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第二章 北の大地 アルシラ
第四十一話 もう一度、踏み出す勇気を
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二神の戦いは苛烈を極めた。
「諦めよノヴィレア! 平和ボケしたそなたに勝ち目はない!」
全てが、ラマスの黒い炎に飲み込まれた。
平和な湖の都は、なすすべもなく破壊されていった。
女神を助けようとした妖精、精霊は、羽虫のように捻り潰された。
「皆! 早く逃げよ! 逃げなさい!」
サフラ湖の王女は、叫びながら水を放ち続けた。
滂沱のごとく、涙を流しながら。
彼女は必死でラマスの侵攻を阻んでいたが、不意をつかれた女神は圧倒的に分が悪かった。
「そのまま灰になるがいい! 憎き麗しの女神よ!」
何かがおかしいと、村人はようやく気づき始めた。
「ラマス神は何故、我らの土地を燃やすのだろう……」
「あの頭のツノ……まるで悪魔のようではないか……?」
「子神はどこへ……?」
「影も形もないではないか……」
誰もが、ラマスへの疑念を確信へと変えたそのとき、長衣を羽織った二人組が現れた。
「レンルート!」
「サラ!」
並び立つ二人は、赤黒く染まった空と、絶え間なく起こる竜巻と、焼けて割れた地面を、静かに見つめる。
「……奴は幻で皆を騙し、女神さまを陥れた邪神だ」
村人たちは涙を流し、顔を押さえた。
「あぁ、我々が愚かだった!」
「しかし今更どうすればいい!」
「女神さまはもはや正気ではない……!」
レンルートは「安心してほしい」と告げると、「飛翔」と呟いた。
二人がふわりと浮き上がる。
空中でサラが振り返り、「あの子をよろしくお願いします」と頭を下げた。
その瞬間、皆は二人の心づもりを悟った。
「待て!」
「レンルート! サラ! 死ぬな!」
「馬鹿な真似はよせ!」
レンルートは振り向くと、その場には不釣り合いなほど晴れやかに笑った。
「よそ者の僕たちを、受け入れてくれてありがとう。ここで暮らした毎日は、魔術師として生まれた僕にとって、唯一の幸いだった」
「皆さん、どうかお元気で」
二人には切札があった。
魔術師ではないサラの持つ、たったひとつの特性。
それは、レンルートの魔力との親和性の高さ。
彼女は何故かレンルートの魔力を取り込み、自分のもののように増幅させ、扱うことができた。
「……サラ、僕は君を幸せにできただろうか」
湖で戦う二神へ近づきながら、レンルートは問いかけた。
「僕は……あの日の誓いを、守れただろうか」
サラはにっこりと笑うと彼の手を取った。
「……えぇ、幸せよ。私、とても幸せ。何度生まれ変わってもまた、あなたとヘレンに会いたいわ」
「……ありがとう、サラ」
眼前に、二神が見える。
ラマスはもとより、女神ノヴィレアまでもが、瘴気にあてられ邪神へと堕ちかけていた。
「……僕一人では彼らを止められない」
「わかっているわ。だからこそ、私はここへ来たんだもの」
サラは、レンルートを勇気付けるように、その手をぎゅっと握った。
「……やりましょう、レン」
「……あぁ」
固く重ね合った手を、荒れ狂う神々へ向け、二人は静かに口を開いた。
「雪の祝福、春の息吹」
「白き地に住まう優しき星々よ」
「我らの願いは一つだけ」
「湖面のごとき祈りが悠久の時を経て輝くよう」
「すこやかな明日を」
「万感の感謝を込めて」
「我らが花吹雪へ、歌うような眠りを」
――氷解の刻、千年越しの春の息吹……!!
春の日差しのような光が、闇を切り裂き、黒い炎を飲み込んでいく。
「な、何だこの光は!!」
ラマスが気づいたときにはもう、遅かった。
闇に生きてきた彼に、希望の光は眩しすぎた。
「やめろ! やめろぉお!!」
清浄な光の中へ、その身はなすすべもなく吸い込まれ、あとには何も残らなかった。
* * *
ノヴィレアは沈んでいった。
深い、暗い、湖の底へ。
――浄化せねば、この美しい湖を。
指を振るうが、何の力も湧いてこない。
体中が抗いがたい倦怠感と睡魔に包まれていた。
――いけない、今眠るわけには……妾はまだ、戦える……!
レンルートとサラの体は金色の粉に包まれ、徐々に霞んでいく。
暗い湖の中で、きらきらと輝く流星のようだった。
「ノヴィレアさま、今のあなたさまは力を使い果たされてしまった」
「どうか、今はゆっくりとお休みください。いつか来る、目覚めの時まで」
二人は、女神ノヴィレアに想いを込めて祈りを捧げたが、もはや意識を失いかけた彼女には届かなかった。
――許さない、許さない、裏切り者。妾を陥れ、封じた民ども。この悲しみ、いつか必ず晴らしてみせる。
心のうちで念じながら、ぽろぽろと小さな涙をこぼし、ノヴィレアは闇の中へと消えていった。
* * *
「許さない……許さない……!! 逃すか! 小娘!」
黒い湖面の上。
ノヴィレアの叫びが、波紋のように響き渡る。
ルコットは、暴風に飛ばされないように踏ん張りながら、湖の方へ一歩踏み出した。
「逃げません!」
濁流の渦巻く湖。
そこへ勢いよく飛び込もうとした瞬間、ホルガーとヘレンが慌てて両腕を掴んだ。
「殿下!?」
「ちょっと! ルコットどこ行くのよ!」
「……ノヴィレアさまを、助けないと」
いつになく落ち着いたルコットの声に、ホルガーは息を飲む。
対するヘレンは、責めるように声を荒げた。
「こんな怪我をして! あれだけ心配をかけて! また湖に飛び込もうっていうの!? 冗談じゃないわ!」
涙声のヘレンが、ルコットの決意を揺さぶった。
(確かに、私の声は王女さまには届きませんでした)
――お前に何がわかる! 何不自由なく! 何の苦労もなく! のうのうと生きてきたお前に!!
あの言葉は、今でもルコットの心につき刺さっている。
何の努力もしてこなかった、役立たずの末姫。
これまで感じてきた引け目を、真正面から突きつけられたかのようだった。
(……それでも)
ルコットは両手をきつく握りしめると、ぎゅっと両目を閉じる。
「それでも、私は行きます。だってあのとき、王女さまは仰ったんです。『待って』と」
黒い湖に一人置き去りにされた亡国の王女。
その孤独に、触れてしまった。
「こんなの悲しすぎます。誤解とすれ違いのために、あんなに苦しんで、誰かを恨み続けているなんて」
ルコットは、震える体で、しっかりと背筋を伸ばした。
「もう一度、行ってきます。今度は、彼女の心に届くように」
「……俺が一緒では、意味がないのですよね」
ホルガーは、泣き笑いのような表情で、ルコットの首にそっと腕を回した。
「……殿下、あなたはご自身で思われているよりずっとお強い」
ルコットが目を見開くと、ホルガーはポケットから緑色に光る石を取り出し、その手に握らせた。
「風の魔石です。これで体を浮かせて、湖の上を進んでください」
「……ありがとう、ございます」
何の力もない。
口が上手いわけでもなければ、魔術が使えるわけでもない。
(それなのに、いつだって、ホルガーさまは私を信じてくださる)
それが、どれほど嬉しいことか。
涙の浮かぶ目で、ルコットは微笑んだ。
「ホルガーさまがいるから、私はもっと強くなりたいと思うのです」
魔石を握りしめ、風を起こす。
ふわりと足が浮き、スカートがはためいた。
そのまま、踊るように湖へと踏み出す。
振り向くと、ヘレンを始め、乗組員にいたるまで、皆がルコットを見守っていた。
「……行ってまいります」
ノヴィレアの目が、湖上のルコットに、ひたと据えられた。
「諦めよノヴィレア! 平和ボケしたそなたに勝ち目はない!」
全てが、ラマスの黒い炎に飲み込まれた。
平和な湖の都は、なすすべもなく破壊されていった。
女神を助けようとした妖精、精霊は、羽虫のように捻り潰された。
「皆! 早く逃げよ! 逃げなさい!」
サフラ湖の王女は、叫びながら水を放ち続けた。
滂沱のごとく、涙を流しながら。
彼女は必死でラマスの侵攻を阻んでいたが、不意をつかれた女神は圧倒的に分が悪かった。
「そのまま灰になるがいい! 憎き麗しの女神よ!」
何かがおかしいと、村人はようやく気づき始めた。
「ラマス神は何故、我らの土地を燃やすのだろう……」
「あの頭のツノ……まるで悪魔のようではないか……?」
「子神はどこへ……?」
「影も形もないではないか……」
誰もが、ラマスへの疑念を確信へと変えたそのとき、長衣を羽織った二人組が現れた。
「レンルート!」
「サラ!」
並び立つ二人は、赤黒く染まった空と、絶え間なく起こる竜巻と、焼けて割れた地面を、静かに見つめる。
「……奴は幻で皆を騙し、女神さまを陥れた邪神だ」
村人たちは涙を流し、顔を押さえた。
「あぁ、我々が愚かだった!」
「しかし今更どうすればいい!」
「女神さまはもはや正気ではない……!」
レンルートは「安心してほしい」と告げると、「飛翔」と呟いた。
二人がふわりと浮き上がる。
空中でサラが振り返り、「あの子をよろしくお願いします」と頭を下げた。
その瞬間、皆は二人の心づもりを悟った。
「待て!」
「レンルート! サラ! 死ぬな!」
「馬鹿な真似はよせ!」
レンルートは振り向くと、その場には不釣り合いなほど晴れやかに笑った。
「よそ者の僕たちを、受け入れてくれてありがとう。ここで暮らした毎日は、魔術師として生まれた僕にとって、唯一の幸いだった」
「皆さん、どうかお元気で」
二人には切札があった。
魔術師ではないサラの持つ、たったひとつの特性。
それは、レンルートの魔力との親和性の高さ。
彼女は何故かレンルートの魔力を取り込み、自分のもののように増幅させ、扱うことができた。
「……サラ、僕は君を幸せにできただろうか」
湖で戦う二神へ近づきながら、レンルートは問いかけた。
「僕は……あの日の誓いを、守れただろうか」
サラはにっこりと笑うと彼の手を取った。
「……えぇ、幸せよ。私、とても幸せ。何度生まれ変わってもまた、あなたとヘレンに会いたいわ」
「……ありがとう、サラ」
眼前に、二神が見える。
ラマスはもとより、女神ノヴィレアまでもが、瘴気にあてられ邪神へと堕ちかけていた。
「……僕一人では彼らを止められない」
「わかっているわ。だからこそ、私はここへ来たんだもの」
サラは、レンルートを勇気付けるように、その手をぎゅっと握った。
「……やりましょう、レン」
「……あぁ」
固く重ね合った手を、荒れ狂う神々へ向け、二人は静かに口を開いた。
「雪の祝福、春の息吹」
「白き地に住まう優しき星々よ」
「我らの願いは一つだけ」
「湖面のごとき祈りが悠久の時を経て輝くよう」
「すこやかな明日を」
「万感の感謝を込めて」
「我らが花吹雪へ、歌うような眠りを」
――氷解の刻、千年越しの春の息吹……!!
春の日差しのような光が、闇を切り裂き、黒い炎を飲み込んでいく。
「な、何だこの光は!!」
ラマスが気づいたときにはもう、遅かった。
闇に生きてきた彼に、希望の光は眩しすぎた。
「やめろ! やめろぉお!!」
清浄な光の中へ、その身はなすすべもなく吸い込まれ、あとには何も残らなかった。
* * *
ノヴィレアは沈んでいった。
深い、暗い、湖の底へ。
――浄化せねば、この美しい湖を。
指を振るうが、何の力も湧いてこない。
体中が抗いがたい倦怠感と睡魔に包まれていた。
――いけない、今眠るわけには……妾はまだ、戦える……!
レンルートとサラの体は金色の粉に包まれ、徐々に霞んでいく。
暗い湖の中で、きらきらと輝く流星のようだった。
「ノヴィレアさま、今のあなたさまは力を使い果たされてしまった」
「どうか、今はゆっくりとお休みください。いつか来る、目覚めの時まで」
二人は、女神ノヴィレアに想いを込めて祈りを捧げたが、もはや意識を失いかけた彼女には届かなかった。
――許さない、許さない、裏切り者。妾を陥れ、封じた民ども。この悲しみ、いつか必ず晴らしてみせる。
心のうちで念じながら、ぽろぽろと小さな涙をこぼし、ノヴィレアは闇の中へと消えていった。
* * *
「許さない……許さない……!! 逃すか! 小娘!」
黒い湖面の上。
ノヴィレアの叫びが、波紋のように響き渡る。
ルコットは、暴風に飛ばされないように踏ん張りながら、湖の方へ一歩踏み出した。
「逃げません!」
濁流の渦巻く湖。
そこへ勢いよく飛び込もうとした瞬間、ホルガーとヘレンが慌てて両腕を掴んだ。
「殿下!?」
「ちょっと! ルコットどこ行くのよ!」
「……ノヴィレアさまを、助けないと」
いつになく落ち着いたルコットの声に、ホルガーは息を飲む。
対するヘレンは、責めるように声を荒げた。
「こんな怪我をして! あれだけ心配をかけて! また湖に飛び込もうっていうの!? 冗談じゃないわ!」
涙声のヘレンが、ルコットの決意を揺さぶった。
(確かに、私の声は王女さまには届きませんでした)
――お前に何がわかる! 何不自由なく! 何の苦労もなく! のうのうと生きてきたお前に!!
あの言葉は、今でもルコットの心につき刺さっている。
何の努力もしてこなかった、役立たずの末姫。
これまで感じてきた引け目を、真正面から突きつけられたかのようだった。
(……それでも)
ルコットは両手をきつく握りしめると、ぎゅっと両目を閉じる。
「それでも、私は行きます。だってあのとき、王女さまは仰ったんです。『待って』と」
黒い湖に一人置き去りにされた亡国の王女。
その孤独に、触れてしまった。
「こんなの悲しすぎます。誤解とすれ違いのために、あんなに苦しんで、誰かを恨み続けているなんて」
ルコットは、震える体で、しっかりと背筋を伸ばした。
「もう一度、行ってきます。今度は、彼女の心に届くように」
「……俺が一緒では、意味がないのですよね」
ホルガーは、泣き笑いのような表情で、ルコットの首にそっと腕を回した。
「……殿下、あなたはご自身で思われているよりずっとお強い」
ルコットが目を見開くと、ホルガーはポケットから緑色に光る石を取り出し、その手に握らせた。
「風の魔石です。これで体を浮かせて、湖の上を進んでください」
「……ありがとう、ございます」
何の力もない。
口が上手いわけでもなければ、魔術が使えるわけでもない。
(それなのに、いつだって、ホルガーさまは私を信じてくださる)
それが、どれほど嬉しいことか。
涙の浮かぶ目で、ルコットは微笑んだ。
「ホルガーさまがいるから、私はもっと強くなりたいと思うのです」
魔石を握りしめ、風を起こす。
ふわりと足が浮き、スカートがはためいた。
そのまま、踊るように湖へと踏み出す。
振り向くと、ヘレンを始め、乗組員にいたるまで、皆がルコットを見守っていた。
「……行ってまいります」
ノヴィレアの目が、湖上のルコットに、ひたと据えられた。
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