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目が覚めた時には、愛しくも憎らしい男の姿はなく、ベッドの上の、テオが居たと思われる空間に微かなぬくもりが残っているだけだった。体中のあちこちが軋み、鈍痛を訴えているし、散々喘がされた喉はひりついて使いものになりそうにない。
僕はちゃんと手加減しろって言ったのに。キスマークどころか歯型まで残ってるんだけど。まあ、途中から煽った自覚はあるけどさ……。
エリオットもエリオットだ。テオが出してきた洗浄用魔法薬と潤滑剤がエリオットのお手製だと知った時の僕の気持ちを考えてみて欲しい。
潤滑剤の方はごく軽い麻痺と弛緩の効果があって、不安を和らげる程度の媚薬入りだってさ。だから思ったよりもすんなりと……あの侍従、勇者というより薬師として優秀なんじゃないのか?
しかし困った。声が出ない。喉はカラカラ。水が欲しいんだけど足腰は立ちそうにない。人を呼ぶことができない。僕が使えるほんの少しの治癒魔法はすでに使いきってしまった。
どうにかならないものかと何度目かの咳をした時、ドアがノックされて誰かが入ってきた気配があった。これほどベッドに天蓋があって良かったと思ったことは過去にないね。
入ってきた気配は三人分。ひとりはエリオットだ。他の二人はすでに何度も顔を合わせている侍女だろう。獣としての特性があるからか、僕は生き物の気配には敏いんだ。
「ルシアン様」
エリオットの声がした。ルシィと呼べと言ったのに。侍女たちがいるから遠慮しているのか。
「開けてもよろしいでしょうか?」
僕は対象をエリオットだけに絞って念話を送った。
『駄目だと言いたいところだけどね。どうしようもないから助けてくれる? すごーく喉が乾いてるんだ。ああ、この声は他の人には聞こえてないよ』
王族として生まれた二度目の人生。使用人に対する羞恥心はある程度捨てた。そうするしかなかったんだよ。特に幼児の頃は。
テオのキスマークが残った体を晒すのも、相手は使用人だと思えば、まあ……受け入れられる。覚悟を決めるための時間は欲しいけど。
「失礼いたします」
天蓋を開けた中年の侍女が僅かに息を呑んだ。ボロボロだからね、今の僕。体を起こすのを手伝ってもらい、エリオットからは水を受け取る。
『ありがとう』
本当に助かった。水ってこんなに美味しかったっけ?
「ミリィ、お湯の用意を。湯浴みをしていただいた方がよろしいでしょう。エリオット、何か喉の薬はありますか?」
この年かさの侍女は……確か、ジュディスだったか。
「すぐにご用意いたします」
ミリィと呼ばれた侍女が部屋を出ていった。
「どうぞ」
飲みかけの水が下げられ、エリオットが甘い匂いがする薬湯を差し出してきた。
「声枯れにはよく効くはずです」
その薬湯はほっとするような温かさで、微かな花の香りとはちみつのような甘みがあった。
「ありがと……少しは、話せそうだ」
「まだあまりご無理はなさらずに。ゆっくり全部飲んでください」
エリオットに頷いて、薬湯を飲んだ。
「ルシアン様。わたくしが治癒をお掛けしてもよろしいでしょうか?」
ジュディスは治癒魔法が使えるのか……。
ほんの一瞬、痕を消したくないと思ってしまった。これは全部テオがくれたものだから……なんて。何を考えているんだか。僕はこんなことで感傷的になる人間だったか?
残してどうする。今後も使用人に肌を見られることは避けられないんだぞ。いちいちこんなものを見せられるか。
キスマークは内出血だし、噛み跡も痣になっている。要はどちらも軽い怪我。治癒魔法で癒やせば綺麗に消えるだろう。
こんな痕、うっかり誰かに見られたら、僕が恥をかくだけでなくテオの評判を落とすことになりかねない。何より、関節がダメージを受けている気がする。そっちは治さないとまずい。
「お願いするよ、ジュディス」
「承りました」
暖かく心地よい魔力に全身を包まれる。鈍痛が和らぎ、体中の痕が薄れていく。治癒魔法を掛けながら、ジュディスがぼやいた。わざと僕に聞かせるように。
「まったく。殿下にも困ったものですわね。やけに神妙なお顔で『無理をさせてしまったから後を頼む』なんておっしゃって。洗浄魔法はご自身で掛けていかれたみたいですけれど」
そういえば、肌も寝具もさらっとしている。これはテオが綺麗にしていったのか。エリオットに目を向けて聞く。
「魔力回路障害って、魔法を使っても大丈夫なんだっけ?」
「ええ。大丈夫ですよ。むしろ魔力を消費した方が良いですね。とはいえ魔力の流れに支障があるので、魔法は使いにくいはずです」
なるほど、確かにそうなるか。
痛みがおさまり、乾きも癒えて、怠さの残る体で浴室に向かった。湯に浸かっているうちに、強烈な眠気が襲ってきた。無理もない。ちゃんと眠れた時間は短かったから。
結局そのまま寝落ちして、気付けば部屋に運ばれていた。ああ……朝食を食べ損ねたな。
***
ひと眠りした僕が遅めの昼食を終えて、部屋で休んでいた時。屋敷が急に騒がしくなったのを感じた。
まあ、何かあれば誰かが知らせに来るだろうと、トラステアの貴族名鑑に視線を戻す。こんなものを見ていたら休み時間にならないんだけど、王弟の伴侶としてお披露目されるまでになるべく武器を増やしておきたい。
けれど、忙しなく行き交う気配に足音と声、その中に『旦那様』『行方不明』『迷宮』なんて単語が聞こえたら、落ち着いてなんかいられないじゃないか。廊下に出て誰か捕まえようと腰を上げたら、僕の部屋のドアがノックもなく乱暴に開け放たれた。
「奥様!」
昨日まで、僕は『ルシアン殿下』または『婚約者様』と呼ばれていたはずなのに、血相を変えたジュディスが僕を『奥様』と呼んで。
「旦那様が……テオドール殿下が『深緑の迷宮』内で穴に落下して行方不明だと……!」
たった今、騎士団からの連絡が来たのだと、そう告げた。
……僕は。
テオの仕事が具体的にどんなものなのかを聞いていない。聞いても教えてもらえなかった。けれど。数日に一度、帰宅直後のテオが纏っていた、僅かな血の臭いには気付いていた。あれは人間の血の臭いじゃない、魔物の血だ。
きっと僕はどうかしている。廊下を全力疾走なんて王子のすることじゃない。それにこれからしようとしていることも……。
「エリオット!!」
玄関に出て、魔馬の用意をしていたエリオットを呼び止める。必ずテオを連れて帰る。その決意と共に言った。
「ロデオの経験はある!?」
僕はちゃんと手加減しろって言ったのに。キスマークどころか歯型まで残ってるんだけど。まあ、途中から煽った自覚はあるけどさ……。
エリオットもエリオットだ。テオが出してきた洗浄用魔法薬と潤滑剤がエリオットのお手製だと知った時の僕の気持ちを考えてみて欲しい。
潤滑剤の方はごく軽い麻痺と弛緩の効果があって、不安を和らげる程度の媚薬入りだってさ。だから思ったよりもすんなりと……あの侍従、勇者というより薬師として優秀なんじゃないのか?
しかし困った。声が出ない。喉はカラカラ。水が欲しいんだけど足腰は立ちそうにない。人を呼ぶことができない。僕が使えるほんの少しの治癒魔法はすでに使いきってしまった。
どうにかならないものかと何度目かの咳をした時、ドアがノックされて誰かが入ってきた気配があった。これほどベッドに天蓋があって良かったと思ったことは過去にないね。
入ってきた気配は三人分。ひとりはエリオットだ。他の二人はすでに何度も顔を合わせている侍女だろう。獣としての特性があるからか、僕は生き物の気配には敏いんだ。
「ルシアン様」
エリオットの声がした。ルシィと呼べと言ったのに。侍女たちがいるから遠慮しているのか。
「開けてもよろしいでしょうか?」
僕は対象をエリオットだけに絞って念話を送った。
『駄目だと言いたいところだけどね。どうしようもないから助けてくれる? すごーく喉が乾いてるんだ。ああ、この声は他の人には聞こえてないよ』
王族として生まれた二度目の人生。使用人に対する羞恥心はある程度捨てた。そうするしかなかったんだよ。特に幼児の頃は。
テオのキスマークが残った体を晒すのも、相手は使用人だと思えば、まあ……受け入れられる。覚悟を決めるための時間は欲しいけど。
「失礼いたします」
天蓋を開けた中年の侍女が僅かに息を呑んだ。ボロボロだからね、今の僕。体を起こすのを手伝ってもらい、エリオットからは水を受け取る。
『ありがとう』
本当に助かった。水ってこんなに美味しかったっけ?
「ミリィ、お湯の用意を。湯浴みをしていただいた方がよろしいでしょう。エリオット、何か喉の薬はありますか?」
この年かさの侍女は……確か、ジュディスだったか。
「すぐにご用意いたします」
ミリィと呼ばれた侍女が部屋を出ていった。
「どうぞ」
飲みかけの水が下げられ、エリオットが甘い匂いがする薬湯を差し出してきた。
「声枯れにはよく効くはずです」
その薬湯はほっとするような温かさで、微かな花の香りとはちみつのような甘みがあった。
「ありがと……少しは、話せそうだ」
「まだあまりご無理はなさらずに。ゆっくり全部飲んでください」
エリオットに頷いて、薬湯を飲んだ。
「ルシアン様。わたくしが治癒をお掛けしてもよろしいでしょうか?」
ジュディスは治癒魔法が使えるのか……。
ほんの一瞬、痕を消したくないと思ってしまった。これは全部テオがくれたものだから……なんて。何を考えているんだか。僕はこんなことで感傷的になる人間だったか?
残してどうする。今後も使用人に肌を見られることは避けられないんだぞ。いちいちこんなものを見せられるか。
キスマークは内出血だし、噛み跡も痣になっている。要はどちらも軽い怪我。治癒魔法で癒やせば綺麗に消えるだろう。
こんな痕、うっかり誰かに見られたら、僕が恥をかくだけでなくテオの評判を落とすことになりかねない。何より、関節がダメージを受けている気がする。そっちは治さないとまずい。
「お願いするよ、ジュディス」
「承りました」
暖かく心地よい魔力に全身を包まれる。鈍痛が和らぎ、体中の痕が薄れていく。治癒魔法を掛けながら、ジュディスがぼやいた。わざと僕に聞かせるように。
「まったく。殿下にも困ったものですわね。やけに神妙なお顔で『無理をさせてしまったから後を頼む』なんておっしゃって。洗浄魔法はご自身で掛けていかれたみたいですけれど」
そういえば、肌も寝具もさらっとしている。これはテオが綺麗にしていったのか。エリオットに目を向けて聞く。
「魔力回路障害って、魔法を使っても大丈夫なんだっけ?」
「ええ。大丈夫ですよ。むしろ魔力を消費した方が良いですね。とはいえ魔力の流れに支障があるので、魔法は使いにくいはずです」
なるほど、確かにそうなるか。
痛みがおさまり、乾きも癒えて、怠さの残る体で浴室に向かった。湯に浸かっているうちに、強烈な眠気が襲ってきた。無理もない。ちゃんと眠れた時間は短かったから。
結局そのまま寝落ちして、気付けば部屋に運ばれていた。ああ……朝食を食べ損ねたな。
***
ひと眠りした僕が遅めの昼食を終えて、部屋で休んでいた時。屋敷が急に騒がしくなったのを感じた。
まあ、何かあれば誰かが知らせに来るだろうと、トラステアの貴族名鑑に視線を戻す。こんなものを見ていたら休み時間にならないんだけど、王弟の伴侶としてお披露目されるまでになるべく武器を増やしておきたい。
けれど、忙しなく行き交う気配に足音と声、その中に『旦那様』『行方不明』『迷宮』なんて単語が聞こえたら、落ち着いてなんかいられないじゃないか。廊下に出て誰か捕まえようと腰を上げたら、僕の部屋のドアがノックもなく乱暴に開け放たれた。
「奥様!」
昨日まで、僕は『ルシアン殿下』または『婚約者様』と呼ばれていたはずなのに、血相を変えたジュディスが僕を『奥様』と呼んで。
「旦那様が……テオドール殿下が『深緑の迷宮』内で穴に落下して行方不明だと……!」
たった今、騎士団からの連絡が来たのだと、そう告げた。
……僕は。
テオの仕事が具体的にどんなものなのかを聞いていない。聞いても教えてもらえなかった。けれど。数日に一度、帰宅直後のテオが纏っていた、僅かな血の臭いには気付いていた。あれは人間の血の臭いじゃない、魔物の血だ。
きっと僕はどうかしている。廊下を全力疾走なんて王子のすることじゃない。それにこれからしようとしていることも……。
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