黒竜は宿敵を娶りたいようです。

雲丹はち

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10 陥落直前 ※

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びゅくん。

と確かに自分の体からイク音が聞こえた。
けれどもう自分の竿から精液は飛び出してこなかった。
ただビクビクと竿を揺らし、透明な液体を流しているだけだ。

(うそ、だ……。なんで……?)

突然の体の変化にとまどいを隠せない。

『メスイキというやつだな。これで貴様は本当に我の伴侶になった、というわけだ』
「ちがう」
『事実だ。貴様は正真正銘、我のメスだ』
「ぃ、や……。ちが……ぅ…」

今まで騎士として生きてきて、初めて声が震えた。
どんな戦場であっても決して揺らぐことのなかった声が、黒竜のたったひとことで揺らいでしまう。

『お前は我のメスになるのだ。クルト』

黒竜に名前を呼ばれた瞬間、また快楽が体を貫いた。

『ほう。我に名前を呼ばれると気持ちイイのか。ならたくさん呼んでやろう。クルト』

びゅくくっ!!

また体がイク。イってしまう。
完全にゆるみきった体から黒竜の舌が出ていく。
代わりに彼の、あの二本の肉竿が添えられた。
完全に勃起したそれらはぴたりと、クルトの肉びらとアナルに照準を定めていた。

「いや……だ。やめろ……」
『たっぷり出してやるからな。そなたも楽しめ。クルト』

名前を呼ばれてゆるむ体の中に、黒竜の肉竿が音を立てて入ってきた。
みっちりと二つの穴をふさぎ、そのまま押し進む。
熱い粘膜がそれぞれの怒張に吸い付いて離れない。

(ぃやぁぁぁ。こんな、ドラゴンに……っ…♡♡)

『いやがるわりに、どんどん我のを飲み込んでいるぞ。こういう事が好きなのか? クルト』
「やめっ……名前を、よぶ、なぁ…………! ひっ――んン♡」
『ほうれ。半分まで入ったぞ。ここからたくさん動いて、前も後ろもたくさん種付けしてやるからな』
「――ひっ……ぃい♡ 抜け、抜けったらぁぁぁ――♡」

ずろろろろ。

太い肉竿が二本同時に引き抜かれる。
だが緊張しきった体は一度突かれた部分を埋められない。
新たな挿入に期待して、粘膜をしたたらせていた。

『ほう。ナカもきれいなピンク色だな。我のを待ち焦がれているようだぞ。このいやらしい穴め』

どちゅん!!

勢いよく二本同時にまた入ってくる。
ごちゅごちゅ、と粘膜をこすられるたびに、脳内もかきまぜられて視界がチカチカする。
硬い竿にこすられた肉ひだが彼を手放したくないと必死に吸い付いている。

(いやだ。これでは、本当にこいつのメスに……なって……しま……ぅ♡)


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