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第一章 召喚編
第37話 聖霊魔法を習得しましょう
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2歳の身体で5日間過ごした後、ようやく8歳の身体に一気に成長しました。
2歳の身体の時はオリゲール先生、マー君、レイモンド様に交代で膝に乗せられ餌付け状態でした。
部屋から部屋へも抱っこされての移動。
一番キツかったのは王妃様とメアリー様による幼児服のファッションショー。
要は着せ替えゴッコね。
あまりにも疲れたのでメアリー様に抱っこされてそのまま寝てしまったくらいだ。
メアリー様のお胸様は柔らかくてとても暖かかったです。
なかなか濃い幼児ライフを経験しました。
この国の人はみんな子供が大好きなんだね。
そして2歳児の滑舌の悪さゆえ、『オル様』『レイ様』呼びが定着。
最初は恥ずかしかったけど言えないものはしょうがないと腹をくくりました。
結果的にオル様とレイ様が喜んでくれたので良しとしますか。
さて、イーサン様とのお約束通り、聖霊魔法習得の訓練が今日から始まります。
もちろん、伸縮自在の魔法陣が施された水色のアフタヌーンドレスを着用。
これで身体のサイズが突然変化しても大丈夫。
オル様が迎えに来てくれて魔導師団棟に向かいます。
例によって迷子になるといけないからと手を繋いでいます。
繋いだ手の周りにひかりの粒子がフワッと広がる。コレって何だろう?
いつも不思議。
オル様の手は少し冷たい。
そう言えば、手が冷たい人は心が暖かいって聞いたことがあるけど本当かな?
その理屈でいくと私ってば心が冷たいことになってしまう。
だって私の手はドキドキの分熱いくらいだもの。
今日も黒いローブ姿のオル様は絶大な格好良さです。
廊下ですれ違う女官さんや侍女さんが頬を染めながらチラチラとこちらを見ているがオル様は特に気にしてない様子。
この視線に気が付いて無いのかな?
私はそっと隣を歩いているオル様を見上げた。
日の光を浴びてキラキラする金髪、長い睫に縁取られた宝石のような青い瞳。
額から顎までの横顔のラインは完璧だ。
こんなに素敵なんだものそりゃあみんな振り返るよね。
あー私にもオル様の半分でもキラキラしい部分があればなあ~
黒髪、黒眼じゃぱっとしないよね。
すると、バッチリと目があってしまった。
あっと思っていたら、オル様がニッコリと笑った。
そのとたん、ドキっと心臓が音を立てた。
あうう、オル様、その笑顔は反則です。
すれ違う女官さんや侍女さん達から『ほ~』とため息が聞こえてきましたよ。
ほどなくして魔導師団棟に着きました。
オル様の執務室で岩ちゃんが出迎えてくれた。
「岩ちゃん! 久しぶりだね。元気にしてた?」
私の問いかけに岩ちゃんスマイルで応えてくれる。
つぶらな茶色の瞳で私を見下ろす岩ちゃんは人懐こい大型犬のようで癒される。
岩ちゃんの入れてくれたお茶をオル様と頂いているとイーサン様が到着した。
今日のイーサン様はいつもの神官の白い法服ではなく魔導師団と良く似た濃紺のローブ姿だ。
青みがかった長い銀髪と相まって神秘的な美しさを漂わせている。
イーサン様が通った後で悩殺されて倒れた人がいないか心配だ。
まずはご挨拶。
「イーサン様、今日はよろしくお願いします」
と、ぺこりと頭を下げる。
「こちらこそ、よろしくお願いします。アヤカ様に聖霊魔法を教えることが出来るなんて願ってもないことです」と言ってイーサン様は綺麗な顔で微笑んだ。
この場に侍女さんがいなくて良かった。いたらきっと倒れているね。
すると、イーサン様が岩ちゃんを見て言った。
「おや、このハイパーゴーレムからオリゲール様とアヤカ様の魔力を感じますね。お二人が生みの親なんですね」
ん?生みの親?
「ええ、僕が基礎のゴーレムを作ってアヤカの魔力でハイパーゴーレムに進化したんです」とオル様。
目を丸くして驚いている私にオル様は
「実はそうなんだよ。アヤカは無自覚のようだけどね」と言って笑った。
衝撃の新事実です。なるほど、岩ちゃんに親近感がわく理由がわかりました。
我が子だったのか。
岩ちゃんを見るとニッカと笑った。
ふふふ、可愛いやつめ。
私は岩ちゃんの頭を撫でようとしたが届かず、反対に岩ちゃんに撫でられた。
親の威厳が丸潰れだよ、岩ちゃん。
さあ、気を取り直して聖霊魔法の習得訓練です。
みんなで訓練館の一室に来ました。メンバーはイーサン様、オル様、私、そして両手に白い薔薇を一抱えした岩ちゃん。
どうやら、この白薔薇を使って聖霊魔法を訓練するみたいだ。
「まず、聖霊魔法について説明します。聖霊魔法は空気中の聖なる魔素に働きかけて発動します。最初は感覚が掴みづらいかもしれませんが、イメージとしては綺麗な空気を集める感じです」
と言ってイーサン様は岩ちゃんから一本の白い薔薇を受け取ると右手をかざした。
イーサン様の右手が光ったと思ったら白い薔薇の花びらが真っ赤に色づいた。
「これが聖霊魔法の一つ、初歩の変身魔法です」
わあ~すごい!
