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第1章 冒険者へ
第18話 王都へ
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父の許しを得て、僕は早速冒険者ギルドへ加入した。
キースさんとギルドマスターの好意で冒険者ランクはCランクからスタートする事が出来た。(能力的にはBランクでもという声もあったが、多くの職員から年齢的な問題を指摘され、Bに近いCランクということで話しがまとまったらしい。)
「それではこれがライルさんのギルドカードになります。
紛失された場合はすぐに申告して下さい。再発行には別途料金が掛かりますのでくれぐれも御注意下さいね」
僕は受付のお姉さんから、ギルドカードの簡単な使用上での注意を受けてから受け取った。
「この瞬間からあなたは冒険者ギルドの一員です。活躍を期待致します」
「ありがとうございます。」
僕は受け取ったギルドカードをポーチにしまうと屋敷へ戻った。
屋敷に戻った僕は、父へ無事冒険者ギルドへ加入したことを報告し、明日には王都へ出発することを告げた。
その後はラトス兄さんとアリス姉さんに今回の件と王都行きを打ち明けた。
二人とも突然の事に驚いていたが、父を説得した時と同様に僕の決意を告げると、多少は思うところはあるのだろうが、納得してくれた。
説得に最も苦労したのが家族よりも執事長のロベルトだったのが以外だった。
とにかく、僕は屋敷にいるすべての使用人へ別れの挨拶を済ませると、明日の出発に向けて準備を済ませ、今日はいつもより早めに就寝した。
屋敷での最後の夜が明けて、僕はロベルトに起こされた。
「おはようございますライル様。
皆様食卓でお待ちになっております」
「ロベルトさんおはようございます」
僕は昨日まとめた荷物をロベルトさんへ頼むと、身支度を調えて食卓へ向かった。
「おはようございます」
僕は食卓で家族の顔を確認すると、皆へ挨拶してから自分の席へ着いた。
「おはようライル。
これでしばらくあなたと食事することが出来なくなると思うと寂しいわ」
「すみませんアリス姉さん。でも悲しまないで下さい。
折角家族揃っての朝食なんですから楽しみましょう」
僕の言葉に皆頷くと、この屋敷での最後の食事を満喫した。
僕は朝食が済むと、家族に別れの挨拶をして王都行きの馬車が出る停留所へ向かった。
とにかく王都までは馬車で片道一週間かかる為、王都行きの馬車は月に二度しかなく、今日を逃せば次の馬車は二週間後になってしまう。
僕が王都行きを急いだのもこの為でもあった。
僕が馬車の停留所へ到着してしばらくすると、王都行きの馬車が僕の前で止まった。
「今回の客はお兄ちゃんだけか。
まぁ、途中で幾つかの村にも寄るからそれまではゆっくり寛いでいると良いよ」
御者台に座っている恰幅の良いおじさんの言葉に従って、僕は馬車に乗り込んだ。
これから王都への一週間の旅が始まる。
キースさんとギルドマスターの好意で冒険者ランクはCランクからスタートする事が出来た。(能力的にはBランクでもという声もあったが、多くの職員から年齢的な問題を指摘され、Bに近いCランクということで話しがまとまったらしい。)
「それではこれがライルさんのギルドカードになります。
紛失された場合はすぐに申告して下さい。再発行には別途料金が掛かりますのでくれぐれも御注意下さいね」
僕は受付のお姉さんから、ギルドカードの簡単な使用上での注意を受けてから受け取った。
「この瞬間からあなたは冒険者ギルドの一員です。活躍を期待致します」
「ありがとうございます。」
僕は受け取ったギルドカードをポーチにしまうと屋敷へ戻った。
屋敷に戻った僕は、父へ無事冒険者ギルドへ加入したことを報告し、明日には王都へ出発することを告げた。
その後はラトス兄さんとアリス姉さんに今回の件と王都行きを打ち明けた。
二人とも突然の事に驚いていたが、父を説得した時と同様に僕の決意を告げると、多少は思うところはあるのだろうが、納得してくれた。
説得に最も苦労したのが家族よりも執事長のロベルトだったのが以外だった。
とにかく、僕は屋敷にいるすべての使用人へ別れの挨拶を済ませると、明日の出発に向けて準備を済ませ、今日はいつもより早めに就寝した。
屋敷での最後の夜が明けて、僕はロベルトに起こされた。
「おはようございますライル様。
皆様食卓でお待ちになっております」
「ロベルトさんおはようございます」
僕は昨日まとめた荷物をロベルトさんへ頼むと、身支度を調えて食卓へ向かった。
「おはようございます」
僕は食卓で家族の顔を確認すると、皆へ挨拶してから自分の席へ着いた。
「おはようライル。
これでしばらくあなたと食事することが出来なくなると思うと寂しいわ」
「すみませんアリス姉さん。でも悲しまないで下さい。
折角家族揃っての朝食なんですから楽しみましょう」
僕の言葉に皆頷くと、この屋敷での最後の食事を満喫した。
僕は朝食が済むと、家族に別れの挨拶をして王都行きの馬車が出る停留所へ向かった。
とにかく王都までは馬車で片道一週間かかる為、王都行きの馬車は月に二度しかなく、今日を逃せば次の馬車は二週間後になってしまう。
僕が王都行きを急いだのもこの為でもあった。
僕が馬車の停留所へ到着してしばらくすると、王都行きの馬車が僕の前で止まった。
「今回の客はお兄ちゃんだけか。
まぁ、途中で幾つかの村にも寄るからそれまではゆっくり寛いでいると良いよ」
御者台に座っている恰幅の良いおじさんの言葉に従って、僕は馬車に乗り込んだ。
これから王都への一週間の旅が始まる。
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