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三章
16(ドグラス)
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「俺の聞く限り、奇妙なことが起きている」
涼やかな初夏の昼下がり。
今日も共に馬車に揺られつつ、斜向かいで畏まる可愛いカタリーナにときめいている。
「ウィリアムズ侯爵夫人についての認識は、周辺の貴族たちの中で真っ二つに分かれている」
「どのような意味ですか?」
「まるで姿を現さないというものと、目に余る振る舞いというものだ」
「え?」
疑問と苛立ちで鋭くなった眼光も、こう、ムッとしているところが実に可愛いものだ。
ぐっとくる。
「前者は公の場でのみ顔を合わせる者の意見、後者は私的な催しに招かれる者たちの意見」
「ウィリアムズ侯爵家との距離感によって、人物像がだいぶ違いますね。身内でのみ通用する我儘に、近しい方々が辟易しているということでしょうか……」
「腑に落ちない様子だな」
「はい」
助手として全力を尽くそうという気概が美しい。
物怖じせず意見してくれるのが、また、愛くるしい。
「メリーポート伯爵令嬢からは、庇護欲を掻き立てる性格という印象を受けていたので」
フォーシュバリ城の滞在が一日延びた際、カタリーナを通し、メリーポート伯爵令嬢からとある母子について安否確認の依頼を受けた。
ウィリアムズ侯爵夫人チェルシーとその子どもの生存を確認して欲しいという。実に、切実な願いだ。
メリーポート伯爵家は遥か遠方であり、フォーシュバリ侯爵家とは交流のない格下の貴族であり、結婚式には招かれていなかった。そのような貴族たちからは祝辞が届けられており、フォーシュバリ侯爵家としてもそれが好ましかったのを、俺は知っている。
だがメリーポート伯爵令嬢はフォーシュバリ城にいた。
メリーポート伯爵令嬢は幼馴染と一人の男を取り合い、その戦いに敗れた二年後、王城で定期的に開催されている女近衛兵の入団試験を受けていた記録がある。
年齢で落とされたらしいが、その後も剣の腕を磨いていたらしく、時折、上級貴族の貴婦人や令嬢を実用的な意味で守る護衛として、一時的な侍女の名目で雇われその務めを果たしていたようだ。
これは興味深い活動だと感心させられた。
フォーシュバリ侯爵家の結婚式も、上級貴族に四姉妹のお目付け役として雇われていた。四姉妹のうち二人が土地の瘴気に中てられて滞在が伸びたのが幸いした。
もしかすると、全てが俺への接点を求めての行動だったのかもしれない。
当時、まだウィリアムズ侯爵令息であったアーヴィン卿を巡る恋の戦いは、ある種の諦観を以て広く認識されていた。
幼馴染といっても様々だ。マッカラーズ伯爵家の令嬢チェルシーとメリーポート伯爵家の令嬢ファロンが、まさか男を取り合って破局するとは、一種の驚きを齎した。それだけ二人の伯爵令嬢の関係は完成されていた。幼馴染の関係を越えるものがあるのではないかと囁かれるほどだったのだ。
ところが、結局は珍しくもない、儚い女の友情だった──……と。
今になって、恋に破れ一人下級貴族の行き遅れ令嬢という人生を歩むメリーポート伯爵令嬢が、真剣にかつての幼馴染を案じている。
美しい友情が息を吹き返した事実は、カタリーナがいなければ俺の元まで届かなかっただろう。
ぜひ、一役買いたい。
お目付け役の任を解かれ帰路に着いたメリーポート伯爵令嬢を街道で拾う段取りになっており、今、正に向かっているところだ。
「……そういえば、不思議だったのですが」
「うん?」
「ウィリアムズ侯爵家の方々は、結婚式にはいらっしゃいませんでしたよね」
「ああ。その理由も、本人たちの口から語ってもらうことになるだろう」
納得したのか、カタリーナの眼光が落ち着いた。真剣に思考するどこを見るでもない眼差しが、また可愛い。
カタリーナがどんな答えを出すのか、興味がある。
雇い主の用意した馬車で帰路についたメリーポート伯爵令嬢には、左の窓に赤いスカーフを巻きつけておくよう指示しておいた。
夕暮れが迫る前に、街道で合流を果たす。
「どうぞ」
口裏合わせの報酬は御者に任せてある。
俺は馬車の中から声をかけた。
カタリーナが斜向かいから俺の真正面に移る。御者によって開かれていた馬車の扉に手を掛けて、メリーポート伯爵令嬢が素早く乗り込んでくる。緊張しているが、身の熟しは武術の心得を感じさせる。
「レディ・ファロン」
先制した方が、相手も気が楽だろう。
格上の貴族相手に膝も折れないとなれば、気まずさを覚える者もいる。
「御苦労さま。おてんば娘たちの世話は骨が折れただろう」
「いえ」
凛とした、女性の中では低い声が明瞭に言葉を紡いだ。
「お守りするのが私の務めですので。お役に立てて光栄でした」
「ふむ、立派だな」
「滅相もございません。閣下、この度は──」
「!?」
飛び出た敬称にカタリーナが目を丸くして、肩を触れ合わせ並んで座るメリーポート伯爵令嬢の横顔を凝視する。
これはいけない。メリーポート伯爵令嬢は立派だが、カタリーナが真似したら俺が困る。
「よせよせ。もっと気楽にいこう。一時のこととはいえ、旅の仲間じゃないか」
「……………………」
沈黙が長い。
こちらの真意を伺うように思案するメリーポート伯爵令嬢と、眉間にしわを寄せて素早い瞬きを繰り返すカタリーナ。二人の凛とした令嬢を前にするのはこの上ない幸せだが、何事もはじめが肝心だ。
「今回は、華があっていい」
「……」
カタリーナが俺を睨んだ。
次いでメリーポート伯爵令嬢が巧みに警戒心を隠し、カタリーナを俺から守ろうと決意した気配を感じた。
実に俺らしい始め方だ。
「さて、三人目の御尊顔を仰ぐのが楽しみだ」
大切な幼馴染を示唆しようとも、メリーポート伯爵令嬢は揺らがない。寧ろ、軽薄な男への警戒心を一層強固にしたようだった。
だが、わかった。
彼女は自身の為に俺を警戒しているわけではない。
カタリーナと幼馴染を守る為に、悪い男を警戒している。これが性格なのだろう。
果してウィリアムズ侯爵夫人は守られるべき人か、否か。
明らかにする時は近い。
涼やかな初夏の昼下がり。
今日も共に馬車に揺られつつ、斜向かいで畏まる可愛いカタリーナにときめいている。
「ウィリアムズ侯爵夫人についての認識は、周辺の貴族たちの中で真っ二つに分かれている」
「どのような意味ですか?」
「まるで姿を現さないというものと、目に余る振る舞いというものだ」
「え?」
疑問と苛立ちで鋭くなった眼光も、こう、ムッとしているところが実に可愛いものだ。
ぐっとくる。
「前者は公の場でのみ顔を合わせる者の意見、後者は私的な催しに招かれる者たちの意見」
「ウィリアムズ侯爵家との距離感によって、人物像がだいぶ違いますね。身内でのみ通用する我儘に、近しい方々が辟易しているということでしょうか……」
「腑に落ちない様子だな」
「はい」
助手として全力を尽くそうという気概が美しい。
物怖じせず意見してくれるのが、また、愛くるしい。
「メリーポート伯爵令嬢からは、庇護欲を掻き立てる性格という印象を受けていたので」
フォーシュバリ城の滞在が一日延びた際、カタリーナを通し、メリーポート伯爵令嬢からとある母子について安否確認の依頼を受けた。
ウィリアムズ侯爵夫人チェルシーとその子どもの生存を確認して欲しいという。実に、切実な願いだ。
メリーポート伯爵家は遥か遠方であり、フォーシュバリ侯爵家とは交流のない格下の貴族であり、結婚式には招かれていなかった。そのような貴族たちからは祝辞が届けられており、フォーシュバリ侯爵家としてもそれが好ましかったのを、俺は知っている。
だがメリーポート伯爵令嬢はフォーシュバリ城にいた。
メリーポート伯爵令嬢は幼馴染と一人の男を取り合い、その戦いに敗れた二年後、王城で定期的に開催されている女近衛兵の入団試験を受けていた記録がある。
年齢で落とされたらしいが、その後も剣の腕を磨いていたらしく、時折、上級貴族の貴婦人や令嬢を実用的な意味で守る護衛として、一時的な侍女の名目で雇われその務めを果たしていたようだ。
これは興味深い活動だと感心させられた。
フォーシュバリ侯爵家の結婚式も、上級貴族に四姉妹のお目付け役として雇われていた。四姉妹のうち二人が土地の瘴気に中てられて滞在が伸びたのが幸いした。
もしかすると、全てが俺への接点を求めての行動だったのかもしれない。
当時、まだウィリアムズ侯爵令息であったアーヴィン卿を巡る恋の戦いは、ある種の諦観を以て広く認識されていた。
幼馴染といっても様々だ。マッカラーズ伯爵家の令嬢チェルシーとメリーポート伯爵家の令嬢ファロンが、まさか男を取り合って破局するとは、一種の驚きを齎した。それだけ二人の伯爵令嬢の関係は完成されていた。幼馴染の関係を越えるものがあるのではないかと囁かれるほどだったのだ。
ところが、結局は珍しくもない、儚い女の友情だった──……と。
今になって、恋に破れ一人下級貴族の行き遅れ令嬢という人生を歩むメリーポート伯爵令嬢が、真剣にかつての幼馴染を案じている。
美しい友情が息を吹き返した事実は、カタリーナがいなければ俺の元まで届かなかっただろう。
ぜひ、一役買いたい。
お目付け役の任を解かれ帰路に着いたメリーポート伯爵令嬢を街道で拾う段取りになっており、今、正に向かっているところだ。
「……そういえば、不思議だったのですが」
「うん?」
「ウィリアムズ侯爵家の方々は、結婚式にはいらっしゃいませんでしたよね」
「ああ。その理由も、本人たちの口から語ってもらうことになるだろう」
納得したのか、カタリーナの眼光が落ち着いた。真剣に思考するどこを見るでもない眼差しが、また可愛い。
カタリーナがどんな答えを出すのか、興味がある。
雇い主の用意した馬車で帰路についたメリーポート伯爵令嬢には、左の窓に赤いスカーフを巻きつけておくよう指示しておいた。
夕暮れが迫る前に、街道で合流を果たす。
「どうぞ」
口裏合わせの報酬は御者に任せてある。
俺は馬車の中から声をかけた。
カタリーナが斜向かいから俺の真正面に移る。御者によって開かれていた馬車の扉に手を掛けて、メリーポート伯爵令嬢が素早く乗り込んでくる。緊張しているが、身の熟しは武術の心得を感じさせる。
「レディ・ファロン」
先制した方が、相手も気が楽だろう。
格上の貴族相手に膝も折れないとなれば、気まずさを覚える者もいる。
「御苦労さま。おてんば娘たちの世話は骨が折れただろう」
「いえ」
凛とした、女性の中では低い声が明瞭に言葉を紡いだ。
「お守りするのが私の務めですので。お役に立てて光栄でした」
「ふむ、立派だな」
「滅相もございません。閣下、この度は──」
「!?」
飛び出た敬称にカタリーナが目を丸くして、肩を触れ合わせ並んで座るメリーポート伯爵令嬢の横顔を凝視する。
これはいけない。メリーポート伯爵令嬢は立派だが、カタリーナが真似したら俺が困る。
「よせよせ。もっと気楽にいこう。一時のこととはいえ、旅の仲間じゃないか」
「……………………」
沈黙が長い。
こちらの真意を伺うように思案するメリーポート伯爵令嬢と、眉間にしわを寄せて素早い瞬きを繰り返すカタリーナ。二人の凛とした令嬢を前にするのはこの上ない幸せだが、何事もはじめが肝心だ。
「今回は、華があっていい」
「……」
カタリーナが俺を睨んだ。
次いでメリーポート伯爵令嬢が巧みに警戒心を隠し、カタリーナを俺から守ろうと決意した気配を感じた。
実に俺らしい始め方だ。
「さて、三人目の御尊顔を仰ぐのが楽しみだ」
大切な幼馴染を示唆しようとも、メリーポート伯爵令嬢は揺らがない。寧ろ、軽薄な男への警戒心を一層強固にしたようだった。
だが、わかった。
彼女は自身の為に俺を警戒しているわけではない。
カタリーナと幼馴染を守る為に、悪い男を警戒している。これが性格なのだろう。
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