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婚礼前夜。 城は静まり返り、冷たい月光が回廊の床を青白く照らしていた。 透月の寝所には、蝋燭の火が一つだけ揺れている。明日の朝には、この城を出て、二度と戻ることはない。豪華な婚礼衣装が衣桁に掛けられ、まるで主を待つ亡霊のように暗がりに浮かんでいた。
透月は自室で独り、一本の酒を前にしていた。 金箔が散らされた豪奢な調度品、幼い頃から見慣れた天井の木目。それらすべてが、既にもう自分のものではないような、奇妙な疎外感が部屋を支配している。
「……玄を、呼んでこい」
側に控えていた下働きの者に、低く短く命じる。 しばらくして、襖が静かに滑り開いた。
「お呼びでしょうか、殿下」
玄の声は、昨日刺客と刃を交えた男のものとは思えぬほど、いつもと変わらず穏やかで、実直な響きを湛えていた。彼は透月から数歩離れた、決して手が届かぬ境界の向こう側で膝をつき、深く頭を下げる。
「明朝は、寅の刻にはお支度を始めねばなりませぬ。これにて、私のお側仕えとしての務めは……すべて、終了いたしました。幼き頃より長きにわたり、誠にありがとうございました」
その言葉は、透月の胸の奥深くに、鋭く冷徹な氷の楔を打ち込んだ。 「務めの終了」。あまりに事務的で、隙のないその響き。
それは、太陽が昇れば自分たちの間には、細い糸のような「主従」という名の絆さえなくなることを意味していた。自分は隣国の姫の夫となり、見知らぬ地で一生を過ごす。玄はこの城に残り、また別の主を仰ぎ、変わらぬ顔で日々を過ごすのだろう。
もう、無理を言って困らせることもできない。難題を押し付けて、その眉根を寄せさせることもできない。自分のために傷を負わせ、血を流させることさえ、もう許されないのだ。
(お前にとっては……これほど長く、辛い年月をかけて積み上げてきた日々も、ただの「務め」に過ぎなかったというのか)
頭を下げたまま動かない玄の項を見つめながら、透月は深く息を吐いた。
「最後だ。俺の酒に付き合え」
透月は震える手で、玄の分の杯にもなみなみと酒を注いだ。清らかな液体の中で、月光が頼りなく揺れる。
「……任務中にございますれば、酒は控えさせていただきます」
「命令だ。明日になれば、俺はもうお前の主ではない。今夜が、俺が命令を下せる最後の夜なのだ……。これくらい、聞き入れろ」
拒絶を許さない、それでいて今にも折れそうなほどに縋るようなその声。 玄はわずかに眉を寄せ、葛藤を押し殺すように瞳を伏せた。だが、やがて促されるまま、膝をついてゆっくりと杯を手に取った。
「……。ありがたく、頂戴いたします」
玄が杯を口に運ぶ。その喉仏が上下するのを、透月は見つめていた。
琥珀色の酒が喉を焼くたび、透月の心を守っていた薄い氷の膜が、音を立てて溶け出していく。もともと酒には強くない。数杯も乾さぬうちに視界は熱を帯び、抑え込んでいた感情が熱のように全身の血の巡りへと回っていった。
「玄……。お前は、俺が向こうで、姫君と幸せになればいいと……本気で思っているのか?」
「……素晴らしい美徳をお持ちの姫君とお見受けしました。殿下ならば、きっと穏やかな日々を過ごせると信じております」
その淀みのない回答が、透月の心にふつふつと黒い感情を沸き立たせた。透月はふっと、乾いた音を立てて鼻で笑う。
「穏やかな日々、か。よくもまあ、そんな白々しいことが言えたものだな」
突き放すような言葉とは裏腹に、透月はどこか遠くを見るような、悲しげな目を向けた。
「幼い頃、池に落ちた時、……お前はそうではなかったはずなのにな。あの時は、俺を抱き上げ、その体温を分けてくれた。お前の腕の中だけが、俺の世界のすべてだったというのに」
一瞬、懐かしむように目を細めたが、すぐにその瞳にどろりとした熱が戻る。
「今は、俺の幸せを願うふりをして、お前はただ、厄介払いしたいだけでなのだろう? 俺をあちらの国に押し付けて、自分は清々した顔で、また『忠義の臣』として別の主人に仕えるのだろう。………俺でなくても、お前にとっては同じなのだろう?」
透月は立ち上がり、おぼつかない足取りで玄へと歩み寄った。玄は危ういその体を支えようと慌てて手を伸ばしたが、透月はその逞しい腕を乱暴に掴み取り、抗う力を封じるように彼を畳の上へと突き飛ばした。
鈍い音が静まり返った部屋に響き、玄の背が畳に叩きつけられる。透月はそのまま、逃がすまいと玄の体に跨るようにして組み伏せた。
「殿下、酔っておられます。お離れください……!」
下から組み敷かれた玄が、苦い声を絞り出す。しかし、透月はその言葉を遮るように、玄の漆黒の装束を、その厚い胸板を、指先を震わせながら必死に掴み上げた。
「酔っているさ! 酔わなければ、こんな惨めな姿を、お前に晒せるものか……!」
叫ぶような透月の瞳から、大粒の涙がこぼれ落ちる。それは玄の胸元に落ちて、染みとなって広がっていく。 透月の指先には、布越しでも玄の強靭な筋肉の感触が伝わっていた。そこには昨夜負った深い傷があるはずだったが、今の透月にはそれを労わる余裕も、避ける理性を保つことさえもできなかった。
傷を圧迫しているかもしれないという罪悪感よりも、今この瞬間に彼を繋ぎ止めておきたいという、剥き出しの執着がその手をさらに強くこわばらせる。
「俺を……一人にするな」
涙に濡れた透月の視線が、射抜くように玄を捉えて離さなかった。
「殿下、手が震えておいでです。……やはり、昨日の今日で、お疲れが溜まっておられるのです。今夜はどうか、一刻も早くお休みを」
「黙れ。案じるな。……玄、最後の命令だ」
透月は、玄の漆黒の瞳を真っ直ぐに見据えた。
「俺に、最後の慈悲(なさけ)を寄越せ。……女を慈しむように、この体、好きにしろ」
部屋の空気が、一瞬にして凍りついた。 玄の瞳が、鏡に亀裂が入るかのように大きく見開かれる。それは彼が生まれてから今日まで、一度として透月に見せたことのない、あからさまな動揺だった。
「……何を、仰せられるのです。明日には国を背負い、婚礼を控えた御身。そのような不埒な戯れは――」
「戯れではない! 命令だと言っているのが聞こえぬのか!」
透月は玄の胸ぐらを、拳が白くなるほど強く掴み、己の方へと力任せに引き寄せた。二人の顔が、互いの荒い吐息が肌を打つほどの距離で止まる。至近距離で見つめ合う視界の中、玄の瞳に映る自分があまりに惨めで、透月の心は千々に乱れた。
「お前は、一生俺に仕えると言った。『務め』なのだろう? 主君の望みを叶えるのが、お前の矜持ではないのか。ならば、最後まで俺に従え! ……それとも、俺のような男に触れるのは、それほどまでに反吐が出るか!」
絶望的な叫びに、玄の理性が軋む音が、静寂の中に響いた気がした。 透月の指が食い込む玄の胸板――昨夜負った傷が、その圧力で再び疼き出す。しかし、玄はその痛みよりも、目の前の主君が放つ壊れそうな熱量に、己の中の「忠誠心」という名の枷が、音を立てて崩壊していくのを感じていた。
「……殿下……」
「これは命令だ、玄。お前に、拒否する権利など、一分たりとも残ってはおらぬ!」
透月の瞳から、熱い一筋の涙が零れ落ち、玄の頬を濡らした。 その一滴の雫が、玄の奥底で幾年も眠り、凍てついていた「情念」という名の檻に火をつけた。
玄は、自分を組み伏せる透月の細い手首を、逆に掴み返した。 指先から伝わるのは、主君としての威厳ではなく、一人の震える男の、孤独だ。 掴み返された透月の腕が跳ね上がる。
「……御命、確かに。……殿下のお望みのままに……」
玄の声は低く地を這い、その瞳の奥には、忠義を捨て去らねばならぬ苦悶と、それを凌駕するほどに昏い情念が渦巻いていた。
次の瞬間、透月は抗えぬ力に気圧され、弾かれたように畳へと沈み込んだ。 視界が大きく揺れ、背中に硬い畳の感触が走る。それを覆い隠すように圧し掛かってきたのは、玄の重く、逞しい体躯だった。 昨夜の戦いで傷を負ったはずの玄からは、滲んだ血の鉄錆の匂いと、荒い吐息から漏れる体温、そして彼自身が纏う深い香の匂いが混じり合い、猛烈な勢いで透月の肺を、意識を、支配していく。
「……あ、……」
透月の唇から、拒絶とも、あるいは切望していた歓喜ともつかぬ吐息が漏れた。 見上げる視界を塞ぐのは、逃げ場を許さぬ玄の影だけだ。
「……後戻りはできませぬぞ、透月様」
初めて名を呼ばれた衝撃が、透月の背中を貫いた。 玄の手が、透月の着物の合わせに指をかけ、容赦なくその境界を暴いていく。
透月は自室で独り、一本の酒を前にしていた。 金箔が散らされた豪奢な調度品、幼い頃から見慣れた天井の木目。それらすべてが、既にもう自分のものではないような、奇妙な疎外感が部屋を支配している。
「……玄を、呼んでこい」
側に控えていた下働きの者に、低く短く命じる。 しばらくして、襖が静かに滑り開いた。
「お呼びでしょうか、殿下」
玄の声は、昨日刺客と刃を交えた男のものとは思えぬほど、いつもと変わらず穏やかで、実直な響きを湛えていた。彼は透月から数歩離れた、決して手が届かぬ境界の向こう側で膝をつき、深く頭を下げる。
「明朝は、寅の刻にはお支度を始めねばなりませぬ。これにて、私のお側仕えとしての務めは……すべて、終了いたしました。幼き頃より長きにわたり、誠にありがとうございました」
その言葉は、透月の胸の奥深くに、鋭く冷徹な氷の楔を打ち込んだ。 「務めの終了」。あまりに事務的で、隙のないその響き。
それは、太陽が昇れば自分たちの間には、細い糸のような「主従」という名の絆さえなくなることを意味していた。自分は隣国の姫の夫となり、見知らぬ地で一生を過ごす。玄はこの城に残り、また別の主を仰ぎ、変わらぬ顔で日々を過ごすのだろう。
もう、無理を言って困らせることもできない。難題を押し付けて、その眉根を寄せさせることもできない。自分のために傷を負わせ、血を流させることさえ、もう許されないのだ。
(お前にとっては……これほど長く、辛い年月をかけて積み上げてきた日々も、ただの「務め」に過ぎなかったというのか)
頭を下げたまま動かない玄の項を見つめながら、透月は深く息を吐いた。
「最後だ。俺の酒に付き合え」
透月は震える手で、玄の分の杯にもなみなみと酒を注いだ。清らかな液体の中で、月光が頼りなく揺れる。
「……任務中にございますれば、酒は控えさせていただきます」
「命令だ。明日になれば、俺はもうお前の主ではない。今夜が、俺が命令を下せる最後の夜なのだ……。これくらい、聞き入れろ」
拒絶を許さない、それでいて今にも折れそうなほどに縋るようなその声。 玄はわずかに眉を寄せ、葛藤を押し殺すように瞳を伏せた。だが、やがて促されるまま、膝をついてゆっくりと杯を手に取った。
「……。ありがたく、頂戴いたします」
玄が杯を口に運ぶ。その喉仏が上下するのを、透月は見つめていた。
琥珀色の酒が喉を焼くたび、透月の心を守っていた薄い氷の膜が、音を立てて溶け出していく。もともと酒には強くない。数杯も乾さぬうちに視界は熱を帯び、抑え込んでいた感情が熱のように全身の血の巡りへと回っていった。
「玄……。お前は、俺が向こうで、姫君と幸せになればいいと……本気で思っているのか?」
「……素晴らしい美徳をお持ちの姫君とお見受けしました。殿下ならば、きっと穏やかな日々を過ごせると信じております」
その淀みのない回答が、透月の心にふつふつと黒い感情を沸き立たせた。透月はふっと、乾いた音を立てて鼻で笑う。
「穏やかな日々、か。よくもまあ、そんな白々しいことが言えたものだな」
突き放すような言葉とは裏腹に、透月はどこか遠くを見るような、悲しげな目を向けた。
「幼い頃、池に落ちた時、……お前はそうではなかったはずなのにな。あの時は、俺を抱き上げ、その体温を分けてくれた。お前の腕の中だけが、俺の世界のすべてだったというのに」
一瞬、懐かしむように目を細めたが、すぐにその瞳にどろりとした熱が戻る。
「今は、俺の幸せを願うふりをして、お前はただ、厄介払いしたいだけでなのだろう? 俺をあちらの国に押し付けて、自分は清々した顔で、また『忠義の臣』として別の主人に仕えるのだろう。………俺でなくても、お前にとっては同じなのだろう?」
透月は立ち上がり、おぼつかない足取りで玄へと歩み寄った。玄は危ういその体を支えようと慌てて手を伸ばしたが、透月はその逞しい腕を乱暴に掴み取り、抗う力を封じるように彼を畳の上へと突き飛ばした。
鈍い音が静まり返った部屋に響き、玄の背が畳に叩きつけられる。透月はそのまま、逃がすまいと玄の体に跨るようにして組み伏せた。
「殿下、酔っておられます。お離れください……!」
下から組み敷かれた玄が、苦い声を絞り出す。しかし、透月はその言葉を遮るように、玄の漆黒の装束を、その厚い胸板を、指先を震わせながら必死に掴み上げた。
「酔っているさ! 酔わなければ、こんな惨めな姿を、お前に晒せるものか……!」
叫ぶような透月の瞳から、大粒の涙がこぼれ落ちる。それは玄の胸元に落ちて、染みとなって広がっていく。 透月の指先には、布越しでも玄の強靭な筋肉の感触が伝わっていた。そこには昨夜負った深い傷があるはずだったが、今の透月にはそれを労わる余裕も、避ける理性を保つことさえもできなかった。
傷を圧迫しているかもしれないという罪悪感よりも、今この瞬間に彼を繋ぎ止めておきたいという、剥き出しの執着がその手をさらに強くこわばらせる。
「俺を……一人にするな」
涙に濡れた透月の視線が、射抜くように玄を捉えて離さなかった。
「殿下、手が震えておいでです。……やはり、昨日の今日で、お疲れが溜まっておられるのです。今夜はどうか、一刻も早くお休みを」
「黙れ。案じるな。……玄、最後の命令だ」
透月は、玄の漆黒の瞳を真っ直ぐに見据えた。
「俺に、最後の慈悲(なさけ)を寄越せ。……女を慈しむように、この体、好きにしろ」
部屋の空気が、一瞬にして凍りついた。 玄の瞳が、鏡に亀裂が入るかのように大きく見開かれる。それは彼が生まれてから今日まで、一度として透月に見せたことのない、あからさまな動揺だった。
「……何を、仰せられるのです。明日には国を背負い、婚礼を控えた御身。そのような不埒な戯れは――」
「戯れではない! 命令だと言っているのが聞こえぬのか!」
透月は玄の胸ぐらを、拳が白くなるほど強く掴み、己の方へと力任せに引き寄せた。二人の顔が、互いの荒い吐息が肌を打つほどの距離で止まる。至近距離で見つめ合う視界の中、玄の瞳に映る自分があまりに惨めで、透月の心は千々に乱れた。
「お前は、一生俺に仕えると言った。『務め』なのだろう? 主君の望みを叶えるのが、お前の矜持ではないのか。ならば、最後まで俺に従え! ……それとも、俺のような男に触れるのは、それほどまでに反吐が出るか!」
絶望的な叫びに、玄の理性が軋む音が、静寂の中に響いた気がした。 透月の指が食い込む玄の胸板――昨夜負った傷が、その圧力で再び疼き出す。しかし、玄はその痛みよりも、目の前の主君が放つ壊れそうな熱量に、己の中の「忠誠心」という名の枷が、音を立てて崩壊していくのを感じていた。
「……殿下……」
「これは命令だ、玄。お前に、拒否する権利など、一分たりとも残ってはおらぬ!」
透月の瞳から、熱い一筋の涙が零れ落ち、玄の頬を濡らした。 その一滴の雫が、玄の奥底で幾年も眠り、凍てついていた「情念」という名の檻に火をつけた。
玄は、自分を組み伏せる透月の細い手首を、逆に掴み返した。 指先から伝わるのは、主君としての威厳ではなく、一人の震える男の、孤独だ。 掴み返された透月の腕が跳ね上がる。
「……御命、確かに。……殿下のお望みのままに……」
玄の声は低く地を這い、その瞳の奥には、忠義を捨て去らねばならぬ苦悶と、それを凌駕するほどに昏い情念が渦巻いていた。
次の瞬間、透月は抗えぬ力に気圧され、弾かれたように畳へと沈み込んだ。 視界が大きく揺れ、背中に硬い畳の感触が走る。それを覆い隠すように圧し掛かってきたのは、玄の重く、逞しい体躯だった。 昨夜の戦いで傷を負ったはずの玄からは、滲んだ血の鉄錆の匂いと、荒い吐息から漏れる体温、そして彼自身が纏う深い香の匂いが混じり合い、猛烈な勢いで透月の肺を、意識を、支配していく。
「……あ、……」
透月の唇から、拒絶とも、あるいは切望していた歓喜ともつかぬ吐息が漏れた。 見上げる視界を塞ぐのは、逃げ場を許さぬ玄の影だけだ。
「……後戻りはできませぬぞ、透月様」
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