自然食品店の熟女店長とパートのボクの切ない恋物語

しらかわからし

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第6話 その1:勤務3日目、出会いと気づき。冷えた空気に温もりを添えて

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朝。
このスーパーでは、お年寄りの一人暮らしの家に無料で配達をしているというサービスがある。

それを知った僕は、「こういう取り組みって素晴らしいな」と素直に思った。

朝食用におにぎりを選んでいた時、配達担当のお姉さんに声をかけられた。

「最近、自然食品店に入った人でしょ?」

「はい、山際和也です。よろしくお願いします」と、僕は笑顔で挨拶した。

「あたしは田代。よろしくね!」

「はい、こちらこそ」

「私は配達のパートだから、普段は事務所にいることが多いけど、また会ったら挨拶するね。今日は雨だから配達が多いのよ」と彼女は言った。

「そういうものなんですね」と僕は一礼し、おにぎりと牛乳を手にレジへ向かった。

レジのお姉さんからも「おはようございます」と声をかけられたので、僕も「山際です。よろしくお願いします」と挨拶した。

昨日に続いて、今日も寒い一日になりそうだった。
店内には足元用のストーブが置かれていて、じんわりと温かさを届けてくれていた。

特に由香里さんは冷え性らしく、ストーブの前で猫のように背を丸めて座っていた。

僕が事務所に入ると、彼女の背中をそっと撫でてあげた。
すると由香里さんは、「和也君に触られたら、濡れちゃうから、もうやめて!」と笑いながら言った。

その言葉に僕は嬉しくなって、つい背中を撫でる手に力が入ってしまった。

「今晩も……抱いてくれる?」と由香里さんがぽつりと聞いてきた。

「はい」と僕は静かに答えた。

その後は、真面目に新商品の説明を受けた。
自然食品店では、毎月本社から高額商品が新商品として送られてくる。そのラインナップは、無農薬野菜やオーガニック加工品、希少な果物など、こだわりの詰まったものばかり。

だからこそ、健康志向で高所得層の主婦や独身女性が多く訪れるのも納得だった。

僕にとっては、店長の由香里さんをはじめ、お客様のほとんどが女性。しかも、美容やファッションに意識の高い方ばかりで、店内にいるだけで目の保養になるような空間だった。

つづく。


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