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Episode.3 出会いと別れのセブンロード
14話 回想~5 days~③
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僕が『デイブルーム』の食堂に着いた時には、既に昼食の時間が始まっていた。
僕はカウンターで料理を受け取り、空いている席に座る。
そしてフォークを手に取り食事を始めようとした時、ふと隣に誰かが座った。
「おはよう、ロトル。ていうかもう『こんにちは』か?」
「ミクトか。おはよう……で、いいんじゃない?」
僕は料理を口に運びつつ、ミクトの疑問に答える。
朝起きてから最初に会ったというのは事実だし、昼頃に起きようがまず最初に発する挨拶は「おはよう」なので特に間違いはないのではないかと思う。
「なんだロトル、なんかテンション低いな」
「そりゃあまあ、疲れてるんだよ」
「一晩寝たのにか?」
確かにミクトの言う通りではあるのだが、この疲れはそういう類のものでもないような気がする。
一晩眠ったからといって、頭の中から不安や疲れが完全に消え去るわけでもないのだ。
「分からない。でも疲れた」
「まぁ分からんでもないけどな」
そんなことを話しつつ、二人並んで昼食を食べる。
しかし、昨日に比べればえらく平和な光景になったものだと思う。
殺気が肌を刺すような空間とはうってかわって、ここでは殺気よりも美味しそうな香りが鼻腔を刺激する。
口の中に広がるのは乾いた空気ではなく、スープの温かい味だ。
「なら僕は、この平和な空間にいることで存在の意味を為せるのか?」
平和な世界で生きていくだけで何ができるというのか。
ただ生きるだけでは意味が無い。
誰かに必要とされたい。誰かの助けになりたい。
そんな欲求が頭の中に棲みついて離れない。
僕でも俺でもない自分が、どこかから訴えかけているような気がするのだ。
――それをしなくてはならない、と。
「……面倒くさい」
「誰がめんどくさいだと!?」
「誰もミクトには何も言ってないから」
ならその欲求が満たされるためには、この温かな時間を投げ出さなくてはいけないのか。
違う。
僅かな時間でも、探して見つけて作ればいい。
今のような楽しい時間を、作ればいい。
長く続くことになるであろう道の中でも、きっとそれぐらいできるはずだ。
「ご馳走様でした」
「早くね!? ちょ、ちょ待って」
「急いで食べなくていいから。はしたないからやめてくれ」
それでも、僕には仲間がいるのだから。
-----------------------------------
「後はまだ買ってないマナポーションとかを買って終わりかな」
「三人分の用意を準備するのってこんなに大変なんだな……」
「私もう疲れたんだけど……」
昼食の後、ルミネを加えて三人分の荷物を買い揃えた僕達は最後にポーション類を買うために道具屋に向かっていた。
ちなみに各自自分の分の買い物には自分でお金を出してもらった。
そのため繰り返しクエストを消化する作業が続き、やっと終わるということになった現在の時間はもう夕方を過ぎている。
出発まであと四日ほどの時間、僕は何をしようか考えていた。
僕はカウンターで料理を受け取り、空いている席に座る。
そしてフォークを手に取り食事を始めようとした時、ふと隣に誰かが座った。
「おはよう、ロトル。ていうかもう『こんにちは』か?」
「ミクトか。おはよう……で、いいんじゃない?」
僕は料理を口に運びつつ、ミクトの疑問に答える。
朝起きてから最初に会ったというのは事実だし、昼頃に起きようがまず最初に発する挨拶は「おはよう」なので特に間違いはないのではないかと思う。
「なんだロトル、なんかテンション低いな」
「そりゃあまあ、疲れてるんだよ」
「一晩寝たのにか?」
確かにミクトの言う通りではあるのだが、この疲れはそういう類のものでもないような気がする。
一晩眠ったからといって、頭の中から不安や疲れが完全に消え去るわけでもないのだ。
「分からない。でも疲れた」
「まぁ分からんでもないけどな」
そんなことを話しつつ、二人並んで昼食を食べる。
しかし、昨日に比べればえらく平和な光景になったものだと思う。
殺気が肌を刺すような空間とはうってかわって、ここでは殺気よりも美味しそうな香りが鼻腔を刺激する。
口の中に広がるのは乾いた空気ではなく、スープの温かい味だ。
「なら僕は、この平和な空間にいることで存在の意味を為せるのか?」
平和な世界で生きていくだけで何ができるというのか。
ただ生きるだけでは意味が無い。
誰かに必要とされたい。誰かの助けになりたい。
そんな欲求が頭の中に棲みついて離れない。
僕でも俺でもない自分が、どこかから訴えかけているような気がするのだ。
――それをしなくてはならない、と。
「……面倒くさい」
「誰がめんどくさいだと!?」
「誰もミクトには何も言ってないから」
ならその欲求が満たされるためには、この温かな時間を投げ出さなくてはいけないのか。
違う。
僅かな時間でも、探して見つけて作ればいい。
今のような楽しい時間を、作ればいい。
長く続くことになるであろう道の中でも、きっとそれぐらいできるはずだ。
「ご馳走様でした」
「早くね!? ちょ、ちょ待って」
「急いで食べなくていいから。はしたないからやめてくれ」
それでも、僕には仲間がいるのだから。
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「後はまだ買ってないマナポーションとかを買って終わりかな」
「三人分の用意を準備するのってこんなに大変なんだな……」
「私もう疲れたんだけど……」
昼食の後、ルミネを加えて三人分の荷物を買い揃えた僕達は最後にポーション類を買うために道具屋に向かっていた。
ちなみに各自自分の分の買い物には自分でお金を出してもらった。
そのため繰り返しクエストを消化する作業が続き、やっと終わるということになった現在の時間はもう夕方を過ぎている。
出発まであと四日ほどの時間、僕は何をしようか考えていた。
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