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《24》どっちのペナルティ?(2)※
しおりを挟む「大和が私のこと、たくさん……あ、あいして、くれたらっ。自信がつく、かもっ……」
自分で言っておいて、羞恥でカアァと全身が熱くなった。
こんなこと言って嫌われたらどうしよう。軽蔑されたら……とよぎった不安は、一瞬にしてどこかへ吹き飛んでいった。
「んんっ!」
獣のような激しいキス。大和の膝の上に乗せられていた瑛美は後頭部を押さえられ、両腕の中に閉じ込められては少しも動くことができない。無理やり唇をこじ開けて侵入してきた舌が、縦横無尽に這いまわる。
息が苦しいくらいのそれがたまらなく嬉しくて。瑛美も追いつこうと必死に舌を伸ばした。
「瑛美、好きだ」
熱い息をつきながら、大和の手が瑛美の肌を撫ぜていく。ショーツの中に手を入れられて、臀部の柔らかさを堪能するように揉みこまれる。
何度も唇を重ねていくと、どんどん体温が上がって暑くなってくる。
足の間にある雄が次第に硬さを持ち始めていた。大和がこんな自分に興奮してくれているのだと実感して、胸がいっぱいになる。
大和の頭を抱きかかえるように腕を回し、膝立ちになって夢中に舌を絡め合った。
「ん!」
臀部を撫ぜていた手が瑛美の秘所へ移動する。そこはすでに水分を含んでいた。
入り口を解すようにスリスリと撫でて指に蜜を纏わせると、秘裂にゆっくりと沈んでいく。
サラサラな黒髪の中に手を差し込みながら、甘い刺激を受け止める。抱える腕の力が興奮とともに強くなっていった。
大和の指を感じながら、唾液をコクコクと飲み込む。そうしているだけで自分でも驚くほどに、愛液を溢れさせているのがわかった。
(恥ずかしい。すごく恥ずかしい。けど、やめたくない……もっと大和の近くに行きたい)
瑛美は大和に欲情している。そのことを実感した瑛美の表情が淫らに蕩けてきた。
「瑛美、すっごく可愛いんだけど……。興奮するから、あんまりそんな、」
「ペナルティって言ったのは大和でしょう? 私からしてって」
硬く反りたっている灼熱に腰を押しつける。普段なら絶対にこんな卑猥なこと自分からはしないのに……熱に浮かされたように身体が熱い。
「ちょっ、もう挿れたくなるから……」
「ん。いれて?」
「だからそんなこと言うなってっ! もう!」
目の下が赤くなっている。今まで見たことのないいろんな大和を見ることができて、嬉しくて思わず頬がほころんだ。
大和は不機嫌そうに一瞬顔をしかめると、サイドテーブルから小袋を取り出し、避妊具を装着した。
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