16 / 27
4-5
しおりを挟む
勇者謹製最上級回復薬(仮)は、見るからに普通じゃなかった。瓶の中のドロリとした液体には灰色と紫色の粒子が対流している。僕が躊躇ったのは一瞬。小瓶を開けて中の薬を口に含み、テオの血色の悪い唇を開かせ、流し込んだ。
正直、ものすごく不味かった。薄ら甘くて、強烈に苦くて、舌が痺れる。そしてなんだか焦げ臭い。
意識のないテオがちゃんと薬を嚥下したことを確かめて、ちょっと涙目になりながら、数回に分けて全て飲ませた。
テオの反応をジリジリとした気分で待った。白い頬に赤みが戻り、まつ毛が震えて、目が開いた次の瞬間。テオは勢い良く体を起こして激しく咳き込んだ。
「何、を、飲ませた……ッ」
咳の合間に文句が聞こえる。その声が嬉しくて、たまらなく懐かしくて、愛おしい。
「いつにも、まして、酷い、味……だ」
「テオ!」
僕は自分が濡れるのも構わず、抱きついた。
「ルシアン……?」
「良かった、本当に」
「何を泣いている。……ここは?」
テオはかなり混乱しているらしかった。無理もない。
「俺は、どうして……」
「ここは迷宮の中。あなたは穴に落ちて大怪我をしていたんだよ」
テオが息を呑む気配がした。
「ああ……そう、だったな……」
「獣人たちが助けてくれた。それとエリオットが取っておきの薬を出してくれたんだ」
テオが顔を顰めた。
「この、やたら苦くて痺れるやつか……」
「そう。酷い味だ。まだ痺れてる」
「君が飲ませてくれたのか」
「……うん」
テオが僕の頭を撫でて笑う。
「覚えていないのが残念だ」
「テオにいくつか謝らなきゃいけない」
「何かあったか」
「ここに来るために人前で獣化した」
「……それは、謝罪するのは俺の方だな」
「騎士を脅したし、使用人を怯えさせた」
「仕方がなかったんだろう」
「騎士団長らしき人にもかなり失礼な態度を」
「気にしなくていい」
「バーレイ侯爵家のトバイアスを連れ回した挙句、色々あって僕の信者にしてしまった」
「……は?」
そうだよね。意味わかんないよな。
「ゆっくり説明させてよ」
テオが着ていた服は、治療のために切られていた。エリオットは自分の収納の中にテオの服を入れていたらしい。獣人が何か貸してくれると言うのを断って、サイズぴったりの夜着、下着に靴まで出してきた。本業は侍従だもんな。
トバイアスは遠慮してか中庭には入って来なかったんだけど、ちゃんと自分の足で歩くテオを見て「良かった……」と涙ぐんでいた。
***
獣人の薬師はジェフリーという名で、あっという間にエリオットと意気投合した。そのジェフリーとラスが周囲に掛け合ってくれて、僕たちは小屋をひとつ貸してもらうことができた。
「……この部屋に結界を張りました。これで誰も盗み聞きはできません」
「エリオット、お前の魔法は本当に便利だな」
「お役に立てたなら何よりです」
主人に褒められたエリオットはとても嬉しそうだった。
僕たちは遮音された部屋で情報を交換した。
魔力回路障害のせいで魔法は使いづらいテオだけど、幸い使える魔法は無属性と風属性。だからあの大穴の二度目の崩落の時、風魔法で落下の衝撃を和らげることができたらしい。
「そうでなければ生きていなかっただろうさ」
相当深い穴だったからなぁ。
「それで? トバイアス、お前がルシィの信者だというのはどういうことだ」
テオが不機嫌そうにトバイアスを見た。
「獣人は人間を警戒しています。ですが、獣神カーハディールや神獣……ルシアン殿下を信奉する者であれば、例外的に仲間として迎え入れてくれるようでした。こんな所にひとりで放り出されたら生きては帰れませんから」
「なるほどな。ところでここはどこだと思う?」
「どこって……獣人の里、だよね?」
「そういうことじゃない」
僕が首を傾げると、トバイアスが「断定はできませんが」と呟いた。
「神代の迷宮……かもしれません」
……え?
