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二章:ハイヒューマンの生活

二十四話:サポートさんは凄い

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「暇だ」

異世界に来てからどれくらい経っただろうか。

誰しも一度は異世界に行ってみたいと思った事があるだろう。
しかし実際に来てみると遊戯も少なくやる事も無いので物凄く暇である。

普段は皆仕事をして生活をするのだろうが、俺は森に住んでいて全て自給自足で生きていける為基本やる事がない。

俺は何かやる事がないか考えていると鑑定レベルを上げておかなければいけないのを思い出した。

なんでも鑑定レベルが上がると健康状態などもわかるようになるらしく色々と便利そうなので上げておきたかった。

鑑定レベルを上げるのは至って簡単。
ただひたすら物を鑑定しまくるだけだ。
俺はひたすら森の中の植物や鉱石などを鑑定しまくった。

スキル《鑑定》のレベルが上がりました。
スキル《鑑定》のレベルが上がりました。
スキル《鑑定》のレベルが上がりました。
スキル《鑑定》のレベルが上がりました。
スキ…(etc

やはりパッシブルスキルのお陰で物凄い速さで上がっていった。

スキル《鑑定》のレベルアップにより、健康状態鑑定が解放されました。
スキル《鑑定》のレベルアップにより、多数同時鑑定が解放されました。
スキル《鑑定》のレベルアップにより、スキル《マップ》が解放されました。

「おお、色々と便利そうなのが追加されたな」

うん?スキルのレベルアップによって別のスキルも連鎖で習得できるのかな?
《マップ》の機能はそのまま地図が表示されるスキルだ。

それとレベルアップの報告は鑑定によるものだった
スキルのレベルアップによって何が解放されたかも教えてくれるようになった。

この他にも色々と便利な機能が増えた。
やはり鑑定のレベルを上げるのは正解だったな。

そしてレベルが限界に達するとやはり最後は…

スキル《鑑定》のレベルが限界突破しました。
全性能が急激に上昇しました。
スキル《鑑定》のレベルが限界突破した為スキル《サポート》が解放されました。

「おぉ…やっぱり限界突破したか…
サポートってなんだろう??お手伝いさん的な?」

俺は新しく手に入れたスキルを使ってみる。

〔《サポート》を起動しました。用件を発言してください〕

ぬわ!?なんだこれ…ロボットみたい…

〔スキル《サポート》の使用者に合わせ音声を調整し、魔力信号の受信により思考と記憶を読み取り、思考時に自動的に説明する機能を追加しますか?《はい》 《いいえ》〕

な、なんかスマホについてる人工知能みたいだな…
なんかロボットみたいな喋り方嫌だし《はい》にしておこう。
知りたい事とか思っただけで教えてくれるのとか便利そうだし。

俺は迷わず《はい》を選択した。
するとロボのような口調と声が俺に合わせて人間のようにスムーズに話せるようになった。


でもなんか色々と増え過ぎちゃったな。
スキルをどこで使用するか最善の選択で教えてくれたりするのかな?

〔生活サポート系スキルを全てスキル《サポート》が吸収しました。これによりサポートスキルだけで全く同じスキルを使用できます〕

お、おぅ…
こういう事か、思ってる事を読み取って最善の方法で処理してくれるのか。

これは凄く便利なスキルを手に入れてしまった気がする。

このスキルによりいちいち鑑定する必要もなくなり、地図や地形などを全て知る事が出来るようになったりと楽になったのだが…ますますやる事が無くなり暇になった俺であった…






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