2 / 20
第一部
No.2 消せない傷
しおりを挟む
アガパンサス国の一年の中でも大きな祭りである、戦争解放記念日が二日後に迫っていた。四年前のアガパンサス国と隣国のラナンキュラス国の大戦の終了を祝い、大戦で命を奪われた人の冥福を祈り、大戦を忘れないために設けた日である。
だがしかし、この日だけ国外の人を普段よりも招けるようにし、盛大に楽しむという考えが何故か強くなってしまった。戦争を知らない、もしくはよく分かっていなかった子どもたちにとっては尚更である。勿論、先の大戦についての催しはやるが、年々その催しの真の意味も影が薄くなっている。
* * * * *
祭りが二日後に迫る夜、窓のレースカーテンから少しもれていた月夜の光で目が覚めた。
ベットの上から上半身を起こすと身震いしてしまう。案の定、自分は何も身に着けておらず、生まれたままの姿だった。
窓を見ると少し開いていて、ひんやりとした空気が部屋に入ってきている。初夏とはいえ、やはり夜は冷え込む。
ちらりと隣を見た。
すやすやと無防備な姿で寝る、一人の少年がいつものように眠っていた。自分の幼い主であるイノセンシオ。自分より二つ年下で、弟のように思えた。
あんなことがおこるまでは・・・・・・。
イノセンシオが自分に対する態度が変わったのは、去年の春先のことだった。
「ねぇ、セラは将来何になるの?」
教授方から出された宿題に目を通しながら、その傍らで紅茶を淹れている自分に、イノセンシオは何気なく言った。
「まだ、分かりません。でも、やりたいことならあります」
眉を下げながら、自分は正直にそう答えた。
「やりたいこと?」
「はい、世界中を旅してみたいんです。ほんの少しでもいい、いろいろな場所を訪れていろいろなものをこの目に焼き付けたいんです」
恥ずかしながらそう言うと、イノセンシオは万年筆を机に置き
「使用人を続けながら、難しいんじゃない?」
率直に言った。
私は多分困った顔で
「イノセンシオ様、私めはずっと使用人として働くつもりはないんです。今は、ひとり立ちできる、つまりこの国で仕事に就ける年齢の十六になるまでこの屋敷にイノセンシオ様のご両親であるブランカフォルトご夫妻のご好意に甘えてお使えさせてもらっている身で、十六になったらこのお屋敷を出て行くつもりなのです」
自分がそういった途端、イノセンシオは血相を変えて
「そんなの聞いてないっ」
自分を睨みつけて言った。
「すいません、ご存知かと思っていましたので・・・・・・」
私が申し訳なさそうに言うと
「じゃあ、セラはこの家を出て行って誰かと結婚して、僕以外の人に力を使うの? 僕のものじゃなくなっちゃうの?」
まるでお気に入りのおもちゃをとられそうな子どものように言った。
「そうなりますね、イノセンシオ様がベナサール様と結婚してお幸せになるように、私も出来れば結婚するのでしょうね」
なだめるようにいった私の言葉に
「ずっと、ずっと僕に仕えてくれるんだと思ってた」
遠くを見るような目でイノセンシオはぼそりといった。
「私よりずっと優秀な者なんてごまんといます。イノセンシオ様は本来そういった者がお側にいる身で、私なんて本当はお仕えもできないような方なのですよ」
おだてたつもりで自分は確かにそういった。現に事実なのだが。
「・・・・・・になればいい」
イノセンシオは私の腕をつかんで何かつぶやいた。
よく聞こえなかったので
「えっ?」
無礼かもしれないが、私がそう聞き返すとと
「愛人になればいい」
イノセンシオは今度ははっきりとそう言ったのだ。
「今、なんておっしゃったの、です、か」
背筋が凍る思いで、私は声を絞り出しながら訊ねた。
嘘だと思いたかった。夢か、悪い冗談だと思った。
「愛人に、妾になればいい。そうすれば、ずっと一緒にいられるだろ?」
はっきりといったその言葉に
「ご自分が何をおっしゃられているか本当に分かっているのですか?」
私は、驚きと恐怖でややヒステリック気味に聞いた。
「分かってるさ、セラを愛人にしてしまえばベナサールと結婚してもセラと別れることはない。セラは他の男と結婚しなくてすむだろ?」
嬉しそうに言う彼に私は
「ベナサール様のお気持ちはお考えにならないのですか?」
本気で憤慨していった。
「ベナサールだって、他に男を作ればいいだけの話でしょ? どうせ愛のない政略結婚なんだし」
「なっ?」
私はひっぱたいてやろうかと本当に思った。
どうして、彼は彼女の気持ちにいくら経っても気づいてやらないのだろうか? あれほど、この少年を一心に思っているものはいないというのに。
「じゃあ、決まり。早速父上に言ってこよーっと」
そう言うと、掴んでいた私の腕を放し、立ち上がる。
「お、お待ちください。そんなこと何もお伝えしなくても」
「そんなことじゃないよ、それに父上たちはセラを追い出す気なんだろ。早めにこういうことは言わないと」
「でも、今はお勉強の時間です」
私が必死にそう引き止めると
「分かったよ」
しぶしぶと座りなおし、イノセンシオは黙々と勉強に取り掛かった。
私はこっそり胸を撫で下ろした。
どうせ、もう少しで十三になる子どもだ。愛人の本当の意味も分かっていない、すぐ忘れるだろう、本当に私はそう思っていた。
しかし、彼はもう立派な男になっていて、愛人にすることも生半可な決意でなかったことを、この身を持って思い知ることになる。
それから、後悔と辛い日々を送ることになり、今に至る。
私は溜め息をつくと、自分の左手、ベットの下に投げ捨てられた自分が着ていた衣服を取った。着替え終わり、何一つ悩みのなさそうな少年の寝顔を、ベット近くで立ちながら見つめた。
上半身裸で、腰辺りまで薄い毛布をかけ眠っている。多分、イノセンシオも裸だろう。風邪を引いては大変なので、毛布を肩くらいまでかけてやる。
イノセンシオはやるだけやったら疲れてすぐ寝てしまう。私もやられるだけやられたら、その苦痛と疲労で現実を受け入れたくないかのように、すぐ寝入ってしまう。
脱がされた服をそのままにして・・・・・・。
イノセンシオはほぼいつも全裸なのだが、いつも毛布にくるまっているため、中々風邪を引かない。
しかし、私はくるまうべきものがとられているため、しょっちゅう風邪を引いた。風邪を引いてからは、イノセンシオが「これからはちゃんと僕が服を着せるから」と言い、あの悪魔のような行為が終わると服を着せてくれるようになった、はずだった。
しかし、やはり今日のように自分の快感に酔いしれ、私なんてそっちのけで睡魔の誘いを断れないわけだ。
私は、イノセンシオの左手のベットの方に周り、イノセンシオが脱ぎ捨てた服を綺麗に畳み、私が寝ていたところにおいた。そして、少し開いている窓を閉めに行った。
窓に近づくと、こうこうとした満月に思わず見入ってしまう。満月と星たちが、暗い世界を何より美しいものにしていた。
いつまで、この窓から見える外の景色を、ここから眺めることになるのだろう。
本当に一生なのだろうか?
彼が私を手放そうとしない限り、私は彼が婚約者と結婚した後も、愛人としてこの屋敷で本当に暮らすのだろうか?
もしかしたら、好きでもない彼の子を産むことになるのだろうか?
そう思うと、またいつものように涙が出た。
空はただ、月がきれいに浮かんでいた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
リュファスは、船の狭い自室のベットで仰向けになっていた。
「もう、四年も経つのか・・・・・・」
ぼそり天井を見ながら、独り言を言う。
この国に行くと分かってから、度々四年前のあの事件のことを思い出してしまう。
列車から放り出された自分、その直後に起こった爆発。
本当に一瞬のことだった。
地面に直撃した痛みに耐えながら、瞬く間になくなったいくつかの車両がこの目に焼きついて離れない。
炎、煙、人々の叫び声や泣き声。
まだ鮮明に残っていた。
だがしかし、この日だけ国外の人を普段よりも招けるようにし、盛大に楽しむという考えが何故か強くなってしまった。戦争を知らない、もしくはよく分かっていなかった子どもたちにとっては尚更である。勿論、先の大戦についての催しはやるが、年々その催しの真の意味も影が薄くなっている。
* * * * *
祭りが二日後に迫る夜、窓のレースカーテンから少しもれていた月夜の光で目が覚めた。
ベットの上から上半身を起こすと身震いしてしまう。案の定、自分は何も身に着けておらず、生まれたままの姿だった。
窓を見ると少し開いていて、ひんやりとした空気が部屋に入ってきている。初夏とはいえ、やはり夜は冷え込む。
ちらりと隣を見た。
すやすやと無防備な姿で寝る、一人の少年がいつものように眠っていた。自分の幼い主であるイノセンシオ。自分より二つ年下で、弟のように思えた。
あんなことがおこるまでは・・・・・・。
イノセンシオが自分に対する態度が変わったのは、去年の春先のことだった。
「ねぇ、セラは将来何になるの?」
教授方から出された宿題に目を通しながら、その傍らで紅茶を淹れている自分に、イノセンシオは何気なく言った。
「まだ、分かりません。でも、やりたいことならあります」
眉を下げながら、自分は正直にそう答えた。
「やりたいこと?」
「はい、世界中を旅してみたいんです。ほんの少しでもいい、いろいろな場所を訪れていろいろなものをこの目に焼き付けたいんです」
恥ずかしながらそう言うと、イノセンシオは万年筆を机に置き
「使用人を続けながら、難しいんじゃない?」
率直に言った。
私は多分困った顔で
「イノセンシオ様、私めはずっと使用人として働くつもりはないんです。今は、ひとり立ちできる、つまりこの国で仕事に就ける年齢の十六になるまでこの屋敷にイノセンシオ様のご両親であるブランカフォルトご夫妻のご好意に甘えてお使えさせてもらっている身で、十六になったらこのお屋敷を出て行くつもりなのです」
自分がそういった途端、イノセンシオは血相を変えて
「そんなの聞いてないっ」
自分を睨みつけて言った。
「すいません、ご存知かと思っていましたので・・・・・・」
私が申し訳なさそうに言うと
「じゃあ、セラはこの家を出て行って誰かと結婚して、僕以外の人に力を使うの? 僕のものじゃなくなっちゃうの?」
まるでお気に入りのおもちゃをとられそうな子どものように言った。
「そうなりますね、イノセンシオ様がベナサール様と結婚してお幸せになるように、私も出来れば結婚するのでしょうね」
なだめるようにいった私の言葉に
「ずっと、ずっと僕に仕えてくれるんだと思ってた」
遠くを見るような目でイノセンシオはぼそりといった。
「私よりずっと優秀な者なんてごまんといます。イノセンシオ様は本来そういった者がお側にいる身で、私なんて本当はお仕えもできないような方なのですよ」
おだてたつもりで自分は確かにそういった。現に事実なのだが。
「・・・・・・になればいい」
イノセンシオは私の腕をつかんで何かつぶやいた。
よく聞こえなかったので
「えっ?」
無礼かもしれないが、私がそう聞き返すとと
「愛人になればいい」
イノセンシオは今度ははっきりとそう言ったのだ。
「今、なんておっしゃったの、です、か」
背筋が凍る思いで、私は声を絞り出しながら訊ねた。
嘘だと思いたかった。夢か、悪い冗談だと思った。
「愛人に、妾になればいい。そうすれば、ずっと一緒にいられるだろ?」
はっきりといったその言葉に
「ご自分が何をおっしゃられているか本当に分かっているのですか?」
私は、驚きと恐怖でややヒステリック気味に聞いた。
「分かってるさ、セラを愛人にしてしまえばベナサールと結婚してもセラと別れることはない。セラは他の男と結婚しなくてすむだろ?」
嬉しそうに言う彼に私は
「ベナサール様のお気持ちはお考えにならないのですか?」
本気で憤慨していった。
「ベナサールだって、他に男を作ればいいだけの話でしょ? どうせ愛のない政略結婚なんだし」
「なっ?」
私はひっぱたいてやろうかと本当に思った。
どうして、彼は彼女の気持ちにいくら経っても気づいてやらないのだろうか? あれほど、この少年を一心に思っているものはいないというのに。
「じゃあ、決まり。早速父上に言ってこよーっと」
そう言うと、掴んでいた私の腕を放し、立ち上がる。
「お、お待ちください。そんなこと何もお伝えしなくても」
「そんなことじゃないよ、それに父上たちはセラを追い出す気なんだろ。早めにこういうことは言わないと」
「でも、今はお勉強の時間です」
私が必死にそう引き止めると
「分かったよ」
しぶしぶと座りなおし、イノセンシオは黙々と勉強に取り掛かった。
私はこっそり胸を撫で下ろした。
どうせ、もう少しで十三になる子どもだ。愛人の本当の意味も分かっていない、すぐ忘れるだろう、本当に私はそう思っていた。
しかし、彼はもう立派な男になっていて、愛人にすることも生半可な決意でなかったことを、この身を持って思い知ることになる。
それから、後悔と辛い日々を送ることになり、今に至る。
私は溜め息をつくと、自分の左手、ベットの下に投げ捨てられた自分が着ていた衣服を取った。着替え終わり、何一つ悩みのなさそうな少年の寝顔を、ベット近くで立ちながら見つめた。
上半身裸で、腰辺りまで薄い毛布をかけ眠っている。多分、イノセンシオも裸だろう。風邪を引いては大変なので、毛布を肩くらいまでかけてやる。
イノセンシオはやるだけやったら疲れてすぐ寝てしまう。私もやられるだけやられたら、その苦痛と疲労で現実を受け入れたくないかのように、すぐ寝入ってしまう。
脱がされた服をそのままにして・・・・・・。
イノセンシオはほぼいつも全裸なのだが、いつも毛布にくるまっているため、中々風邪を引かない。
しかし、私はくるまうべきものがとられているため、しょっちゅう風邪を引いた。風邪を引いてからは、イノセンシオが「これからはちゃんと僕が服を着せるから」と言い、あの悪魔のような行為が終わると服を着せてくれるようになった、はずだった。
しかし、やはり今日のように自分の快感に酔いしれ、私なんてそっちのけで睡魔の誘いを断れないわけだ。
私は、イノセンシオの左手のベットの方に周り、イノセンシオが脱ぎ捨てた服を綺麗に畳み、私が寝ていたところにおいた。そして、少し開いている窓を閉めに行った。
窓に近づくと、こうこうとした満月に思わず見入ってしまう。満月と星たちが、暗い世界を何より美しいものにしていた。
いつまで、この窓から見える外の景色を、ここから眺めることになるのだろう。
本当に一生なのだろうか?
彼が私を手放そうとしない限り、私は彼が婚約者と結婚した後も、愛人としてこの屋敷で本当に暮らすのだろうか?
もしかしたら、好きでもない彼の子を産むことになるのだろうか?
そう思うと、またいつものように涙が出た。
空はただ、月がきれいに浮かんでいた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
リュファスは、船の狭い自室のベットで仰向けになっていた。
「もう、四年も経つのか・・・・・・」
ぼそり天井を見ながら、独り言を言う。
この国に行くと分かってから、度々四年前のあの事件のことを思い出してしまう。
列車から放り出された自分、その直後に起こった爆発。
本当に一瞬のことだった。
地面に直撃した痛みに耐えながら、瞬く間になくなったいくつかの車両がこの目に焼きついて離れない。
炎、煙、人々の叫び声や泣き声。
まだ鮮明に残っていた。
0
あなたにおすすめの小説
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
この闇に落ちていく
豆狸
恋愛
ああ、嫌! こんな風に心の中でオースティン殿下に噛みつき続ける自分が嫌です。
どんなに考えまいとしてもブリガンテ様のことを思って嫉妬に狂う自分が嫌です。
足元にはいつも地獄へ続く闇があります。いいえ、私はもう闇に落ちているのです。どうしたって這い上がることができないのです。
なろう様でも公開中です。
完結 「愛が重い」と言われたので尽くすのを全部止めたところ
音爽(ネソウ)
恋愛
アルミロ・ルファーノ伯爵令息は身体が弱くいつも臥せっていた。財があっても自由がないと嘆く。
だが、そんな彼を幼少期から知る婚約者ニーナ・ガーナインは献身的につくした。
相思相愛で結ばれたはずが健気に尽くす彼女を疎ましく感じる相手。
どんな無茶な要望にも応えていたはずが裏切られることになる。
異世界からの召喚者《完結》
アーエル
恋愛
中央神殿の敷地にある聖なる森に一筋の光が差し込んだ。
それは【異世界の扉】と呼ばれるもので、この世界の神に選ばれた使者が降臨されるという。
今回、招かれたのは若い女性だった。
☆他社でも公開
行き場を失った恋の終わらせ方
当麻月菜
恋愛
「君との婚約を白紙に戻してほしい」
自分の全てだったアイザックから別れを切り出されたエステルは、どうしてもこの恋を終わらすことができなかった。
避け続ける彼を求めて、復縁を願って、あの日聞けなかった答えを得るために、エステルは王城の夜会に出席する。
しかしやっと再会できた、そこには見たくない現実が待っていて……
恋の終わりを見届ける貴族青年と、行き場を失った恋の中をさ迷う令嬢の終わりと始まりの物語。
※他のサイトにも重複投稿しています。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
魔法使いとして頑張りますわ!
まるねこ
恋愛
母が亡くなってすぐに伯爵家へと来た愛人とその娘。
そこからは家族ごっこの毎日。
私が継ぐはずだった伯爵家。
花畑の住人の義妹が私の婚約者と仲良くなってしまったし、もういいよね?
これからは母方の方で養女となり、魔法使いとなるよう頑張っていきますわ。
2025年に改編しました。
いつも通り、ふんわり設定です。
ブックマークに入れて頂けると私のテンションが成層圏を超えて月まで行ける気がします。m(._.)m
Copyright©︎2020-まるねこ
(完結)私が貴方から卒業する時
青空一夏
恋愛
私はペシオ公爵家のソレンヌ。ランディ・ヴァレリアン第2王子は私の婚約者だ。彼に幼い頃慰めてもらった思い出がある私はずっと恋をしていたわ。
だから、ランディ様に相応しくなれるよう努力してきたの。でもね、彼は・・・・・・
※なんちゃって西洋風異世界。現代的な表現や機器、お料理などでてくる可能性あり。史実には全く基づいておりません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる