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六章
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完全な暗闇の中で、ドグラスの存在だけが私の生きている証だった。
閉ざされた細長い石の通路に取り残されて、後にも先にも身動きが取れない。何も見えない。
「よいしょ」
ドグラスが丁寧に私を下ろす。
それから両腕を掴まれ、少し後ろに動くよう促された。すると壁があった。
「座ろう」
優しい声に従う。
ドグラスも密着して隣に並んで座った。だから彼の存在を感じ続けられる。
手を握られた。
二人で手を繋いで、何も見えない暗闇の中で、ただ静かに時を過ごす。
物音はしない。
それに、季節の割に、少し寒い。
「……ドグラス……」
「うん?」
「ごめんなさい。私、助手失格よ」
「どうして?」
「あなたの足手纏いになってしまったから……」
「どこが?」
「え?」
この状況に於いて、何を疑問に感じるのか。私にはさっぱりわからない。
それでも確かにドグラスからは、迷惑そうな気配はまるでなかった。いつもの通り、また、今この状況の中で私を甘やかしている。それだけに感じる。
「だって、私……」
「俺と離れたくないなんて、最高に可愛いだろ。嬉しいよ」
「……会えてよかった」
「うん」
「こんなことになるなら」
「うん」
「二度と離れたりしない」
「うん。そうだ」
「もうずっと一緒にいたい」
「俺もだよ」
「一緒にいて。私を離さないで」
「離さないよ」
「あなた無しでは生きていけなくなってしまったのかも」
「かも、じゃないだろ」
「あなたは?」
「俺は、このまま二人で化石になってもいいくらい、キティとずっとくっついていたい」
「化石は、困るわね……」
「ああ。ちゃんと出ような。待とう。地上の奴らは優秀だ」
「そうね。信じて、お祈りしなきゃ」
ドグラスと話していると落ち着く。
でも、どれだけ密着していても、少しずつ寒気が増してきた気がして、私は更にドグラスに擦り寄った。
「よしよし」
甘えているのだと思われている。
実際、甘えてもいる。
でも、余りにも寒すぎる。
確かに、石の建築物は夏でも内部が涼しくていいものだ。やはり地下だからなのか。でも、マーガレットが直進していった先に光が差していた。だから、そうとは気づかずになだらかな坂道を歩いて来ていたのだろうか。
眠い。
ドグラスに会えて、感激して、そこからも怒涛の展開だった。済し崩し的にとはいえ、二人きりの静かな時間を与えられて緊張が解けたのだろう。急激な眠気に私は襲われていた。
目を開けても、閉じても、同じ暗闇。
隣に居るドグラスの顔も見えない。だから彼の顔を思い浮かべて、今どんな表情をしているのか想像する。私の大好きな人。愛する人。
だからつい、微笑んでしまう。
置かれた現実は恐いけれど、私は、愛する人の隣にいる。
だから、幸せだ。
「……」
体が、重い。
酷く疲れた日の就寝前とは何かが違う。もっと根本的に、体が限界を訴えている。そんな気がして危機感を覚えた。まだ、重くなる。まるで底無しの沼に引きずり込まれていくみたい。
寒い。
体が、とても、重い。
「……」
そうか。
わかった。
バムフォード城の極秘通路には複雑な仕掛けが施されていた。
マーガレットが言っていた。通風孔と採光窓が、順に開くと。今、それと逆のことが起きたのだ。
私は、窒息しかけている。
だから意識を失いそうになっているのだ。暗闇で気づくのが遅れた。
「ドグラス……」
頭が回らない。
でも、頑張る。もしかすると、もう時間がないのかもしれない。
重い指先を、重い腕を、なんとか持ち上げる。
重い体を何とか起こす。
ユーリアがくれたペンダントを外し、脇へ置いた。
だって、今から言うのはドグラスだけに伝えたい言葉だから。私の心は、彼だけのものだから。
「キティ?」
ドグラスの訝しむ声が、少し遠くでぼやけて聞こえた。
手探りで彼の顔を探す。彼が体を支えてくれて、少し楽になった。私は両手で彼の顔に触れて位置を確認しながら、その肌の温もりを愛おしむ。
「私を、本当の恋人にして」
唇を重ねた。
でも、そこまでだった。もう力が入らなくて、私はドグラスに身を預けた。
「キティ?……カタリーナ……」
私を抱きしめながら、少し、ドグラスが声を震わせる。
よかった。彼の鼓動が聞こえる。彼の息遣いが、はっきりと伝わってくる。私よりも強い。健康なのだ。もしマーガレットが間に合わなくても、彼は、大丈夫かもしれない。
ドグラスが私を抱きしめて、私の体を摩って体温を戻そうとしてくれている。そうしながら、あの日に約束した言葉を、くれた。
「カタリーナ。愛してる。帰ったら結婚しよう。俺の妻になってくれ」
ええ。
もちろんよ、ドグラス。喜んで。
「もっと綺麗な場所で、正式に申し込むよ。婚約発表にはみんなを呼ぼう。パーティーしような。それから君が好きなウェディングドレスを選ぶんだ。キティ。世界でいちばん可愛い花嫁になる。そうだろ?」
そうよ。
「俺を喜ばせてくれ。俺は世界一幸せな男だよな?」
そうよ、ドグラス。
「キティ……死ぬな……!」
泣かないで。
ドグラス。
愛してるわ。ずっと一緒よ。
聞こえた?
ねえ、ドグラス。
私、ちゃんと伝えられた?
ドグラス。
私に優しくしてくれてありがとう。
楽しいことをたくさん教えてくれて、ありがとう。
だいすきよ。
あいしてる……。
ドグラス…………
閉ざされた細長い石の通路に取り残されて、後にも先にも身動きが取れない。何も見えない。
「よいしょ」
ドグラスが丁寧に私を下ろす。
それから両腕を掴まれ、少し後ろに動くよう促された。すると壁があった。
「座ろう」
優しい声に従う。
ドグラスも密着して隣に並んで座った。だから彼の存在を感じ続けられる。
手を握られた。
二人で手を繋いで、何も見えない暗闇の中で、ただ静かに時を過ごす。
物音はしない。
それに、季節の割に、少し寒い。
「……ドグラス……」
「うん?」
「ごめんなさい。私、助手失格よ」
「どうして?」
「あなたの足手纏いになってしまったから……」
「どこが?」
「え?」
この状況に於いて、何を疑問に感じるのか。私にはさっぱりわからない。
それでも確かにドグラスからは、迷惑そうな気配はまるでなかった。いつもの通り、また、今この状況の中で私を甘やかしている。それだけに感じる。
「だって、私……」
「俺と離れたくないなんて、最高に可愛いだろ。嬉しいよ」
「……会えてよかった」
「うん」
「こんなことになるなら」
「うん」
「二度と離れたりしない」
「うん。そうだ」
「もうずっと一緒にいたい」
「俺もだよ」
「一緒にいて。私を離さないで」
「離さないよ」
「あなた無しでは生きていけなくなってしまったのかも」
「かも、じゃないだろ」
「あなたは?」
「俺は、このまま二人で化石になってもいいくらい、キティとずっとくっついていたい」
「化石は、困るわね……」
「ああ。ちゃんと出ような。待とう。地上の奴らは優秀だ」
「そうね。信じて、お祈りしなきゃ」
ドグラスと話していると落ち着く。
でも、どれだけ密着していても、少しずつ寒気が増してきた気がして、私は更にドグラスに擦り寄った。
「よしよし」
甘えているのだと思われている。
実際、甘えてもいる。
でも、余りにも寒すぎる。
確かに、石の建築物は夏でも内部が涼しくていいものだ。やはり地下だからなのか。でも、マーガレットが直進していった先に光が差していた。だから、そうとは気づかずになだらかな坂道を歩いて来ていたのだろうか。
眠い。
ドグラスに会えて、感激して、そこからも怒涛の展開だった。済し崩し的にとはいえ、二人きりの静かな時間を与えられて緊張が解けたのだろう。急激な眠気に私は襲われていた。
目を開けても、閉じても、同じ暗闇。
隣に居るドグラスの顔も見えない。だから彼の顔を思い浮かべて、今どんな表情をしているのか想像する。私の大好きな人。愛する人。
だからつい、微笑んでしまう。
置かれた現実は恐いけれど、私は、愛する人の隣にいる。
だから、幸せだ。
「……」
体が、重い。
酷く疲れた日の就寝前とは何かが違う。もっと根本的に、体が限界を訴えている。そんな気がして危機感を覚えた。まだ、重くなる。まるで底無しの沼に引きずり込まれていくみたい。
寒い。
体が、とても、重い。
「……」
そうか。
わかった。
バムフォード城の極秘通路には複雑な仕掛けが施されていた。
マーガレットが言っていた。通風孔と採光窓が、順に開くと。今、それと逆のことが起きたのだ。
私は、窒息しかけている。
だから意識を失いそうになっているのだ。暗闇で気づくのが遅れた。
「ドグラス……」
頭が回らない。
でも、頑張る。もしかすると、もう時間がないのかもしれない。
重い指先を、重い腕を、なんとか持ち上げる。
重い体を何とか起こす。
ユーリアがくれたペンダントを外し、脇へ置いた。
だって、今から言うのはドグラスだけに伝えたい言葉だから。私の心は、彼だけのものだから。
「キティ?」
ドグラスの訝しむ声が、少し遠くでぼやけて聞こえた。
手探りで彼の顔を探す。彼が体を支えてくれて、少し楽になった。私は両手で彼の顔に触れて位置を確認しながら、その肌の温もりを愛おしむ。
「私を、本当の恋人にして」
唇を重ねた。
でも、そこまでだった。もう力が入らなくて、私はドグラスに身を預けた。
「キティ?……カタリーナ……」
私を抱きしめながら、少し、ドグラスが声を震わせる。
よかった。彼の鼓動が聞こえる。彼の息遣いが、はっきりと伝わってくる。私よりも強い。健康なのだ。もしマーガレットが間に合わなくても、彼は、大丈夫かもしれない。
ドグラスが私を抱きしめて、私の体を摩って体温を戻そうとしてくれている。そうしながら、あの日に約束した言葉を、くれた。
「カタリーナ。愛してる。帰ったら結婚しよう。俺の妻になってくれ」
ええ。
もちろんよ、ドグラス。喜んで。
「もっと綺麗な場所で、正式に申し込むよ。婚約発表にはみんなを呼ぼう。パーティーしような。それから君が好きなウェディングドレスを選ぶんだ。キティ。世界でいちばん可愛い花嫁になる。そうだろ?」
そうよ。
「俺を喜ばせてくれ。俺は世界一幸せな男だよな?」
そうよ、ドグラス。
「キティ……死ぬな……!」
泣かないで。
ドグラス。
愛してるわ。ずっと一緒よ。
聞こえた?
ねえ、ドグラス。
私、ちゃんと伝えられた?
ドグラス。
私に優しくしてくれてありがとう。
楽しいことをたくさん教えてくれて、ありがとう。
だいすきよ。
あいしてる……。
ドグラス…………
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