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二章:ハイヒューマンの生活

二十五話:サポートさんの説明が長すぎる

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グラムとに約束からやっと一週間経ち、これからダンジョンに行く準備をしていた。

本当に長かった…マジでこの一週間やる事がほとんど無かった。
暇潰しがシルフとの雑談と昼寝だけだった。
試しにサポートさんと話見ようと思ったが、必要な時以外は話しかけてこなかった。
取り敢えずまだ知らなかったこの世界の常識や疑問に思った事を全て聞いた。

まず通貨。
価値は下から、

銅貨
銀貨
金貨
大金貨
白金貨
黒金貨
聖金貨

の順だ。

銅貨100枚で銀貨一枚。
銀貨100枚で金貨1枚、と価値が100枚ずつ上がる。
現在の所持金は風の魔晶石を売ったお金が金貨160枚ほど残っている。
まあここに住んでいる以上、お金は殆ど必要ないのだが。

そして次にこの世界にどのような種族がいるか聞くと説明してくれた。

《ヒューマン》
この世界で人口が一番多く、特に得意不得意もない。
特徴は様々で高身長から低身長、髪や目の色も様々。

《ドワーフ》
この世界で二番目に人口が多く、全てのドワーフには生まれつき鍛冶の才能がある。
特徴は主に筋肉質で低身長のドワーフが多い。
髪と目の色は茶色

《ドラゴニュート》
この世界の人族の中で最も武の才能に長けており、攻撃力と耐久力共に別種族と比べて高いが人口が一番少ない。
特徴は全身ドラゴンの様では無く人間の様で肩や腕などに鱗が少し付いている。
髪と目の色は赤が多い。

《エルフ》
この世界の人族の中で最も魔力があり、魔法攻撃力が高い種族。
精霊を見ることはできないが対話ができる種族で、人口が二番目に少ない。
特徴は耳が長くて肌が白く、金色の髪色をしていて、目は青や金色、緑色だ。

《ダークエルフ》
エルフとは異なり、物理攻撃力が高い種族。
エルフとは違い魔力が少なく、精霊と対話する事ができない。
人口はエルフより多い。
特徴は耳が長く、肌が小麦色で髪が銀色だ。目の色は銀色。


《デモン》
全ての種族と敵対している
魔族と呼ばれており、モンスターと似ているが少し人型に近い容姿が多く、モンスターとは比べ物にならない程強いが現在絶滅の危機にあるらしい。

ここからは人族とは少し異なる種族だ。

《精霊族》
この世界の魔力を世界樹ユグドラシルから世界中に巡らせる存在。
主に六人の大精霊のがおり、それぞれ光、闇、火、水、風、土の六属性の大精霊だ。
繁殖はせず、この六大精霊はこの世界が生まれたと同時に生まれたらしい。

そして《神獣》
神獣には種族という概念が無く、鳥類や魚類、哺乳類がいるがドラゴンが最も多い。
寿命が無いモンスターの様な存在でほぼ寝ているらしく、戦闘は滅多にしないが、過去に神獣の一匹がヒューマン達と戦った時には天変地異の様な力で敵を一瞬で滅ぼしたという。

それから…

長い長い。
サポートさん説明長過ぎるよ…。
知る必要のない事まで事細かく説明されるのは流石にやだな。

もうエルフ辺りから頭に入ってこなかった。

その他にも色々と説明しようとしていたが既に丸一日説明され続けており、このままではこの世界の全てを一気に説明させられそうだったので思ってる事を自動的に説明する機能をオフにした。

まあ必要な時に説明してくれればいいしさ。


俺は説明された事を思い出しながらダンジョンに行く支度をし始めた。
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