【完】ラスボス(予定)に転生しましたが、家を出て幸せになります

ナナメ

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第1章 念願の国外追放

フラグ回収 ※

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 そんな話をした数日後。

「……何でいるんですか」

「き、貴様こそこんな所で一体何を……!?」

 いや、いったい何を、は僕の台詞だよ。
 この驚きっぷりは僕がいるってわかってて来たわけじゃないみたいだな。
 だったら何で一国の王太子が他国の娼館なんかに来てんのさ。
 こういうお遊びがしたいんだったら王城にいくらでもお呼び出来たでしょうが。身元が確かで万が一御子が出来ても問題ないお相手が。

――万が一、はないように徹底して気を付けているらしいけどね。家臣の皆様が。
 っていうかハガルなら喜んで股開いてくれるだろうに、ついにハガルに愛想尽かしたの?
 あ、そういえばハガルはついてきてないんだっけ?鬼の居ぬ間になんとやら、ってやつ?

「仕事してますけど?……でん……、貴方様こそ、何故こんな所に?」

 流石にお忍びスタイルの殿下に「殿下」って呼び掛ける程バカじゃない。いっそバカなふりして呼んでやってもいいんだけど、それで面倒な事になったら嫌だしね。オーナーに迷惑かけたくないし。
 ちなみにオーナーは厨房から黙って成り行きを見守ってるんだけど、視界の角に包丁がちらつくのは何でなんだろう。

 パクパクと陸に上がった魚みたいになってた殿下と、どうやら護衛としてついてきたらしき騎士団長の息子――どうでも良すぎて名前忘れた――の挙動不審な感じを見る限り、これは多分この国の王族にも内緒で来てるな?完全なお忍び、ってやつだ。

 バカだバカだと思ってたけど……うん。バカだな。底知れないバカだ。
 他国交流中に相手に黙って外に出た挙げ句、身元が不確かな町の娼館に来るなんて王族としての自覚もなけりゃ威厳もない。
 これ王様にバレたらどエライ事になるんじゃないの?

「ふ、ふん!まだ生きていたとはな!しかもこのようなふしだらな店で働いているなど……元貴族が聞いて呆れる!」

「はあ。生きててすいませんね。そもそもそのふしだらな店に何しに来たんですか?」

「貴様!口の聞き方に気を付けろ!」

 ガッ、と剣の柄に手をかけた騎士団長の息子の横をビュンッ!!と包丁が通り抜けてドアに突き刺さった。

 オーナー!!投げるなら投げるって言って!!びっくりして僕のお腹もひゅん、ってなったよ!
 
 ビィィィィンと余韻で震えながらドアに刺さる包丁を確認した2人は若干青ざめた顔を見合わせた。
 が、バカはやっぱりバカらしい。

「……ま、まあこういうのは社会見学だろう。市井の者がどういう所で欲を発散しているか見学に来たのだ。丁度良い。ウルティスレット、貴様が相手をしろ」

 2本目の包丁が飛んできて動きかけてた殿下の横スレスレを通過してまたドアに刺さる。
 今お客さん入ってこなくて良かったよね……。危うく大惨事になる所だったよ。

 お客さん達も何だか青くなって静かになっちゃったし、お姉さん達は面白がってるし。
 他のお客さんに迷惑かけてるから立派な営業妨害なんだよねぇ。尤も包丁投げてるオーナーの方がヤバイけど。

「何で僕が相手しないといけないんですか?」

「元婚約者のよしみだ。どうせ指名も少ないのだろうから私が相手をしてやると言っているのだ」

 何言ってんだろうね、このバカは。
 あ、オーナー3本目はやめて!ドアが可哀想!あとお忍びだけど一応殿下だから!一国の王太子だから!怪我させたらこっちの所為にされるよ!

「僕は食堂担当なんでお断りします」

「遠慮するな。私を愛しているんだろう?その私が抱いてやると言っているんだ」

「この人頭沸いてるのかな?……おっと口に出ちゃった」

 また息子が剣の柄に手をかけようとしたけど僕の後ろから放たれた凄まじい威圧グレアにビクッ、として手を引っ込めてしまった。

 っていうかオーナー!そのグレア僕にも効くからやめて~!

