魔剣士「お姫様の家出に付き合うことになった」【現在完結】

Naminagare-波流-

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第一章【出会い】

1-4 お姫様

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……
…………
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【 数時間後 迷いの森 】


ツゥゥゥ……
……


……ピチョン…

白姫「…」
白姫「……冷たい…?」ヒヤッ…
白姫「…」

白姫「ここ…は……」

白姫「…」
白姫「……あっ!」ハッ 

魔剣士「…よー。目が覚めたか、お姫様よ」
白姫「!」バッ!
魔剣士「…そんな身構えんなって。何もしねぇよ」
白姫「こ、この状況で…その言葉を信じろって言うの……?」

魔剣士「ん、あぁ…。」
魔剣士「確かに、その通りかもな」スクッ
トコトコ……
白姫「こ、こっちに来ないで…」
魔剣士「…だから何もしねぇよ。これ渡すだけだ」ポイッ
白姫「きゃっ…」ポスッ
魔剣士「この一帯に群生してる、アカノミだ。朝飯代わりに喰っとけ」
白姫「アカノ…ミ……?」
魔剣士「アカノミも知らないのか?赤い果実で…」
白姫「そ、それは知ってるけど…。私が知ってるのと違う、泥もついてるし……」

魔剣士「…」
魔剣士「……はぁ?」

白姫「わ、わかった!偽物なんだね、コレっ…!」
白姫「私に毒入りを食べさせる気だっ!」
白姫「絵本で読んだことがあるもん!私に似た名前の姫が、魔女に食べさせられて…!」
白姫「あっ!分かった、あなたも魔法使いみたいだったから、絵本のように私を……!」
 
魔剣士「ち、ちょい待て!」
魔剣士「お前、何言ってるんだ!」

白姫「何をって…!」
魔剣士「アカノミは森の中に生るモンだぞ。熟して落ちてきたら、泥もつくだろうが」
白姫「うそだよ…!」
魔剣士「嘘じゃねえよ!現に、お前のいる真上見てみろ!」

白姫「…上?」チラッ
白姫「…」
白姫「…………っ!!」

キラキラ……サァァッ……

魔剣士「…昨晩は雨で、朝日が反射して眩しいけどな。」
魔剣士「沢山、アカノミが生ってるだろ?」
魔剣士「ここはアカノミの大木で、俺がよく鍛錬の帰りにー……」

白姫「…きれい」ボソッ
魔剣士「……あ?」
白姫「きれい…。こんなにきれいな景色が…外には…あったんだ……」
魔剣士「…何を」
白姫「凄い…!」パァッ!
魔剣士「い、いや凄くもないだろ…」
白姫「凄いよ……!」

魔剣士「…?」
魔剣士「とにかく、それは天然のアカノミだ!」
魔剣士「お前の目の前で、俺も食ってやるから、お前も食えっての!」

パクッ…シャリシャリッ!!

白姫「!」
魔剣士「おう、うめぇなぁ!蜜もたっぷりで甘いぜ…?」シャリシャリ!!
白姫「…」
魔剣士「…」
白姫「で、でも……」モジッ
魔剣士「……っだぁぁぁ、面倒くせえ姫様だな!!」バッ!
白姫「!!」ビクッ!!

魔剣士「…おりゃっ!」ブンッ!
スパスパッ…!!ボトボトッ!
魔剣士「……ほらよ、こうして切れば食うか?」スッ
白姫「あっ…!」
魔剣士「ん…」
白姫「う、うん…!これが私の知ってるアカノミだよっ!」
魔剣士「えっ」
白姫「これなら食べれる♪」ハムッ!
シャリシャリッ……!
白姫「うん、美味しい……」ホクホク
 
魔剣士(…)
魔剣士(……まさか、この姫様)

白姫「外に出たのは、いつ以来かなぁ~…」シャリシャリ

魔剣士(…いや、まさかじゃない)

白姫「近くの森に、こんな景色があるって知ってたらなぁ~…」
白姫「もっと早く兵士長にお願いして、連れて来てもらったのになぁ……」モグモグ

魔剣士(……生粋の、箱入り娘!?)
魔剣士(いわゆる、強烈な世間知らずのお姫様ってやつ……か……?)

白姫「…うん、ごちそう様っ♪」ペロッ
 
魔剣士「…」

白姫「…」
白姫「あっ…」ハッ
白姫「か、勘違いしないでっ!食べたからって、気を許したわけじゃないんだからねっ!」プイッ!

