12 / 12
12 連絡 (終)
しおりを挟む「っ―――!!!」
一番奥への刺激に一瞬息が止まりかけた私。ただそれだけで、全身が痙攣して、ビクンビクンと身体が波打ち始めた。
「あ、あっ・・・はぁ"・・んぅ」
そして深く繋がった状態で、呼吸をじゅうぶんにする暇も与えられないまま楓くんの唇が私の濡れた唇を塞いだ。
「ふっ・・・ん"・・・はぁっ」
押し付けられるように塞がれた唇は、何故かすぐに離れた。虚ろな視線のすぐ先には楓くんの顔がぼんやりと見える。離れた唇から唾液が垂れたのか、彼の唇も心なしか濡れているように見えた。
「動いていい?」
「え?・・・ぁ・・・はっ・・・待っ・・て。まだ、あ"っ」
「酒少し入ってるから、自分本位になるかも」
「んっ・・・あ、あっ」
簡単に絶頂に達してから落ち着きを取り戻してない身体に、楓くんのモノが容赦なく深く奥を打ち付けてくる。
別に優しくしてほしいなんて、あのアプリのプロフィールに書いてはない。だから、自分本位になってもらっても構わない。それに…。
「はぁ・・・あ、かえでく・・・んっ、はっあ」
肌がぶつかり合う音と、彼と繋がっている所から漏れるグチュグチュグチュという卑猥な音は私の甲高い喘ぎ声でかき消されていく。
「ぁあ、はぁ・・・あ"っ・・・あ、気持ちいっ」
「ここ?」
「んっあ・・はぁ〃〃」
「凄い締まるね・・・ここ好きなんだ」
「はっ・・・はっあ・・・あっぁ!!」
彼の動きが、少し強引な感じがとても居心地がいい。言葉では優しくしてほしいとは言っても、実際は少し強めに、強引に唇を奪ってほしいと思う。気を使われるのもいいけど、少しの抵抗を押さえ付けて全身で抱き締めてくれるほうが求められてる気がして隠れた女の部分が喜ぶ気がする。
「楓くん・・・・あ"っ・・・はぁ・・んふっ」
「なに」
「もっ・・・と・・・はっあ・・・中たくさん・・擦って・・・気持ちいっ・・・奥気持ちいっ」
容赦ない奥への刺激に、脳みそがだんだん回らなくなってきた私。腰をガッチリ掴まれ逃げ場を失っているその気持ち良さは身体の中にずっと停滞している。
「あぁ"♡・・・また・・またいく・・・ダメ・・っ〃〃」
「俺もいく・・・ゴム取ってこのまま中に出したい」
「うっ・・・んっ♡♡」
彼の切羽詰まったような声に、私の女の部分が喜んで楓くんのモノをぎゅっと縛り付けた。こんな人の精子なら喜んで受け入れたい。中に、一番奥に、精子がたっぷり詰まった白いドロっとした精液を遠慮なく流し込んでほしい。
「はぁはぁ・・・あ♡・・・全部・・・中・・・ちょうだい♡♡たくさん出してっ〃〃・・・んぐっ」
性感が極限にまで刺激された私の身体は、もう羞恥心なんかなくなっていて、思うがままに口に出していた。
そして楓くんはそんな私の口を塞いで、舌を絡め息ができない状態で、パンパンに膨らんで固くなったソレを奥へ奥へと突き上げて、最後に全ての欲を吐き出した。
「あ・・・あっ」
ゴム越しにでも分かるその熱が気持ちいい。ドクドクと波打つ彼のソレは私の奥に入ったまま、引き抜かれることなく数十秒間ずっと中で波打っていた。
◇◇◇
「じゃあ、家に着いたら連絡ちょうだい」
「・・・うん、分かった」
行為が終わって、またシャワーを浴びた私達。あの後体位を変えて何回かしたから、お互いぐったりになっていたと思う。それでも疲れた素振りなんて見せず、ホテルを出てお別れの挨拶をした。
アプリだから、多分1回こっきり。
お互いが気に入れば2回目もありかもだけど、多分楓くんは私のことを気に入るとは思えない。
(他にもっと可愛い子いるだろうしな・・・)
家に帰る途中グダグダ考えながら、ため息をついた私はコンビニで軽食を買って帰路に着いた。
◇◇◇
『今家に着きました。とても楽しかったです。美味しい料理もご馳走様でした。楓くんは家に着きましたか?ゆっくり休んでくださいね。それではまた。』
『また』なんてあるのか。
返事が返ってこなくても傷付かないように考えたメッセージに「はは」と自虐気味に笑いながら、私はボタンを押してすぐに画面を下にした。
楓くんと別れたのは朝で、帰ってからメッセージを送ったあと、昼までスマホを見なかった。付き合ってるわけでも、告白したわけでもないから、気軽な気持ちでいれば良いものを、なんでかソワソワして落ち着かない。
そしてお昼になり、恐る恐るスマホを確認した私は、ため息をついた。
「・・・返事なし・・・か」
しかも既読さえついていない。悪手ではあることは分かっているけど、少し気になって、アプリも覗いてみた。
彼の最終ログインは1日前になっている。
それを見た私は何故か妙に安心してしまった。
(・・・良かった)
そしてその後、全身の疲れから、私は泥のように眠り、少し目が覚めては重たい頭を動かす気になれずまた眠りに入るの繰り返しで、気が付いたら夜になっていた。
「・・・・はぁ」
どうしよう。
もしかしたら、好きになってしまったかもしれない。たった1回会っただけなのに。エスコートしてくれて、エッチもうまかった。おまけにカッコいい。モヤモヤする心に、私は夜になっても何回もスマホを見ては確認した。
「だめか・・・・」
でも、結局、彼の既読がつくことはなかった。
その日の夜、夜ご飯を食べて、お風呂に入り、ベッドの上で布団にくるまった私は、テーブルの上に置いたスマホの画面が光ったことに気が付かず、そのまま就寝した。
ーーーーーーーー
ブブッ
『ごめん、遅くなった。俺も楽しかった。また会いたい。もしえりちゃんが大丈夫そうなら、連絡ちょうだい』
10
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
とっても楽しく拝読 致しました。
出来れば続きが読みたいです。
宜しくお願いします。
ety様
ありがとうございます!!
近々更新予定です!!