自然食品店の熟女店長とパートのボクの切ない恋物語

しらかわからし

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第5話 その2:静かな午後、事務所で交わされた視線とぬくもり

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自然食品店――というよりスーパー全体が、ランチタイムの前後は忙しい。けれど、それを過ぎると一気に静けさが訪れる。

午後の落ち着いた時間帯、僕と由香里さんは事務所で過ごしていた。


彼女は事務仕事に集中していて、僕はその隣で店番をしながら、時折レジの様子を気にしていた。

お客様がほとんど来ない時間帯。静かな空気の中で、僕はふと由香里さんの膝に手を置いた。


彼女は小さな声で「ダメよ、和也君ったら、こんなところで」と言ったが、手を振り払うことはなかった。

僕の手は、膝から太ももへとゆっくりと移動していった。

「えっ、嘘……和也君、ダメよ」と由香里さんは戸惑いながらも、声にはどこか揺れる感情が混じっていた。

今日の彼女はフレアスカート。面接の日はジーンズだったのに、昨日と今日はスカート。


その変化に、僕は「触れてほしい」という無言のサインを感じ取っていた。

僕の指先は、太ももの奥へと進み、彼女の反応を探るようにそっと触れた。

「お願い、やめて……そんなにしないで、お願いだから……」と由香里さんは何度か僕を睨み、手を払いのけようとしたが、僕は優しく太ももの付け根をマッサージするように撫で続けた。

「イヤ……こんなところで……でも、止めないで……」と彼女は小さくつぶやいた。

昨夜の出来事が、彼女の中で何かを目覚めさせたのかもしれない。
僕はそう感じながら、彼女の気持ちに寄り添うように、そっと触れ続けた。

「和也君……本当にダメよ……でも、気持ちいい……」と由香里さんは、心と身体の間で揺れていた。

事務所の奥で、誰にも見られない空間。けれど、いつお客様が来てもおかしくない場所。

そんな緊張感の中で、彼女は感情を抑えきれずにいた。

由香里さんは、指先を噛みながら、声を漏らさないように必死に堪えていた。

その時、店のベルが鳴り、お客様が来店した。

僕はすぐに身なりを整えて接客へ向かった。
「これと、これと、これをください」と言われたので、紙袋に商品を入れながら言った。
「このバナナは皮ごと食べられる、我が農場で栽培した貴重なバナナです。サービスでお付けします。でも皮は美味しくないので、食べない方がいいですよ」と小声で伝え、ウインクをすると、お客様は黙って笑顔で頷いてくれた。

売上のレシートを事務所に戻って由香里さんに見せると、「商売上手ね!」と笑ってくれた。

お客様は「ありがとう、また来ますね!」と言ってくれたので、僕は小さな声で「どうもありがとうございました。またのお越しをお待ちしております」と頭を下げた。

事務所に戻ると、由香里さんが「さっきの……あんなにすごい愛撫は初めてよ」と言った。

僕は「お店の事務所だったから、スリルがあって余計に感じただけですよ」と冗談めかして返した。

その日の仕事を終えた後、僕たちはそれぞれの部屋へと帰っていった。

つづく。


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