「深緑の迷宮じゃないの?」
「崩落のせいで二つの迷宮が繋がったのではないかと考えます。『迷宮の中に空がある』なんて、私はそんな迷宮を神代の迷宮以外に知りません」
「ああ。俺も聞いたことがないな」
「ここが神代の迷宮だとしたら……」
僕はエリオットをじっと見た。
もし、迷宮から地上に戻れば、僕たちはほっとするだろうし、休めるだろう。周囲の人々も安心するに違いない。けれど。一度迷宮で行方不明になった王弟殿下やその伴侶をまた迷宮に行かせてくれるか?
「ねぇ、テオ。このまま勇者の使命が終わるまで帰りたくないっていうのは……我儘かな?」
「使用人も騎士も心配している。どれだけの迷惑をかけることになるか」
「わかってるよ。でも……」
「俺と君の婚礼の儀はどうなる? 外国からの来賓もあるんだぞ? 君の兄君も」
「あ」
そうだった。王太子のラザラス兄様がわざわざ来てくれることになっている。
この世界、長距離の移動は本当に大変だ。サディアス兄様の足では長い馬車旅に耐えられない可能性がある。だから来てくれるのはラザラス兄様なのだ。
他の国の来賓たちもかなりの時間と予算をかけて来てくれる。それでもし、直前に婚礼の儀が中止になったら……下手をすれば国際問題。やっぱり一度は帰らないと。
「あの。勇者の使命、とは……?」
そういえばトバイアスにはちゃんとした説明をしていない。
勇者と僕と神代の迷宮に関する事情を話すと、トバイアスはしばらく呆然としていた。
「…………待ってください。その侍従――エリオットが本当に勇者で? 女神からの使命があると? 冗談ではなかったのですか……」
「信じられないかもしれないけどね」
「本当に神代の迷宮の核を壊すのですか」
「そう。それをしなければ国が滅ぶ」
トバイアスが黙り込んだ。核を壊すことは迷宮を壊すことだ。迷宮という存在自体は残っても、機能は停止し魔物が湧かなくなる。もしかしたらトバイアスは神代の迷宮を終わらせたくないのかもしれなかった。
「そうだ、トバイアス。ひとつ聞かせて。ここが確実に神代の迷宮だと確認する方法はある?」
「そうですね……どこか、転移魔法陣に辿り着くことができれば……」
トバイアスが言うには、迷宮には各階層に帰還用の転移魔法陣が複数あるもので、それを見れば実際に帰らなくてもここがどの迷宮かわかるかもしれないそうだ。
「転移魔法陣には各迷宮固有の模様があるんです。神代の迷宮のものと深緑の迷宮のものは覚えているので見ればわかります」
流石迷宮オタク。やっぱり好きなものに関する知識って身につきやすいよねぇ。
「ルシィ」
テオが僕の頭に手を乗せた。
「このまま核を目指したいのはわかるが、それは駄目だ」
「うん……」
「一度戻ろう。ちゃんと使命を果たせるようにするから」
「わかった」
正直、ものすごく不味かった。薄ら甘くて、強烈に苦くて、舌が痺れる。そしてなんだか焦げ臭い。
意識のないテオがちゃんと薬を嚥下したことを確かめて、ちょっと涙目になりながら、数回に分けて全て飲ませた。
テオの反応をジリジリとした気分で待った。白い頬に赤みが戻り、まつ毛が震えて、目が開いた次の瞬間。テオは勢い良く体を起こして激しく咳き込んだ。
「何、を、飲ませた……ッ」
咳の合間に文句が聞こえる。その声が嬉しくて、たまらなく懐かしくて、愛おしい。
「いつにも、まして、酷い、味……だ」
「テオ!」
僕は自分が濡れるのも構わず、抱きついた。
「ルシアン……?」