魔剣士「…そ、そうッスか」
白姫「そ、それより!目的がなんなのか、教えてよっ!」
魔剣士「だから目的はねぇよ。成り行きだっつっただろ」
白姫「成り行きとか、目的がないとか、意味わかんないよ……」
魔剣士「お、俺だってわかんねぇよ!!」
白姫「えぇ……」

魔剣士「本当に成り行きっつーか、雰囲気っつーか、それだけで行動しちまったんだよ!」
魔剣士「…クソッ、俺だってこれからどうすりゃいいかわかんねぇんだよ…!」

白姫「…!」

魔剣士「お、お前を帰したところで王様が喜ぶだけだし…」
魔剣士「だけど、お前を傷つけたり、ひでぇことする道理もねぇ……」
魔剣士「…何やってんだ、オレは」ハァァ

白姫「…」
白姫「……ふ~ん。」
白姫「へぇ、本当のことなんだね…。それなら、少し私も落ち着こうかな?」

魔剣士「ん…」

白姫「言ってること、信じるね」
魔剣士「……ど、どうしてまた」
白姫「眼が、嘘を言ってない眼だって思ったから…かな?」
魔剣士「…眼?」

白姫「これでも私は、色々な国のお偉い人さんと会って来たし…。」
白姫「今、貴方が"成り行き"だったってのは本当なんだって、眼が本当だって言ってたから…」

魔剣士「…」

白姫「でも、どうして私を誘拐することになったのか…」
白姫「その成り行きがどういうことなのか、聞きたい…かな」

魔剣士「…」
 

……
…………
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【 10分後 】

白姫「…へぇ、そういうことだったんだ」

魔剣士「その盗人に、自分が何も出来ないまま消えていく人間なんだと言われて……」
魔剣士「それが適格なようで、イラついてつい…な」

白姫「い、イラついてって…。それだけで王城に……?」
魔剣士「だから今更どうしようかと、後悔しつつ色々考えてんだよ!」
白姫「…」

魔剣士「……つーか、姫様よぉ。」
魔剣士「本当に随分と落ち着いてるな……」

白姫「うん。貴方が悪い人じゃないなーって分かったからかなっ」
魔剣士「いやいや、悪い人だろ」
白姫「だから、眼を見れば何となく分かるの!」
魔剣士「そ、そういうもんか?」
白姫「そーいうものなのっ」
魔剣士「…そ、そうか」

白姫「…えっと、じゃあ、目的もないなら私は帰ってもいいってこと?」

魔剣士「いやそれは困るな」
魔剣士「あの王にもう少しだけ、イラつかせる目にあわせてぇし」

白姫「むぅ…」
魔剣士「……と、いうはずだったんだが」
白姫「うん?」

魔剣士「アンタみたいなお姫様を、俺が誘拐して自由を奪って嫌がる姿も見たくねぇ。」
魔剣士「俺に対して、そんな優しい態度とられちゃ悪人の俺も拍子抜けだ」ハハハ

白姫「…」ピクッ

魔剣士「…姫様をさらっといて言うセリフじゃねえと思うがさ。」
魔剣士「そんなわけで、戻りたいなら戻っていいぞ?」

白姫「…」
白姫「……自由?」ボソッ

魔剣士「んあ…?」

白姫「あそこが、自由?」
白姫「冗談だよね……。」
白姫「王城の中でずっと暮らしてきて、自由らしい自由なんか一つもなかったんだよ……!」

魔剣士「…」

白姫「…外に出るといえば、たまに庭園に出て少しの散歩。」
白姫「それも、お父様の命令で沢山の兵士たちに囲まれて……」

魔剣士「…」

白姫「あとは部屋の中で、静かに本を読んだり、窓から外を眺めたり。」
白姫「たまに兵士長に我がまま言って、こっそり庭に二人で出たこともあったけど……」

魔剣士「…」
白姫「自由なんか、ちっともなかった。」
魔剣士「…」
魔剣士「……へぇ、お姫様も姫様らしい悩みがあるんだな。俺とは真逆だ」ハハハ

白姫「えっ?」

魔剣士「俺は小さい頃に親が死んで、それ以来…全てが自由。」
魔剣士「1つの制限されたこともねえし、自由すぎてどうしたらいいか分からなかったぜ?」

白姫「…」
魔剣士「……ま、一つだけ約束っつーか、制限はあったか」
白姫「…それって?」
魔剣士「母親が、この剣を俺にプレゼントしてくれた時の言葉さ。」
魔剣士「……剣の扱いには気をつけろってな」ハハ

白姫「…」

魔剣士「ま、そんなもんだ。」
魔剣士「姫様の話を聞いて、ちょっと…色々俺と真逆だったなって思っただけだ」

白姫「……そっか。」
魔剣士「…まぁそれはいい。それよりどうする?」
白姫「何が?」
魔剣士「戻りたいなら、もう戻っていい。」
白姫「あ…」

魔剣士「…戻るなら、帰りの道案内もしてやるよ。この森は、強い魔獣がいないわけじゃねーしな」
魔剣士「って、戻らないわけがないか」ハハハ
魔剣士「ほんじゃ、王城の前まで案内するぜ。歩けるか?」

 
白姫「…」

白姫「…」

白姫「……っ」

白姫「…………やだ」ボソッ

魔剣士「おう、そうか。じゃあ道案内するわ」
魔剣士「…」
魔剣士「……って、今なんつった?」

白姫「今、あそこへは戻りたくない……。」
魔剣士「…はい?」
白姫「貴方だって!折角、私をさらったのに…。」
白姫「たったこれだけで帰していいの?」

魔剣士「おい、何を言って……」

白姫「…」
白姫「……そうだっ!」ピョンッ

魔剣士「ん?」
白姫「あなた、私の従者になって欲しいなっ!」
魔剣士「へ…」
白姫「うん、兵士長の代わり!従者っ!」
魔剣士「は、はぁ!?お、俺が姫様の従者ァ!?」

白姫「私は、もっと外の世界を見てみたいなーって思ってて!」
白姫「……だからねっ、私と一緒に外の世界を見てみようよっ!」

魔剣士「おま……」
白姫「…そうすれば、色々と良いと思うんだけどなぁ?」
魔剣士「な、何がいいんだよ!」
白姫「ほら、昨日の騒動は従者にしてた貴方が兵士の訓練のためにしたこと…とかにすればいいし!」
魔剣士「…は、はぁ」
白姫「それにこのまま私をさらっておけば、お父様にも一泡吹かせたいっていう、貴方の希望通りにもなるし!」
魔剣士「う、うむ…?」
白姫「うんうんっ。そうだ、それでいい感じだよ!家出しようっ!」
魔剣士「…勝手に納得しないでくれるかな」
白姫「…外の世界を見てみたいの!」プクー
魔剣士「ぷくーじゃねえよ」
白姫「だって、行きたいんだもん……」
魔剣士「……本気で言ってるのか」

白姫「…うんっ」ニコッ

魔剣士(おっ…)ドキッ

白姫「…ダメ?」ジトッ

魔剣士「い、いやダメだとかそういうのじゃなくてだな…。」
魔剣士「急過ぎるし、外の世界を見るっつっても、そりゃいわゆる冒険ってことにもなるし……」

白姫「さっき話しを聞いたけど、貴方の夢は冒険者じゃないの?」
魔剣士「むっ…」
白姫「…」
魔剣士「…」

白姫「…どんなことにも、きっかけがあればそれは叶うと思う。」
白姫「私は、貴方にさらわれた事でそれを叶えたい。」
白姫「貴方はこれをきっかけだと思えない…かな?」

魔剣士「…」
白姫「…」

魔剣士「……夢を叶えるきっかけ、か。」
魔剣士「確かに、昨日から色々ありすぎて、今もフワフワしてる状態だ…」
魔剣士「なのに姫様は、この不運ともいえる状況を、よくもまぁ自分の叶えたかった夢のスタートにしようと……」

白姫「…不運も、幸運も、自分次第!考え方次第、でしょっ!」

魔剣士「!」
白姫「私は今、不運なんて思ってないよっ!」
魔剣士「…」

白姫「あなたが頷いてくれるなら、私はそれに従う。」
白姫「今、私を捕えているのは貴方なんだから、貴方に従う。」
白姫「……あなたが戻れと言えば、戻ってもいい。」
白姫「だけど、あなたも私も…外の世界を見たいっていう気持ちは一緒だと思うから…!」

魔剣士「…」
魔剣士「……世界は広いし、怖いモンもたくさんある。」
魔剣士「辛くなる状況も、たくさんあるかもしれねぇ。それでもいいっつうのか?」

白姫「…」
白姫「こ、怖いことがあれば泣いちゃうかもしれないし、嫌なことがあれば拒否するかもしれない。」
白姫「…だけど、それが外を見る為に必要なことっていうなら…頑張るから……!」

魔剣士「…」
白姫「私は、そう決めたの。だから、あなたの答えを聞かせてっ!」
魔剣士「…っ!」
白姫「…」ジッ

魔剣士「…」

魔剣士(…どのみち、俺はもうこの王国にゃいられないし、王国外へ行こうとは思っていた。)

魔剣士(はは、それを冒険のきっかけにする…ってか?)

魔剣士(なんだよ、この姫様……!)ブルッ

魔剣士(そんな言葉を言われたら、俺は……)

白姫「…」

魔剣士「…」
魔剣士「…っ!」
魔剣士「……わ、わかった」ボソッ

白姫「……本当っ!?」

魔剣士「た、ただし!どんな結果になろうと、俺は知らないからな!」
魔剣士「守れるべきとこは、守ってやるが……!」
魔剣士「どうしようもないことがあったりしたら、そういう責任はとれねえぞ!」
魔剣士「そもそも、出会ったばかりの俺を信頼して着いて来れるのか!?」

白姫「……うんっ!」コクン
白姫「それでも、私は外の世界を見てみたいからっ!」

魔剣士「…っ!」
魔剣士「……く、くそっ!わかったよ!」
魔剣士「そ、そこまで言うなら…俺の……負けだ。」
魔剣士「姫様の従者としてでも、今回のことを俺の夢のきっかけにしてやるよ!!」

白姫「え、えへへっ!やったぁ~!」ピョンッ!!

魔剣士(…ったく、笑顔を見せるかよこの状況で。)
魔剣士(箱入り娘とはよく言ったもんだ、世間知らずは俺もだがな…。)
魔剣士(この姫様は、俺以上に怖さを知らないというか、天然というか…無垢というか……)
魔剣士(思ったより、大変な約束しちまったんじゃねえかこれは……)

白姫「…」
白姫「……あっ、そうだ!」

魔剣士「ん?」
白姫「一緒に冒険するなら、出発する前にねー……」


……ピィィィィイッ!!!!


白姫「!」
魔剣士「!」


ザワザワ…!!
兵士たち「…姫様がいないか、きちんと捜せぇ!」
兵士たち「見つからなければ、俺らの処分も危ないんだ、姫様どこですかぁぁ!」


白姫「…いけない、もう兵士たちが!?」
魔剣士「ちっ…!ここまで入ってくるとはな……!」
魔剣士「姫様、いきなりで悪いが、この森を抜けるためにー……」

白姫「あ、ちょっと待ってってばっ!」バッ!
…グイッ!! 
魔剣士「おわっ!?」ヨロッ
魔剣士「な、何するんだ危ねぇ……!」

白姫「…出発の前に、貴方の名前、まだ聞いてなかったから」
魔剣士「あれ、昨日…兵士長と戦ってる時に名乗っただろ?」
白姫「ううん、貴方から私にきちんと教えてほしいの!」
魔剣士「…そ、そうか。俺は…魔剣士」
白姫「…私は白姫。覚えてね、魔剣士っ!」ニコッ
魔剣士「…っ!」ドキッ


ピィィィッ~~~ッッ!!!
兵士たち「…は、発見しましたぁ!」
兵士たち「アカノミの大木の下に、姫様と賊を発見!!!」


白姫「あっ…!」
魔剣士「…だから早くしろって言ったのによ!」
白姫「早速、私を守ってくれる場面かなっ?な~んて」エヘヘ
魔剣士「お、おてんば姫が…!」

白姫「…これからよろしくね、魔剣士!」

魔剣士「…へいへい、ヨロシクな…白姫ッ!」


……………
……



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【 その頃 セントラル王国 王室 】

…バタンッ!!

伝令兵士「…失礼いたします!」

側近「…静かにしろ!」シィッ
側近「先ほど、王様は疲労からお休みになられた…。」
側近「伝令なら、私が聞こう…」

伝令兵士「はっ、失礼いたしました!」

側近「…」
側近「して、その伝令の内容はなんだ。」
側近「賊を捕まえ、姫様を連れ戻したということだな?」

伝令兵士「い、いえ…!」
伝令兵士「姫様と賊が、迷いの森のアカノミの大木の下で休んでいるのを発見しましたが……」

側近「まさか…」

伝令兵士「…失敗致しました。」
伝令兵士「現在、賊は姫様を連れたまま、迷いの森を抜けて南方側へと移動中とみられます」

側近「…何をやっているんだ!!早く追えっ!!」
伝令兵士「そ、側近様…!お声が大きいと、王様が……!」
側近「おっと…」

伝令兵士「…」
伝令兵士「それと、追加情報なのですが」

側近「まだ何かあるのか?」
伝令兵士「…王様の耳に入れると、少し問題なのですが」ボソボソ
側近「なら、耳元で話せ。なんだ」
伝令兵士「…実は、兵士の一人である気弱兵士という男が聴いていたようなのですが」
側近「うむ…?」
伝令兵士「…で、……を…で。」ボソボソ
側近「なっ…!?」
伝令兵士「それで…。……で、……だそうです」ボソッ
側近「ひ、姫様が自分で望んで…王城を逃げた可能性がある……!?」

伝令兵士「はっ…。」
伝令兵士「実は、その賊は姫様の従者となって、二人は望んで冒険者となろうとしてる等、聞いたようで……」

側近「…っ!」

側近「……ぜ、絶対コレは王様の耳に入れるんじゃないぞ」

側近「王様は、自分の周囲にあるものは全て自分のモノとしておきたい方でな…!」

側近「それが娘だろうと、自らの意思で逃げたとなれば、容赦はしないはず……!」

伝令兵士「り、了解しました。他言無用に致します…」

側近「…不味いことになったな」
側近「とにかく今は、姫様と賊を追え。必ず捕まえるんだ…!」

伝令兵士「承知致しました!」ビシッ!


…………
……




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