26 / 27
後日談:その後の勇者
しおりを挟む
その日、僕はエリオットに念話で薬を頼もうとしていた。獣人の子供のための風邪薬だ。ついでに潤滑剤と洗浄用魔法薬も。けれど、返事はいつも忠実な元侍従としては意外なもので。
『すみません、ルシィ様。後にしていただけますか。今ちょっと取り込み中でして』
『珍しいね。勇者様が手間取るような問題?』
少しの沈黙の後、エリオットは言った。
『実は……恋人の実家に挨拶に来ています』
『え?』
エリオットに恋人?
居たの、できたの、どっち?
僕は隣でお茶を飲んでいたテオの袖を引っ張った。
「ねぇ。エリオットに恋人って……」
「ああ、オリヴィア嬢だろう。可愛らしい人だよ」
「女性なの?」
「……そうだが?」
エリオット、前世は女性だって言ってなかったか?
『あの、エリオット? 恋人って――』
『申し訳ありません。念話は明日改めて』
『え、ちょっと』
結局その日、それ以上の話はできなかった。なんと勇者様、念話の『着信拒否』ができるらしい。
結局、別の薬師の手当てで子供の熱は下がった。僕が血を分ける必要もなく。
***
僕はごねた。エリオットの恋人に会ってみたいと。
その結果、エリオットが屋敷に連れてきたのは、ミルクティー色の髪をした愛嬌のある女性だった。小動物系とでもいうのか。第一印象は仔栗鼠だ。
「初めてお目にかかります。オリヴィア・ヘーゼルダインと申します」
エリオットが誇らしげに「私の婚約者です」と言った。実家への挨拶はうまくいったらしいな。
オリヴィア嬢は貴族だという。エリオットが、男爵家の令嬢だと説明してくれた。
なるほど。確かに可愛らしい女性だ。でも。
「えっと。エリオットは元々平民だと思うんだけど、よく付き合う許可が出たね?」
いくら男爵家とはいえ貴族は貴族。平民の男が歓迎されるとは思えない。王弟殿下の側仕えだということが評価されたのか?
「エリオットは母を助けてくれたんです」
ああ、なるほど。薬師としてか。恩人なら、というわけだ。
「お茶をどうぞ」
最近雇った侍従が紅茶を出してくれた。でも。
「リック」
僕は侍従を呼び止めた。
「なんでございましょう?」
「お客がいるときはやめろって言っただろう」
僕は自分のティーカップを持ち上げてリックを睨んだ。
「これは毒入り。そうだな?」
侍従がへらりと笑う。
「流石はルシアン様。それにお気づきになるとは」
僕はため息をついてリックに命じる。
「お茶を全部淹れなおせ。エリオットはともかく、オリヴィア嬢に何かあったらどうする」
「ほんの少し手足が痺れるだけの毒でございますよ。そもそもルシアン様のカップにしか――」
「淹れなおせ」
「……畏まりました」
リックは不満げにしながらもテーブルの上の茶器を片付けた。
まったく。困ったやつだ。
「あの……ルシィ様? 今の侍従は?」
エリオットが困惑している。それもそうだろう。普通、主に堂々と毒を盛る侍従なんていない。
「ああ。リックはまあ、ちょっと特殊でね。面白いから飼っているんだけど」
「飼う……面白い、とは」
「僕はどんな毒にも耐えられるから実験対象として気に入られたみたいで」
「そんな。危険人物ではありませんか」
オリヴィア嬢も心配してくれているらしい。優しい人だ。
「大丈夫、大丈夫」
僕は笑って言った。
「アレの本当の飼い主は知っているし、敵意があるわけじゃない。ちょっとじゃれついてくるだけだよ」
リックはタルマール王国の……サディアス兄様の子飼いの『影』である。僕をからかって遊んでいるだけで、害意はない。エリオットとは違う方向性の薬師なのだ。つまり、毒薬専門。神の眷属である僕は今更毒なんか効かない。それを知っていて、リックは僕が見抜けるかどうか、本当に効かないかどうか、試そうとしてくる。
ただ、この『遊び』はテオとユリスがいない時だけ。僕が毒を盛られることをテオが一緒に面白がってくれるわけないし、ユリスは倍返しするからね。
「あの……テオ様は」
「あー、ごめんね。獣人の里長たちと会合があってさ。どうしても抜けられなかったんだ。なんか家畜の値段で揉めてるらしくて。夜には帰ってくると思うんだけど」
リックではなく別の使用人が淹れなおしてくれたお茶を飲みながら、僕たちは少し話をした。
「最近、エリオットはどうなの。ジェフリーとの素材採取は順調?」
「魔馬の討伐をしましたよ。ジェフも意外と戦えるので、危なげなく」
エリオットとジェフリーの今の立場は冒険者である。いいなあ、冒険者。
エリオットが左の手首を見せる。黒い糸を使ってビーズを編みこんだブレスレットをしていた。
「その魔馬のたてがみでリヴィが編んでくれたんです」
幸運のお守りなんです、とオリヴィア嬢がはにかむ。
「器用なんだねぇ」
「しがない男爵家の娘ですから、少しでも手に職を付けようと思いまして……」
エリオットが笑っているのを見て僕は安堵していた。この勇者様は世界のために転生やら使命やらと振り回され、その上テオのことがあって、自分のしたいことができていないんじゃないかと思っていたから。
「エリオットが幸せそうでよかったよ。でも……」
言葉を切った僕に、エリオットはきょとんとした顔を見せる。侍従だった頃より、感情豊かになったんじゃないかと思う。
「あんあまり危険なことはするなよ、エリオット。こんなに可愛い婚約者が待っていてくれるのに」
勇者様なら大丈夫だろうけど、冒険者なんていつどこでどんな怪我をするかわかったものじゃない。
僕に「可愛い」と言われたオリヴィア嬢が真っ赤になった。ああ、しまった。今でも僕の「顔だけ王子」の見目の良さは健在なんだっけ。
『ところで……前世は女性だって言ってなかった、エリオット?』
こっそり念話で確認すると『そうですが』という返事。
『いや、その、大丈夫なの。精神的には女性同士ってことにならない?』
『今の私は男です。それに』
エリオットが意味ありげに笑った。
『私は昔から可愛い子が大好きなんですよ。あ、もちろん今はリヴィに一途ですけどね』
あ、うん……そうなんだ……。
「えっと、今日は泊っていくんだよね?」
「そうさせていただけると……」
エリオットが申し訳なさそうに言う。帰るだけなら勇者様の転移魔法でどうにかなっても、テオに会いたいんだろう。
「部屋は用意してあるから客間を使って」
流石にもう、使用人のための部屋というわけにはいかない。オリヴィア嬢もいるのだ。
二人が「ありがとうございます」と微笑んだ。
『ところでルシィ様。先ほどのあの男』
エリオットの念話に何やら不穏な雰囲気が混ざる。
『ん? ああ、リック?』
『ええ。私とも遊んでもらっても構わないでしょうか?』
どうやら、元侍従としてリックに思うところがあるらしい。
『少々、薬について話し合いたいと思いまして。良い腕の薬師のようですから』
『いいけど、ほどほどにね? 僕の兄様の子飼いだからさ』
苦笑してそう許可を出した。
帰ってきたテオも交えて夕食を楽しみ、その翌日。
気のせいか少しやつれたリックの隣で、エリオットは満足そうにすっきりとした顔をしていた。昨夜何があったのかは……聞かない方がいいだろうな、うん。
『すみません、ルシィ様。後にしていただけますか。今ちょっと取り込み中でして』
『珍しいね。勇者様が手間取るような問題?』
少しの沈黙の後、エリオットは言った。
『実は……恋人の実家に挨拶に来ています』
『え?』
エリオットに恋人?
居たの、できたの、どっち?
僕は隣でお茶を飲んでいたテオの袖を引っ張った。
「ねぇ。エリオットに恋人って……」
「ああ、オリヴィア嬢だろう。可愛らしい人だよ」
「女性なの?」
「……そうだが?」
エリオット、前世は女性だって言ってなかったか?
