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第一部 王国編 第一章 迷宮都市インゼル
迷宮都市インゼル
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盗賊達の持っていた金品を全て回収し、死体を燃やした。
盗賊はどの国にとっても害悪にしかならないので、俺達が殺したとしても罪にはならず、持っていた金品なども貰っていっても良いのだ。
盗賊達は結構金を持っていたようで、ラオルフさんはほくほく顔だ。
盗賊を殺した俺達に金を全部渡そうとしたが、それはしっかりと断った。
俺達からは、敵情視察と言う名目で予算がそれなりに降りているのだ。
金には困っていない。
それから2週間後、俺達はようやく迷宮都市インゼルに到着した。
「これが迷宮都市インゼル......」
この街を初めて訪れるニーナは、あまりにも大きい城壁を見て口をぽかんと開けている。
壁の高さは約60m、魔王国の王都の城壁が約30mだったはずだから、その2倍の高さだ。
実はこの城壁、王国の王都よりも高くなっている。
ダンジョン迷宮には、スタンピードと言われる現象が起こる。
ダンジョン迷宮にいる魔物が大量発生し、地上に出てくるのだ。
周期的に起こるのではなく、不定期に起こり、ダンジョン迷宮の上に住む人達にとって驚異となる。
スタンピードの対処法は、とにかく迷宮から出てくる魔物を倒しまくるのだ。
出てくる魔物の量はダンジョン迷宮の大きさによるが、だいたい2万~3万程度。
これを冒険者たちが倒し、街の防衛をするのだが、防衛しきれない時がある。
ダンジョンブレイクだ。
街は魔物たちに踏み潰され、蹂躙される。
そんな時、魔物達を街の中で食い止める為に作られたのがこの大きな城壁だ。
分厚く、高く、城壁の上にはバリスタや大砲が設置されており、外からの脅威にはもちろん、ダンジョンブレイクした際に門に近ずけないように迎撃するための役割をになっている。
そりゃ、スタンピードなんて脅威のない王都の方は、城壁が低いわけだ。
「ほへぇ.......そうなのですか」
このことを説明してやると、興味深そうに頷くニーナ。
今は検問待ちで、並んでいる最中だ。
流石に街道にそって並ぶと危険で邪魔になるので、城壁に沿って並んでいる。
流石迷宮都市。
並んでいる人がかなり多く、俺達の前にはざっと300人近くいる。
下手したらここで1夜明かすことになりそうだ。
「と、なると、城壁の上と門さえ抑えれれば何とかなりますかね?」
どうやら、ニーナは早速この街をどうやって落とすのかを考えているようだ。
「ここに灰輝級冒険者がいなければな」
灰輝級冒険者は、本当に人外のまた更に人外の域のもの達だ。
10mぐらいの厚さの城壁なんて、一撃で穴を開けれるだろう。
「うーん、流石の私でも灰輝級冒険者は苦戦しますね」
ここで勝てないと言わないあたり、ニーナらしい。
まぁ、実際ニーナは灰輝級冒険者レベルの強さを持っている。
おそらく勝てるだろうな。
え?俺?俺も勝てるよ。場所によってはかなり時間かかるけど。
「いや、まともにはやり合わない。せっかく城壁があるんだ。雨を降らすとしよう。ついでにスタンピードも起こすか」
「あぁ、あれをやるんですね......ところでマスター、どうやってスタンピードを起こすのですか?」
「簡単さ。ダンジョン迷宮の中から召喚しまくるだけだよ。普通は、俺が召喚してダンジョン迷宮の中から外に出してるとは思わないだろ?」
そもそも召喚術士が少ないのだ。その発想に到れるやつは少ない。
「そうやって冒険者を集めた後、街の中と城壁の外にも魔物を召喚する。するとあら不思議、大混乱の始まりだ。ついでに、ここの領主の首をとって国王に送り付けるとしよう。ちゃんと包装してリボンをつけてな」
きっと喜んでくれるはずだ。
「私は、その領主の首を取ってくればいいのですね?」
流石補佐官。話が早い。
「そうだ。なるべく国王がびっくりするような首にしといてくれ」
「わかりました。生きたまま目を抉り出して、舌と歯を全部抜いておきましょう。きっと綺麗な首になりますよ」
怖っ。自分で言っておいてなんだが、流石にやりすぎな気もする。
俺としては、死の恐怖に歪んだ顔を送り付けれればそれで良かったのだが..........ま、いいか。
そんなこんなで話し合っていた俺達は、ようやく検問の順番が回ってきた。
「身分証は?」
「こちらを」
ラオルフさんは商人ギルドの会員証、俺とニーナは冒険者のギルドカードを提示する。
俺は仮面を外しており、ちゃんと素顔が見えるようになっている。ラオルフさんは俺がオッドアイと知っていたようで、彼は噂などを気にしないらしい。御者に選ばれるわけだ。
門兵はカードを受け取ると、水晶にかざす。特に問題はなかったようで、カードはすぐに返却された。
「ふむ。目的は?」
「私は行商人をしておりまして、ここで少し補給と商売をと思いまして」
「なるほど、この2人は護衛か?」
「はい、私が直接依頼したので、ギルドを通しておりませんが........」
「なるほど......おい」
門兵は近くにいた他の兵を呼びつけると、馬車の中を確認させる。
「お前たちは何故ここに?」
「俺達は冒険者なんでな。迷宮都市となりゃ、1度は訪れたい場所だろ?丁度仲良くなった行商人が、インゼルに行くって言うから格安で受けてやったのさ」
「馬車の中、問題ありませんでした!!」
「行ってよし。ようこそ迷宮都市インゼルへ」
検問は問題なく通り、俺達はこの戦争を終わらるための第一歩となる、迷宮都市インゼルへ足を踏み入れるのだった。
盗賊はどの国にとっても害悪にしかならないので、俺達が殺したとしても罪にはならず、持っていた金品なども貰っていっても良いのだ。
盗賊達は結構金を持っていたようで、ラオルフさんはほくほく顔だ。
盗賊を殺した俺達に金を全部渡そうとしたが、それはしっかりと断った。
俺達からは、敵情視察と言う名目で予算がそれなりに降りているのだ。
金には困っていない。
それから2週間後、俺達はようやく迷宮都市インゼルに到着した。
「これが迷宮都市インゼル......」
この街を初めて訪れるニーナは、あまりにも大きい城壁を見て口をぽかんと開けている。
壁の高さは約60m、魔王国の王都の城壁が約30mだったはずだから、その2倍の高さだ。
実はこの城壁、王国の王都よりも高くなっている。
ダンジョン迷宮には、スタンピードと言われる現象が起こる。
ダンジョン迷宮にいる魔物が大量発生し、地上に出てくるのだ。
周期的に起こるのではなく、不定期に起こり、ダンジョン迷宮の上に住む人達にとって驚異となる。
スタンピードの対処法は、とにかく迷宮から出てくる魔物を倒しまくるのだ。
出てくる魔物の量はダンジョン迷宮の大きさによるが、だいたい2万~3万程度。
これを冒険者たちが倒し、街の防衛をするのだが、防衛しきれない時がある。
ダンジョンブレイクだ。
街は魔物たちに踏み潰され、蹂躙される。
そんな時、魔物達を街の中で食い止める為に作られたのがこの大きな城壁だ。
分厚く、高く、城壁の上にはバリスタや大砲が設置されており、外からの脅威にはもちろん、ダンジョンブレイクした際に門に近ずけないように迎撃するための役割をになっている。
そりゃ、スタンピードなんて脅威のない王都の方は、城壁が低いわけだ。
「ほへぇ.......そうなのですか」
このことを説明してやると、興味深そうに頷くニーナ。
今は検問待ちで、並んでいる最中だ。
流石に街道にそって並ぶと危険で邪魔になるので、城壁に沿って並んでいる。
流石迷宮都市。
並んでいる人がかなり多く、俺達の前にはざっと300人近くいる。
下手したらここで1夜明かすことになりそうだ。
「と、なると、城壁の上と門さえ抑えれれば何とかなりますかね?」
どうやら、ニーナは早速この街をどうやって落とすのかを考えているようだ。
「ここに灰輝級冒険者がいなければな」
灰輝級冒険者は、本当に人外のまた更に人外の域のもの達だ。
10mぐらいの厚さの城壁なんて、一撃で穴を開けれるだろう。
「うーん、流石の私でも灰輝級冒険者は苦戦しますね」
ここで勝てないと言わないあたり、ニーナらしい。
まぁ、実際ニーナは灰輝級冒険者レベルの強さを持っている。
おそらく勝てるだろうな。
え?俺?俺も勝てるよ。場所によってはかなり時間かかるけど。
「いや、まともにはやり合わない。せっかく城壁があるんだ。雨を降らすとしよう。ついでにスタンピードも起こすか」
「あぁ、あれをやるんですね......ところでマスター、どうやってスタンピードを起こすのですか?」
「簡単さ。ダンジョン迷宮の中から召喚しまくるだけだよ。普通は、俺が召喚してダンジョン迷宮の中から外に出してるとは思わないだろ?」
そもそも召喚術士が少ないのだ。その発想に到れるやつは少ない。
「そうやって冒険者を集めた後、街の中と城壁の外にも魔物を召喚する。するとあら不思議、大混乱の始まりだ。ついでに、ここの領主の首をとって国王に送り付けるとしよう。ちゃんと包装してリボンをつけてな」
きっと喜んでくれるはずだ。
「私は、その領主の首を取ってくればいいのですね?」
流石補佐官。話が早い。
「そうだ。なるべく国王がびっくりするような首にしといてくれ」
「わかりました。生きたまま目を抉り出して、舌と歯を全部抜いておきましょう。きっと綺麗な首になりますよ」
怖っ。自分で言っておいてなんだが、流石にやりすぎな気もする。
俺としては、死の恐怖に歪んだ顔を送り付けれればそれで良かったのだが..........ま、いいか。
そんなこんなで話し合っていた俺達は、ようやく検問の順番が回ってきた。
「身分証は?」
「こちらを」
ラオルフさんは商人ギルドの会員証、俺とニーナは冒険者のギルドカードを提示する。
俺は仮面を外しており、ちゃんと素顔が見えるようになっている。ラオルフさんは俺がオッドアイと知っていたようで、彼は噂などを気にしないらしい。御者に選ばれるわけだ。
門兵はカードを受け取ると、水晶にかざす。特に問題はなかったようで、カードはすぐに返却された。
「ふむ。目的は?」
「私は行商人をしておりまして、ここで少し補給と商売をと思いまして」
「なるほど、この2人は護衛か?」
「はい、私が直接依頼したので、ギルドを通しておりませんが........」
「なるほど......おい」
門兵は近くにいた他の兵を呼びつけると、馬車の中を確認させる。
「お前たちは何故ここに?」
「俺達は冒険者なんでな。迷宮都市となりゃ、1度は訪れたい場所だろ?丁度仲良くなった行商人が、インゼルに行くって言うから格安で受けてやったのさ」
「馬車の中、問題ありませんでした!!」
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