では、私もやってみましょう。
岩ちゃんから白い薔薇を一本受け取り、イーサン様のように右手をかざす。
えーと、空気中の魔素を集めてっと、私の右手がほわっと光った。
そして白い薔薇は一つの茎に2輪となった。
あ、あれ?色が変わらず、薔薇が増えた。
なぜだ?
「あーこれはアヤカのスキル、『緑の手』が発動されたんだな」と、オル様。
緑の手って確か植物の成長促進と増殖だっけ?
「聖霊魔法じゃないってこと?」と私が言うと、
「そうですね。今のはアヤカ様の身の内から放出された魔力のようですね。聖霊魔法の聖なる魔素の力は感じませんでしたから」とイーサン様。
そうなんだ。では、もう一度。
私はまた岩ちゃんから白薔薇を一本受け取ると再度右手をかざした。
すると、今度は薔薇の大きさがボワンと一回り大きくなった。
あれ?今度は花が大きくなっちゃった。
むむむ、聖霊魔法なかなか手強い。
薔薇の花を増やすこと10本、花を大きくすること8本。
こ、これはこれで綺麗だから良いよね。
だってほら、花びらなんて高級なベルベットみたいにツヤツヤだよ。
さすが、『緑の手』良い仕事をする。
しばし、現実逃避をする私。
岩ちゃんが気にするなと言わんばかりに私の頭を撫でてくれる。
ありがとう岩ちゃん、頑張るよ。
どうやって魔素を集めたら良いんだろう?
難しい顔をして考え込んでいる私にオル様が言った。
「アヤカ、イメージの順序を逆にしてみると良い。この白薔薇を赤い薔薇に変えるイメージをした上で魔素を集めてごらん」
なるほど。
では、早速、白い薔薇が赤い薔薇に変わるのをイメージして、さあ魔素ちゃん達色を変えるのを手伝って下さいな。
右手をかざす。
すると、綺麗な赤い薔薇に変わった。
「できた!」
私は嬉しくて満面の笑みでオル様を見た。すると、オル様もにっこりと笑いかけてくれた。
まずは初歩の変身魔法を習得です。
2歳の身体の時はオリゲール先生、マー君、レイモンド様に交代で膝に乗せられ餌付け状態でした。
部屋から部屋へも抱っこされての移動。
一番キツかったのは王妃様とメアリー様による幼児服のファッションショー。
要は着せ替えゴッコね。
あまりにも疲れたのでメアリー様に抱っこされてそのまま寝てしまったくらいだ。
メアリー様のお胸様は柔らかくてとても暖かかったです。
なかなか濃い幼児ライフを経験しました。
この国の人はみんな子供が大好きなんだね。
そして2歳児の滑舌の悪さゆえ、『オル様』『レイ様』呼びが定着。
最初は恥ずかしかったけど言えないものはしょうがないと腹をくくりました。
結果的にオル様とレイ様が喜んでくれたので良しとしますか。
さて、イーサン様とのお約束通り、聖霊魔法習得の訓練が今日から始まります。
もちろん、伸縮自在の魔法陣が施された水色のアフタヌーンドレスを着用。
これで身体のサイズが突然変化しても大丈夫。
オル様が迎えに来てくれて魔導師団棟に向かいます。
例によって迷子になるといけないからと手を繋いでいます。
繋いだ手の周りにひかりの粒子がフワッと広がる。コレって何だろう?
いつも不思議。
オル様の手は少し冷たい。
そう言えば、手が冷たい人は心が暖かいって聞いたことがあるけど本当かな?
その理屈でいくと私ってば心が冷たいことになってしまう。
だって私の手はドキドキの分熱いくらいだもの。
今日も黒いローブ姿のオル様は絶大な格好良さです。
廊下ですれ違う女官さんや侍女さんが頬を染めながらチラチラとこちらを見ているがオル様は特に気にしてない様子。
この視線に気が付いて無いのかな?
私はそっと隣を歩いているオル様を見上げた。
日の光を浴びてキラキラする金髪、長い睫に縁取られた宝石のような青い瞳。
額から顎までの横顔のラインは完璧だ。
こんなに素敵なんだものそりゃあみんな振り返るよね。
あー私にもオル様の半分でもキラキラしい部分があればなあ~
黒髪、黒眼じゃぱっとしないよね。
すると、バッチリと目があってしまった。
あっと思っていたら、オル様がニッコリと笑った。
そのとたん、ドキっと心臓が音を立てた。
あうう、オル様、その笑顔は反則です。
すれ違う女官さんや侍女さん達から『ほ~』とため息が聞こえてきましたよ。
ほどなくして魔導師団棟に着きました。
オル様の執務室で岩ちゃんが出迎えてくれた。
「岩ちゃん! 久しぶりだね。元気にしてた?」
私の問いかけに岩ちゃんスマイルで応えてくれる。
つぶらな茶色の瞳で私を見下ろす岩ちゃんは人懐こい大型犬のようで癒される。
岩ちゃんの入れてくれたお茶をオル様と頂いているとイーサン様が到着した。
今日のイーサン様はいつもの神官の白い法服ではなく魔導師団と良く似た濃紺のローブ姿だ。
青みがかった長い銀髪と相まって神秘的な美しさを漂わせている。
イーサン様が通った後で悩殺されて倒れた人がいないか心配だ。
まずはご挨拶。
「イーサン様、今日はよろしくお願いします」
と、ぺこりと頭を下げる。
「こちらこそ、よろしくお願いします。アヤカ様に聖霊魔法を教えることが出来るなんて願ってもないことです」と言ってイーサン様は綺麗な顔で微笑んだ。
この場に侍女さんがいなくて良かった。いたらきっと倒れているね。
すると、イーサン様が岩ちゃんを見て言った。
「おや、このハイパーゴーレムからオリゲール様とアヤカ様の魔力を感じますね。お二人が生みの親なんですね」
ん?生みの親?
「ええ、僕が基礎のゴーレムを作ってアヤカの魔力でハイパーゴーレムに進化したんです」とオル様。
目を丸くして驚いている私にオル様は
「実はそうなんだよ。アヤカは無自覚のようだけどね」と言って笑った。
衝撃の新事実です。なるほど、岩ちゃんに親近感がわく理由がわかりました。
我が子だったのか。
岩ちゃんを見るとニッカと笑った。
ふふふ、可愛いやつめ。
私は岩ちゃんの頭を撫でようとしたが届かず、反対に岩ちゃんに撫でられた。
親の威厳が丸潰れだよ、岩ちゃん。
さあ、気を取り直して聖霊魔法の習得訓練です。
みんなで訓練館の一室に来ました。メンバーはイーサン様、オル様、私、そして両手に白い薔薇を一抱えした岩ちゃん。
どうやら、この白薔薇を使って聖霊魔法を訓練するみたいだ。
「まず、聖霊魔法について説明します。聖霊魔法は空気中の聖なる魔素に働きかけて発動します。最初は感覚が掴みづらいかもしれませんが、イメージとしては綺麗な空気を集める感じです」
と言ってイーサン様は岩ちゃんから一本の白い薔薇を受け取ると右手をかざした。
イーサン様の右手が光ったと思ったら白い薔薇の花びらが真っ赤に色づいた。
「これが聖霊魔法の一つ、初歩の変身魔法です」
わあ~すごい!
では、私もやってみましょう。
岩ちゃんから白い薔薇を一本受け取り、イーサン様のように右手をかざす。
えーと、空気中の魔素を集めてっと、私の右手がほわっと光った。
そして白い薔薇は一つの茎に2輪となった。
あ、あれ?色が変わらず、薔薇が増えた。
なぜだ?
「あーこれはアヤカのスキル、『緑の手』が発動されたんだな」と、オル様。
緑の手って確か植物の成長促進と増殖だっけ?
「聖霊魔法じゃないってこと?」と私が言うと、
「そうですね。今のはアヤカ様の身の内から放出された魔力のようですね。聖霊魔法の聖なる魔素の力は感じませんでしたから」とイーサン様。
そうなんだ。では、もう一度。
私はまた岩ちゃんから白薔薇を一本受け取ると再度右手をかざした。
すると、今度は薔薇の大きさがボワンと一回り大きくなった。
あれ?今度は花が大きくなっちゃった。
むむむ、聖霊魔法なかなか手強い。
薔薇の花を増やすこと10本、花を大きくすること8本。
こ、これはこれで綺麗だから良いよね。
だってほら、花びらなんて高級なベルベットみたいにツヤツヤだよ。
さすが、『緑の手』良い仕事をする。
しばし、現実逃避をする私。
岩ちゃんが気にするなと言わんばかりに私の頭を撫でてくれる。
ありがとう岩ちゃん、頑張るよ。
どうやって魔素を集めたら良いんだろう?
難しい顔をして考え込んでいる私にオル様が言った。
「アヤカ、イメージの順序を逆にしてみると良い。この白薔薇を赤い薔薇に変えるイメージをした上で魔素を集めてごらん」
なるほど。
では、早速、白い薔薇が赤い薔薇に変わるのをイメージして、さあ魔素ちゃん達色を変えるのを手伝って下さいな。
右手をかざす。
すると、綺麗な赤い薔薇に変わった。
「できた!」
私は嬉しくて満面の笑みでオル様を見た。すると、オル様もにっこりと笑いかけてくれた。
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