『あの、エリオット? 恋人って――』
『申し訳ありません。念話は明日改めて』
『え、ちょっと』
結局その日、それ以上の話はできなかった。なんと勇者様、念話の『着信拒否』ができるらしい。
結局、別の薬師の手当てで子供の熱は下がった。僕が血を分ける必要もなく。
***
僕はごねた。エリオットの恋人に会ってみたいと。
その結果、エリオットが屋敷に連れてきたのは、ミルクティー色の髪をした愛嬌のある女性だった。小動物系とでもいうのか。第一印象は仔栗鼠だ。
「初めてお目にかかります。オリヴィア・ヘーゼルダインと申します」
エリオットが誇らしげに「私の婚約者です」と言った。実家への挨拶はうまくいったらしいな。
オリヴィア嬢は貴族だという。エリオットが、男爵家の令嬢だと説明してくれた。
なるほど。確かに可愛らしい女性だ。でも。
「えっと。エリオットは元々平民だと思うんだけど、よく付き合う許可が出たね?」
いくら男爵家とはいえ貴族は貴族。平民の男が歓迎されるとは思えない。王弟殿下の側仕えだということが評価されたのか?
「エリオットは母を助けてくれたんです」
ああ、なるほど。薬師としてか。恩人なら、というわけだ。
「お茶をどうぞ」
最近雇った侍従が紅茶を出してくれた。でも。
「リック」
僕は侍従を呼び止めた。
「なんでございましょう?」
「お客がいるときはやめろって言っただろう」
僕は自分のティーカップを持ち上げてリックを睨んだ。
「これは毒入り。そうだな?」
侍従がへらりと笑う。
「流石はルシアン様。それにお気づきになるとは」
僕はため息をついてリックに命じる。
「お茶を全部淹れなおせ。エリオットはともかく、オリヴィア嬢に何かあったらどうする」
「ほんの少し手足が痺れるだけの毒でございますよ。そもそもルシアン様のカップにしか――」
「淹れなおせ」
「……畏まりました」
リックは不満げにしながらもテーブルの上の茶器を片付けた。
まったく。困ったやつだ。
「あの……ルシィ様? 今の侍従は?」
エリオットが困惑している。それもそうだろう。普通、主に堂々と毒を盛る侍従なんていない。
「ああ。リックはまあ、ちょっと特殊でね。面白いから飼っているんだけど」
「飼う……面白い、とは」
「僕はどんな毒にも耐えられるから実験対象として気に入られたみたいで」
「そんな。危険人物ではありませんか」
オリヴィア嬢も心配してくれているらしい。優しい人だ。
「大丈夫、大丈夫」
僕は笑って言った。
「アレの本当の飼い主は知っているし、敵意があるわけじゃない。ちょっとじゃれついてくるだけだよ」
リックはタルマール王国の……サディアス兄様の子飼いの『影』である。僕をからかって遊んでいるだけで、害意はない。エリオットとは違う方向性の薬師なのだ。つまり、毒薬専門。神の眷属である僕は今更毒なんか効かない。それを知っていて、リックは僕が見抜けるかどうか、本当に効かないかどうか、試そうとしてくる。
ただ、この『遊び』はテオとユリスがいない時だけ。僕が毒を盛られることをテオが一緒に面白がってくれるわけないし、ユリスは倍返しするからね。
「あの……テオ様は」
「あー、ごめんね。獣人の里長たちと会合があってさ。どうしても抜けられなかったんだ。なんか家畜の値段で揉めてるらしくて。夜には帰ってくると思うんだけど」
リックではなく別の使用人が淹れなおしてくれたお茶を飲みながら、僕たちは少し話をした。
「最近、エリオットはどうなの。ジェフリーとの素材採取は順調?」
「魔馬の討伐をしましたよ。ジェフも意外と戦えるので、危なげなく」
エリオットとジェフリーの今の立場は冒険者である。いいなあ、冒険者。
エリオットが左の手首を見せる。黒い糸を使ってビーズを編みこんだブレスレットをしていた。
「その魔馬のたてがみでリヴィが編んでくれたんです」
幸運のお守りなんです、とオリヴィア嬢がはにかむ。
「器用なんだねぇ」
「しがない男爵家の娘ですから、少しでも手に職を付けようと思いまして……」
エリオットが笑っているのを見て僕は安堵していた。この勇者様は世界のために転生やら使命やらと振り回され、その上テオのことがあって、自分のしたいことができていないんじゃないかと思っていたから。
「エリオットが幸せそうでよかったよ。でも……」
言葉を切った僕に、エリオットはきょとんとした顔を見せる。侍従だった頃より、感情豊かになったんじゃないかと思う。
「あんあまり危険なことはするなよ、エリオット。こんなに可愛い婚約者が待っていてくれるのに」
勇者様なら大丈夫だろうけど、冒険者なんていつどこでどんな怪我をするかわかったものじゃない。
僕に「可愛い」と言われたオリヴィア嬢が真っ赤になった。ああ、しまった。今でも僕の「顔だけ王子」の見目の良さは健在なんだっけ。
『ところで……前世は女性だって言ってなかった、エリオット?』
こっそり念話で確認すると『そうですが』という返事。
『いや、その、大丈夫なの。精神的には女性同士ってことにならない?』
『今の私は男です。それに』
エリオットが意味ありげに笑った。
『私は昔から可愛い子が大好きなんですよ。あ、もちろん今はリヴィに一途ですけどね』
あ、うん……そうなんだ……。
「えっと、今日は泊っていくんだよね?」
「そうさせていただけると……」
エリオットが申し訳なさそうに言う。帰るだけなら勇者様の転移魔法でどうにかなっても、テオに会いたいんだろう。
「部屋は用意してあるから客間を使って」
流石にもう、使用人のための部屋というわけにはいかない。オリヴィア嬢もいるのだ。
二人が「ありがとうございます」と微笑んだ。
『ところでルシィ様。先ほどのあの男』
エリオットの念話に何やら不穏な雰囲気が混ざる。
『ん? ああ、リック?』
『ええ。私とも遊んでもらっても構わないでしょうか?』
どうやら、元侍従としてリックに思うところがあるらしい。
『少々、薬について話し合いたいと思いまして。良い腕の薬師のようですから』
『いいけど、ほどほどにね? 僕の兄様の子飼いだからさ』
苦笑してそう許可を出した。
帰ってきたテオも交えて夕食を楽しみ、その翌日。
気のせいか少しやつれたリックの隣で、エリオットは満足そうにすっきりとした顔をしていた。昨夜何があったのかは……聞かない方がいいだろうな、うん。
42
あなたにおすすめの小説
記憶を失くしたはずの元夫が、どうか自分と結婚してくれと求婚してくるのですが。
鷲井戸リミカ
BL
メルヴィンは夫レスターと結婚し幸せの絶頂にいた。しかしレスターが勇者に選ばれ、魔王討伐の旅に出る。やがて勇者レスターが魔王を討ち取ったものの、メルヴィンは夫が自分と離婚し、聖女との再婚を望んでいると知らされる。
死を望まれたメルヴィンだったが、不思議な魔石の力により脱出に成功する。国境を越え、小さな町で暮らし始めたメルヴィン。ある日、ならず者に絡まれたメルヴィンを助けてくれたのは、元夫だった。なんと彼は記憶を失くしているらしい。
君を幸せにしたいと求婚され、メルヴィンの心は揺れる。しかし、メルヴィンは元夫がとある目的のために自分に近づいたのだと知り、慌てて逃げ出そうとするが……。
ハッピーエンドです。
この作品は他サイトにも投稿しております。
悪役のはずだった二人の十年間
海野璃音
BL
第三王子の誕生会に呼ばれた主人公。そこで自分が悪役モブであることに気づく。そして、目の前に居る第三王子がラスボス系な悪役である事も。
破滅はいやだと謙虚に生きる主人公とそんな主人公に執着する第三王子の十年間。
※ムーンライトノベルズにも投稿しています。
少女漫画の当て馬キャラと恋人になったけどキャラ変激しすぎませんか??
