転生前から生粋の悪役令嬢は、百合ヒロインから逃亡したい!

木東

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妃候補の二人はできている!?

あなたは何に惹かれて?

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バグランド卿は私に向かって指を指すと

「あなた、ソレの何が気に入ったのですか?」

「ソレって何よ」

ついにバクランド卿の口調と私の呼び方がぞんざいになった。

「お前だってさっき倅とか言っただろじゃないですか
それに何されたか思い返してみろです」


それは思い返すまでもない。

全て悪行であったことは認めましょう。

でもこれは…


「教育ですわ、咎められる覚えがございません」

そう言って私はそっぽを向く


私だって、理由なくいじめたり致しませんわ。



「だとしたら度を過ぎている、です。」


バグランド卿は必死である。
ここまで必死になられると勘違いしそうになるけれど、
彼がここまでリリー様に突っかかるのは、私のためではなくリーブ様のため。

「リリー様、あなた今まで」

それはリリー様にも伝わったのだろうか


その様子を見て、笑顔がスッと消え真顔になる。

そして、じっとバクランド卿を見つめた後リーブ様を見る。


「バグランド卿…つまりあなたにはローズ様の魅力がわからないと言うことでしょうか?」

「………少なくとも、あなたの気持ちの理解はわからんです。」


それを聞いたリリー様は、少し「ふむ…」と考える様子を見せる。
でも再び笑顔を取り戻すのに時間はそんなにかからなかった。

「ローズ様の魅力がわからない方に教える義理はありませんわ。
私だけが、ローズ様の魅力をわかっていればそれで十分です」

そう言うと、リリー様は「さあ、行きましょう!」と私の腕を引っ張って連れて行く。


私はため息を吐きながらリリー様に引っ張られるその後ろで、残された2人は…
なんともいえない顔で私たちを見送った。

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