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一章:冒険の始まり

十話:おっさんのステータスが全く上がらない

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「さて!どこかにスライムはいないかな~」

木刀を作り剣術スキルを習得しても俺はレベル2、俺が相手にできるのはスライムくらいだろう。

「おっ!いた!」

俺はスライムを見つけるとすぐに走って一撃を入れた。
しかしスライムにはやはり物理攻撃は効きにくい、俺はカウンターを食らってしまった。

「ぐっ…やっぱり物理攻撃は効きにくいか…それでもこの前よりは早く倒せるはずだ!」

俺の予想は的中した。前回は死闘と言える程戦い続けたが、今回は剣術スキルで攻撃スピードがかなり上がった上に、木刀もある。前回よりかなり楽に倒せた。

こんな感じでスライムを3匹ほど倒すとレベルが上がった。

《レベルが上がりました、スキルを習得しました》

「お!レベルが上がった!スキルも習得できたぞ!」

俺はさっそくどんなスキルを習得したのか確認する。

___________________________________
名前:田中翔平
年齢:29
職業:冒険者
Lv:3
種族:ヒューマン
性別:男

称号:巻き込まれた者|社畜|ぼっちの極み|スライムと死闘した者

HP:80
MP:13
物理攻撃力:2
魔法攻撃力:3
物理防御:3
魔法防御:5
精神力:25
知力:30
瞬発力:15
運:10

属性:無

スキル:状態異常無効|鑑定Lv.1|言語理解|アイテムボックス|工作Lv:1|剣術Lv.1|リバイブLv.1

___________________________________

「リバイブ?」

俺はリバイブを鑑定してみた。

_____________________________________________________________________________
リバイブ:回復魔法|消費MP250|全状態異常&HPを全回復
_____________________________________________________________________________

おぉ…これまだすごいスキルだ…
ん?MP全然足りないじゃん!ステータスも全く変わってなくない!?
一体どうなってるんだ…レベルが上がるとステータスも上がるってグラムのおっさんは言ってたぞ…なんで全く変わってないんだ?
今度グラムのおっさんにあったら聞いてみよう。

俺は凄そうなスキルを手に入れて喜んだのだがMPが全く足りないことに気づき、ガッカリした。

「これってレベルを上げる意味あるのかな…でもまあスキルは習得できるみたいだしもう少しあげとこうかな」

ステータスが全く上がらなかったのは残念だったが、スキルは習得できるので俺はもう少しレベルを上げようと、またスライムを狩ろうと探し始めた。
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