」
魔剣士「…そういや、俺と同じくらいだったな」
猛竜騎士「あの若さで、恐らく人殺しや多くの修羅場をくぐってきたんだろう」
猛竜騎士「落ち着きや反応力、今のお前では追ったところで勝つことが出来なかっただろうって話」
魔剣士「は…?俺が、あんなガキに負けるってか?」
猛竜騎士「お前が最後に放った顔面への火炎の爆発魔法で何も感じなかったのか?」
魔剣士「あ?」
猛竜騎士「…何事もなく立ち上がっただろう。あれは、爆発を寸前で読んで顔をわずかにずらしたんだ」
魔剣士「!」
猛竜騎士「魔法の軌道を読み、咄嗟の対応力もある。あれはレベルの違う相手だ」
魔剣士「マジかよ……」
猛竜騎士「しかしなんだ、あのタイプはしつこいぞ…」
猛竜騎士「面倒くせー相手だし、あいつが着いてくるのに気づいたら、俺が着いてこれないようにするが……」
魔剣士「…」
魔剣士「……待ってくれ、オッサン」
猛竜騎士「ん」
魔剣士「…面白いじゃねえか。俺は負けるのが一番嫌いなんだよ」
猛竜騎士「ふむ?」
魔剣士「次に会ったら、俺にやらせてくれ。オッサンが言うほど、俺が弱くねーところ見せてやるっつーの」
猛竜騎士「……やれやれ」
白姫「ら、ライバルってやつだねっ!本で読んだことあるよ!」
魔剣士「…ライバル?」
魔剣士「はっはっは、そんなんじゃねえよ。なんせ、俺の相手にならねぇだろうからな!」ハッハッハ!
猛竜騎士(……全く)
魔剣士「はーっはっはっはっ!」
猛竜騎士「…ま、今日は寝よう」
猛竜騎士「明日も歩きだし、朝早く出発予定だ」
猛竜騎士「体力温存も冒険者としての仕事だからな」フワァ…
魔剣士「む…」
猛竜騎士「魔族や獣が寄り付かないように、炎は最小限で留めておく。それと、白姫を挟む形で寝るからな」
魔剣士「あいよ」
猛竜騎士「何かあった時のため、気配が読めるように…意識は切らし過ぎないようにな」
白姫「…お、お世話になります」ペコッ
魔剣士「おう」
猛竜騎士「んじゃ、お休みっと……」
…ゴロンッ
魔剣士「ふわぁ…。お休み……」
……ゴロンッ
白姫「あっ、おやすみなさい…」
魔剣士「…」
魔剣士「…」
魔剣士「……ぐぅ」スゥッ…
白姫「!」
白姫「は、早い……」
魔剣士「すぅ…すぅ……」スヤスヤ
三人がそれぞれ横になると、まず始めに魔剣士が即座に眠りに落ちた。
重い食料を運んだこともあるだろうが、
何よりも「冒険者とは戦いだ!」の精神だったため、
今回の魔獣への餌付けや、平原の続く変わり映えのない風景に疲労感を覚えてしまっていたのだ。
白姫はそれを見てクスっと笑みを浮かべ……
(……私も、寝ようかな)
小さく欠伸をし、白姫も静かに横になった。
本来ならば、ただでさえ体力がない白姫はすぐに眠りに堕ちるはず。
しかし、その寝ころんだ先の空には、月と幾千の星が煌き、
白姫は心をトクンと鳴らした。
白姫(…)
白姫(……ふぅ)
白姫(……空が、星が、凄く輝いてる)キラキラ…
白姫(魔剣士と出会って、猛竜騎士さんと出会えて、こんな体験ができるなんて……)
白姫(こんな広い大地の下で、こんな風に横になって星を見れる日が来るなんて……)
白姫(……うんっ)
白姫(ずっとずっと思ってた。いつか、外の世界を見てみたい、歩いてみたいって)
白姫(だけど、お父様の下で、それは叶わないことだって思ってた)
白姫(おてんばかもしれないけど、凄く…楽しい。凄く、嬉しい……)ドキドキ…
白姫(……だけど、危険が伴う旅だっていうのは今日のことでよくわかった。)
白姫(それに、たぶん……)
白姫(お父様の話も聞いて、猛竜騎士さんの目を見て、何となしに何か…感じることもある)
白姫(…っ)
夜というものは、どうしてか眠れぬ日が必ずある。
妙に目が冴え、考え、どうしても眠りへつけないのだ。
そして、それは不安感へと変わっていく……。
白姫(始まったばかりの旅だけど、もしかしたら……)
白姫(……っ)
白姫(……ううん)
白姫(今は、目の前を楽しんで、目の前に集中していこうっ!)
白姫(魔剣士も、猛竜騎士さんも、私のために色々やってくれてるんだから……)
白姫(私が元気じゃないと、楽しまないと…!)
白姫(そうだよ、楽しまないと……っ!)
どこか不安の残る想いもあったが、自分を納得させる白姫。
きっと、誰かが声をかけねばその夜は寝られなかったかもしれない。
だが、猛竜騎士はそのわずかな空気を感じ取り……。
猛竜騎士「…」
猛竜騎士「……休めそうにないのか?」ボソッ
白姫「ひゃっ!?」ビクッ!
猛竜騎士「あ、すまん。驚かせたか」
白姫「…い、いえ。まだ起きていたんですね」
猛竜騎士「休んではいるが、常に周りの気配を読んでいるからな。姫様が妙に目が冴えていることに気づいてしまったよ」
白姫「ば、バレバレだったんですか…」エヘヘ…
猛竜騎士「さすがに、こういった野宿らしい野宿はしたことがなくて辛いか?」
白姫「え?」
猛竜騎士「温かいベッドが恋しいだろうが、それは…」
白姫「…い、いえ!違います!」
猛竜騎士「お…?」
白姫「昼間に怒られましたけど、やっぱり現実味がなくて、夢みたいで、でも…叶ってて」
白姫「こんなに美しい夜空を見ながら、広い大地で寝っころがれるなんて…嬉しくて……」
猛竜騎士「…俺が思ったより、よっぽど外の世界に愛情があるんだな、姫様は」
白姫「愛情っていうか、抑えられていた反動かもしれませんけど…」
猛竜騎士「…」
白姫「うん…」
猛竜騎士「……そうか。だが、楽しいと思っていることは何より嬉しいだろうな」
白姫「嬉しい…だろうな?」
猛竜騎士「魔剣士のことだよ。魔剣士は、姫様がそう喜ぶことがきっと嬉しくて…力になっていると思うぞ」
白姫「そうなんですか…?」
猛竜騎士「あぁ、きっとそうさ」ハハハ
白姫「…そっか」
白姫「そっかぁ……」クスッ…
猛竜騎士「…夜空を楽しむのはいいが、明日に支障をきたすやもしれん」
猛竜騎士「明日からもまた、この夜空は楽しめるさ」
猛竜騎士「今日は、その興奮を抑えて…お休み」
白姫「は、はいっ…!」
白姫「おやすみなさい……」スゥッ
猛竜騎士(……どこか緊張している様子だったが、楽しみで緊張していたのか?)
猛竜騎士(まさかとは思うが、例のことを察することはないと思うが……)
猛竜騎士(……)
猛竜騎士(あの王は、家内だろうが側近だろうが、自らから離れるものには容赦はしない)
猛竜騎士(自ら家出したという情報が漏れることはないだろうし、それは心配ないにしろ…万が一がある)
猛竜騎士(どうするべきか……)
…………
……
…
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
……それから数日。
三人は、港町までの道を歩き続けた。
そして……。
餌用に余計に購入し、魔獣らに撒いていた食料がようやく少なくなったなと感じ始めた頃……。
ついに、白姫の目的だった壮大な"蒼き海"が姿を現す――――……!
――――【 10分後 】
猛竜騎士「…よしっ」
猛竜騎士「血も止まったし、痛みもなしで…問題はないな」クイクイッ…
魔剣士「…で、治療が終わったわけだが」
魔剣士「なんで追撃を止めたか教えてくれよ。俺らを殺しに来たやつじゃねえのか!?」
猛竜騎士「んま、バウンティハンターだろうな」
魔剣士「…やっぱりか。なんで止めたんだよ!」
猛竜騎士「お前と変わらない歳のガキを、追い込んで殺せるかよ」
魔剣士「…そういや、俺と同じくらいだったな」
猛竜騎士「あの若さで、恐らく人殺しや多くの修羅場をくぐってきたんだろう」
猛竜騎士「落ち着きや反応力、今のお前では追ったところで勝つことが出来なかっただろうって話」
魔剣士「は…?俺が、あんなガキに負けるってか?」
猛竜騎士「お前が最後に放った顔面への火炎の爆発魔法で何も感じなかったのか?」
魔剣士「あ?」
猛竜騎士「…何事もなく立ち上がっただろう。あれは、爆発を寸前で読んで顔をわずかにずらしたんだ」
魔剣士「!」
猛竜騎士「魔法の軌道を読み、咄嗟の対応力もある。あれはレベルの違う相手だ」
魔剣士「マジかよ……」
猛竜騎士「しかしなんだ、あのタイプはしつこいぞ…」
猛竜騎士「面倒くせー相手だし、あいつが着いてくるのに気づいたら、俺が着いてこれないようにするが……」
魔剣士「…」
魔剣士「……待ってくれ、オッサン」
猛竜騎士「ん」
魔剣士「…面白いじゃねえか。俺は負けるのが一番嫌いなんだよ」
猛竜騎士「ふむ?」
魔剣士「次に会ったら、俺にやらせてくれ。オッサンが言うほど、俺が弱くねーところ見せてやるっつーの」
猛竜騎士「……やれやれ」
白姫「ら、ライバルってやつだねっ!本で読んだことあるよ!」
魔剣士「…ライバル?」
魔剣士「はっはっは、そんなんじゃねえよ。なんせ、俺の相手にならねぇだろうからな!」ハッハッハ!
猛竜騎士(……全く)
魔剣士「はーっはっはっはっ!」
猛竜騎士「…ま、今日は寝よう」
猛竜騎士「明日も歩きだし、朝早く出発予定だ」
猛竜騎士「体力温存も冒険者としての仕事だからな」フワァ…
魔剣士「む…」
猛竜騎士「魔族や獣が寄り付かないように、炎は最小限で留めておく。それと、白姫を挟む形で寝るからな」
魔剣士「あいよ」
猛竜騎士「何かあった時のため、気配が読めるように…意識は切らし過ぎないようにな」
白姫「…お、お世話になります」ペコッ
魔剣士「おう」
猛竜騎士「んじゃ、お休みっと……」
…ゴロンッ
魔剣士「ふわぁ…。お休み……」
……ゴロンッ
白姫「あっ、おやすみなさい…」
魔剣士「…」
魔剣士「…」
魔剣士「……ぐぅ」スゥッ…
白姫「!」
白姫「は、早い……」
魔剣士「すぅ…すぅ……」スヤスヤ
三人がそれぞれ横になると、まず始めに魔剣士が即座に眠りに落ちた。
重い食料を運んだこともあるだろうが、
何よりも「冒険者とは戦いだ!」の精神だったため、
今回の魔獣への餌付けや、平原の続く変わり映えのない風景に疲労感を覚えてしまっていたのだ。
白姫はそれを見てクスっと笑みを浮かべ……
(……私も、寝ようかな)
小さく欠伸をし、白姫も静かに横になった。
本来ならば、ただでさえ体力がない白姫はすぐに眠りに堕ちるはず。
しかし、その寝ころんだ先の空には、月と幾千の星が煌き、
白姫は心をトクンと鳴らした。
白姫(…)
白姫(……ふぅ)
白姫(……空が、星が、凄く輝いてる)キラキラ…
白姫(魔剣士と出会って、猛竜騎士さんと出会えて、こんな体験ができるなんて……)
白姫(こんな広い大地の下で、こんな風に横になって星を見れる日が来るなんて……)
白姫(……うんっ)
白姫(ずっとずっと思ってた。いつか、外の世界を見てみたい、歩いてみたいって)
白姫(だけど、お父様の下で、それは叶わないことだって思ってた)
白姫(おてんばかもしれないけど、凄く…楽しい。凄く、嬉しい……)ドキドキ…
白姫(……だけど、危険が伴う旅だっていうのは今日のことでよくわかった。)
白姫(それに、たぶん……)
白姫(お父様の話も聞いて、猛竜騎士さんの目を見て、何となしに何か…感じることもある)
白姫(…っ)
夜というものは、どうしてか眠れぬ日が必ずある。
妙に目が冴え、考え、どうしても眠りへつけないのだ。
そして、それは不安感へと変わっていく……。
白姫(始まったばかりの旅だけど、もしかしたら……)
白姫(……っ)
白姫(……ううん)
白姫(今は、目の前を楽しんで、目の前に集中していこうっ!)
白姫(魔剣士も、猛竜騎士さんも、私のために色々やってくれてるんだから……)
白姫(私が元気じゃないと、楽しまないと…!)
白姫(そうだよ、楽しまないと……っ!)
どこか不安の残る想いもあったが、自分を納得させる白姫。
きっと、誰かが声をかけねばその夜は寝られなかったかもしれない。
だが、猛竜騎士はそのわずかな空気を感じ取り……。
猛竜騎士「…」
猛竜騎士「……休めそうにないのか?」ボソッ
白姫「ひゃっ!?」ビクッ!
猛竜騎士「あ、すまん。驚かせたか」
白姫「…い、いえ。まだ起きていたんですね」
猛竜騎士「休んではいるが、常に周りの気配を読んでいるからな。姫様が妙に目が冴えていることに気づいてしまったよ」
白姫「ば、バレバレだったんですか…」エヘヘ…
猛竜騎士「さすがに、こういった野宿らしい野宿はしたことがなくて辛いか?」
白姫「え?」
猛竜騎士「温かいベッドが恋しいだろうが、それは…」
白姫「…い、いえ!違います!」
猛竜騎士「お…?」
白姫「昼間に怒られましたけど、やっぱり現実味がなくて、夢みたいで、でも…叶ってて」
白姫「こんなに美しい夜空を見ながら、広い大地で寝っころがれるなんて…嬉しくて……」
猛竜騎士「…俺が思ったより、よっぽど外の世界に愛情があるんだな、姫様は」
白姫「愛情っていうか、抑えられていた反動かもしれませんけど…」
猛竜騎士「…」
白姫「うん…」
猛竜騎士「……そうか。だが、楽しいと思っていることは何より嬉しいだろうな」
白姫「嬉しい…だろうな?」
猛竜騎士「魔剣士のことだよ。魔剣士は、姫様がそう喜ぶことがきっと嬉しくて…力になっていると思うぞ」
白姫「そうなんですか…?」
猛竜騎士「あぁ、きっとそうさ」ハハハ
白姫「…そっか」
白姫「そっかぁ……」クスッ…
猛竜騎士「…夜空を楽しむのはいいが、明日に支障をきたすやもしれん」
猛竜騎士「明日からもまた、この夜空は楽しめるさ」
猛竜騎士「今日は、その興奮を抑えて…お休み」
白姫「は、はいっ…!」
白姫「おやすみなさい……」スゥッ
猛竜騎士(……どこか緊張している様子だったが、楽しみで緊張していたのか?)
猛竜騎士(まさかとは思うが、例のことを察することはないと思うが……)
猛竜騎士(……)
猛竜騎士(あの王は、家内だろうが側近だろうが、自らから離れるものには容赦はしない)
猛竜騎士(自ら家出したという情報が漏れることはないだろうし、それは心配ないにしろ…万が一がある)
猛竜騎士(どうするべきか……)
…………
……
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・・・・・・・・・・・・・・・
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・・・・・・・・・
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・・・・・・
・・・・・
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・
……それから数日。
三人は、港町までの道を歩き続けた。
そして……。
餌用に余計に購入し、魔獣らに撒いていた食料がようやく少なくなったなと感じ始めた頃……。
ついに、白姫の目的だった壮大な"蒼き海"が姿を現す――――……!
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