万里

万里

10
BL 連載中 短編
橘悠人(Ω/高校生)は、学校帰りに図書館の視聴覚資料室の片隅を唯一の隠れ家として休んでいた。度重なる虐待のせいで、彼のΩの嗅覚は麻痺し、αのフェロモンを認識できなくなっている。 そこに偶然通りかかったのは、エリートαの青山圭史(32歳)。彼は、図書館に充満する強烈な「運命の番」のΩフェロモンに気づき、悠人を発見する。 圭史は悠人に「僕たちは運命の番だ」と告げるが、悠人はαに対する根深い不信感と恐怖から、それを激しく拒絶し、逃げ去ってしまう。 圭史は運命の番に拒絶されたことに衝撃を受ける。
24h.ポイント 1,350pt
小説 881 位 / 212,179件 BL 183 位 / 29,448件
文字数 13,390 最終更新日 2025.12.05 登録日 2025.12.02
BL 完結 短編
優秀なβ(ベータ)だったパートナー、海斗(かいと)の突然の事故死により、Ω(オメガ)の雪(ゆき)は絶望に沈んでいた。 海斗の家にとって、α(アルファ)の子を産む希少な男性Ωである雪はαの子どもを産むかもしれない「価値」を持っていた。家は、海斗の遺産となった雪を、次期当主である海斗の弟・陸斗(りくと)に「引き継ぐ」よう命じる。 陸斗はαだが「なぜ兄の負債を引き継がねばならない」と不快感を隠さない。雪もまた、物にされる屈辱と、αへの反発から、普段は荒い口調で陸斗を罵る。 彼らの同居は、激しい憎悪と、αとΩの本能が渦巻く、最悪の形で幕を開ける。
24h.ポイント 383pt
小説 3,299 位 / 212,179件 BL 693 位 / 29,448件
文字数 32,744 最終更新日 2025.12.01 登録日 2025.11.20
BL 完結 ショートショート R18
この世界では、人々は生まれながらに「Dom(支配者)」か「Sub(服従者)」のいずれかに分類される。それは魂の根源的な形であり、性格や育ちでは覆せない運命だ。Subである西口知也は、その本能に抗い「自分より弱い者には従わない」という強いプライドを持ち生きてきた。しかし、Subと知られてから周囲の態度は変わり、抑えきれない焦燥と苛立ちを抱えていた。 そんなある日、大学構内でぶつかった見知らぬ男と喧嘩になり、生まれて初めて打ち負かされる。その男――東間孝仁の、鋭く冷たい視線と、圧倒的な力を持つ拳の衝撃は、知也の世界を一変させた。殴られた痛みよりも、負かされたという事実、そして彼の持つDomとしての「圧」に、知也のSubとしての本能が激しく反応したのだ。 負けて以来、知也は「命令されたい」「支配されたい」という抗いがたい欲望に突き動かされる。プライドが邪魔をして縋ることはできないものの、知らず知らずのうちに孝仁の情報を集め、彼の姿を探すようになる。孝仁が工学部3年の東間孝仁だと知った知也は、偶然を装って彼の近くに現れるが、孝仁は知也の存在にまるで気づかない。この屈辱が、知也の執着をさらに燃え上がらせた。 ある日の大学の帰り道、知也は意を決して孝仁に声をかける。 「……おい、てめえ」 しかし、孝仁は知也のことも、以前の喧嘩のこともほとんど覚えていなかった。その無関心さに苛立ちながらも、知也は本題を切り出す。 「てめえ、Domだろ…? 俺と、疑似パートナーにならねえか?」 それは、Subとしての本能的な渇望と、プライドを守りたいという抗いがたい気持ちが生み出した苦肉の策だった。知也は「互いにストレスを発散するための一時的な利用」だと提案し、体裁を保とうとする。孝仁は訝しみながらも、知也の自宅アパートへと同行する。 部屋に入ると、知也は孝仁の本名が東間孝仁であることは知っていたが、知らないフリをして問いかけ、名前を交換する。そして、「とりあえず、なんか命令してみろよ」と挑発する。 孝仁は静かに一言。 「俺に――『命令すんな』」 その一言で、知也の身体は本能的に反応し、背筋に電流が走る。続く「『来い』」「『座れ』」という短い命令にも、知也は抵抗なく従ってしまう。そして、孝仁の「ああ、…『いいこ』だ」という言葉を聞いた瞬間、知也の胸の奥が熱くなる。これこそが、彼が心底求めていたものだった。 孝仁は、真面目にセーフワードの必要性を説く。知也は拒絶されるのが嫌で、何をされてもいいと主張しつつも、迷った末に孝仁のファーストネームである「たかよし」をセーフワードに設定する。
24h.ポイント 127pt
小説 8,437 位 / 212,179件 BL 1,926 位 / 29,448件
文字数 29,186 最終更新日 2025.11.19 登録日 2025.11.12
BL 連載中 短編
蓮は、音楽とは縁のない生活を送っていたが、ある日誘われて訪れたライブハウスで、ギターを弾く男・一昭に出会う。 ステージの上で光を放つようなその姿に、蓮は一瞬で心を奪われる。 蓮(れん) 年齢:18歳 外見:細身、黒髪、170cm前後 一昭(かずあき) 年齢:21歳 外見:180cm、がたい良し、金髪、あまり愛想がない
24h.ポイント 71pt
小説 12,230 位 / 212,179件 BL 3,006 位 / 29,448件
文字数 29,838 最終更新日 2025.10.29 登録日 2025.10.29
BL 完結 短編
生徒会長・石川誠司は、真面目で不愛想。 誰にでも厳しく、笑顔を見せるのは限られた人間だけ。 そんな彼に突然告白してきたのは、無表情で何を考えているのかわからない後輩・大上啓介。 「先輩が好きです。俺と付き合ってください。付き合ってくれないなら、あの人にバラします」 脅しのような告白に、誠司は困惑しながらも“仮の恋人”として付き合うことに。
24h.ポイント 56pt
小説 13,959 位 / 212,179件 BL 3,483 位 / 29,448件
文字数 35,304 最終更新日 2025.10.23 登録日 2025.10.23
BL 完結 短編
大学時代からのライバルが死んだ。 亡くなる1か月前に、会ったばかりだったのに。 周りの人間は知っているのに、どうして自分だけが伝えてもらえなかったのか…。
24h.ポイント 28pt
小説 20,787 位 / 212,179件 BL 5,393 位 / 29,448件
文字数 10,949 最終更新日 2025.10.22 登録日 2025.10.22
BL 完結 短編
桐吾(とうご)と拓海(たくみ)は、シェアハウスで同室の同居人。 しかし、ある日、激しい口論のあとに桐吾がバイクにぶつかり、記憶が曖昧に。桐吾の前に現れたのは、泣きそうな顔で心配する拓海だった。 いつも怒鳴り合っていたはずの彼が、今はただ静かに「心配させんなよ」と言う。 失われた記憶の中に、何があったのか?
24h.ポイント 63pt
小説 13,026 位 / 212,179件 BL 3,222 位 / 29,448件
文字数 28,283 最終更新日 2025.10.17 登録日 2025.10.17
BL 完結 短編
突然の事故で妻を亡くした基樹は、5歳の娘・すみれとの生活に戸惑いながらも懸命に向き合っていた。 ある夜、疎遠だった旧友・修一から届いた一通のメッセージが、彼の孤独な日々を少しずつ変えていく。 料理や家事を手際よくこなし、すみれにも優しく接する修一。 その存在は、基樹の張り詰めた心を静かにほどいていく。
24h.ポイント 28pt
小説 20,787 位 / 212,179件 BL 5,393 位 / 29,448件
文字数 15,340 最終更新日 2025.10.15 登録日 2025.10.15
BL 完結 短編
旭は、7年間連れ添った相手から突然別れを告げられる。「運命の番に出会ったんだ」と語る彼の言葉は、旭の心を深く傷つけた。積み重ねた日々も未来の約束も、その一言で崩れ去り、番を解消される。残された部屋には彼の痕跡はなく、孤独と喪失感だけが残った。 理解しようと努めるも、涙は止まらず、食事も眠りもままならない。やがて「番に捨てられたΩは死ぬ」という言葉が頭を支配し、旭は絶望の中で自らの手首を切る。意識が遠のき、次に目覚めたのは病院のベッドの上だった。
24h.ポイント 1,782pt
小説 618 位 / 212,179件 BL 129 位 / 29,448件
文字数 31,276 最終更新日 2025.10.14 登録日 2025.10.14
BL 完結 短編 R18
28歳の学校用務員・保科宗一(Ω)は、母の勧めでお見合いに臨む。 顔に残る傷痕と、男性のΩという希少な性質から、恋愛に縁がなく、自分が誰かに好かれることなど考えたこともなかった。 ところが、料亭の一室で待っていたのは、同じ職場の公民教師・新田功史朗(α)だった。 穏やかで物静かな新田は、宗一の境遇を受け止め、驚くことなく「付き合ってみないか」と提案する。 戸惑いながらも、宗一はその言葉に心を動かされる。
24h.ポイント 85pt
小説 10,854 位 / 212,179件 BL 2,633 位 / 29,448件
文字数 33,022 最終更新日 2025.10.13 登録日 2025.10.13
10