 へにゃ、っと崩れ落ちそうになった僕の腰をがっちり支えてくれたのはオーナーの腕だ。
 ああもう、グレアに反応した体がそれだけの事でゾワゾワしちゃってたまんない。早くこの相手に『命令コマンド』されたい、支配して欲しい、苛めて欲しい、でもたくさん甘やかして欲しい。そんな思いで一杯になっちゃう。
 僕の抑制剤はまだ調整中。いきなり強いのを飲んだら吐いちゃったり酷い頭痛が起こったり、って色んな副作用が出ちゃうから少しずつ様子を見ながら増やさないといけないんだって。だからこんな時に本当に困るんだ。

 だってこうなったらこの間みたいな『Play』をしなきゃ治まんないんだもん……。だけど殿下にそれを悟られたくないからオーナーの逞しい腰にしがみついて顔を隠す。

「悪いが礼儀のなってない坊っちゃんに合う相手がいないんでね。他の店を当たってくれるか」

「そこの者で良いと言っている」

「この子は食堂担当だと言ってるだろう。こんなに怯えてるのにわからないか?あんたが誰かは知らないが元婚約者に怯えられるとは相当ダメなパートナーだったんだろうな?」

 オーナー!煽っちゃダメだよ!この人負けず嫌いなんだから超めんどくさいんだよ~!

 今にも崩れ落ちそうな体はほとんどオーナーが片手1本で支えてくれてるから殿下から見たら本当に僕が怯えてオーナーにしがみついてるように見えるだろう。
 いや、もうそんな演技する余裕もないんですけどね!

 早く欲しい。
 早く、早く。

 自分でもわかる。ふわふわハーブの香りが漂ってきてるから。
 オーナーもちょっとまずいって気付いてくれたのか僕の耳元で小さく囁いた。

「『待てStay』だ、ウル」

「ん……っ」

 オーナーに『コマンド』を使われるとたまんない気持ちになる。
 でも『待てStay』って言われたから待たなくちゃ。

 本当にこの第2の性ってやつは面倒だ。
 Sub性が壊れてると思ってた時はこんな事なかったのに。
 この店はNormalのお姉さん達ばかりだから良いけどDom、Sub、Switchのダイナミクス持ちで僕みたいに抑制剤がうまく働いてない人は『Play』をしないままでいたら体調が悪くなってあっという間にSubドロップとか体調不良に陥ってしまうんだって。

 だからあの日からオーナーがたまに『Play』をしてくれるんだ。
 もちろん普段はエッチな事じゃないよ!?
 『コマンド』使って、頭撫でて、何度も褒めてくれる。ただそれだけなんだけど、暴れまわってた気持ちが落ち着くのが不思議。

 本当は最後までしちゃったらどうなるんだろう、って思ってるけど、そこまで我が儘は言っちゃいけないからね。

 しばらくドラゴンとチワワみたいなオーラを出し合ってた2人だったけど、もちろんチワワが先に目を逸らした。あ、チワワじゃなくて殿下だった。
 オーナーのグレアに若干涙目になってる気がするけど気のせいかな?

「ふん!そんな出来損ない、こちらから願い下げだ!帰るぞ、イライジェフ!」

 ああ!そうそう!息子そんな名前だったね!多分すぐ忘れるけど思い出した!
 そして早く帰った方が良いよ二人とも。僕が心配する事じゃないけど、多分今ごろ王城大騒ぎになってるよ。

(なんて言い訳するんだろう……?)

 ここでオーナーに包丁投げられた、とか言うんだろうか?
 そしたら他国の王城で世話になってるのに娼館に行ったのがバレるし、流石のバカ殿下もそこまでバカじゃないだろう。多分。……多分……。

 なんてちょっと不安気に見送る僕の体が急にふわ、っと浮いて気付けば足が宙に浮いてる。
 これって……これってーーーーー!!!?

「お姫様抱っこーーー!!!」

 一瞬全ての事が吹っ飛ぶくらいびっくりした!
 だって!オーナーのお姫様抱っこ!!いや良く考えたらあのおじさん達の時にもしてくれた気がするけどまだ意識が完全に飛んでない時には初めてなんだもん!!
 オーナーの顔が近いーーーー!

 食堂にいた酔っぱらいのおじさん達がヒューヒューって口笛を吹いてくるのを軽くいなしたオーナーはそのまま玄関から出ていこうとする。

「ま、待って待って、オーナー!お店……!」

 まだ全然食堂の閉店時間じゃないよ!

「シーラ、あと頼む」

「はいはい」

 もうご飯は出せないけど、お酒くらいならって言うシーラ姉さんの声を背に本当に外に出てきてしまった。

 僕がここに来たのは春の事。半年と少し経った今は夏真っ盛り。
 でもこのパルヴァン王国はスタンレールとの間に連なる山々のおかげで年中比較的過ごしやすい気候だ。
 逆に言えばスタンレールでは暑かった夏の夜がここでは少し肌寒いくらい。
 そう、いつもなら肌寒いくらいの外なのに僕の体はうっすら汗をかく程熱い。

 外に出て人目がなくなったからか、お姫様抱っこで一瞬戻った正気がまた本能に塗り潰されたのか。ついオーナーの顎に頭を擦り付けてしまう。無精髭が痛いけど、この痛さも何だか気持ちが良い。

 歩いて30秒の自宅を開けて、直ぐ様風呂場に直行するオーナーに首を傾げた。

「お風呂……?」

 もう息が上がって声が何だか甘い気がする……。

「終わったら直ぐ寝たいだろ」

 んん……確かに今日のはエッチな事しないと収まんない気がするからベッドの上であれこれしちゃったら後片付け大変だもんな。寝るとこ1つしかないし、床で寝るって言っても布団もないし。

 ふむ、なんて一人納得してた僕を脱衣所に座らせたオーナーが僕の頬を両手で挟んだ。
 大きくて暖かい、ゴツゴツしたタコだらけの手。大好きな推しの手だ。
 思わずスリ、っとすり寄ってしまう。

「ウル、『服を脱げStrip』」

「ん……ッ」

 途端に嬉しい、嬉しい、って僕の中のSub性が叫ぶ。
 カタカタ震える指は恐怖じゃなくて期待だ。1つ1つボタンを外して上を脱ぐ間にオーナーも上だけ服を脱いだ。

 ――この間ってオーナーも脱いでたっけ?

 ぽ~、っと見つめてしまう僕に気付いたオーナーがふ、っと笑って肩に引っ掛かってた服を脱がせてくれた。
 裸の腰に当たるオーナーの手が暖かい。綺麗に割れた腹筋に指を滑らせたら、こら、って声と共に手を取られて手の甲にキスされてしまった。

(王子!オーナーが王子様みたい……!!)

 あのバカ殿下よりよっぽど紳士だ!

「オーナー」

 下も脱がされてまたさっきみたいにお姫様抱っこで運んでくれるのが嬉しくて。
 浴槽に湯を溜めながらその縁に僕を抱えて座ったオーナーが今度は唇にキスしてくれた。

「ん、……ぁ……っ」

 ちゅ、ちゅ、って可愛いリップ音を立てて下唇を吸ったり上唇を吸ったり、それからゆっくり入ってきた舌が僕の舌と絡まる。
 やっぱり最初はびっくりして引っ込んじゃうんだけど、ゆるゆるとした動きなのに簡単に僕の舌を引きずり出してしまうオーナーってすごいテクニシャンだと思うんだ!僕の経験値が0だからかも知れないけど!

「オ、オーナー……っ」

 今日の『コマンド』はさっきのヤツだけ?

「そんな物足りなさそうな顔するな」

 苦笑したオーナーがおでこにキスして、さて、どうしようか、なんて悩むからつい言ってしまった。

「オーナーの、舐めたい……」

 だってまだオーナーの見た事ないし、僕ばっかり全裸なの恥ずかしいから。
 オーナーは一瞬驚いた顔をした後でにやりと笑った。

「足を開けウル、『晒せPresent』、だ。出来るな?」

「や……、は、恥ずかしい……!」

 恥ずかしいのに。
 僕の足はそろそろと開いてオーナーの前に恥ずかしい所を全てさらけ出してしまう。

 またこの間みたいに勃ち上がってしまったそこを凝視されてるのがわかって恥ずかしくて目をぎゅっと瞑る。
 だから次のオーナーの動きを見逃してしまった。

「ひあぁッ!?」

 勃った所で普通の男性みたいに大きくならない僕のそこをオーナーがぱくりと咥えてる。
 飾り程度に付いてる小さな袋から裏筋を舐めて、でもオーナーの大きな口なら全部が収まってしまう。しかも口の中に含んだまま亀頭の辺りを刺激されて咄嗟にオーナーの頭を掴んだ所為ではらり、と解けた髪が頬にかかって野性味が増したオーナーの破壊力に体全体がゾワゾワしてお腹の辺りがきゅう、って切なくなる。

「あ、んッ、だめ、オーナー、あぁ……ッ!きもちぃ……!」

 僕がオーナーの舐めたかったのにオーナーが舐めてどうすんのさー!って文句なんて口から出る前に甘ったるい喘ぎに変わっていく。
 お腹も何だったら前世の記憶ではあり得ない所も何だか疼いて勝手に指がそこを撫でた。
 ぬる、っとした感覚にびっくりして手を引くと今度はオーナーのゴツゴツした指がそこに当たる。

 そうだった、僕の第2の性はΩ×Sub。入れる穴はそこしかないから濡れるのもそこだよね……。

「セーフワード」

「ん、なに……?」

 気持ち良すぎてトロトロになってる意識の向こうでオーナーが何か言ってる。
 相変わらずゴツゴツの指は僕の穴の縁ばかり触って全然中に入ってきてくれない。
 物足りなくてつい尻を揺らしたら『待てStay』って言われて泣く泣く動きを止めた。

 何で止めるの。早く中にも欲しいのに。

「セーフワードを決めてからだ」

「せーふわーど……」

 そうだった。確かセーフワードを言われたらDomは絶対行為をやめなきゃいけないんだったな。今まではセーフワードを決める程の触れ合いはなかったけど、決めるって事はここに入れてくれるのかな?

 恋人じゃないのに?
 推しで、神様なのに?

 僕の中のまだ冷静な部分がそう言ってくるけど本能の方が強すぎてあっという間にそんな声塗り潰してしまう。

「『やめて』って言ったらやめて欲しい……」

 これまでの人生で僕がやめて、って言ってやめてもらえた試しがないから。

「わかった」

「ひ……!?」

 ぬるり、と入ってきた指にびっくりして飛び上がって、でも同時にまた咥えられて体がビクビクと跳ねた。

 中の指は入ってからしばらく動かなくて、それがじれったくて体がうずうずしてる。オーナーの指を締め付けてしまって勝手に声が漏れた。

「あん……っ」

 ゆっくり動き出した指が壁を擦ったり出たり入ったりを繰り返しながら同時に舌で鈴口をグリグリ刺激されたりするから堪らない。
 もう指が動くだけでお尻からはぐちゅぐちゅと音がしてて、割れ目を伝って体液が滑り落ちるのがくすぐったくて身を捩った。

 だってこんな気持ちいいの、僕知らない。

「あ、ぁ……っ!――ん、あぁぁ……ッ!」

 恥ずかしい、のに気持ちいい。
 でも足りない。もっと大きいのが欲しい。
 もっとぴったり中を埋めて欲しい。

 無意識に手を伸ばしてオーナーのズボンに触れたんだけど、また

「『止まれStop』」
 
 って『コマンド』で止められてしまった。

「や~……!僕も触りたい……!ここに、もっと欲しい!」

 どうして止めるの、って泣きながら暴れたら唇を塞がれた。
 さっきよりももっともっと濃厚なキスは僕のを舐めてたからかちょっとだけ変な味がしたけどそれもまたゾクゾクしてしまう。

「『良い子だGoodboy』だから今は我慢しろ」

「なんでぇ……」

 だって欲しいのに。

 シクシク泣いてたら困った顔のオーナーが顔中キスして入ったままだった指を動かした。

「んあ……ッ!」

「まだ指1本でもギチギチなこんなに狭い所に入らないからな。ちょっとずつ慣らしてからだ」

 慣らしてから……って事は慣れたら入れてくれるのかな?
 それを考えただけでとろりと体液が溢れる。

「何本入ったら良い……?」

 明日から自分でも拡張しよう。お姉さん達に訊いたらきっと道具とか教えてくれるよね。

 だって早く欲しい。
 オーナーので満たして、沢山突いて、イかせて欲しい。

 こく、って唾を飲み込んだら苦笑したオーナーがまたキスしてくれる。
 入ったままの指も円を描くように動いたり折り曲げるように動いたりしてお腹の辺りがきゅう、ってなっちゃう。

「ん、んん……っぅ、ん……!」

 多分前世の僕は後ろでの経験なんてなかったと思う。記憶がほとんどないからわかんないけど、無意識に後ろだけじゃイけない、って思ってたから。
 なのにこの体は本当に不思議だ。
 オーナーの指が動くたび込み上げてくる射精感が強くなって、最後に

「『イけCum』」

 って言われた瞬間いつかと同じように透明な体液を噴き出して、意識も一緒にぶっ飛んだ。

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