4 / 64
妃候補の二人はできている!?
噂の百合令嬢3
しおりを挟む
「はぁ...」
「お嬢様、お疲れですか?」
入浴の手伝いをする側近メイドのアメリアが、私にそう声をかける。
帰宅そうそう、私はあまりにも疲れたので入浴することにしたのだ。
私はアメリアに愚痴る
「お疲れもお疲れよ、
リリー様のことで学校中がその話で持ちきりなんだもの。
彼女、ライレイニの自覚が足りないわ。」
私達、4聖貴族は、妃候補、
常に注目の的だ、ましてや皇太子が、18を迎える直前。
一番気をつけなければいけない時期に軽率な行動を...
「でも、物は考えようです。
この件でリリー様がお妃様候補を外れれば、
ローズ様にお妃様が決まっ他も同然では?」
「たしかに、バクランドには女の子がいないし、リフロントはそのバクランドと婚約同然、リリーが外れれば有利だけど、
肝心のリリーの矢印がこちらに向いてるなら、彼女が外されたら私も外されるでしょうね」
ライレイニも、この噂には手を焼いてるでしょうね、
皇太子に選ばれなくても、どこかの誰かと結婚して子を成さなければならない。
いくら相手がレフレイムでも女じゃ意味ないし。
私もリリー様にお嫁に来られても困る。
どうしよう。
ここで、この国のことを説明しておこう
ここ、セイク・ラウド国は
神々が悪魔を倒し世界を救った後、世界を守るため、この国を作り、住んだと言い伝えられている。
つまり、この国の民はまさに神の子孫、ということだ。
光の力を持ち、黄金の髪を特徴に持つサンセンタ家が皇帝として君臨し
その下に4つの聖貴族
火のレフレイム、水のライレイニ、植物のリフロント、大地のバグランドが名を連ねている。
この4家の未婚女性は全て妃候補で
皇太子は18になった日、この4家の女性の中から1人を選び結婚する。
ちなみにこの国は神の国であるため一夫一妻制、側室はない。
つまり私、『ローズ・レフレイム』と、『リリー・ライレイニ』は本来妃候補でライバル関係にある
「告白されて噂のネタにされるくらいなら、皇太子がリリー様にハマってるって話のがまだマシだったわ。」
「そんなこと言わないでくださいお嬢様。
あんなにお妃様教育されていたのに、そんな諦めるような...」
「諦めたんじゃないわ、元から妃にも皇太子にも興味ない」
「え、では、なぜ?」
「私が修行を完璧にこなしたのは、文句を言うためよ」
持論、文句は完璧にできたものの特権、
完璧でないものに文句を言う資格はない。
「あと、そうは言っても4聖貴族の恩恵は義務を果たしてこそ。
最大限の努力を惜しまずするのが当然」
それに勉学はともかく、それ以外の教養は前世で受けた。
それのおさらいだから、苦でもなんでもない。
だからこそ、同じ4聖貴族のリリー様がそのレベルに至れていないのか、腹立たしくて仕方がなかった。
そんな彼女に告白されるんだから、人生わからないわね。
「のぼせたわ、もう上がる。
服の準備と冷たい飲み物を、レモンティーがいいわ」
私はアメリアにそう言うと、湯船を出た。
「お嬢様、お疲れですか?」
入浴の手伝いをする側近メイドのアメリアが、私にそう声をかける。
帰宅そうそう、私はあまりにも疲れたので入浴することにしたのだ。
私はアメリアに愚痴る
「お疲れもお疲れよ、
リリー様のことで学校中がその話で持ちきりなんだもの。
彼女、ライレイニの自覚が足りないわ。」
私達、4聖貴族は、妃候補、
常に注目の的だ、ましてや皇太子が、18を迎える直前。
一番気をつけなければいけない時期に軽率な行動を...
「でも、物は考えようです。
この件でリリー様がお妃様候補を外れれば、
ローズ様にお妃様が決まっ他も同然では?」
「たしかに、バクランドには女の子がいないし、リフロントはそのバクランドと婚約同然、リリーが外れれば有利だけど、
肝心のリリーの矢印がこちらに向いてるなら、彼女が外されたら私も外されるでしょうね」
ライレイニも、この噂には手を焼いてるでしょうね、
皇太子に選ばれなくても、どこかの誰かと結婚して子を成さなければならない。
いくら相手がレフレイムでも女じゃ意味ないし。
私もリリー様にお嫁に来られても困る。
どうしよう。
ここで、この国のことを説明しておこう
ここ、セイク・ラウド国は
神々が悪魔を倒し世界を救った後、世界を守るため、この国を作り、住んだと言い伝えられている。
つまり、この国の民はまさに神の子孫、ということだ。
光の力を持ち、黄金の髪を特徴に持つサンセンタ家が皇帝として君臨し
その下に4つの聖貴族
火のレフレイム、水のライレイニ、植物のリフロント、大地のバグランドが名を連ねている。
この4家の未婚女性は全て妃候補で
皇太子は18になった日、この4家の女性の中から1人を選び結婚する。
ちなみにこの国は神の国であるため一夫一妻制、側室はない。
つまり私、『ローズ・レフレイム』と、『リリー・ライレイニ』は本来妃候補でライバル関係にある
「告白されて噂のネタにされるくらいなら、皇太子がリリー様にハマってるって話のがまだマシだったわ。」
「そんなこと言わないでくださいお嬢様。
あんなにお妃様教育されていたのに、そんな諦めるような...」
「諦めたんじゃないわ、元から妃にも皇太子にも興味ない」
「え、では、なぜ?」
「私が修行を完璧にこなしたのは、文句を言うためよ」
持論、文句は完璧にできたものの特権、
完璧でないものに文句を言う資格はない。
「あと、そうは言っても4聖貴族の恩恵は義務を果たしてこそ。
最大限の努力を惜しまずするのが当然」
それに勉学はともかく、それ以外の教養は前世で受けた。
それのおさらいだから、苦でもなんでもない。
だからこそ、同じ4聖貴族のリリー様がそのレベルに至れていないのか、腹立たしくて仕方がなかった。
そんな彼女に告白されるんだから、人生わからないわね。
「のぼせたわ、もう上がる。
服の準備と冷たい飲み物を、レモンティーがいいわ」
私はアメリアにそう言うと、湯船を出た。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
28
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる