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化け物集団誕生の前触れ
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そしてマーリンさんと師匠が回復してマーリンさんは師匠に抱き着きダイビングしたけど師匠が瞬間移動して躱してマーリンさんを私の【呪縛】の数段上の鎖で捉えた。ハァハァ言っているマーリンさんから目を離して私は師匠と向き合い妖術と霊符を教えて貰った。
───────
【風走】
MPを10消費して発動可能。風の流れに乗る事が出来る。効果時間10秒。MPを再消費する事で続ける事が可能
───────
【風反】
MPを10消費する事で相手の物理攻撃以外の攻撃を反射する。尚、この術のVITは100でありそれを越える攻撃を受けた場合霧散する。攻撃はそのまま貫通する
───────
【風玉】
MPを20消費する事で発動可能。地面に小さな上昇気流の出来た玉を出せる
───────
【竜巻】
形代×1を消費、MP30を消費する事で小規模の竜巻を起こせる。乗る事も可能。仲間にも被害が及ぶ
───────
───────
【呪敏】
霊符専用。相手の敏捷性を下げる事が出来る。作成必要MP10
───────
【呪器】
霊符専用。相手の器用性を下げる事が出来る。作成必要MP10
───────
【呪知】
霊符専用。相手の知力を下げる事が出来る。作成必要MP10
───────
【呪精】
霊符専用。相手の精神力を下げる事が出来る。作成必要MP10
───────
「形代?」
「ああ、そろそろ術式用の形代の作り方を教えてようと思ってな」
「え、でも師匠さっき無くても出来てましたよね?」
「妾とモフリを同一に見るのはおかしくないかい?」
「あ、はい」
「さて、形代を使う妖術の名前は特に決まってない」
「無いんですか!」
「だから妖術として得とく出来ただろう?」
「たしかに」
「好きに呼ぶと良いさ」
「師匠はなんて呼んでいるんですか?」
「儀式術式⋯⋯1人で出来るからそんな大層な名前にしなくても良い」
「そうなんですね」
「モフリ⋯⋯」
レイシアさんが私の肩に手を置く。
「今は良いが大きな術となると数人は必要だ。1人で出来る此奴がおかしいんだ。だから、勘違いするなよ?」
「はい⋯⋯」
「我が弟子ならいずれ出来るさ!さて、神社の中でやるから来て」
ちゃぶ台に皆が集結する。マーリンさんは吊るされている。
寝ている⋯⋯疲れているのだろう。そっとしておこう。
「まずは適当な紙とハサミ、或いは紙を切れる物」
「え」
「素材なんてこんなもんだよ。いつもは通販サイトを利用して霊符とか揃えているしな形代も作るの久しぶりなんだよ」
職業専用のお店かな?10レベルの黒巫女になったし上位霊符あるかな?
「まずは形代っぽく。ハクとかの奴と形は同じ。こう、チョキチョキと」
そう言った師匠はシュババっと剣で切るかのような速度でA4サイズの画用紙をハサミで切った。
⋯⋯手でも切れそうだな師匠なら。
「そうして、術式を書いて行く」
「こっからが本番ですね」
師匠が形代に書いて行く術式を見て、盗み覚える。
だが、師匠は形代に乗せた筆を動かさなかった。
「どんな式だったけな?」
「師匠?!」
「あ、思い出した。こうこう」
師匠はサラサラと書いて行った。
「頭の中心には丸い円をな⋯⋯」
そして出来上がった形代を受け取り私は【竜巻】を使って見た。
「成長したら術の威力も上がる。質の向上だ。そして、媒介も含む」
師匠が作った形代を使った【竜巻】は驚きの威力で砂埃が舞、私は目を腕で隠したが師匠達超越者は平然としていた。
「ま、ここまでは望まんが作れる様になっただろう。ま、買うのが1番速い。質を狙うなら自分で作るのがオススメだ」
たしかにスキルで【形代作成】が手に入った。
《一定のレベルに達した事を確認しました。1部解除します》
私はあのお婆さんと少年を助けたクエストクリア後のような感覚に襲われた。
『最─て─森にて─つ』前回よりもより明確に、言葉が頭に紡いだ。
「モフリどうした?」
「なんか⋯⋯」
私はこの事を相談した。
結界。
「「わからん」」
ですよね。私はオレンちゃん達の進捗具合を見に行く事にした。
「ほうほう、糸はかなり精密に操れるんですね!」
「うん、だけど限界がある。後、攻撃系の糸は私のプレイスタイル的に意味は無いけど1様飛ばせる様だった。速度はAGIに依存するみたい。記載されて無いからなんとも言えないけど」
「問題ないです!忍者専用の武器なんて作った事無いですが製作法が分かっているので!それと手を見せてください」
何か色々と試しているようだ。
「⋯⋯あ、お姉ちゃん」
「モフリさんいらっしゃったのですね」
「うん、もう作った?」
「いえ、まだどんな風に作るのかを決めている段階です」
「そうなんだ」
メルちゃんはオレンちゃんの手を触ったり見たりしている。
「手のサイズに合った形にしないと真価は発揮された無いんです」
「説明ありがとう」
ゲームでもそこら辺違うのかな?
「ありがとうございます。では、最初は普通に投擲する用のクナイと手裏剣の作成です!」
「メル、やるのか?」
「はい!師匠もやりますか?」
「儂は見ておく」
「分かりました!」
メルちゃんは手を守る為の軍手を付けて、トンカチと、多分メルちゃんが自分用に作ったのだろう。
そして鉄を取り出した。
「素材はパルマの洞窟の鋼鉄です。分類は鋼です」
「私が取って来た」
「オレンちゃんが?ちゃんと取れた?」
「DEXが0なので100個に1個程度⋯⋯作って貰う側だから素材はこっちで用意するのが当たり前」
「そうなんだ」
「そうなんですね」
「メルちゃんは知らなかったの?」
「私、オーダーメイドで頼まれた事が無くて⋯⋯」
その後、メルちゃんは1度深呼吸してから鋼鉄を叩き始める。
叩く箇所を変えて数回叩いてまた変える。
メルちゃんの師匠に解説を頼んでオレンちゃんと一緒に聞く。
「メルは儂を既に越えた鍛冶師だ。素材の声を聞き、叩く箇所の微細な音を全て聞いて居る。その素材の1番良い部分を正確に打ち、作っている。メルの作る武器が良作な理由の一つだ」
「私には分からないや」
「私も」
「儂もだ。長年初級の鍛冶師と生きて来て、上を目指すのを辞めた儂に良い希望となってくれたメル。儂の弟子であり目標なんじゃよ」
「そうなんですね」
「ああ、メルなら成れるかもしれない」
その言葉に私では無くオレンちゃんが1番に反応を示した。
「それって何にですか?」
「オレンちゃん?」
「ああ、過去にありとあらゆる武器防具様々は物を作り、更にはオリジナルの金属を作り上げたと言われている。混合石とは違う本当に新たな金属だ。そしてその者も素材の声を聞いていたと言われている。そんな存在にメルは成れるかもしれない。俄然、儂も最近では鍛冶に精を出している。メルのお陰でな」
「その者の名前は?」
「過去に誰もが言った。神匠だと。誰も達し得ない様々な物を作る、その名は『天津麻羅』だ」
「お姉ちゃん⋯⋯」
「うん、日本に伝わる鍛冶神だね」
「なんで知っているのかは⋯⋯今は良いや」
簡単だよオレンちゃん。そう言うのが好きな子が友達に居るんだよ。
今は海外に居るけどね。最近連絡取ってないな~久しぶり連絡しようかな?
「お姉ちゃん。このゲームって何をメインに添えているんだろうね。神話の中の名前は出て来るし⋯⋯世界感が分からない。それにまだ開拓要素が無いし⋯⋯楽しみ。それにそんな微細な音をゲームに組み込んでいるなら運営にもそんな耳のおかしな人が居るんだね」
「オレンちゃんは微細な音の違い分かる?」
「分からない。あれはメルの耳がやばい」
かなり仲良くなっている様だった。
そして完成したクナイをオレンちゃんに渡す。
オレンちゃんは数回握ったり振っている。
「的当て用のカカシがありますからどうぞ」
さらにメルちゃんのスキルの一つらしく投擲物や沢山複製する武器はランダムで一度に数本出来る事があるようでオレンちゃんはクナイ3本を持っている。
試した後に再び作成作業に入るようだ。
「よし、行く」
オレンちゃんはクナイ3本を右手の指との隙間挟んでカカシに向かって投擲して、カカシの中央に線を描く様に顔の中心、胴体の中心、足の中心に3本命中させた。
「うん、扱いやすい」
「いや、オレンちゃんの投擲能力高過ぎません!今のスキルの補正も無いし!」
オレンちゃんは驚愕した。
「分かるの?」
「え、逆に分からないんですか?武器の扱い方でプレイヤースキルかスキル補正の違いが?」
「メル」
「はい」
「普通、分からないよ?」
「え」
「メルが常識外れなんだよ」
メルちゃんは微細な動きも分かるようだ。
「メルってもしかして武器に関してはそう分かるの?例えば武術とか」
「あ、それは分かりません」
「「⋯⋯」」
メルちゃんは武器に関するスキル補正の動きとプレイヤースキルの動きの違いは分かる様だった。私には分からない。
───────
【風走】
MPを10消費して発動可能。風の流れに乗る事が出来る。効果時間10秒。MPを再消費する事で続ける事が可能
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【風反】
MPを10消費する事で相手の物理攻撃以外の攻撃を反射する。尚、この術のVITは100でありそれを越える攻撃を受けた場合霧散する。攻撃はそのまま貫通する
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【風玉】
MPを20消費する事で発動可能。地面に小さな上昇気流の出来た玉を出せる
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【竜巻】
形代×1を消費、MP30を消費する事で小規模の竜巻を起こせる。乗る事も可能。仲間にも被害が及ぶ
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【呪敏】
霊符専用。相手の敏捷性を下げる事が出来る。作成必要MP10
───────
【呪器】
霊符専用。相手の器用性を下げる事が出来る。作成必要MP10
───────
【呪知】
霊符専用。相手の知力を下げる事が出来る。作成必要MP10
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【呪精】
霊符専用。相手の精神力を下げる事が出来る。作成必要MP10
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「形代?」
「ああ、そろそろ術式用の形代の作り方を教えてようと思ってな」
「え、でも師匠さっき無くても出来てましたよね?」
「妾とモフリを同一に見るのはおかしくないかい?」
「あ、はい」
「さて、形代を使う妖術の名前は特に決まってない」
「無いんですか!」
「だから妖術として得とく出来ただろう?」
「たしかに」
「好きに呼ぶと良いさ」
「師匠はなんて呼んでいるんですか?」
「儀式術式⋯⋯1人で出来るからそんな大層な名前にしなくても良い」
「そうなんですね」
「モフリ⋯⋯」
レイシアさんが私の肩に手を置く。
「今は良いが大きな術となると数人は必要だ。1人で出来る此奴がおかしいんだ。だから、勘違いするなよ?」
「はい⋯⋯」
「我が弟子ならいずれ出来るさ!さて、神社の中でやるから来て」
ちゃぶ台に皆が集結する。マーリンさんは吊るされている。
寝ている⋯⋯疲れているのだろう。そっとしておこう。
「まずは適当な紙とハサミ、或いは紙を切れる物」
「え」
「素材なんてこんなもんだよ。いつもは通販サイトを利用して霊符とか揃えているしな形代も作るの久しぶりなんだよ」
職業専用のお店かな?10レベルの黒巫女になったし上位霊符あるかな?
「まずは形代っぽく。ハクとかの奴と形は同じ。こう、チョキチョキと」
そう言った師匠はシュババっと剣で切るかのような速度でA4サイズの画用紙をハサミで切った。
⋯⋯手でも切れそうだな師匠なら。
「そうして、術式を書いて行く」
「こっからが本番ですね」
師匠が形代に書いて行く術式を見て、盗み覚える。
だが、師匠は形代に乗せた筆を動かさなかった。
「どんな式だったけな?」
「師匠?!」
「あ、思い出した。こうこう」
師匠はサラサラと書いて行った。
「頭の中心には丸い円をな⋯⋯」
そして出来上がった形代を受け取り私は【竜巻】を使って見た。
「成長したら術の威力も上がる。質の向上だ。そして、媒介も含む」
師匠が作った形代を使った【竜巻】は驚きの威力で砂埃が舞、私は目を腕で隠したが師匠達超越者は平然としていた。
「ま、ここまでは望まんが作れる様になっただろう。ま、買うのが1番速い。質を狙うなら自分で作るのがオススメだ」
たしかにスキルで【形代作成】が手に入った。
《一定のレベルに達した事を確認しました。1部解除します》
私はあのお婆さんと少年を助けたクエストクリア後のような感覚に襲われた。
『最─て─森にて─つ』前回よりもより明確に、言葉が頭に紡いだ。
「モフリどうした?」
「なんか⋯⋯」
私はこの事を相談した。
結界。
「「わからん」」
ですよね。私はオレンちゃん達の進捗具合を見に行く事にした。
「ほうほう、糸はかなり精密に操れるんですね!」
「うん、だけど限界がある。後、攻撃系の糸は私のプレイスタイル的に意味は無いけど1様飛ばせる様だった。速度はAGIに依存するみたい。記載されて無いからなんとも言えないけど」
「問題ないです!忍者専用の武器なんて作った事無いですが製作法が分かっているので!それと手を見せてください」
何か色々と試しているようだ。
「⋯⋯あ、お姉ちゃん」
「モフリさんいらっしゃったのですね」
「うん、もう作った?」
「いえ、まだどんな風に作るのかを決めている段階です」
「そうなんだ」
メルちゃんはオレンちゃんの手を触ったり見たりしている。
「手のサイズに合った形にしないと真価は発揮された無いんです」
「説明ありがとう」
ゲームでもそこら辺違うのかな?
「ありがとうございます。では、最初は普通に投擲する用のクナイと手裏剣の作成です!」
「メル、やるのか?」
「はい!師匠もやりますか?」
「儂は見ておく」
「分かりました!」
メルちゃんは手を守る為の軍手を付けて、トンカチと、多分メルちゃんが自分用に作ったのだろう。
そして鉄を取り出した。
「素材はパルマの洞窟の鋼鉄です。分類は鋼です」
「私が取って来た」
「オレンちゃんが?ちゃんと取れた?」
「DEXが0なので100個に1個程度⋯⋯作って貰う側だから素材はこっちで用意するのが当たり前」
「そうなんだ」
「そうなんですね」
「メルちゃんは知らなかったの?」
「私、オーダーメイドで頼まれた事が無くて⋯⋯」
その後、メルちゃんは1度深呼吸してから鋼鉄を叩き始める。
叩く箇所を変えて数回叩いてまた変える。
メルちゃんの師匠に解説を頼んでオレンちゃんと一緒に聞く。
「メルは儂を既に越えた鍛冶師だ。素材の声を聞き、叩く箇所の微細な音を全て聞いて居る。その素材の1番良い部分を正確に打ち、作っている。メルの作る武器が良作な理由の一つだ」
「私には分からないや」
「私も」
「儂もだ。長年初級の鍛冶師と生きて来て、上を目指すのを辞めた儂に良い希望となってくれたメル。儂の弟子であり目標なんじゃよ」
「そうなんですね」
「ああ、メルなら成れるかもしれない」
その言葉に私では無くオレンちゃんが1番に反応を示した。
「それって何にですか?」
「オレンちゃん?」
「ああ、過去にありとあらゆる武器防具様々は物を作り、更にはオリジナルの金属を作り上げたと言われている。混合石とは違う本当に新たな金属だ。そしてその者も素材の声を聞いていたと言われている。そんな存在にメルは成れるかもしれない。俄然、儂も最近では鍛冶に精を出している。メルのお陰でな」
「その者の名前は?」
「過去に誰もが言った。神匠だと。誰も達し得ない様々な物を作る、その名は『天津麻羅』だ」
「お姉ちゃん⋯⋯」
「うん、日本に伝わる鍛冶神だね」
「なんで知っているのかは⋯⋯今は良いや」
簡単だよオレンちゃん。そう言うのが好きな子が友達に居るんだよ。
今は海外に居るけどね。最近連絡取ってないな~久しぶり連絡しようかな?
「お姉ちゃん。このゲームって何をメインに添えているんだろうね。神話の中の名前は出て来るし⋯⋯世界感が分からない。それにまだ開拓要素が無いし⋯⋯楽しみ。それにそんな微細な音をゲームに組み込んでいるなら運営にもそんな耳のおかしな人が居るんだね」
「オレンちゃんは微細な音の違い分かる?」
「分からない。あれはメルの耳がやばい」
かなり仲良くなっている様だった。
そして完成したクナイをオレンちゃんに渡す。
オレンちゃんは数回握ったり振っている。
「的当て用のカカシがありますからどうぞ」
さらにメルちゃんのスキルの一つらしく投擲物や沢山複製する武器はランダムで一度に数本出来る事があるようでオレンちゃんはクナイ3本を持っている。
試した後に再び作成作業に入るようだ。
「よし、行く」
オレンちゃんはクナイ3本を右手の指との隙間挟んでカカシに向かって投擲して、カカシの中央に線を描く様に顔の中心、胴体の中心、足の中心に3本命中させた。
「うん、扱いやすい」
「いや、オレンちゃんの投擲能力高過ぎません!今のスキルの補正も無いし!」
オレンちゃんは驚愕した。
「分かるの?」
「え、逆に分からないんですか?武器の扱い方でプレイヤースキルかスキル補正の違いが?」
「メル」
「はい」
「普通、分からないよ?」
「え」
「メルが常識外れなんだよ」
メルちゃんは微細な動きも分かるようだ。
「メルってもしかして武器に関してはそう分かるの?例えば武術とか」
「あ、それは分かりません」
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