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一章:冒険の始まり
十一話:おっさんの作った木刀はかなり丈夫らしい
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「んーなかなか上がらないな」
俺はあの後スライムを7匹ほど倒したがレベルが上がらない。
剣術のレベルが2になって攻撃速度も上がったが、やはりレベルが上がる気配がない。
「どうしようかな…まだ日が暮れるまで少し時間がありそうだが、そろそろ疲れてきたから街に戻ろうかな」
俺はまだ少し余裕があったが、レベルが上がる気配が全くないので街に戻ることにした。
俺が街を歩いてると、武器屋でグラムを見つけた。
「おーい!グラムのおっさん何やってるんだ?」
『おぉ。ショウヘーか、実はな、昨日受けた討伐クエストで武器が折れちまったんだ。だからもっと丈夫な武器を買おうと思ってよ』
「武器を折られるほどの敵だったのか?」
『あぁ、レオウルフっていうモンスターでよ、普通のウルフよりも二回り程デカイ上に鋭い巨大な牙が二本生えているんだ。その牙に折られちまったのさ』
成る程な。ウルフって狼ぐらいの大きさなのかな…だとしたらそれよりも二回りも大きいって、ライオンぐらいの大きさじゃないか?それに巨大な牙も生えてるって…恐ろしいな。
「それで良さそうな武器はあったのか?」
俺がそう聞くとグラムは首を横に振った。
『いんや。良さそうな武器はなかったよ。レオウルフの牙に負けない程の武器となるとやはりミスリル剣を買うしかなさそうだが、俺にはミスリル剣を買うほどの余裕がないからな。しばらく安い剣で我慢して、金を貯めたらミスリル剣を買うことにした』
ミスリル武器は性能が鉄製の武器と比べ物にならない程良いらしいが、金貨60枚で売っていた。これは鉄剣の30倍の値段だが、それほどミスリル剣の性能がいいと言うことなのだろう。
『そういやお前、剣術スキルは習得したのか?』
「あぁ。剣術スキルなら今日習得して今はレベル2だ」
『なに?今日習得してもうレベル2になったのか。一体どれ程のモンスターを倒したんだ?』
「えーとスライムを10匹くらいだった気がする」
『なに!?スライムをたった10匹でもうレベル2になったのか!?いくら何でもそれは早すぎるだろう』
「え?そうなのか?普通はどれくらいかかるんだ?」
『普通はスライムなら最低でも80匹以上倒さないとレベルが上がらないらしいぞ』
え?まじか8分の1じゃん。
俺って結構天才かも?
『すごいな…にしても剣術スキルを習得したんなら、武器はもう買ったのか?』
「あぁ。武器はあるが、買ってはいない。作ったんだ』
『鍛冶スキルを習得してるのか!?』
「え?いや、鍛冶スキルなのかはわからないが、一応生産スキルだな」
『なるほどな。で、どんな武器を作ったんだ?』
そう聞かれて俺は作った木刀を見せた。
『ふーむ…良い木刀だな。かなり硬いぞ。どこでこの素材を見つけたんだ?』
俺はそう聞かれたので森で拾ったと言ったが、森で拾った木でこれ程硬い木刀を作るのは無理だろうと言われた。
『まぁ、いい素材の入手場所とかは人に簡単には教えたくないものだからな、詮索して悪かったな』
グラムはそう言って勝手に納得してしまった。
俺はグラムと別れると別れると、適当に夜食を済まし、いつもの宿屋へ向かった。
俺はあの後スライムを7匹ほど倒したがレベルが上がらない。
剣術のレベルが2になって攻撃速度も上がったが、やはりレベルが上がる気配がない。
「どうしようかな…まだ日が暮れるまで少し時間がありそうだが、そろそろ疲れてきたから街に戻ろうかな」
俺はまだ少し余裕があったが、レベルが上がる気配が全くないので街に戻ることにした。
俺が街を歩いてると、武器屋でグラムを見つけた。
「おーい!グラムのおっさん何やってるんだ?」
『おぉ。ショウヘーか、実はな、昨日受けた討伐クエストで武器が折れちまったんだ。だからもっと丈夫な武器を買おうと思ってよ』
「武器を折られるほどの敵だったのか?」
『あぁ、レオウルフっていうモンスターでよ、普通のウルフよりも二回り程デカイ上に鋭い巨大な牙が二本生えているんだ。その牙に折られちまったのさ』
成る程な。ウルフって狼ぐらいの大きさなのかな…だとしたらそれよりも二回りも大きいって、ライオンぐらいの大きさじゃないか?それに巨大な牙も生えてるって…恐ろしいな。
「それで良さそうな武器はあったのか?」
俺がそう聞くとグラムは首を横に振った。
『いんや。良さそうな武器はなかったよ。レオウルフの牙に負けない程の武器となるとやはりミスリル剣を買うしかなさそうだが、俺にはミスリル剣を買うほどの余裕がないからな。しばらく安い剣で我慢して、金を貯めたらミスリル剣を買うことにした』
ミスリル武器は性能が鉄製の武器と比べ物にならない程良いらしいが、金貨60枚で売っていた。これは鉄剣の30倍の値段だが、それほどミスリル剣の性能がいいと言うことなのだろう。
『そういやお前、剣術スキルは習得したのか?』
「あぁ。剣術スキルなら今日習得して今はレベル2だ」
『なに?今日習得してもうレベル2になったのか。一体どれ程のモンスターを倒したんだ?』
「えーとスライムを10匹くらいだった気がする」
『なに!?スライムをたった10匹でもうレベル2になったのか!?いくら何でもそれは早すぎるだろう』
「え?そうなのか?普通はどれくらいかかるんだ?」
『普通はスライムなら最低でも80匹以上倒さないとレベルが上がらないらしいぞ』
え?まじか8分の1じゃん。
俺って結構天才かも?
『すごいな…にしても剣術スキルを習得したんなら、武器はもう買ったのか?』
「あぁ。武器はあるが、買ってはいない。作ったんだ』
『鍛冶スキルを習得してるのか!?』
「え?いや、鍛冶スキルなのかはわからないが、一応生産スキルだな」
『なるほどな。で、どんな武器を作ったんだ?』
そう聞かれて俺は作った木刀を見せた。
『ふーむ…良い木刀だな。かなり硬いぞ。どこでこの素材を見つけたんだ?』
俺はそう聞かれたので森で拾ったと言ったが、森で拾った木でこれ程硬い木刀を作るのは無理だろうと言われた。
『まぁ、いい素材の入手場所とかは人に簡単には教えたくないものだからな、詮索して悪かったな』
グラムはそう言って勝手に納得してしまった。
俺はグラムと別れると別れると、適当に夜食を済まし、いつもの宿屋へ向かった。
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