和泉臨音
BL
昔から物事に違和感を感じることの多かった衛は周りから浮いた存在だった。国軍養成所で一人の少女に出会い、ここが架空の大正時代を舞台にしたバトルありの少女漫画の世界だと気付く。ならば自分は役に立つモブに徹しようと心に誓うも、なぜかヒロインに惚れるはずの当て馬イケメンキャラ、一条寺少尉に惚れられて絡め取られてしまうのだった。
※ 腹黒イケメン少尉(漫画では当て馬)×前世記憶で戦闘力が無自覚チートな平凡孤児(漫画では完全モブ)
※ 戦闘シーンや受が不当な扱いを受けるシーンがあります。苦手な方はご注意ください。
※ 五章で完結。以降は番外編です。
[離婚宣告]平凡オメガは結婚式当日にアルファから離婚されたのに反撃できません
月歌(ツキウタ)
BL
結婚式の当日に平凡オメガはアルファから離婚を切り出された。お色直しの衣装係がアルファの運命の番だったから、離婚してくれって酷くない?
☆表紙絵
AIピカソとAIイラストメーカーで作成しました。
政略結婚のはずが恋して拗れて離縁を申し出る話
藍
BL
聞いたことのない侯爵家から釣書が届いた。僕のことを求めてくれるなら政略結婚でもいいかな。そう考えた伯爵家四男のフィリベルトは『お受けします』と父へ答える。
ところがなかなか侯爵閣下とお会いすることができない。婚姻式の準備は着々と進み、数カ月後ようやく対面してみれば金髪碧眼の美丈夫。徐々に二人の距離は近づいて…いたはずなのに。『え、僕ってばやっぱり政略結婚の代用品!?』政略結婚でもいいと思っていたがいつの間にか恋してしまいやっぱり無理だから離縁しよ!とするフィリベルトの話。
【8話完結】ざまぁされて廃嫡されたバカ王子とは俺のことです。
キノア9g
BL
廃嫡され全てを失った元王子。地道に生きたいのにハイスペ幼馴染が逃がしてくれません。
あらすじ
「第二王子カイル、お前を廃嫡する」
傲慢な振る舞いを理由に、王位継承権も婚約者も失い、国外追放されたカイル。
絶望の最中、彼に蘇ったのは「ブラック企業で使い潰された前世の記憶」だった。
「もう二度と、他人任せにはしない」
前世の反省を活かし、隣国の冒険者ギルドで雑用係(清掃員)として地道にやり直そうとするカイル。しかし、そんな彼を追いかけてきたのは、隣国の貴族であり幼馴染のレオナードだった。
「君がどんな立場になろうと、僕にとっては君は君だ」
落ちぶれたカイルに変わらぬ愛を注ぎ、元婚約者の悪意ある噂からも守り抜くレオナード。
すべてを失った元バカ王子が、社畜根性と幼馴染の溺愛によって幸せを掴むまでの、再起と愛の物語。
全8話。
令嬢に転生したと思ったけどちょっと違った
しそみょうが
BL
前世男子大学生だったが今世では公爵令嬢に転生したアシュリー8歳は、王城の廊下で4歳年下の第2王子イーライに一目惚れされて婚約者になる。なんやかんやで両想いだった2人だが、イーライの留学中にアシュリーに成長期が訪れ立派な青年に成長してしまう。アシュリーが転生したのは女性ではなくカントボーイだったのだ。泣く泣く婚約者を辞するアシュリーは名前を変えて王城の近衛騎士となる。婚約者にフラれて隣国でグレたと噂の殿下が5年ぶりに帰国してーー?
という、婚約者大好き年下王子☓元令嬢のカントボーイ騎士のお話です。前半3話目までは子ども時代で、成長した後半にR18がちょこっとあります♡
短編コメディです
精霊の港 飛ばされたリーマン、体格のいい男たちに囲まれる
風見鶏ーKazamidoriー
BL
秋津ミナトは、うだつのあがらないサラリーマン。これといった特徴もなく、体力の衰えを感じてスポーツジムへ通うお年ごろ。
ある日帰り道で奇妙な精霊と出会い、追いかけた先は見たこともない場所。湊(ミナト)の前へ現れたのは黄金色にかがやく瞳をした美しい男だった。ロマス帝国という古代ローマに似た巨大な国が支配する世界で妖精に出会い、帝国の片鱗に触れてさらにはドラゴンまで、サラリーマンだった湊の人生は激変し異なる世界の動乱へ巻きこまれてゆく物語。
※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる