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はじまりはじまり
食事と「道具」
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冬の寒さが少しだけ厳しくなった、今日この頃。
私は普段と変わらぬ日々を送っています。
起床、朝食、十時のおやつ、昼食、昼寝、十五時のおやつ、夕食、就寝。
ちなみに私は昼間眠くないので、お昼寝はみんなの寝顔をほとんど拝見していますね。
その他やることといえば、言語の勉強と、あの子の遊びの付き合いと、時々散歩と日向ぼっこです。
誰かにとっては、羨ましい生活を送っているかもしれません。
今日も今日とて、園児ほどの子どもたちを大人が昼寝から起こし、十五時のおやつタイムです。
本日の午後のおやつは、かぼちゃの小判焼き的なものでした。匂いを嗅ぐと、ほんのりバターの香りがします。
割ってみて、私は少しだけ嫌になりました。
中に、とうもろこしの粒があったのです。個人的にとうもろこしの粒は、それ単体で食べた方がおいしい気がするんですよね。だから、ホワイトシチューにとうもろこしの粒が入ってると、イラっとします。だったらグリンピースでいいでしょうに。あくまで好みの問題なんですけどね。
しかし、我儘ばかり言ってはいられません。
どうしても食べられないものでない限り、食べますとも。これは、まだ食べられます。
食べてみると、かぼちゃに似た素材の味が口に広がりました。とうもろこしの小粒は、ぷちっとした触感で、ほんのり甘みがあります。
う~ん、「ザ・幼児食」って感じです。
私の右隣では、あの子が座っていました。じっと、おやつを見つめています。寝起きだからか、まだ瞳はとろんとしていました。
隣で私がもぐもぐと咀嚼する中、ようやくその子はおやつに手をかけます。私のように割ったはいいものの、半分こって感じの割り方じゃありません。縦三分の一と三分の二に割ったというところ。
直後、三分の二はその子の手から瞬時に消えました。
そうして、手元に残っている三分の一だけ、その子はゆっくりと食べ始めます。
さて、この子が先ほどおやつ三分の二を消したのは、魔法ではおそらくありません。
実は、この世界にも、ゲーム中の道具入れ・アイテムボックス的なものが存在しました。いわゆる、物を出し入れする某ポケット代わりのようなものです。
仮にそれを「道具」と称します。この世界の正式名称は、いずれ分かることでしょう。
「道具」の中に入れたいものに触れ、頭の中で入れと念じれば、先ほどの現象のようなことが起きるのです。
収納したものを取り出す際は、ステータス欄を使用します。
ステータス欄を生じさせ、ぽちぽちどうにかその「道具」に相当するメニュー欄を開示。その中に収納されている品のリストが出てきて、出したいものをタップすれば、また手元に現れるという仕組みとなっています。
この「道具」システム、実はかなり優秀。
だって、中に入れたものは、入れた瞬間のまま保存が可能なのです。「道具」に収納する際、温かいものは温かいまま、冷たいものも冷たいままになっています。
えっと、つまりですね。
食材や料理など、「道具」の中に入れた際の温度が変化することなく、腐敗せず、新鮮なまま保存可能となっているらしいのです。
この「道具」さえあれば、消費期限・賞味期限など、多分へったくれもないでしょう。
これらは、私がこの世界で生まれ変わって、初めてそういった現象を目撃した際から、ずっと検証してきたこと。その結果になります。
この子は寝起きで食欲があまりなかったから、おやつ三分の二は「道具」にしまったというわけです。
この行為は、孤児院で許されています。食事時間外にお腹空いたから、「道具」内にとっておいたおやつを食べるのもOK。
ただ、おやつはそうでも、三食で出される朝・昼・晩の食事は、その基準が曖昧です。
スープやサラダなどは、誰もそれをしていないので、おそらく「道具」内に入れるのはNGか憚られる行為。
一方、パンなどは「道具」内に入れる子がいて、実際食事時間外に「道具」から出して食べる子もいるので、多分OK。
正直、その線引きが私にはいまいち不明瞭。
推測するに、食べる際に食器が必要かどうかな気もしますけどね。
また、間食のおやつなど、絶対一人一個と支給されるものを他人に譲るのはご法度。
一回やらかして、言葉理解できずとも孤児院で働く大人に、めっちゃ説教くらいました。
だから、二度としません。
冷静になれば、理由も分かりますしね。平等じゃないって、差別意識つきますし。立場の強い子が弱い子のおやつ奪うなど、争いごとの種となりえるでしょうから。
ですので、どうしても食べられないおやつや料理などは、「食べない」とはっきり意思表示して貰いません。その態度を徹底しています。
どうやらこちらの世界は、前世のように「好き嫌いしちゃ駄目」と、ある種押しつけがましい風潮はあまりない様子。
一応、「食べないなら本当にもうあげないよ」や「食べないとお腹空くよ」的なポーズは、配膳組からあります。でも、本当にそれだけです。無理強いはしません。
嫌いなものでも食べなければペナルティを与えるといった、前世でも時代錯誤だったこともありません。某アニメでそのシーン見る度、「時代的にいい加減そのシーンの放送止めなよ」と子どもでも思ったもの。
というか極端すぎる話、食べ物にアレルギーがあった私からすれば、時代錯誤の考えで「好き嫌いせずなんでも食べろ」と強要する側って、最悪「死ね」と告げてるようなものなのですよ。アレルギーがきちんと認知されてなかった頃の、名残りなんでしょうけどね。実際、それで苦しんだ人がいることは事実。
「好き嫌い」はひとえに我儘とは限りません。
動植物の命を血肉としてるとか、栄養バランス・食育・食事の大切さを、理解してないわけでもありません。理解した上で、それでも諸事情で食べられないと、意思表示するしかない場合もあるのです。
真のトラウマの可能性も、無きにしも非ず。
また、自分や大多数の者が大好物なものを食べられない人を、絶対悪とするのは嫌いです。自分が嫌いな食べ物で同じことされたらって、考えて欲しいです。あなたが嫌いな食べ物に抱く不快さと、誰かが嫌いな食べ物に抱くそれは、全く違うものじゃないでしょうに。
それはさておき、この孤児院では「好き嫌いしないで食べよう」指導が緩やかで助かりました。
これもひとえに、この世界のおかげなのかもしれません。
だってこの世界は、前世の人類のような種族だけが存在するわけでは、なさそうですから。
私はじめ、孤児院で見かける者たちの髪・瞳の色は、多彩を極めます。前世では見かけなかった色を持っています。
子どもたち的にも、髪を染めてる感はありません。カラコンの説もないでしょう。天然の色ということですね。
身体的特徴として、耳がとがってたり、すごく丸かったりする子もいます。獣耳の子もいるのです。あとは尻尾ある子も!
これを鑑みるに、単一種族の世界ってわけでは、決してないと思うのです。
え~、だからですよ。
種族上とか、宗教上の理由から、食べられないものも、当然存在するのではないでしょうか?
だからこそ、「好き嫌いしないで食べよう」指導も、緩いのかなと思うわけでして。
あと、これは絶対に口に出せはしませんけど。
私はおやつを完食し、ちらと視線をとある方向に向けました。
山羊の角らしきものが頭部に生えてる子に、山羊肉料理を提供するなんてことを、想定したとします。
それはさすがに、ねえ?
その子自身を、山羊と完全に同一視する失礼さは、持ち合わせていないと思いたいんですけどね……。
個人的に「ひどすぎじゃない?」と、やはり心のどこかで、切に訴えたくなりそうです。
そこんところ、いつか真相を学ばねばならない課題となるでしょう。
私は普段と変わらぬ日々を送っています。
起床、朝食、十時のおやつ、昼食、昼寝、十五時のおやつ、夕食、就寝。
ちなみに私は昼間眠くないので、お昼寝はみんなの寝顔をほとんど拝見していますね。
その他やることといえば、言語の勉強と、あの子の遊びの付き合いと、時々散歩と日向ぼっこです。
誰かにとっては、羨ましい生活を送っているかもしれません。
今日も今日とて、園児ほどの子どもたちを大人が昼寝から起こし、十五時のおやつタイムです。
本日の午後のおやつは、かぼちゃの小判焼き的なものでした。匂いを嗅ぐと、ほんのりバターの香りがします。
割ってみて、私は少しだけ嫌になりました。
中に、とうもろこしの粒があったのです。個人的にとうもろこしの粒は、それ単体で食べた方がおいしい気がするんですよね。だから、ホワイトシチューにとうもろこしの粒が入ってると、イラっとします。だったらグリンピースでいいでしょうに。あくまで好みの問題なんですけどね。
しかし、我儘ばかり言ってはいられません。
どうしても食べられないものでない限り、食べますとも。これは、まだ食べられます。
食べてみると、かぼちゃに似た素材の味が口に広がりました。とうもろこしの小粒は、ぷちっとした触感で、ほんのり甘みがあります。
う~ん、「ザ・幼児食」って感じです。
私の右隣では、あの子が座っていました。じっと、おやつを見つめています。寝起きだからか、まだ瞳はとろんとしていました。
隣で私がもぐもぐと咀嚼する中、ようやくその子はおやつに手をかけます。私のように割ったはいいものの、半分こって感じの割り方じゃありません。縦三分の一と三分の二に割ったというところ。
直後、三分の二はその子の手から瞬時に消えました。
そうして、手元に残っている三分の一だけ、その子はゆっくりと食べ始めます。
さて、この子が先ほどおやつ三分の二を消したのは、魔法ではおそらくありません。
実は、この世界にも、ゲーム中の道具入れ・アイテムボックス的なものが存在しました。いわゆる、物を出し入れする某ポケット代わりのようなものです。
仮にそれを「道具」と称します。この世界の正式名称は、いずれ分かることでしょう。
「道具」の中に入れたいものに触れ、頭の中で入れと念じれば、先ほどの現象のようなことが起きるのです。
収納したものを取り出す際は、ステータス欄を使用します。
ステータス欄を生じさせ、ぽちぽちどうにかその「道具」に相当するメニュー欄を開示。その中に収納されている品のリストが出てきて、出したいものをタップすれば、また手元に現れるという仕組みとなっています。
この「道具」システム、実はかなり優秀。
だって、中に入れたものは、入れた瞬間のまま保存が可能なのです。「道具」に収納する際、温かいものは温かいまま、冷たいものも冷たいままになっています。
えっと、つまりですね。
食材や料理など、「道具」の中に入れた際の温度が変化することなく、腐敗せず、新鮮なまま保存可能となっているらしいのです。
この「道具」さえあれば、消費期限・賞味期限など、多分へったくれもないでしょう。
これらは、私がこの世界で生まれ変わって、初めてそういった現象を目撃した際から、ずっと検証してきたこと。その結果になります。
この子は寝起きで食欲があまりなかったから、おやつ三分の二は「道具」にしまったというわけです。
この行為は、孤児院で許されています。食事時間外にお腹空いたから、「道具」内にとっておいたおやつを食べるのもOK。
ただ、おやつはそうでも、三食で出される朝・昼・晩の食事は、その基準が曖昧です。
スープやサラダなどは、誰もそれをしていないので、おそらく「道具」内に入れるのはNGか憚られる行為。
一方、パンなどは「道具」内に入れる子がいて、実際食事時間外に「道具」から出して食べる子もいるので、多分OK。
正直、その線引きが私にはいまいち不明瞭。
推測するに、食べる際に食器が必要かどうかな気もしますけどね。
また、間食のおやつなど、絶対一人一個と支給されるものを他人に譲るのはご法度。
一回やらかして、言葉理解できずとも孤児院で働く大人に、めっちゃ説教くらいました。
だから、二度としません。
冷静になれば、理由も分かりますしね。平等じゃないって、差別意識つきますし。立場の強い子が弱い子のおやつ奪うなど、争いごとの種となりえるでしょうから。
ですので、どうしても食べられないおやつや料理などは、「食べない」とはっきり意思表示して貰いません。その態度を徹底しています。
どうやらこちらの世界は、前世のように「好き嫌いしちゃ駄目」と、ある種押しつけがましい風潮はあまりない様子。
一応、「食べないなら本当にもうあげないよ」や「食べないとお腹空くよ」的なポーズは、配膳組からあります。でも、本当にそれだけです。無理強いはしません。
嫌いなものでも食べなければペナルティを与えるといった、前世でも時代錯誤だったこともありません。某アニメでそのシーン見る度、「時代的にいい加減そのシーンの放送止めなよ」と子どもでも思ったもの。
というか極端すぎる話、食べ物にアレルギーがあった私からすれば、時代錯誤の考えで「好き嫌いせずなんでも食べろ」と強要する側って、最悪「死ね」と告げてるようなものなのですよ。アレルギーがきちんと認知されてなかった頃の、名残りなんでしょうけどね。実際、それで苦しんだ人がいることは事実。
「好き嫌い」はひとえに我儘とは限りません。
動植物の命を血肉としてるとか、栄養バランス・食育・食事の大切さを、理解してないわけでもありません。理解した上で、それでも諸事情で食べられないと、意思表示するしかない場合もあるのです。
真のトラウマの可能性も、無きにしも非ず。
また、自分や大多数の者が大好物なものを食べられない人を、絶対悪とするのは嫌いです。自分が嫌いな食べ物で同じことされたらって、考えて欲しいです。あなたが嫌いな食べ物に抱く不快さと、誰かが嫌いな食べ物に抱くそれは、全く違うものじゃないでしょうに。
それはさておき、この孤児院では「好き嫌いしないで食べよう」指導が緩やかで助かりました。
これもひとえに、この世界のおかげなのかもしれません。
だってこの世界は、前世の人類のような種族だけが存在するわけでは、なさそうですから。
私はじめ、孤児院で見かける者たちの髪・瞳の色は、多彩を極めます。前世では見かけなかった色を持っています。
子どもたち的にも、髪を染めてる感はありません。カラコンの説もないでしょう。天然の色ということですね。
身体的特徴として、耳がとがってたり、すごく丸かったりする子もいます。獣耳の子もいるのです。あとは尻尾ある子も!
これを鑑みるに、単一種族の世界ってわけでは、決してないと思うのです。
え~、だからですよ。
種族上とか、宗教上の理由から、食べられないものも、当然存在するのではないでしょうか?
だからこそ、「好き嫌いしないで食べよう」指導も、緩いのかなと思うわけでして。
あと、これは絶対に口に出せはしませんけど。
私はおやつを完食し、ちらと視線をとある方向に向けました。
山羊の角らしきものが頭部に生えてる子に、山羊肉料理を提供するなんてことを、想定したとします。
それはさすがに、ねえ?
その子自身を、山羊と完全に同一視する失礼さは、持ち合わせていないと思いたいんですけどね……。
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