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Episode.1 これが始まりの物語
11話 やっと休憩
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「さすがにここまで来れば大丈夫だろう」
先程の場所から少し離れたところで、僕は『魔潜伏』を解除した。
あれ、ていうか最初からこれ使ってれば良かったんじゃないのか?
「あー……」
いや、あそこで犯人を倒しとかないと後々面倒なことになったかもしれないし、そもそも犯人が魔力探知で僕を探してたんなら意味なかっただろうし!
「ま、まぁ、解決したんだしいいってことにしよう、うん」
無理矢理自分を納得させ、路地裏にいた僕は再び大通りに出た。
次の、というよりそもそもの目的地はギルド。あ、やっぱり宿屋にしようかな……
僕は判断に迷い、己の本能が指し示す方向へと進んで行った。
「街の案内板、ですか」
そういえばここの街に来るの初めてなのすっかり忘れてました。
---------------------------------------
「ここが宿屋『デイブルーム』か……」
案内板と自分の記憶力を頼りに、宿屋『デイブルーム』にやってきた、のだが。
「デイブルームって、植物の名前じゃなかったっけ?」
その辺あんまり気にしない方がいいのだろうか。
少し悩みつつも、僕は店の扉を開け中へと入っていった。
「いらっしゃいませー」
にこやかな笑顔とともに、店員さんはこちらを向いた。
「あの、部屋が空いてたら宿泊させてもらいたいんですが」
「部屋なら空いてますよ。夜食付きなら銅貨4枚、無しなら銅貨2枚になりますが、どちらになさいますか?」
「あ、じゃあ夜食付きでお願いします」
銅貨4枚、ね。
マナポーションを買ったお釣りでちょうど銅貨が4枚あったので、僕はそれをポーチから取り出しカウンターに置いた。
「1、2……はい、確かにお預かりしました。こちらが部屋の鍵、部屋の場所は2階の一番奥になります。夜食の時間になりましたら、こちらから部屋へ迎えに行かせていただきます」
「ありがとうございます!」
差し出された鍵を持ち、僕は言われた通り2階の一番奥の部屋へと向かう。
「ごゆっくりどうぞー!」
トン、トン。
「えっと、2階の一番奥、だよね」
そういえば宿屋に泊まるとは言ってなかったが、まあ多分大丈夫なはずだ。
部屋の中に入った僕は、鍵を閉めてベッドに腰掛けた。
「この鍵、何か魔法が掛けられてるな」
うまいこと隠しているようだが、僅かに魔力を感じる。
普通なら気づかないのだろう。しかし13年間ほぼ魔法関係だけを鍛えてきた僕は気づいた。
「多分魔法で位置を確認して、食事に来てない人が分かるようになってるんだな」
深く考える必要は無い。
でも、どんな魔法が掛けられているのか。それだけが気になってしょうがなかった。
「じゃあこれを部屋に置いておけば、どこに行っても僕は部屋に居ると思い込んでしまうってことになる」
ちょっと欠陥なんじゃないのか?
まぁ、何か対策をしてるのだろうし、気にすることは無いだろう。
「でも、今日はやっぱり疲れたなー」
ずっと身体がだるい。
夜食を食べたら、早く寝ることにしよう。
そんなことを考えていると、ドアをノックする音がして、その後に続いて誰かの声が聞こえた。
「ロトルさーん、食事の時間ですよー」
店員さんだった。
「はい、今行きますー」
その呼びかけに応えつつ、僕はゆっくりとベッドから立ち上がった。
ロトルさん、ねぇ……
先程の場所から少し離れたところで、僕は『魔潜伏』を解除した。
あれ、ていうか最初からこれ使ってれば良かったんじゃないのか?
「あー……」
いや、あそこで犯人を倒しとかないと後々面倒なことになったかもしれないし、そもそも犯人が魔力探知で僕を探してたんなら意味なかっただろうし!
「ま、まぁ、解決したんだしいいってことにしよう、うん」
無理矢理自分を納得させ、路地裏にいた僕は再び大通りに出た。
次の、というよりそもそもの目的地はギルド。あ、やっぱり宿屋にしようかな……
僕は判断に迷い、己の本能が指し示す方向へと進んで行った。
「街の案内板、ですか」
そういえばここの街に来るの初めてなのすっかり忘れてました。
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「ここが宿屋『デイブルーム』か……」
案内板と自分の記憶力を頼りに、宿屋『デイブルーム』にやってきた、のだが。
「デイブルームって、植物の名前じゃなかったっけ?」
その辺あんまり気にしない方がいいのだろうか。
少し悩みつつも、僕は店の扉を開け中へと入っていった。
「いらっしゃいませー」
にこやかな笑顔とともに、店員さんはこちらを向いた。
「あの、部屋が空いてたら宿泊させてもらいたいんですが」
「部屋なら空いてますよ。夜食付きなら銅貨4枚、無しなら銅貨2枚になりますが、どちらになさいますか?」
「あ、じゃあ夜食付きでお願いします」
銅貨4枚、ね。
マナポーションを買ったお釣りでちょうど銅貨が4枚あったので、僕はそれをポーチから取り出しカウンターに置いた。
「1、2……はい、確かにお預かりしました。こちらが部屋の鍵、部屋の場所は2階の一番奥になります。夜食の時間になりましたら、こちらから部屋へ迎えに行かせていただきます」
「ありがとうございます!」
差し出された鍵を持ち、僕は言われた通り2階の一番奥の部屋へと向かう。
「ごゆっくりどうぞー!」
トン、トン。
「えっと、2階の一番奥、だよね」
そういえば宿屋に泊まるとは言ってなかったが、まあ多分大丈夫なはずだ。
部屋の中に入った僕は、鍵を閉めてベッドに腰掛けた。
「この鍵、何か魔法が掛けられてるな」
うまいこと隠しているようだが、僅かに魔力を感じる。
普通なら気づかないのだろう。しかし13年間ほぼ魔法関係だけを鍛えてきた僕は気づいた。
「多分魔法で位置を確認して、食事に来てない人が分かるようになってるんだな」
深く考える必要は無い。
でも、どんな魔法が掛けられているのか。それだけが気になってしょうがなかった。
「じゃあこれを部屋に置いておけば、どこに行っても僕は部屋に居ると思い込んでしまうってことになる」
ちょっと欠陥なんじゃないのか?
まぁ、何か対策をしてるのだろうし、気にすることは無いだろう。
「でも、今日はやっぱり疲れたなー」
ずっと身体がだるい。
夜食を食べたら、早く寝ることにしよう。
そんなことを考えていると、ドアをノックする音がして、その後に続いて誰かの声が聞こえた。
「ロトルさーん、食事の時間ですよー」
店員さんだった。
「はい、今行きますー」
その呼びかけに応えつつ、僕はゆっくりとベッドから立ち上がった。
ロトルさん、ねぇ……
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