魔剣士「お姫様の家出に付き合うことになった」【現在完結】

Naminagare-波流-

文字の大きさ
111 / 176
第九章【セントラル】

9-9 世界の明日へ捧ぐ

しおりを挟む
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、魔剣士たちがガンザン村を出発して間もなくした頃。
―――同時刻、セントラル地下実験場にて。

ブレイダー「……ふぅ!」

かつて魔剣士を追い続けていたブレイダーは、もはやセントラルにおける主軸の一人となっていた。
追い求める強さは果て無く、まるで狂気の如く殺しを快感として受け止める。

ブレイダー「……うん?」

ふと、その場所へ誰かの気配を感じる。

ブレイダー「おっとっと……」

狂気の殺戮者は、現れた"男"に対して慌てて頭を下げた。
これほどの強さと狂人たる者が頭を下げる相手、それこそ―――。

ハイル「……良い、頭を上げろ」

今、この瞬間。世界の王、覇王とも呼ばれた男、セントラルの王、それであった。
もっとも、世界を本当の意味で手に入れられる計画が整った現在において、その名を希望の十字架の意である"ハイル・クロイツ"と名乗っていたのだが。

ブレイダー「では、失礼して……」

ハイルの言葉に、ブレイダーは頭を上げる。

ハイル「……ブレイダーよ」
ブレイダー「は…」
ハイル「よく闇魔法を会得した。大勢の戦士たちが死に行く中で、お前だけが強さへの執念を持っていたということか」
ブレイダー「そんな、僕がここまで強くなるきっかけを与えてくれたことに大変感謝してますよ」
ハイル「直に軍は整う。お前はクロイツ軍を率いて、世界を掌握する象徴となる時は近い」
ブレイダー「ハハ、夢みたいな話ですよ。僕みたいなただのハンターにこんな……」
ハイル「夢では困るという話だ」
ブレイダー「……分かってますよ。その荒くれ者たちを支配するのも、また一興ですから」

ブレイダーが"くすり"と笑った、その時。
切り殺された山積みになった遺体の中から、一人、かろうじて息のあった男が剣を持って飛び出した。
「貴様らァァァッ!!」
大声を上げ、王へと突撃する男。その熟練された構えと動きから、相当な実力者であったことは伺えたの…だが。

ブレイダー「ちょっと待ってよ、話をしていたところなのに」

男に目線を向けるやいなや、男の両足は地面から生成された氷に飲み込まれ、二度目の睨みで両腕が氷結し、その動きの一切を封じる。

ハイル「おぉ……」
ブレイダー「人の話をしているときに割り込むと、モテないよお兄さん?」
男「ぐっ…!?」

ブレイダーは微笑みながら男の前でポンポンと頭を撫でる。

男「こ、この化け物が……!」

ブレイダー「うわっ、心外。別に人の生み出したもので手に入れた力だよ、化け物っていうことはないんじゃない?」

男「その力は人の命を引き換えに、俺の弟を引き換えに手に入れたものだろうが……!!ブレイダァァッ!!!」

ブレイダー「……あぁ!」

そう、実はこの男。ブレイダーに"闇魔力"を宿すきっかけとなった生命の幹を提供した魔術師の"兄"であった。

ブレイダー「話は聞いてるよ、最後まで君の名前を呼んでいたっけなぁ…。そう、確か……君はシンマっていったっけ?」
シンマ「貴様ぁぁっ!!!」
ブレイダー「仄かな光という名、嫌いじゃないよ」
シンマ「やかましい…!俺は貴様を殺し、我が弟の恨みを晴らす……!!」
ブレイダー「そんなこと言わないでよ。僕は弟さんに感謝してるんだ。こんな素晴らしい力を与えてくれたんだから」
シンマ「うるさい…!このくらいの氷など、どうってことはないっ!!!」
ブレイダー「ん……」

シンマは全身から熱を発し、氷結された両手両腕に張っていた氷塊を一気に溶かした。

ブレイダー「おっ…!」
シンマ「ブレイダー、覚悟しろォォォォッ!!」

剣に炎を宿し、ブレイダーめがけて振り下ろす。だが、その剣技は空を切って地へと落ちて火花を散らす。

シンマ「くっ!?」
ブレイダー「落ち着いてよ。君さぁ、僕の力を知ってて挑むの?」
シンマ「男には退けない戦いがあると…知らぬのかァァッ!!」

二度目の斬撃。しかし、またもや空を切る。

ブレイダー「あのさぁ、無駄に命を散らすことはないよね。今まで死体の山に隠れてたのも凄いと思うし、君が良ければクロイツ騎士団に入れてあげるよ?」
シンマ「うるさい…!うるさい、うるさいっ!!」

聞く耳はなく、三度目の斬撃を繰り出すが、意味はない。

ブレイダー「……仕方ないな」

ブレイダーは再び魔法を発する。先程と同じように、彼の両手両足を氷結させた。

シンマ「ぐっ、ぬっ!?こ、このくらいの氷は……!」

再び全身から熱を放出し、溶解させんとしたが、何故か二度目の氷は溶けることがなかった。

シンマ「な、何だと!?」
ブレイダー「無理無理。今度のは純度を上げたから、普通の魔法じゃ溶かせないよ」
シンマ「…ッ!!」
ブレイダー「さっきのはサービス。本当なら闇魔力には闇魔力じゃないと打ち勝てない。僕はすでに、唯一無二の存在なんだ」
シンマ「化け物めが……!」
ブレイダー「あのさ、僕が化け物なら君の弟クンも化け物だよね。この力は君の弟にもらったんだよ?」
シンマ「黙れ、黙れェェッ!!」
ブレイダー「吠えているほど見苦しいことはないよ。僕は今まで…く、屈辱的に見降ろされたことはあるけど、落ち着いていたものだったよ……?」

剣を交えた魔剣士、猛竜騎士の姿を思い出してわずかに顔をひきつらせた。
だが、そのわずかな一瞬が経験のあったシンマにとって突く隙となり、己を滅ぼすきっかけになる。

シンマ「ほぅ……」
ブレイダー「ん?」
シンマ「今、お前は動揺したな。俺には分かったぞ……」
ブレイダー「……え?」
シンマ「なるほど、お前はよっぽど負けるということが怖いらしいな……」
ブレイダー「何を言ってるんだい?」
シンマ「訳は知らぬが、貴様…負けたことをよっぽど根に持つ弱者らしいな…ククッ……!」
ブレイダー「変なことを…言わないでくれる……?」
シンマ「詳しいことは分からぬが、お前は負けたことがある。屈辱的に見降ろされたことに、とてつもない劣等感を覚えているんだな……!」
ブレイダー「……そ、そんなことはないよっ!」

はっきりとした動揺を見せるブレイダー。

シンマ「どうだ、お前は弱者ということだ…。雑魚が、敗北者が!!」
ブレイダー「僕は敗北者なんかじゃない…!黙れ……!」
シンマ「いーや、クソみてぇな劣等感に恐怖してんだろ、なぁ!!」
ブレイダー「それ以上を言うと……!」

"シンマ「負け犬が」"

ブレイダー「……っ!!」

その一言は、ブレイダーの負っていた傷を拡げるのに充分だった。
怒りのあまり、彼の氷結された両腕を瞬時に切り落とした。氷結された両腕は、床にたたきつけられた衝撃で粉々に砕け散る。

シンマ「クク、両腕なんぞ持っていけ!!貴様がクソ負け犬だということを分かったことが、弟へ伝えるいい冥土への土産だ!!」

氷結された腕を切り落とされても、痛みはない。どうせ死を覚悟していたことに、恐怖もない。

ブレイダー「そんなに…死にたいらしいね……!」
シンマ「負け犬が、バカめが……」
ブレイダー「ッ!!」

続いて、片脚。体勢を整えられなくなったシンマは氷結された片足のみ、まるで駒のような状態となっても、その眼に宿った炎は消えることはない。

ブレイダー「……強がりばかりいうから、そうなるんだよ。みっともない、両腕なし、片足だけのオブジェ。まるで…人間駒だね、アハハッ!」
シンマ「フン…。例えどうなろうと、貴様が負け犬には…変わりないんだろう……?」

挑発は終わらない。肉体的に痛みを与えられないのなら、心への傷を突く。
そして、果てぬ執念の言葉はブレイダーにとって予想外なダメージがあった。

ブレイダー「まだ、言うのか……!」

最後の、片足を切り落とされる。すでに、五体も無い、表現すら悍ましいような状態である。

ブレイダー「どう、気分は。最高じゃない……?」

それを見降ろし、ブレイダーは頭を足で踏みつける。屈辱には屈辱を。屈服させるまで。

ブレイダー「さぁ、僕に謝れ。僕なら、君が本気で泣いて屈服したら特別に……」

―――しかし。

シンマ「……フハハハハッ!!!」

シンマは、笑った。

ブレイダー「……え?」
シンマ「バカめがと…言っているだろう……!」
ブレイダー「今、なんて…?」
シンマ「た…例え!例え両手両足がなくとも……。貴様に噛みつける、頭がある……!」
ブレイダー「いい加減に……」
シンマ「負け犬野郎……」
ブレイダー「……しろよぉぉっ!!」

ついに、最後の太刀が振り下ろされた。呆気なく死を迎えたシンマであったが、その表情は優秀たる戦士の証か、恐怖よりも優しさに満ちていた。

ブレイダー「はぁ…はぁ…………!」

一方、最後まで彼を屈服させられなかったブレイダーは、肩で息をするほど荒れ、どちらが勝者であったか分かったものではない。
それを見ていたハイルは、当然ながら問いかける。

ハイル「……ブレイダーよ」
ブレイダー「なんでしょうか、王……!あ、いや…お見苦しい姿を……!」
ハイル「よく知らなんだが、お前は…何をそんなに恐れている?」
ブレイダー「お、恐れている!?僕が!?」
ハイル「正直になれ。そのままでは、お前にクロイツ騎士団を託すことは出来ぬ」
ブレイダー「なっ…!ぼ、僕は何も恐れてなどいない!」
ハイル「ワシを誰だと思っている」
ブレイダー「だ、誰だって…!」
ハイル「貴様の目や行動を見れば、それが虚であり、あの死に行った男の言葉が全て本当であったことが誰でも分かるぞ……?」
ブレイダー「……ッ!」

殺してしまえば楽な話だろうと思うかもしれないが、支配者は武力だけでなるものではない。
自分に持っていない、いわゆる"帝王学"。彼を殺しても自分に着いてくる人間はいないということは分かっている。

ブレイダー「み、認め…ます……」

だから、認める他はない。どんなに悔しかろうとも、"今は、まだ"。

ハイル「ふむ……」

きっと、この考えも読まれているのだろうが。

ブレイダー「認めます。自分は、恐怖……している。いえ、恐怖というよりは屈辱を……」
ハイル「何があった」
ブレイダー「そ、それは……」
ハイル「話せ」
ブレイダー「くっ……!そ、それは…その……魔剣士と猛竜騎士という男に……」
ハイル「……何!待て!」

ハイルの顔色が変わる。それも当然、知っている名だからだ。

ハイル「魔剣士…だと……!」
ブレイダー「えぇ、そうです……。王もご存知かと……」
ハイル「その名はよく知っている……。ワシに汚点を付けたあの男か……!!」
ブレイダー「そうです……」
ハイル「おのれ、まさかその名をまた聞くことになるとは……!!」
ブレイダー「今はどこで何をしているのか、分かりませんが…」
ハイル「裏切り者の姫と共に、どこぞで死んでいるに違いないだろう!今はアイツらを追うことより、覇権が先であるがな!」
ブレイダー(……え?)

ハイルに気付かれぬくらいの、小さい反応をする。

ブレイダー(……のたれ死ぬ?彼らが?)

有り得ない話だと思った。猛竜騎士のような歴戦の冒険者がいて、倒れることはないはずだ。
仮にも自分を倒した相手であること、魔剣士の強さは成長途中だったこと、そもそもハンターに狩られていたらとっくにセントラルに首が運ばれているだろうということ。

ブレイダー「彼らが死ぬ…そうは思えませんが……」
ハイル「……フン!今はどうでも良いわ!今のお前に敵はいない。闇魔術師バーサーカーの始祖として、活躍すればいいだけのことだ」
ブレイダー「願えることなら…この手で彼らを滅したかったと思いますけどね……」
ハイル「世界を手に入れてから。アイツらを炙り出してからでも遅くはないだろう」
ブレイダー「えぇ、まぁ……」

この時、まだ二人は知らなかった。
本当の始祖と呼ぶべきはブレイダーではなく、アサシンであったこと。そして、その力を受け継いだ本当の二代目がいることを。

ブレイダー「……しかし、少し不思議なことがありまして」

ふと、ブレイダーは"力"の話題であることを思い出す。

ハイル「なんだ?」
ブレイダー「この闇の力、確かに無造作たる魔力を持ち合わせてはいるのですが、まだ何か…奥底に秘密があるような気がするんです」
ハイル「秘密だと?」
ブレイダー「どうにも、これだけで秘術師と呼ぶには余りにも貧弱。故に、隠された秘密があるんじゃないかと…そう……」
ハイル「通常の魔力と異なる、闇魔法。無造作に生み出されるそれは、敵などいないはずだ」
ブレイダー「そうです…よね……」

―――違う。
この二人は、闇魔法にレベルが存在していることも知らない。
全てを魔法を無に帰す"絶対領域"と呼ぶオーラの存在、魔法と一体化する究極の秘術"魔法化"の存在。
勿論、セージはオーラの情報を既に知っていたが、漏らすことはなかった。少なくとも、ブレイダーは何かを感じ取っているようではあったが。

ハイル「……どこか納得のいかない様子だな。貴様、何かを感じているのか?」
ブレイダー「あ、その……」
ハイル「素直に申せ」
ブレイダー「あ、いえ……。やっぱり少し、違和感というか、まだ成長できるような何かを感じてというか……」
ハイル「……ワシは闇魔法を会得しているわけではない。お前の違和感がワシに反抗するほどに感じるのならば、そうなのかもしれぬ」

王も無知ではない。体感している人間がそう言っているのならば、自分に分からない感覚があるのだと信じた。

ブレイダー「はい…、少し…感じています……」
ハイル「……フン、ならば丁度良い。そういうことだったか」
ブレイダー「…はい?」
ハイル「もうお前の実力が成熟しきっていると思ってな、次のクロイツ騎士団で最後の募集にしようとしていたのだ」
ブレイダー「それが、丁度いいことなのですか?」
ハイル「話は最後まで聞け。それで、これからの計画は知っているな?」
ブレイダー「まぁ、それは……」

ブレイダーを象徴として、クロイツ騎士団を利用して世界へ宣戦布告を行い、強襲。圧倒的な実力を用いて世界戦争の中で有利に進めて恐怖による世界絶対政治、絶対統治を行う計画のことだ。

ハイル「念には念を入れ、我が国の最大の敵になる可能性がある相手に敵を送り込むことは必須であろう?」
ブレイダー「そりゃそうですけど、それが僕のこの感覚と何の関係が……?」
ハイル「さて、な…。ワシが全てを信じると思うな。クク……」
ブレイダー「一体何を言って……」
ハイル「氷山帝国のマスターめ、セージといったか。あの女、とんでもない食わせ者よ」
ブレイダー「食わせ者、ですか」
ハイル「頭が切れる。故に、恐らくは気づいている。だが、遅い。先に死んでもらうだけよ……」
ブレイダー「まさか、刺客……!」
ハイル「さぁ、どうだかな。しかし、ワシはあいつが何か隠し事をしていると思っていたのは事実。教えられる情報が、どこか作為的に感じていた」
ブレイダー「ま、まさか……!」
ハイル「正解ではないかもしれぬ。だが、どうにも引っかかる。そしてお前の話、今回の話はそれと繋がるのではないかと…そう感じたのだ」
ブレイダー「なるほど……」
ハイル「もうじき、それを知る人間が来るはずだ。もちろん、セージの首を狙う刺客も送ってはある……」
ブレイダー「さすが王だ。抜け目がない……」

つまり、ブレイダーが感じている違和感と、ハイルが感じていた"何かを隠しているように思えた違和感"は、一致するのではないかということだ。
また、その情報を握る者、セージを消す者、それぞれが動いていた。

ハイル「ともかく、この募集が終われば世界への宣戦布告に動き出す。お前もそれに備えて励むことだ」
ブレイダー「分かりました」
ハイル「クク、もうすぐだ……、もうすぐ…………」

―――全ての準備は整った。
いよいよセントラル側は覇王"ハイル・クロイツ"が率いる、闇魔術師"ブレイダー"を筆頭にした腕利きの冒険者たちで成り立つ"クロイツ騎士団"が結成されることになる。
闇魔術師の誕生、クロイツ騎士団の結成、敵となり得る氷山帝国への刺客、隠された秘密を握るスパイ。
ハイルはあらゆる方向から、この世界掌握を成功させるために動いたと言える。

だが、それに対抗せんと動く者たちの存在がある。

それこそ、氷山帝国の"マスター・セージ"率いる裏の制約で結ばれた者たち、言うなれば世界レベルで動くレジスタンス軍である。
指導者セージ、世界踏破を経験した猛竜騎士、武装国家"砂国"の共同戦線協定によって結成されるアイスサンド連合軍。
それに何よりも心強い味方となるのは、バーサーカーとして覚醒した魔剣士と、戦後の希望となるであろう"白姫"の存在。

しかし、このまま戦争になればクロイツ騎士団とアイスサンド連合軍の戦いは世界規模となることは必須。大勢の命が奪われる事態となる。
それこそハイルの思うつぼとなる話であるが、それを阻止すべく、ただ今は魔剣士たちはセントラルの目の前まで足を運んでいた。

―――そう。
猛竜騎士とセージはこの状況を理解しているからこそ、裏切る者がいなければと、願うばかりだった。
この戦いは、どこへ向かうのか。

魔剣士たちがセントラルへ到着するまで、あと…"一日"。

それは、たまたまのことだろうが、クロイツ騎士団の最終選考と同じ日であったことは、何かの運だったのかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ブリレイ「……はて、さて」

魔剣士「ん?」

ブリレイ「あ、いえ…。何でもありませんよ……。何でも……」

白姫「ブリレイさん…?」

ブリレイ「世界の行く末が、どのような結果であろうとも、それは天の決めたこと…となるのでしょうかね」

猛竜騎士「…」

…………
……


しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―

ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」 前世、15歳で人生を終えたぼく。 目が覚めたら異世界の、5歳の王子様! けど、人質として大国に送られた危ない身分。 そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。 「ぼく、このお話知ってる!!」 生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!? このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!! 「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」 生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。 とにかく周りに気を使いまくって! 王子様たちは全力尊重! 侍女さんたちには迷惑かけない! ひたすら頑張れ、ぼく! ――猶予は後10年。 原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない! お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。 それでも、ぼくは諦めない。 だって、絶対の絶対に死にたくないからっ! 原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。 健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。 どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。 (全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)

ざまぁに失敗したけど辺境伯に溺愛されています

木漏れ日
恋愛
天才魔術師セディが自分の番である『異界渡りの姫』を召喚したとき、16歳の少女奈緒はそれに巻き込まれて、壁外という身分を持たない人々が住む場所に落ちました。 少女は自分を異世界トリップに巻き込んだ『異界渡り姫』に復讐しようとして失敗。なぜかロビン辺境伯は少女も『異界渡りの姫』だと言って溺愛するのですが…… 陰陽の姫シリーズ『図書館の幽霊って私のことですか?』と連動しています。 どちらからお読み頂いても話は通じます。

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。

大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ

鮭とば
ファンタジー
剣があって、魔法があって、けれども機械はない世界。妖魔族、俗に言う魔族と人間族の、原因は最早誰にもわからない、終わらない小競り合いに、いつからあらわれたのかは皆わからないが、一旦の終止符をねじ込んだ聖女様と、それを守る5人の英雄様。 それが約50年前。 聖女様はそれから2回代替わりをし、数年前に3回目の代替わりをしたばかりで、英雄様は数え切れないぐらい替わってる。 英雄の座は常に5つで、基本的にどこから英雄を選ぶかは決まってる。 俺は、なんとしても、聖女様のすぐ隣に居たい。 でも…英雄は5人もいらないな。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

処理中です...