「良かった、本当に」
「何を泣いている。……ここは?」
テオはかなり混乱しているらしかった。無理もない。
「俺は、どうして……」
「ここは迷宮の中。あなたは穴に落ちて大怪我をしていたんだよ」
テオが息を呑む気配がした。
「ああ……そう、だったな……」
「獣人たちが助けてくれた。それとエリオットが取っておきの薬を出してくれたんだ」
テオが顔を顰めた。
「この、やたら苦くて痺れるやつか……」
「そう。酷い味だ。まだ痺れてる」
「君が飲ませてくれたのか」
「……うん」
テオが僕の頭を撫でて笑う。
「覚えていないのが残念だ」
「テオにいくつか謝らなきゃいけない」
「何かあったか」
「ここに来るために人前で獣化した」
「……それは、謝罪するのは俺の方だな」
「騎士を脅したし、使用人を怯えさせた」
「仕方がなかったんだろう」
「騎士団長らしき人にもかなり失礼な態度を」
「気にしなくていい」
「バーレイ侯爵家のトバイアスを連れ回した挙句、色々あって僕の信者にしてしまった」
「……は?」
そうだよね。意味わかんないよな。
「ゆっくり説明させてよ」
テオが着ていた服は、治療のために切られていた。エリオットは自分の収納の中にテオの服を入れていたらしい。獣人が何か貸してくれると言うのを断って、サイズぴったりの夜着、下着に靴まで出してきた。本業は侍従だもんな。
トバイアスは遠慮してか中庭には入って来なかったんだけど、ちゃんと自分の足で歩くテオを見て「良かった……」と涙ぐんでいた。
***
獣人の薬師はジェフリーという名で、あっという間にエリオットと意気投合した。そのジェフリーとラスが周囲に掛け合ってくれて、僕たちは小屋をひとつ貸してもらうことができた。
「……この部屋に結界を張りました。これで誰も盗み聞きはできません」
「エリオット、お前の魔法は本当に便利だな」
「お役に立てたなら何よりです」
主人に褒められたエリオットはとても嬉しそうだった。
僕たちは遮音された部屋で情報を交換した。
魔力回路障害のせいで魔法は使いづらいテオだけど、幸い使える魔法は無属性と風属性。だからあの大穴の二度目の崩落の時、風魔法で落下の衝撃を和らげることができたらしい。
「そうでなければ生きていなかっただろうさ」
相当深い穴だったからなぁ。
「それで? トバイアス、お前がルシィの信者だというのはどういうことだ」
テオが不機嫌そうにトバイアスを見た。
「獣人は人間を警戒しています。ですが、獣神カーハディールや神獣……ルシアン殿下を信奉する者であれば、例外的に仲間として迎え入れてくれるようでした。こんな所にひとりで放り出されたら生きては帰れませんから」
「なるほどな。ところでここはどこだと思う?」
「どこって……獣人の里、だよね?」
「そういうことじゃない」
僕が首を傾げると、トバイアスが「断定はできませんが」と呟いた。
「神代の迷宮……かもしれません」
……え?
「深緑の迷宮じゃないの?」
「崩落のせいで二つの迷宮が繋がったのではないかと考えます。『迷宮の中に空がある』なんて、私はそんな迷宮を神代の迷宮以外に知りません」
「ああ。俺も聞いたことがないな」
「ここが神代の迷宮だとしたら……」
僕はエリオットをじっと見た。
もし、迷宮から地上に戻れば、僕たちはほっとするだろうし、休めるだろう。周囲の人々も安心するに違いない。けれど。一度迷宮で行方不明になった王弟殿下やその伴侶をまた迷宮に行かせてくれるか?
「ねぇ、テオ。このまま勇者の使命が終わるまで帰りたくないっていうのは……我儘かな?」
「使用人も騎士も心配している。どれだけの迷惑をかけることになるか」
「わかってるよ。でも……」
「俺と君の婚礼の儀はどうなる? 外国からの来賓もあるんだぞ? 君の兄君も」
「あ」
そうだった。王太子のラザラス兄様がわざわざ来てくれることになっている。
この世界、長距離の移動は本当に大変だ。サディアス兄様の足では長い馬車旅に耐えられない可能性がある。だから来てくれるのはラザラス兄様なのだ。
他の国の来賓たちもかなりの時間と予算をかけて来てくれる。それでもし、直前に婚礼の儀が中止になったら……下手をすれば国際問題。やっぱり一度は帰らないと。
「あの。勇者の使命、とは……?」
そういえばトバイアスにはちゃんとした説明をしていない。
勇者と僕と神代の迷宮に関する事情を話すと、トバイアスはしばらく呆然としていた。
「…………待ってください。その侍従――エリオットが本当に勇者で? 女神からの使命があると? 冗談ではなかったのですか……」
「信じられないかもしれないけどね」
「本当に神代の迷宮の核を壊すのですか」
「そう。それをしなければ国が滅ぶ」
トバイアスが黙り込んだ。核を壊すことは迷宮を壊すことだ。迷宮という存在自体は残っても、機能は停止し魔物が湧かなくなる。もしかしたらトバイアスは神代の迷宮を終わらせたくないのかもしれなかった。
「そうだ、トバイアス。ひとつ聞かせて。ここが確実に神代の迷宮だと確認する方法はある?」
「そうですね……どこか、転移魔法陣に辿り着くことができれば……」
トバイアスが言うには、迷宮には各階層に帰還用の転移魔法陣が複数あるもので、それを見れば実際に帰らなくてもここがどの迷宮かわかるかもしれないそうだ。
「転移魔法陣には各迷宮固有の模様があるんです。神代の迷宮のものと深緑の迷宮のものは覚えているので見ればわかります」
流石迷宮オタク。やっぱり好きなものに関する知識って身につきやすいよねぇ。
「ルシィ」
テオが僕の頭に手を乗せた。
「このまま核を目指したいのはわかるが、それは駄目だ」
「うん……」
「一度戻ろう。ちゃんと使命を果たせるようにするから」
「わかった」
12
あなたにおすすめの小説
記憶を失くしたはずの元夫が、どうか自分と結婚してくれと求婚してくるのですが。
鷲井戸リミカ
BL
メルヴィンは夫レスターと結婚し幸せの絶頂にいた。しかしレスターが勇者に選ばれ、魔王討伐の旅に出る。やがて勇者レスターが魔王を討ち取ったものの、メルヴィンは夫が自分と離婚し、聖女との再婚を望んでいると知らされる。
死を望まれたメルヴィンだったが、不思議な魔石の力により脱出に成功する。国境を越え、小さな町で暮らし始めたメルヴィン。ある日、ならず者に絡まれたメルヴィンを助けてくれたのは、元夫だった。なんと彼は記憶を失くしているらしい。
君を幸せにしたいと求婚され、メルヴィンの心は揺れる。しかし、メルヴィンは元夫がとある目的のために自分に近づいたのだと知り、慌てて逃げ出そうとするが……。
ハッピーエンドです。
この作品は他サイトにも投稿しております。
悪役のはずだった二人の十年間
海野璃音
BL
第三王子の誕生会に呼ばれた主人公。そこで自分が悪役モブであることに気づく。そして、目の前に居る第三王子がラスボス系な悪役である事も。
破滅はいやだと謙虚に生きる主人公とそんな主人公に執着する第三王子の十年間。
※ムーンライトノベルズにも投稿しています。
少女漫画の当て馬キャラと恋人になったけどキャラ変激しすぎませんか??
和泉臨音
BL
昔から物事に違和感を感じることの多かった衛は周りから浮いた存在だった。国軍養成所で一人の少女に出会い、ここが架空の大正時代を舞台にしたバトルありの少女漫画の世界だと気付く。ならば自分は役に立つモブに徹しようと心に誓うも、なぜかヒロインに惚れるはずの当て馬イケメンキャラ、一条寺少尉に惚れられて絡め取られてしまうのだった。
※ 腹黒イケメン少尉(漫画では当て馬)×前世記憶で戦闘力が無自覚チートな平凡孤児(漫画では完全モブ)
※ 戦闘シーンや受が不当な扱いを受けるシーンがあります。苦手な方はご注意ください。
※ 五章で完結。以降は番外編です。
[離婚宣告]平凡オメガは結婚式当日にアルファから離婚されたのに反撃できません
月歌(ツキウタ)
BL
結婚式の当日に平凡オメガはアルファから離婚を切り出された。お色直しの衣装係がアルファの運命の番だったから、離婚してくれって酷くない?
☆表紙絵
AIピカソとAIイラストメーカーで作成しました。
政略結婚のはずが恋して拗れて離縁を申し出る話
藍
BL
聞いたことのない侯爵家から釣書が届いた。僕のことを求めてくれるなら政略結婚でもいいかな。そう考えた伯爵家四男のフィリベルトは『お受けします』と父へ答える。
ところがなかなか侯爵閣下とお会いすることができない。婚姻式の準備は着々と進み、数カ月後ようやく対面してみれば金髪碧眼の美丈夫。徐々に二人の距離は近づいて…いたはずなのに。『え、僕ってばやっぱり政略結婚の代用品!?』政略結婚でもいいと思っていたがいつの間にか恋してしまいやっぱり無理だから離縁しよ!とするフィリベルトの話。
【8話完結】ざまぁされて廃嫡されたバカ王子とは俺のことです。
キノア9g
BL
廃嫡され全てを失った元王子。地道に生きたいのにハイスペ幼馴染が逃がしてくれません。
あらすじ
「第二王子カイル、お前を廃嫡する」
傲慢な振る舞いを理由に、王位継承権も婚約者も失い、国外追放されたカイル。
絶望の最中、彼に蘇ったのは「ブラック企業で使い潰された前世の記憶」だった。
「もう二度と、他人任せにはしない」
前世の反省を活かし、隣国の冒険者ギルドで雑用係(清掃員)として地道にやり直そうとするカイル。しかし、そんな彼を追いかけてきたのは、隣国の貴族であり幼馴染のレオナードだった。
「君がどんな立場になろうと、僕にとっては君は君だ」
落ちぶれたカイルに変わらぬ愛を注ぎ、元婚約者の悪意ある噂からも守り抜くレオナード。
すべてを失った元バカ王子が、社畜根性と幼馴染の溺愛によって幸せを掴むまでの、再起と愛の物語。
全8話。
令嬢に転生したと思ったけどちょっと違った
しそみょうが
BL
前世男子大学生だったが今世では公爵令嬢に転生したアシュリー8歳は、王城の廊下で4歳年下の第2王子イーライに一目惚れされて婚約者になる。なんやかんやで両想いだった2人だが、イーライの留学中にアシュリーに成長期が訪れ立派な青年に成長してしまう。アシュリーが転生したのは女性ではなくカントボーイだったのだ。泣く泣く婚約者を辞するアシュリーは名前を変えて王城の近衛騎士となる。婚約者にフラれて隣国でグレたと噂の殿下が5年ぶりに帰国してーー?
という、婚約者大好き年下王子☓元令嬢のカントボーイ騎士のお話です。前半3話目までは子ども時代で、成長した後半にR18がちょこっとあります♡
短編コメディです
精霊の港 飛ばされたリーマン、体格のいい男たちに囲まれる
風見鶏ーKazamidoriー
BL
秋津ミナトは、うだつのあがらないサラリーマン。これといった特徴もなく、体力の衰えを感じてスポーツジムへ通うお年ごろ。
ある日帰り道で奇妙な精霊と出会い、追いかけた先は見たこともない場所。湊(ミナト)の前へ現れたのは黄金色にかがやく瞳をした美しい男だった。ロマス帝国という古代ローマに似た巨大な国が支配する世界で妖精に出会い、帝国の片鱗に触れてさらにはドラゴンまで、サラリーマンだった湊の人生は激変し異なる世界の動乱へ巻きこまれてゆく物語。
※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる