3 / 11
AAA
3話 ☕「大丈夫かな?」
しおりを挟む
古着屋を出て、少し道を戻り
野菜などを売っている食材屋に足を向ける
店の並びは、食材屋が在り
隣に惣菜や簡単な焼き菓子を売る店があり
その隣に、喫茶店の様な、お店が並ぶ
その他にも店は並ぶ、俗にいう商店街だ
そして、この3件の店が並んだ通り
日によって場所は多少変わるが
今日は、喫茶店の入り口近くの
一番良い場所に置かれた
少し高めの椅子がある
豪華な座布団とも言える布が敷かれ
そこに居座る存在こそ・・・。
そう、俺は目を疑った
居なくなったと喜んでいたAAAが
アレにちょっかいを出していたからだ。
☕「なんだろ?
なんだろ~~?
まるぅ~~ぃ、まるぅ~ぃ。
つついても、大丈夫かな?」
興味津々で
豪華な椅子を占領するその主を
AAAはゆっくり触ろうとしている
それを見ていた、喫茶店の店員が
G「おねーさん
この都市は初めてですか?」
☕「え、ぁ、はい
今日着いたばかりで・・・・。」
G「そうですか
あ、その子は商店街のマスコットで
【ライス】って言います
触っても大丈夫ですよ
優しく触ってあげてくださいね」
あぁ?
おい、GL163N-5
何がマスコットだ
大飯喰らいの【デブ猫】だろうが、間違えるな!
AAAが恐る恐る・・・・指でつつき・・・
「ぺた。」と触り、そして
両手で、もふもふしながら
☕「もふもふ~~~
いやされるぅぅ~~~
きゃわいぃぃ~~~。」
G「ふふふ
お菓子を、あげると
もっと、かわいいですよ。」
☕「そうなんですか?!」
G「そりゃもう!
お菓子、200Ⓖになります。」
☕「え?」
さすが、GL163N-5
なかなかの商売魂、ぐっじょぶだ!!
AAAの奴、財布を開けて悩んでやがる
そういえば、さっき、1000Ⓖも無いって言ってたな。
だが、AAAの奴、可愛い物に勝てなかったみたいだ
決心を決めて、お菓子を買い
それを、椅子の主
丸いデブ猫の前にちらつかせる。
それに気が付いたデブ猫
目をパッチリ開け
お菓子欲しさに
その両手を伸ばすが
その(でぶ)巨体に似合わない
短い手足は、お菓子に届かない・・・。
椅子から落ちない様に
手足や尻尾をバタつかせ
ひっしにもがく姿は
AAAや、GL・・・
ましてや、一部始終を見ていた観客の心を掴む。
「きゃわぃぃぃ~~~~~~」・・・と。
まぁ、俺に言わせれば
その何が可愛いか解らないし
それは、デブ猫の演技でしかない
そう、エサに在り付く為に
わざと可愛いフリをしているだけだ!
それでも、デブ猫の飯代が浮けば俺は、何も言う事はない
そもそも、そのデブ猫、自分の体重の倍以上喰らうからな
デブ猫も、デブ猫で大変なんだろう
商店街で、見世物になって飯に在り付く為に
あんな演技までして
そう、飼い主がエサを恵んでくれるなんて
心温まる幻想は捨ててしまえ!
俺だって飯に在り付くのに必死なんだ!!
AAA達は暫し、デブ猫のしぐさに癒された後に
お菓子を、デブ猫の口元に運んで
美味しそうにお菓子を食べるデブ猫の姿に
再度癒されるのだった。
そして、その全てを観察し
AAAの持つお菓子が全て無くなった所で
🚬「おう、GL
もういいだろ、コレ持って帰るぞ。」
G「あ、シケモクだ
食べ終わる所見計らって来るって
もしかして見てた?」
☕「え?、なにが?」
AAAが面白い顔をして、キョロキョロと
俺の顔とGLの顔を交互に見てるから
言ってやろう
🚬「あぁ、このAAAが嬉しそうに全財産はたいて
この、デブ猫に、お菓子を食わせてたのを
初めから全部見てたさ。」
G「え? 全財産?」
🚬「あぁ、そいつ文無しだとさ
たぶん、財布の中500Ⓖもねぇぞ」
俺や見物人の視線を集めたAAAは
顔を真っ赤にさせて、下を向く
まぁ、面白い事、面白い事
アレだ?
金が無いなら稼げる場所教えてやろうか?
娼婦の宿が在る場所か?
スラムの在る場所か?
どっちを教えてほしい?
とか、思ってたら
G「ご・・・ごめんなさい
良い服着てるから、お金持ちだと・・・
あ、でも、商売なんでお金は返せないの」
これぞ、トドメ!
よくやった、GL163N-5
🚬「さて
面白い物見たし帰るわ。」
俺は、デブ猫を小脇に抱える・・
すでに片手で、ヒョイと持ち上げれるほど軽くないのだ
どんだけ太れば気が済むんだこのデブ!!
G「ライスちゃん、また、あしたねーー」
それ以外にも、近くの店員や
お客から、別れの挨拶をされるデブ猫
てか、俺には挨拶1つ無いのかよ!!
とは言った物の何時もの事・・・
てか、オイ!AAA
半泣き状態で俺の服の裾もって付いて来るんじゃねぇ!!
行き場所が無いなら
さっきのGL163N-5相手に情に訴えて
一晩くらい泊めてもらえ!
そいつ、貴族では無いけど
結構良い家の人間だぞ
両親も優しいし、金貸してくれるかもしれんぞ!
・・・だから、なんで俺に付いてくる!!
俺が周りの奴らに、変な目で目られるだろうが!
俺はでっかいオッパイが好きなんだ
AAAのペッタン娘が好きだなんて噂が立ったらどうすんだ!!
振り払おうにも
左手には、キャバクラでもらったゴミと
古着屋で仕入れたアレがあるし
右腕はデブ猫を抱えてる
そのうえ、このデブ猫
嫌そうな俺の顔を見て
笑ってやがる・・・。
今晩のエサ無しだな
まぁこのデブ猫に、家で餌を与えた事なんて無いが・・。
野菜などを売っている食材屋に足を向ける
店の並びは、食材屋が在り
隣に惣菜や簡単な焼き菓子を売る店があり
その隣に、喫茶店の様な、お店が並ぶ
その他にも店は並ぶ、俗にいう商店街だ
そして、この3件の店が並んだ通り
日によって場所は多少変わるが
今日は、喫茶店の入り口近くの
一番良い場所に置かれた
少し高めの椅子がある
豪華な座布団とも言える布が敷かれ
そこに居座る存在こそ・・・。
そう、俺は目を疑った
居なくなったと喜んでいたAAAが
アレにちょっかいを出していたからだ。
☕「なんだろ?
なんだろ~~?
まるぅ~~ぃ、まるぅ~ぃ。
つついても、大丈夫かな?」
興味津々で
豪華な椅子を占領するその主を
AAAはゆっくり触ろうとしている
それを見ていた、喫茶店の店員が
G「おねーさん
この都市は初めてですか?」
☕「え、ぁ、はい
今日着いたばかりで・・・・。」
G「そうですか
あ、その子は商店街のマスコットで
【ライス】って言います
触っても大丈夫ですよ
優しく触ってあげてくださいね」
あぁ?
おい、GL163N-5
何がマスコットだ
大飯喰らいの【デブ猫】だろうが、間違えるな!
AAAが恐る恐る・・・・指でつつき・・・
「ぺた。」と触り、そして
両手で、もふもふしながら
☕「もふもふ~~~
いやされるぅぅ~~~
きゃわいぃぃ~~~。」
G「ふふふ
お菓子を、あげると
もっと、かわいいですよ。」
☕「そうなんですか?!」
G「そりゃもう!
お菓子、200Ⓖになります。」
☕「え?」
さすが、GL163N-5
なかなかの商売魂、ぐっじょぶだ!!
AAAの奴、財布を開けて悩んでやがる
そういえば、さっき、1000Ⓖも無いって言ってたな。
だが、AAAの奴、可愛い物に勝てなかったみたいだ
決心を決めて、お菓子を買い
それを、椅子の主
丸いデブ猫の前にちらつかせる。
それに気が付いたデブ猫
目をパッチリ開け
お菓子欲しさに
その両手を伸ばすが
その(でぶ)巨体に似合わない
短い手足は、お菓子に届かない・・・。
椅子から落ちない様に
手足や尻尾をバタつかせ
ひっしにもがく姿は
AAAや、GL・・・
ましてや、一部始終を見ていた観客の心を掴む。
「きゃわぃぃぃ~~~~~~」・・・と。
まぁ、俺に言わせれば
その何が可愛いか解らないし
それは、デブ猫の演技でしかない
そう、エサに在り付く為に
わざと可愛いフリをしているだけだ!
それでも、デブ猫の飯代が浮けば俺は、何も言う事はない
そもそも、そのデブ猫、自分の体重の倍以上喰らうからな
デブ猫も、デブ猫で大変なんだろう
商店街で、見世物になって飯に在り付く為に
あんな演技までして
そう、飼い主がエサを恵んでくれるなんて
心温まる幻想は捨ててしまえ!
俺だって飯に在り付くのに必死なんだ!!
AAA達は暫し、デブ猫のしぐさに癒された後に
お菓子を、デブ猫の口元に運んで
美味しそうにお菓子を食べるデブ猫の姿に
再度癒されるのだった。
そして、その全てを観察し
AAAの持つお菓子が全て無くなった所で
🚬「おう、GL
もういいだろ、コレ持って帰るぞ。」
G「あ、シケモクだ
食べ終わる所見計らって来るって
もしかして見てた?」
☕「え?、なにが?」
AAAが面白い顔をして、キョロキョロと
俺の顔とGLの顔を交互に見てるから
言ってやろう
🚬「あぁ、このAAAが嬉しそうに全財産はたいて
この、デブ猫に、お菓子を食わせてたのを
初めから全部見てたさ。」
G「え? 全財産?」
🚬「あぁ、そいつ文無しだとさ
たぶん、財布の中500Ⓖもねぇぞ」
俺や見物人の視線を集めたAAAは
顔を真っ赤にさせて、下を向く
まぁ、面白い事、面白い事
アレだ?
金が無いなら稼げる場所教えてやろうか?
娼婦の宿が在る場所か?
スラムの在る場所か?
どっちを教えてほしい?
とか、思ってたら
G「ご・・・ごめんなさい
良い服着てるから、お金持ちだと・・・
あ、でも、商売なんでお金は返せないの」
これぞ、トドメ!
よくやった、GL163N-5
🚬「さて
面白い物見たし帰るわ。」
俺は、デブ猫を小脇に抱える・・
すでに片手で、ヒョイと持ち上げれるほど軽くないのだ
どんだけ太れば気が済むんだこのデブ!!
G「ライスちゃん、また、あしたねーー」
それ以外にも、近くの店員や
お客から、別れの挨拶をされるデブ猫
てか、俺には挨拶1つ無いのかよ!!
とは言った物の何時もの事・・・
てか、オイ!AAA
半泣き状態で俺の服の裾もって付いて来るんじゃねぇ!!
行き場所が無いなら
さっきのGL163N-5相手に情に訴えて
一晩くらい泊めてもらえ!
そいつ、貴族では無いけど
結構良い家の人間だぞ
両親も優しいし、金貸してくれるかもしれんぞ!
・・・だから、なんで俺に付いてくる!!
俺が周りの奴らに、変な目で目られるだろうが!
俺はでっかいオッパイが好きなんだ
AAAのペッタン娘が好きだなんて噂が立ったらどうすんだ!!
振り払おうにも
左手には、キャバクラでもらったゴミと
古着屋で仕入れたアレがあるし
右腕はデブ猫を抱えてる
そのうえ、このデブ猫
嫌そうな俺の顔を見て
笑ってやがる・・・。
今晩のエサ無しだな
まぁこのデブ猫に、家で餌を与えた事なんて無いが・・。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる