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第四章 グリギュラとの対決
43 身体に戻る
「ところで、どうやって身体に戻るつもりだい?」
山羊頭が興味深そうに尋ねてきて、アルベルトは固まった。身体を取り戻すことに必死で、その後どう戻るかは考えていなかった。
「……どうやるの? ミゲル」
『え? そりゃお前、アルベルトが俺の身体と繋がれば戻れるけど……』
ミゲルの答えを聞いてアルベルトは愕然とした。
身体を繋げるということはつまり、凸と凹を組み合わせるということであって。
「……ここで?」
いやー、興味深い物を見させてもらったよ、久々に楽しかった、と最後まで見届けた審判をアルベルトはじっとりとした目で見送った。
「だったら見学料払えや! 見せもんじゃねぇぞ!」
アルベルトの横には、待望の身体を取り戻したミゲルがいた。元気よくヤジを飛ばしながら、機嫌が良さそうにしている。意味もなく身体を動かし、背中の羽をはためかせ、鼻歌でも歌い出しそうな勢いで浮かれきっている。
対してアルベルトは、念願叶ったはずなのにどこか腑に落ちない顔をしていた。
それは、先ほどの出来事に起因する。
睨んでくるグリギュラと、にやにやしながら眺めてくる山羊頭。そんな視線が集まる中で、アルベルトが息子を勃ち上げることは非常に困難だった。
ミゲルと違って、アルベルトは性に奔放ではない。成人したばかりの初心な青年だ。
どうにもこうにも凸の準備ができなかった。
結局、アルベルトと入れ替わったミゲルが恥ずかしげもなく股間を晒して嬉しそうに己の身体に挿入してことなきを得た。
あまりにあっさりと、迷いもなく、ミゲルとアルベルトの凸凹は合体したのだ。
アルベルトはそのことに、なにか大事なものを喪失したような落胆を覚えていた。
ミゲルとの初めての合体があまりに無感動で情緒のないものになったことが、受け入れられなかった。その繋がりが性的なものでなかったとしても、アルベルトにとってその行為はもっと勿体ぶって大事にされるべきものだった。
もちろん、頭の中では仕方のないことだと理解しているが。
「ねぇミゲル、恥じらいって知ってる?」
「恥じらい? なんだ急に」
ミゲルには人間の羞恥心を理解できない。心底不思議そうに首を傾げるその姿に、アルベルトはため息をついた。
「ていうか、いい加減解放してくれない?」
喚くのは疲れたのか呆れたような声を出したグリギュラに、アルベルトとミゲルはそういえば、と顔を見合わせた。
「すっかり忘れてたわー。はっ! ざまぁねぇなグリギュラ!」
「なに? 喧嘩売ってる?」
「おう、いくらでも喧嘩してやるぜ?」
「ミゲル、煽るのやめて」
今回は諸々の作戦がうまく噛み合ってグリギュラを出し抜くことができたが、すべてが綱渡りだった。
変に恨みを買って再びグリギュラと対立することになってしまえば、次はどうかわからない。
アルベルトはそう考えてミゲルを宥めるが、積年の恨みを晴らさんとばかりにミゲルはグリギュラを煽り散らかしていた。あまりに幼稚すぎて、グリギュラには響いてなさそうだったが。
「と、に、か、く! 早く解放してよ!」
「というか、よく考えたらここで処分しておいた方がいいのでは?」
「おっ! やっちまうか?」
「あー! そんな酷いことするの? でもね、ゲームが終わった以上、僕を殺すのはやめておいた方がいいよ?」
「どういうこと?」
魔力の網にギチギチに締め付けられた状態にもかかわらず、グリギュラは挑発するように口角を吊り上げた。
「僕がこれまでゲームで得たものは、物ばかりじゃないんだよ。僕にゲーム外で命の危機が訪れた時、危機に落とした相手を殺す役目を課された悪魔がいるんだよ。嘘だと思うなら殺してみたらー?」
「ゲーム外なんて縛りがあるのが変だから嘘だろ」
アルベルトが指摘するも、グリギュラのにやにやした表情はまったく変わらない。目からも動揺は認められない。
先ほどのナイフの件をやり返されてるな、とアルベルトはぐっと奥歯を噛んだ。ミゲルは、くるならこいや返り討ちだと騒いでいるが、アルベルトもまた、ギャンブルができない性質だった。
「いいよ、ミゲル。目的は果たしたし、万が一のリスクを負う必要はないでしょ」
「いやでも、こいつ解放したらなにかしてくるかもしんねぇじゃん」
「ゲームに強い悪魔として名を馳せてるんでしょ? ゲームで負けた後にゲーム以外で報復する悪魔、だなんて噂されたら得意なゲームができなくなるだろうからしないでしょ」
「二人とも消せば死人に口なしでバレないけどね」
助かりたいんだか助かりたくないんだかわからないグリギュラの発言に苛立ちを覚えながらも、アルベルトはグリギュラを解放した。
「ま、取られたのは大したもんじゃないし、今のミゲルと力勝負はしたくないからね」
解放されたグリギュラは、ミゲルたちに攻撃することもなく胸に穴の空いた自身の身体だった肉体に近付いていく。
己の身体を大したもんじゃないと言われたことにミゲルがぷんすこ腹を立てて喚くが、グリギュラは全く意に介さない。
「あーあ、みごとに心臓やられてるじゃん。これからは心臓周りに結界張るかなー」
言いながらグリギュラは手を亜空間に突っ込む。そして取り出したのは。
「なんだそれ」
「ん? 替えの心臓だよ。それくらい持ってるもんじゃない?」
空いた胸に雑に替えの心臓をぶち込んだグリギュラは、そこに同じく取り出していた瓶の中の液体をぶちまける。
すると、胸にあった傷は瞬く間に消えていった。
「なんだそれ」
「え? 知らない? 身体の修復薬だよ? 最近魔界の薬師が開発してね。あ、ミゲルはずっと人間界にいたから知らないか。ごめんねぇ? 臓物の再生まではできないけど、傷とか骨折くらいならすぐ直るんだよ」
ミゲルは心臓の替えなんて持っていないし、最近どころかここ数百年の魔界事情がわからない。あからさまなマウントに、ミゲルは歯をぎりぎりいわせている。アルベルトが励ますように頭をポンポンと叩くと、その優しさが逆に追い討ちになったのかミゲルは落ち込んだように肩を落とした。
そうこうしているうちに、すっかり元通りになった身体にグリギュラは入っていた。身体の動きを確認するように腕を回したり足を曲げたりしていたグリギュラは、満足したのかミゲルたちを振り返る。
「さてと、じゃ、これはもらっていくね」
「あ! お前いつの間に!」
グリギュラが掲げた手の中には、薔薇姫の涙があった。すっかりその存在を忘れていたが、ミゲルは存外薔薇姫の涙を気に入っていたため抗議する。そうでなくとも、多くの金を注ぎ込んで落札した商品。グリギュラにおめおめ渡す理由はなかった。
「お前は負けただろ! それは渡さねぇぞ!」
「やだなぁ。ゲームでは負けたよ? でも、悪魔が物を盗むなんて、よくあることでしょ?」
ゲーム終了後に盗んじゃダメなんてルールなかったし、とグリギュラはどこ吹く風。
ミゲルは奪い返さんとグリギュラに飛びかかったが、これまたいつの間にか張られた結界に阻まれ近付けない。
「ま、痛み分けってことで! 僕は魔界に帰るから追ってきたければどーぞ? じゃ!」
「ま、まて!」
ふわりと浮いたグリギュラは、そのまま森の中へ飛んでいった。瘴気の強い森の中なら、魔界への入口はすぐ見つかるだろう。
今のミゲルならグリギュラと十分追いかけっこはできるが、結界を張られている以上、近付けない。
片手を伸ばしたまま呆然と固まるミゲルの肩を、アルベルトが優しく叩いた。
「相手はほら、悪魔だから」
「俺だって悪魔だよ!」
ミゲルの悲痛な叫びは森の中に吸い込まれていった。
山羊頭が興味深そうに尋ねてきて、アルベルトは固まった。身体を取り戻すことに必死で、その後どう戻るかは考えていなかった。
「……どうやるの? ミゲル」
『え? そりゃお前、アルベルトが俺の身体と繋がれば戻れるけど……』
ミゲルの答えを聞いてアルベルトは愕然とした。
身体を繋げるということはつまり、凸と凹を組み合わせるということであって。
「……ここで?」
いやー、興味深い物を見させてもらったよ、久々に楽しかった、と最後まで見届けた審判をアルベルトはじっとりとした目で見送った。
「だったら見学料払えや! 見せもんじゃねぇぞ!」
アルベルトの横には、待望の身体を取り戻したミゲルがいた。元気よくヤジを飛ばしながら、機嫌が良さそうにしている。意味もなく身体を動かし、背中の羽をはためかせ、鼻歌でも歌い出しそうな勢いで浮かれきっている。
対してアルベルトは、念願叶ったはずなのにどこか腑に落ちない顔をしていた。
それは、先ほどの出来事に起因する。
睨んでくるグリギュラと、にやにやしながら眺めてくる山羊頭。そんな視線が集まる中で、アルベルトが息子を勃ち上げることは非常に困難だった。
ミゲルと違って、アルベルトは性に奔放ではない。成人したばかりの初心な青年だ。
どうにもこうにも凸の準備ができなかった。
結局、アルベルトと入れ替わったミゲルが恥ずかしげもなく股間を晒して嬉しそうに己の身体に挿入してことなきを得た。
あまりにあっさりと、迷いもなく、ミゲルとアルベルトの凸凹は合体したのだ。
アルベルトはそのことに、なにか大事なものを喪失したような落胆を覚えていた。
ミゲルとの初めての合体があまりに無感動で情緒のないものになったことが、受け入れられなかった。その繋がりが性的なものでなかったとしても、アルベルトにとってその行為はもっと勿体ぶって大事にされるべきものだった。
もちろん、頭の中では仕方のないことだと理解しているが。
「ねぇミゲル、恥じらいって知ってる?」
「恥じらい? なんだ急に」
ミゲルには人間の羞恥心を理解できない。心底不思議そうに首を傾げるその姿に、アルベルトはため息をついた。
「ていうか、いい加減解放してくれない?」
喚くのは疲れたのか呆れたような声を出したグリギュラに、アルベルトとミゲルはそういえば、と顔を見合わせた。
「すっかり忘れてたわー。はっ! ざまぁねぇなグリギュラ!」
「なに? 喧嘩売ってる?」
「おう、いくらでも喧嘩してやるぜ?」
「ミゲル、煽るのやめて」
今回は諸々の作戦がうまく噛み合ってグリギュラを出し抜くことができたが、すべてが綱渡りだった。
変に恨みを買って再びグリギュラと対立することになってしまえば、次はどうかわからない。
アルベルトはそう考えてミゲルを宥めるが、積年の恨みを晴らさんとばかりにミゲルはグリギュラを煽り散らかしていた。あまりに幼稚すぎて、グリギュラには響いてなさそうだったが。
「と、に、か、く! 早く解放してよ!」
「というか、よく考えたらここで処分しておいた方がいいのでは?」
「おっ! やっちまうか?」
「あー! そんな酷いことするの? でもね、ゲームが終わった以上、僕を殺すのはやめておいた方がいいよ?」
「どういうこと?」
魔力の網にギチギチに締め付けられた状態にもかかわらず、グリギュラは挑発するように口角を吊り上げた。
「僕がこれまでゲームで得たものは、物ばかりじゃないんだよ。僕にゲーム外で命の危機が訪れた時、危機に落とした相手を殺す役目を課された悪魔がいるんだよ。嘘だと思うなら殺してみたらー?」
「ゲーム外なんて縛りがあるのが変だから嘘だろ」
アルベルトが指摘するも、グリギュラのにやにやした表情はまったく変わらない。目からも動揺は認められない。
先ほどのナイフの件をやり返されてるな、とアルベルトはぐっと奥歯を噛んだ。ミゲルは、くるならこいや返り討ちだと騒いでいるが、アルベルトもまた、ギャンブルができない性質だった。
「いいよ、ミゲル。目的は果たしたし、万が一のリスクを負う必要はないでしょ」
「いやでも、こいつ解放したらなにかしてくるかもしんねぇじゃん」
「ゲームに強い悪魔として名を馳せてるんでしょ? ゲームで負けた後にゲーム以外で報復する悪魔、だなんて噂されたら得意なゲームができなくなるだろうからしないでしょ」
「二人とも消せば死人に口なしでバレないけどね」
助かりたいんだか助かりたくないんだかわからないグリギュラの発言に苛立ちを覚えながらも、アルベルトはグリギュラを解放した。
「ま、取られたのは大したもんじゃないし、今のミゲルと力勝負はしたくないからね」
解放されたグリギュラは、ミゲルたちに攻撃することもなく胸に穴の空いた自身の身体だった肉体に近付いていく。
己の身体を大したもんじゃないと言われたことにミゲルがぷんすこ腹を立てて喚くが、グリギュラは全く意に介さない。
「あーあ、みごとに心臓やられてるじゃん。これからは心臓周りに結界張るかなー」
言いながらグリギュラは手を亜空間に突っ込む。そして取り出したのは。
「なんだそれ」
「ん? 替えの心臓だよ。それくらい持ってるもんじゃない?」
空いた胸に雑に替えの心臓をぶち込んだグリギュラは、そこに同じく取り出していた瓶の中の液体をぶちまける。
すると、胸にあった傷は瞬く間に消えていった。
「なんだそれ」
「え? 知らない? 身体の修復薬だよ? 最近魔界の薬師が開発してね。あ、ミゲルはずっと人間界にいたから知らないか。ごめんねぇ? 臓物の再生まではできないけど、傷とか骨折くらいならすぐ直るんだよ」
ミゲルは心臓の替えなんて持っていないし、最近どころかここ数百年の魔界事情がわからない。あからさまなマウントに、ミゲルは歯をぎりぎりいわせている。アルベルトが励ますように頭をポンポンと叩くと、その優しさが逆に追い討ちになったのかミゲルは落ち込んだように肩を落とした。
そうこうしているうちに、すっかり元通りになった身体にグリギュラは入っていた。身体の動きを確認するように腕を回したり足を曲げたりしていたグリギュラは、満足したのかミゲルたちを振り返る。
「さてと、じゃ、これはもらっていくね」
「あ! お前いつの間に!」
グリギュラが掲げた手の中には、薔薇姫の涙があった。すっかりその存在を忘れていたが、ミゲルは存外薔薇姫の涙を気に入っていたため抗議する。そうでなくとも、多くの金を注ぎ込んで落札した商品。グリギュラにおめおめ渡す理由はなかった。
「お前は負けただろ! それは渡さねぇぞ!」
「やだなぁ。ゲームでは負けたよ? でも、悪魔が物を盗むなんて、よくあることでしょ?」
ゲーム終了後に盗んじゃダメなんてルールなかったし、とグリギュラはどこ吹く風。
ミゲルは奪い返さんとグリギュラに飛びかかったが、これまたいつの間にか張られた結界に阻まれ近付けない。
「ま、痛み分けってことで! 僕は魔界に帰るから追ってきたければどーぞ? じゃ!」
「ま、まて!」
ふわりと浮いたグリギュラは、そのまま森の中へ飛んでいった。瘴気の強い森の中なら、魔界への入口はすぐ見つかるだろう。
今のミゲルならグリギュラと十分追いかけっこはできるが、結界を張られている以上、近付けない。
片手を伸ばしたまま呆然と固まるミゲルの肩を、アルベルトが優しく叩いた。
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