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第1章 念願の国外追放
パルヴァン王城に向けて出発する
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3日後、簡単な旅支度を済ませた僕はお店のお姉さん達に囲まれている。
何でかって、シーラ姉さんが
「ちゃんと帰って来られるようにおまじない」
って僕の頬にキスしてくれて、それを見てた他のお姉さん達も真似してちゅっちゅしてくれてるからだ。
ボインの谷に埋もれてちょっと苦しいけどお姉さん達の気持ちが嬉しいのと、僕自身不安が大きすぎるからお姉さん達の優しさに縋っちゃう。だって“王城”なんて僕には嫌な思い出しかないんだもん。
もちろんあのバカ殿下とパルヴァンの王太子は別人だし、王族がみんなバカだったらどの国も滅びちゃってるだろうから大丈夫だと思うんだけど……正直この間の感じだとパルヴァンの王太子もあんまり性格は良くなさそうだ。
僕は知らなかったけど、王太子が兄王子や王子に劣等感を持ってるのは有名な話なんだって。2人共きちんと王太子を立ててるんだけど、それでも疑ってる辺り器が小さい感じがする。
その王太子を含めた王族に今から会わないといけないとか、もう昨日からご飯も喉通らないんだよね……。オーナーが心配してあれこれ用意してくれるんだけど、口に入れたら全部出ちゃうからとりあえず栄養たっぷりなジュースをお医者さんから貰って来てくれた。
流石は推し。気遣いが神過ぎる!食べられそうな果物とか時間停止の術がかかった袋に入れてくれてたし、もう!ほんと神!
「そろそろ行くぞ……って何してんだ」
「オーナー!」
ボインの谷から顔を出す僕の腕を引いて救出してくれたオーナーのムチムチな大胸筋に飛びついた。
う~ん、やっぱりお姉さん達のふわふわよりオーナーのムチムチの方が好き……!
「見送りの挨拶をしてただけよ」
「無事帰って来られるようにおまじないとね!」
顔中お姉さんの口紅だらけらしい僕の顔を拭いてるオーナーにお姉さん達が言う。しかめっ面だったオーナーもそれに対しては苦笑いして
「必ず2人で戻るから」
って言ってくれた。
その言葉が嬉しくて思わずむふふ、って笑いながらムチムチ雄っぱいを堪能してたんだけどおじさんの所の騎士さんが迎えに来てしまっていよいよお姉さん達としばらくお別れだ。
マリオットとは昨日の内に挨拶した。
僕の魔力に似た魔石を見つけたからそれを離れた所で作動させる為に一足早く別の場所に移動してるんだ。護衛騎士さん達とティールが付いて行ったから大丈夫だと思うけど、街中で魔導具を使うのか人里離れた場所で使うのかは教えてくれなかったからちょっと心配。
お店もまた休みになっちゃうし、オーナーもティールもいないからお姉さん達の心配をしてたけどおじさんの所の騎士さんが警護についてくれるらしいからそこは安心だ。
「じゃあ、行ってくるね」
本当は絶対行きたくないんだけど、マリオットもオーナーやおじさんも頑張ってくれてるのに僕1人ひよっちゃうわけにいかないからぎゅっと拳を握って店を出た。
そこから先はおじさんの用意した辺境伯の家紋が入った馬車で王都まで4日間の旅になる。
旅って言ってもある程度は転移の魔術陣を使いながらだから本来10日以上かかる道程がかなり短縮されてるんだよね。本当はもっと早く着くように調整も出来るらしいけど、マリオット達の移動と合わせて少しゆっくり目にしてあるんだって。
あとは僕の体調が良くないから、って王家からの使者にはおじさんから返事を出してもらった。僕やオーナーだけだったら王家に逆らうなんて絶対無理だし。
「おじさん、クッションありがとう」
馬車の中は窮屈だけど流石は高位貴族仕様。4頭引きの馬車はとっても大きくて、中も普通の馬車より広くとってある。馬車の揺れを軽減する魔導具やら最高級の木で出来た座席にはこれでもかとクッションを敷き詰めて僕1人クッションに埋もれた状態だ。オーナー達は申し訳程度の綿が入ったらしき硬そうな革の椅子に事もなげに座ってるけど、僕があの椅子に座ったら1時間で尻が割れてしまっただろう。オーナーのアレを入れる前に僕のお尻が壊れちゃうなんて由々しき事態だからね!
「……チビちゃん、たった数日でこんなにやつれて……」
いや、そんなにやつれてないと思うんだけど……。ご飯食べられなくなったの昨日からだし。まあ元々そんなに肉のない体ですけど。
「やっぱり今からでももっとゆっくり向かうって言おうかな」
なんて懐に手を入れてゴソゴソし始めるおじさんをオーナーが止めた。
「さっさと行ってさっさと戻った方がウルにも負担が少ないだろ」
そうそう。嫌な事は早く終わらせるに限るよね!
旅が長くなればなるほど不安が大きくなって余計にメンタルやられちゃいそうだもん。
僕がウルになって何年も耐えられたのは終わりが分かってたからだ。18歳の卒業パーティーまで、って期限がわかってたから我慢できたし耐えられた。
でも今の、疑惑を持たれてどんな扱いを受けるかわからない状態がいつまでも続くかと思ったら先にメンタルがやられてしまいそう。と、いうか事実すでにちょっとやられてるからご飯食べられなくなってるんだし。
考えただけでもきゅう、って胃が痛くなって縮こまる僕をオーナーが膝に乗せてくれる。
「余計な事は考えずに景色でも見てろ」
推しが相変わらず男前で優しい!!好き!!
んんんん……!って謎の声を出しながら大胸筋に擦り寄ってぺたりと頬をくっつけた。
こうやるとね、なんと推しの匂いを嗅ぎながらムチムチも堪能出来る上、心音まで聞こえて最高なんですよ!おじさんにつむじツンツンされるけどオーナーの雄っぱいの方が大事だから!
あっという間に街を抜けた馬車は今舗装された石畳みの道を走ってる。周りは草原で白い小さな花があっちこっちに群生してて長閑で綺麗だ。この辺りには魔物も野盗もまだ出ないから馬車を囲む辺境伯騎士団の人達ものんびりしてる。
「今日は途中で転移して2個先の街まで行くからな~」
おじさんの声が少しげんなりしてるのは馬車ごと転移する魔術陣はすっごく酔いやすいからかも知れない。
しかも多分ここにいる全員一緒に転移させるくらいの大きさでしょ?そりゃもうすごく酔うと思うわ。僕はいつも1人だけの転移だから酔った事ないけど、学生時代に野外学習で使って吐いたもんね。
貴族だろうが王太子の婚約者だろうが吐く時は吐くんだよ、と開き直って周りを見渡したら大概みんな吐いてたから、あ、これ酔うもんなんだ、って理解した。
「先に薬飲んどけ」
オーナーが本当は何か食べてからが良いんだけど、と言いながら何の変哲もない麻袋の中からにゅ、っと出して来たバナナを思わず受け取る。
何故バナナ。
ハッ!?まさかこれでオーナーのオーナーを舐める為の練習をしろ、と!?
「僕頑張るよ!」
「多分これは拳骨しても良い勘違いしてる顔だな?」
「え、違うの!?夜の練習しろって事かと!」
ごん、と頭に落ちて来た拳はそんなに痛くなかったけど大袈裟に痛がる、そんないつものやり取りが何だかちょっと安心する。
だがしかし!じゃあ何故あえてバナナ!?
あと隣で何だか「パパ認めない……!」なんて血涙流してるおじさんが気になるけどそっちは置いておこう。パパじゃないし。
「胃に良いらしい。それ食って吐き気がなかったら酔い止め飲んどけ」
「オーナー優しい!好き!!」
お店にバナナ使うメニューないしわざわざ買って来てくれたんだよね!
胃がキリキリして痛いけど少しだけ皮を剥いて食べてみる。ほんのり甘い僕の知ってるバナナの味だ。
ちなみにバナナの筋は気にならないからそのまま食べます。マリオットはこういうの気にするからちまちま取ってから食べそう。貴族のパーティーにバナナがそのままどん、って出てくる事ないから想像でしかないけど。
なんてマリオットがちまちま筋とってる姿想像してたら何だかんだ半分くらいは食べられた。
う~ん、でもこれ以上はちょっと逆噴射しちゃいそう……。そう僕が思ったタイミングでオーナーに取り上げられてしまった。
「え、何でわかったの?」
「顔見てりゃわかる」
何だって!?オーナーそんなに僕の顔ばかり見てたの!?キャー恥ずかしい!って頬を両手で押さえるけどそんな僕の口にぽい、っと酔い止めを放り込まれた時は正直また全部吐いてしまうかと思った。
だってくっっっっそ苦かったんだもん!!予告してから入れて欲しかったよ!
何でかって、シーラ姉さんが
「ちゃんと帰って来られるようにおまじない」
って僕の頬にキスしてくれて、それを見てた他のお姉さん達も真似してちゅっちゅしてくれてるからだ。
ボインの谷に埋もれてちょっと苦しいけどお姉さん達の気持ちが嬉しいのと、僕自身不安が大きすぎるからお姉さん達の優しさに縋っちゃう。だって“王城”なんて僕には嫌な思い出しかないんだもん。
もちろんあのバカ殿下とパルヴァンの王太子は別人だし、王族がみんなバカだったらどの国も滅びちゃってるだろうから大丈夫だと思うんだけど……正直この間の感じだとパルヴァンの王太子もあんまり性格は良くなさそうだ。
僕は知らなかったけど、王太子が兄王子や王子に劣等感を持ってるのは有名な話なんだって。2人共きちんと王太子を立ててるんだけど、それでも疑ってる辺り器が小さい感じがする。
その王太子を含めた王族に今から会わないといけないとか、もう昨日からご飯も喉通らないんだよね……。オーナーが心配してあれこれ用意してくれるんだけど、口に入れたら全部出ちゃうからとりあえず栄養たっぷりなジュースをお医者さんから貰って来てくれた。
流石は推し。気遣いが神過ぎる!食べられそうな果物とか時間停止の術がかかった袋に入れてくれてたし、もう!ほんと神!
「そろそろ行くぞ……って何してんだ」
「オーナー!」
ボインの谷から顔を出す僕の腕を引いて救出してくれたオーナーのムチムチな大胸筋に飛びついた。
う~ん、やっぱりお姉さん達のふわふわよりオーナーのムチムチの方が好き……!
「見送りの挨拶をしてただけよ」
「無事帰って来られるようにおまじないとね!」
顔中お姉さんの口紅だらけらしい僕の顔を拭いてるオーナーにお姉さん達が言う。しかめっ面だったオーナーもそれに対しては苦笑いして
「必ず2人で戻るから」
って言ってくれた。
その言葉が嬉しくて思わずむふふ、って笑いながらムチムチ雄っぱいを堪能してたんだけどおじさんの所の騎士さんが迎えに来てしまっていよいよお姉さん達としばらくお別れだ。
マリオットとは昨日の内に挨拶した。
僕の魔力に似た魔石を見つけたからそれを離れた所で作動させる為に一足早く別の場所に移動してるんだ。護衛騎士さん達とティールが付いて行ったから大丈夫だと思うけど、街中で魔導具を使うのか人里離れた場所で使うのかは教えてくれなかったからちょっと心配。
お店もまた休みになっちゃうし、オーナーもティールもいないからお姉さん達の心配をしてたけどおじさんの所の騎士さんが警護についてくれるらしいからそこは安心だ。
「じゃあ、行ってくるね」
本当は絶対行きたくないんだけど、マリオットもオーナーやおじさんも頑張ってくれてるのに僕1人ひよっちゃうわけにいかないからぎゅっと拳を握って店を出た。
そこから先はおじさんの用意した辺境伯の家紋が入った馬車で王都まで4日間の旅になる。
旅って言ってもある程度は転移の魔術陣を使いながらだから本来10日以上かかる道程がかなり短縮されてるんだよね。本当はもっと早く着くように調整も出来るらしいけど、マリオット達の移動と合わせて少しゆっくり目にしてあるんだって。
あとは僕の体調が良くないから、って王家からの使者にはおじさんから返事を出してもらった。僕やオーナーだけだったら王家に逆らうなんて絶対無理だし。
「おじさん、クッションありがとう」
馬車の中は窮屈だけど流石は高位貴族仕様。4頭引きの馬車はとっても大きくて、中も普通の馬車より広くとってある。馬車の揺れを軽減する魔導具やら最高級の木で出来た座席にはこれでもかとクッションを敷き詰めて僕1人クッションに埋もれた状態だ。オーナー達は申し訳程度の綿が入ったらしき硬そうな革の椅子に事もなげに座ってるけど、僕があの椅子に座ったら1時間で尻が割れてしまっただろう。オーナーのアレを入れる前に僕のお尻が壊れちゃうなんて由々しき事態だからね!
「……チビちゃん、たった数日でこんなにやつれて……」
いや、そんなにやつれてないと思うんだけど……。ご飯食べられなくなったの昨日からだし。まあ元々そんなに肉のない体ですけど。
「やっぱり今からでももっとゆっくり向かうって言おうかな」
なんて懐に手を入れてゴソゴソし始めるおじさんをオーナーが止めた。
「さっさと行ってさっさと戻った方がウルにも負担が少ないだろ」
そうそう。嫌な事は早く終わらせるに限るよね!
旅が長くなればなるほど不安が大きくなって余計にメンタルやられちゃいそうだもん。
僕がウルになって何年も耐えられたのは終わりが分かってたからだ。18歳の卒業パーティーまで、って期限がわかってたから我慢できたし耐えられた。
でも今の、疑惑を持たれてどんな扱いを受けるかわからない状態がいつまでも続くかと思ったら先にメンタルがやられてしまいそう。と、いうか事実すでにちょっとやられてるからご飯食べられなくなってるんだし。
考えただけでもきゅう、って胃が痛くなって縮こまる僕をオーナーが膝に乗せてくれる。
「余計な事は考えずに景色でも見てろ」
推しが相変わらず男前で優しい!!好き!!
んんんん……!って謎の声を出しながら大胸筋に擦り寄ってぺたりと頬をくっつけた。
こうやるとね、なんと推しの匂いを嗅ぎながらムチムチも堪能出来る上、心音まで聞こえて最高なんですよ!おじさんにつむじツンツンされるけどオーナーの雄っぱいの方が大事だから!
あっという間に街を抜けた馬車は今舗装された石畳みの道を走ってる。周りは草原で白い小さな花があっちこっちに群生してて長閑で綺麗だ。この辺りには魔物も野盗もまだ出ないから馬車を囲む辺境伯騎士団の人達ものんびりしてる。
「今日は途中で転移して2個先の街まで行くからな~」
おじさんの声が少しげんなりしてるのは馬車ごと転移する魔術陣はすっごく酔いやすいからかも知れない。
しかも多分ここにいる全員一緒に転移させるくらいの大きさでしょ?そりゃもうすごく酔うと思うわ。僕はいつも1人だけの転移だから酔った事ないけど、学生時代に野外学習で使って吐いたもんね。
貴族だろうが王太子の婚約者だろうが吐く時は吐くんだよ、と開き直って周りを見渡したら大概みんな吐いてたから、あ、これ酔うもんなんだ、って理解した。
「先に薬飲んどけ」
オーナーが本当は何か食べてからが良いんだけど、と言いながら何の変哲もない麻袋の中からにゅ、っと出して来たバナナを思わず受け取る。
何故バナナ。
ハッ!?まさかこれでオーナーのオーナーを舐める為の練習をしろ、と!?
「僕頑張るよ!」
「多分これは拳骨しても良い勘違いしてる顔だな?」
「え、違うの!?夜の練習しろって事かと!」
ごん、と頭に落ちて来た拳はそんなに痛くなかったけど大袈裟に痛がる、そんないつものやり取りが何だかちょっと安心する。
だがしかし!じゃあ何故あえてバナナ!?
あと隣で何だか「パパ認めない……!」なんて血涙流してるおじさんが気になるけどそっちは置いておこう。パパじゃないし。
「胃に良いらしい。それ食って吐き気がなかったら酔い止め飲んどけ」
「オーナー優しい!好き!!」
お店にバナナ使うメニューないしわざわざ買って来てくれたんだよね!
胃がキリキリして痛いけど少しだけ皮を剥いて食べてみる。ほんのり甘い僕の知ってるバナナの味だ。
ちなみにバナナの筋は気にならないからそのまま食べます。マリオットはこういうの気にするからちまちま取ってから食べそう。貴族のパーティーにバナナがそのままどん、って出てくる事ないから想像でしかないけど。
なんてマリオットがちまちま筋とってる姿想像してたら何だかんだ半分くらいは食べられた。
う~ん、でもこれ以上はちょっと逆噴射しちゃいそう……。そう僕が思ったタイミングでオーナーに取り上げられてしまった。
「え、何でわかったの?」
「顔見てりゃわかる」
何だって!?オーナーそんなに僕の顔ばかり見てたの!?キャー恥ずかしい!って頬を両手で押さえるけどそんな僕の口にぽい、っと酔い止めを放り込まれた時は正直また全部吐いてしまうかと思った。
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