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Episode.3 出会いと別れのセブンロード
11話 怒りの反撃
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ドーム内に反響する僕の声。
その予想以上の喧しさと同時に、僕はあることに気づいた。
「何だか、体が怠いような」
身を包む得体の知れない倦怠感。
それに加え、少し耳鳴りが聞こえるような気がする。
僕はこの症状に、思い当たることが一つあった。
「……密封された空間で生じる、オーツ不足」
人の身体は、空気中にある『オーツ』を体内に取り入れ消費することで、機能を果たしている。
そしてオーツがどんな場所からでも無限に発生するはずがなく、密閉された空間で呼吸を繰り返していれば、いつしかその空間にあるオーツは尽きるだろう。
それと同様に、火が燃える時や火の魔法を使う時にも空気中のオーツは消費される。
魔法の行使に要求されるのは、魔力だけではないのだ。
「ならこの空間だって、立派な『密閉空間』じゃないか。火の魔法使ったり大声で叫んだりすりゃあ、直ぐにオーツは減っていくだ……ろ?」
そうだ。何かおかしいと思ったのだ。
なぜわざわざ分厚い半球体を創っておいて僕を生き埋めにしないのか。
僕の言葉に反応する風もなく、なぜ今もこうしてこの状態を維持し続けているのか。
答えは簡単だ。
「……放っておけば、オーツ不足で勝手に倒れてくれるから。か」
衛兵がこの状況を見ても、奴を裁きにかけることはできない。
なぜなら、僕の死因は只の『オーツ不足』なのだから。
その辺に魔物の死体でも置いておけば、「魔物から守ろうとしたけど、焦ってすぐに解除できませんでした」という体に出来る。
そうなれば、最悪過失致死で罰金払って厳重注意で終わってしまうだろう。
「全部あいつの、思い通りってことか……?」
なら話は早い。
僕のこの考えに至るにあたった過程の中に、間違いがある。
そうだ。何故僕は、この半球体は頑丈な物だと思い込んでいた?
所詮ただの土壁なのだから、多少分厚くした程度で頑丈さが大幅に変わることなんてないだろう。
「これは……あれだな。『考えを逸らす』って事なんだろう」
僕は揺れる視界の中、壁に近づいて手を添える。
「なら、その考えごとまとめて吹き飛ばす!」
掌に魔力を集中させる。
ただ破壊するだけではない。
そのあとの瓦礫までもを全て吹き飛ばしてしまう程の暴風を。
「――『超暴風』!」
膨大な破壊のエネルギーの放出と同時に、僕の体からも尋常じゃない量の魔力が流れ出ていく。
それは風という形になり、半球体を内側から強く叩いた。
ただの土で作られただけの壁にはあっという間に亀裂が走り、次の瞬間にはバラバラの残骸となって吹き荒れる風によって遠くへと吹き飛ばされていった。
「さて。そろそろ『怒り』も無くなって来る頃だと思うんですが、どうですかね?」
「――――」
僕は飲み干したマナポーションの瓶を腰に付け直し、奴を直視しないようにしながら話しかけた。
奴からの反応はない。それはつまり、僕の考えは正解だということでいいのだろう。
奴はその身に受けた怒りをエネルギーとして蓄え、何らかの固有スキルを行使するための代償として消費している。
なら奴に怒りを向けさえしなければ、こちらの勝ちなのだが。
「初見殺しすぎるだろ、それは」
商人という肩書きだけをヒントに、最初から奴のスキルの影響下におかれることを避けられるだろうか。
否。無理だ。無理に決まってる。
誰が目を瞑って、場所すら掴めない敵に挑もうと思うものか。
そういう点ではある意味最強で最凶の敵ではある。
「だからこそ僕は、あなたを倒すんです。そんな男を、力を。野放しにしておく訳にはいかない」
「……君は一体、どこからどこまで読んでいたんだ」
諦めたかのような、呆れ果てたかのような声で、男は聞いた。
僕は答える。
「――僕は、何も読めてませんよ。ただの……そう、ただの直感です」
「直感」
「えぇ、そうです。結局人ってそんなもんなんですよ」
僕は魔力をダリッツの周りに張り巡らせる。
そしてその魔力に、『火』を与えた。
燃える炎の中、ダリッツの周囲だけが何も無い空間となりダリッツを守る。
「『怒り』が全て消えた時、漸くあなたに炎が届くでしょう。それまでは、熱さではなく暑さに耐える時間になる筈です」
燃え盛る炎の色が、乾いた雑草に紅い彩りを与える。
その熱さは、暑さとなって僕の下にも届いた。
「あなたが受けてきた『怒り』は、果たしてどれ程のものなんでしょうね」
僕はダリッツの姿を背にして歩き出す。
これで漸く、戦いが終わるのだろう。
だが、その前にやることがある。
「『憤怒の魔本』は、何処に在りますか?」
僕達の目的は『七魔道具』を全て回収することだ。
わざわざ向こうから来てくれたのを、逃す手はない。
「……今、俺が持っている」
「そうですか。なら、バーニンの街の宿屋に送って置いてください。出来ますよね?」
確か『憤怒の魔本』は、いつでも好きな時に、好きな場所に、飛ばしてくることが出来たはずだ。
「……あぁ、簡単だ。直ぐに飛ばせる」
「じゃあ、しっかり送っておいてくださいね。別に送らずに燃え尽きてもらってもいいんですが、それだと都合が悪いので」
「…………」
「……ふぅ」
一つため息をつき、僕は再び歩き始める。
歩きながら、声をかけた。
「ミクト、ルミネ。二人とも行くよ」
返事がない。
聞こえないわけがない。
僕は目が覚めた場所からそれほど動いていないはずだ。
「二人とも、どうし……あれ」
あー、これなんかまずい気がする。
「……仲間のお二人さんなら、君の魔法でバーニンの街の方に飛んでいったよ」
――ほらやっぱりいいいぃぃい!
よくよく考えたらそうだ。当たり前だ。
ダリッツはスキルのせいで無事だが、あの二人には風を防ぎようがない。
「……やっぱり、僕は何も読めてなかった」
炎の中にいるダリッツを置いて、僕はバーニンの街へと走り出していった。
---------------------------------------
・『オーツ』とは。
まんま酸素である。
最近執筆作業が進まないんですよ。
よし書くかー。→そう言えば今日金曜日やな。→あっ、多数欠更新日やん。→やっぱり多数欠おもろいなー。(五週目終了)あ、執筆作業。→でも今日は寝て明日にしよう。→よし書くかー。→そう言えば今日土曜日やな。→あっ、外ネジ更新日やん→やっぱり(ry
負のスパイラルですよ本当に。
その予想以上の喧しさと同時に、僕はあることに気づいた。
「何だか、体が怠いような」
身を包む得体の知れない倦怠感。
それに加え、少し耳鳴りが聞こえるような気がする。
僕はこの症状に、思い当たることが一つあった。
「……密封された空間で生じる、オーツ不足」
人の身体は、空気中にある『オーツ』を体内に取り入れ消費することで、機能を果たしている。
そしてオーツがどんな場所からでも無限に発生するはずがなく、密閉された空間で呼吸を繰り返していれば、いつしかその空間にあるオーツは尽きるだろう。
それと同様に、火が燃える時や火の魔法を使う時にも空気中のオーツは消費される。
魔法の行使に要求されるのは、魔力だけではないのだ。
「ならこの空間だって、立派な『密閉空間』じゃないか。火の魔法使ったり大声で叫んだりすりゃあ、直ぐにオーツは減っていくだ……ろ?」
そうだ。何かおかしいと思ったのだ。
なぜわざわざ分厚い半球体を創っておいて僕を生き埋めにしないのか。
僕の言葉に反応する風もなく、なぜ今もこうしてこの状態を維持し続けているのか。
答えは簡単だ。
「……放っておけば、オーツ不足で勝手に倒れてくれるから。か」
衛兵がこの状況を見ても、奴を裁きにかけることはできない。
なぜなら、僕の死因は只の『オーツ不足』なのだから。
その辺に魔物の死体でも置いておけば、「魔物から守ろうとしたけど、焦ってすぐに解除できませんでした」という体に出来る。
そうなれば、最悪過失致死で罰金払って厳重注意で終わってしまうだろう。
「全部あいつの、思い通りってことか……?」
なら話は早い。
僕のこの考えに至るにあたった過程の中に、間違いがある。
そうだ。何故僕は、この半球体は頑丈な物だと思い込んでいた?
所詮ただの土壁なのだから、多少分厚くした程度で頑丈さが大幅に変わることなんてないだろう。
「これは……あれだな。『考えを逸らす』って事なんだろう」
僕は揺れる視界の中、壁に近づいて手を添える。
「なら、その考えごとまとめて吹き飛ばす!」
掌に魔力を集中させる。
ただ破壊するだけではない。
そのあとの瓦礫までもを全て吹き飛ばしてしまう程の暴風を。
「――『超暴風』!」
膨大な破壊のエネルギーの放出と同時に、僕の体からも尋常じゃない量の魔力が流れ出ていく。
それは風という形になり、半球体を内側から強く叩いた。
ただの土で作られただけの壁にはあっという間に亀裂が走り、次の瞬間にはバラバラの残骸となって吹き荒れる風によって遠くへと吹き飛ばされていった。
「さて。そろそろ『怒り』も無くなって来る頃だと思うんですが、どうですかね?」
「――――」
僕は飲み干したマナポーションの瓶を腰に付け直し、奴を直視しないようにしながら話しかけた。
奴からの反応はない。それはつまり、僕の考えは正解だということでいいのだろう。
奴はその身に受けた怒りをエネルギーとして蓄え、何らかの固有スキルを行使するための代償として消費している。
なら奴に怒りを向けさえしなければ、こちらの勝ちなのだが。
「初見殺しすぎるだろ、それは」
商人という肩書きだけをヒントに、最初から奴のスキルの影響下におかれることを避けられるだろうか。
否。無理だ。無理に決まってる。
誰が目を瞑って、場所すら掴めない敵に挑もうと思うものか。
そういう点ではある意味最強で最凶の敵ではある。
「だからこそ僕は、あなたを倒すんです。そんな男を、力を。野放しにしておく訳にはいかない」
「……君は一体、どこからどこまで読んでいたんだ」
諦めたかのような、呆れ果てたかのような声で、男は聞いた。
僕は答える。
「――僕は、何も読めてませんよ。ただの……そう、ただの直感です」
「直感」
「えぇ、そうです。結局人ってそんなもんなんですよ」
僕は魔力をダリッツの周りに張り巡らせる。
そしてその魔力に、『火』を与えた。
燃える炎の中、ダリッツの周囲だけが何も無い空間となりダリッツを守る。
「『怒り』が全て消えた時、漸くあなたに炎が届くでしょう。それまでは、熱さではなく暑さに耐える時間になる筈です」
燃え盛る炎の色が、乾いた雑草に紅い彩りを与える。
その熱さは、暑さとなって僕の下にも届いた。
「あなたが受けてきた『怒り』は、果たしてどれ程のものなんでしょうね」
僕はダリッツの姿を背にして歩き出す。
これで漸く、戦いが終わるのだろう。
だが、その前にやることがある。
「『憤怒の魔本』は、何処に在りますか?」
僕達の目的は『七魔道具』を全て回収することだ。
わざわざ向こうから来てくれたのを、逃す手はない。
「……今、俺が持っている」
「そうですか。なら、バーニンの街の宿屋に送って置いてください。出来ますよね?」
確か『憤怒の魔本』は、いつでも好きな時に、好きな場所に、飛ばしてくることが出来たはずだ。
「……あぁ、簡単だ。直ぐに飛ばせる」
「じゃあ、しっかり送っておいてくださいね。別に送らずに燃え尽きてもらってもいいんですが、それだと都合が悪いので」
「…………」
「……ふぅ」
一つため息をつき、僕は再び歩き始める。
歩きながら、声をかけた。
「ミクト、ルミネ。二人とも行くよ」
返事がない。
聞こえないわけがない。
僕は目が覚めた場所からそれほど動いていないはずだ。
「二人とも、どうし……あれ」
あー、これなんかまずい気がする。
「……仲間のお二人さんなら、君の魔法でバーニンの街の方に飛んでいったよ」
――ほらやっぱりいいいぃぃい!
よくよく考えたらそうだ。当たり前だ。
ダリッツはスキルのせいで無事だが、あの二人には風を防ぎようがない。
「……やっぱり、僕は何も読めてなかった」
炎の中にいるダリッツを置いて、僕はバーニンの街へと走り出していった。
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・『オーツ』とは。
まんま酸素である。
最近執筆作業が進まないんですよ。
よし書くかー。→そう言えば今日金曜日やな。→あっ、多数欠更新日やん。→やっぱり多数欠おもろいなー。(五週目終了)あ、執筆作業。→でも今日は寝て明日にしよう。→よし書くかー。→そう言えば今日土曜日やな。→あっ、外ネジ更新日やん→やっぱり(ry
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