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第23章 卒業
第154話 卒業
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村を出て数日後、「つ、着いたぁ」ようやく王都の入り口に辿り着いた。流石に右足を負傷してた事もあっていつもよりは日にちがかかってしまった。
そして門を抜けて早々に「レ、レックス君! どうしたんだい、その足!?」よくギルドで顔を合わせる冒険者の人達と鉢合って聞かれたので、「ちょっと養成学校の課題の過程で」と答えた。
また少ししてからも「レックス君!? その足······」よく買い物に訪れる武具屋のご主人に、「どうしたんだいレックス君!?」宝石彫刻師さん、「どうしたの? レックス君、その足······」ファンキーモンキーの飼い主の奥さん(と一緒にいたファンキーモンキーも驚いていた)などこれまで関わってきた多くの人が僕の姿を見て声を掛けてきたのだった。
その度に僕は「ちょっと養成学校の課題の過程で」と答え続けた。
この光景を振り返っても(本当に今の人生では多くの人達と関わってきたんだなぁ)と思っていた。
そして、「レ、レックス、君?」「あ、お姉ちゃん」お姉ちゃんとも遭遇したのだ。
「そ、その足って?」「うん。卒業試験の過程でちょっとね」「卒業試験のって、じゃあ!」「後は学校に戻って先生に報告するだけなんだ」
「そうなの。······で、その後はやっぱりドクトリー先生のところに?」「多分」「フフッ。そうなったらお見舞いに行くから」「うん。じゃあ」「うん」
そう話してお姉ちゃんの傍を通りすぎた後、「レックス君」「うん?」呼ばれたので振り向いたら、優しい眼差しで「気が早いかもしれないけど、卒業、おめでとう」「ありがとう」と言葉を交わして学校に向かった。お姉ちゃんはその後も暫く僕を見つめ続けていたのだった。
その後も何人かに声を掛けられた後、ようやく養成学校に到着した(と、遠かったぁ)。正門を通ってちょうど今は授業中のようで特に他の生徒や先生に会う事なく目的の人物のいる所まで辿り着き、「ハインリヒ先生」「ん? ってレ、レックス!?」流石に僕の姿を見て大きく驚いていた。
「ど、どうしたんだその足!」と聞かれたので「ファイアードラゴンとやりあった成れの果てです」と答えた。
「ファ、ファイアードラゴンとやりあったぁ!?」「はい」「よ、よく生きて、ってまさか! ファイアードラゴンを······」「いえ、何か見逃してもらえたみたい何です」「み、見逃して?」「はい」とファイアードラゴンと戦った時の事を説明した。
「そうだったのか」「はい。でその後にこれを······」と言って懐からマグマストーンを取り出し「手に入れました」ハインリヒ先生に差し出した。
「間違いなくマグマストーンだ」それを受け取りハインリヒ先生は、「良くやったレックス。たった1人で······」と続けて何か言おうとしたのを「あ、いえ実は······」と遮った。
「ん? 何だい?」「聖なる火山に向かっている途中は1人じゃなかったんです」「何?」そこでアレクさんとの出会いと亜人族領の魔物達の変貌について話した。
「そういう事か。確かにその冒険者の言う通りだ。ましてや魔物達が凶暴化していたと言うのなら尚更な。取り敢えず、その事は不問としよう」「良かった」
「あと、その事は後でジルコニー校長に報告し、城にも報告してもらうようにしておこう」「ありがとうございます」とアレクさんと約束していた事を果たせた。
「さてレックス。その事はともかく、今回の試験を通して基本は1人で遠くまで課題をこなしに行き、強敵と戦いながらも傷付いた体で帰還出来た気分はどうだね?」とハインリヒ先生から問われた。
それに対し僕は「はい。確かに今回途中運良く知り合いの冒険者に会え、暫く同行してもらえたから達成する事ができ、もしずっと1人きりでしたら途中で心が挫けて目的を達成出来なかったかもしれません」ファイアードラゴンと戦っていた時の様に······。
「ですが、たとえ1人きりでも困難な状況に陥ったとしても、絶対に帰らなくてはという思いを持ち続けた事で、ここまで来る事が出来たのだと思います」そう、彼女のためにも······。
「なるほど。その思いがあったからこそ、そんな体になりながらも帰還出来たという事か」「はい!」とはっきり答えた。
その返答を聞いたところでハインリヒ先生は(それならば、もう問題なかろう)と思い、マグマストーンを机に置きレックスの方に体を向き直したところで「レックス・アーノルド!」「は、はい!」「只今をもって、サンドリア王国王国騎士団養成学校の全課程の修了を認める!」
(えっ?)先生の仰った事に僕が驚いていたら、一呼吸置いて「卒業、決定だ!!」とハインリヒ先生から言い渡された。
"卒業決定"。ハインリヒ先生から突然そう宣告され、暫く呆然としてしまっていたが徐々に実感が湧き出し、「あ、あっありがとうございます!」とお辞儀をした。
「まさかこんなにも早く卒業を言い渡す事になろうとはな」「そうなんですか?」「あぁ。去年のアッシュ・ハーメルン君は特別だが、例年多くの者は卒業が決まればそのまま騎士団の入団試験を受験する事になるから、もう少し自信を付けておこうと思ったりして先延ばしする者がほとんどだからなぁ」(確かにそうだ)と心で思った。
「まぁ、卒業を認めるに値するだけの実力と決意は持ち合わせているみたいだから問題無いとは思うがな。ところで、レックスはもちろんこの後は騎士団に入団するつもりなんだろ?」「はい」「ならこれを渡しておこう」と引き出しから紙を1枚取り出して僕に渡した。
「これは?」その紙には"卒業試験終了証"と書かれていた。
「騎士団入団試験の筆記試験対策テキストの引換券のようなものだ」「騎士団入団試験の筆記試験対策テキスト!?」今まで聞いた事のない単語を聞いて驚いた。
「毎年騎士団の入団試験は筆記、実地、面接の3種類を課せられ、そのうち筆記試験はその年の養成学校の1、2年の上下各コースに利用しているテキストの内容の中から騎士団側が選んで問題を作成しているんだ」そ、そうだったのか。
「で、その作成した問題を参考にして作られた対策テキストだ。当然その年にどこかからか突然入団試験を受けに来た者と養成学校を卒業した者とでは多少優劣を付けてもおかしくはないだろ?」確かに。
「それで卒業を決めた者から随時そのテキストを手に出来るようにし、そのための引換券がそれだ。それを事務所に持って行けばテキストを渡してくれるだろうから」「分かりました」
「うん。取り敢えずお前が今すべき事は······」「すべき事は?」ハインリヒ先生は右足を指し「テキストを持ってその治療に専念する事だ!」
「あ、やっぱり」「全く。その姿を見たらドクトリー先生も驚くどころか怒るだろう」
「······今から目に浮かびます」「良いからさっさと行け!」「はい」と言って事務所に向かう事にした。
そして最後に振り返って「ハインリヒ先生!」「ん?」「本当に、ありがとうございました!」とお辞儀をして去って行った。
少しして「全く。ジルコニー校長の仰った通りとんでもない奴だったなぁ、あいつは」と言いつつマグマストーンを不意に手に取り「まさかこの課題をパーシバルの時以上に短期間で終わらせようとは。あいつもいずれは騎士団の中で大物となるかもしれんな」と呟いた······。
そして門を抜けて早々に「レ、レックス君! どうしたんだい、その足!?」よくギルドで顔を合わせる冒険者の人達と鉢合って聞かれたので、「ちょっと養成学校の課題の過程で」と答えた。
また少ししてからも「レックス君!? その足······」よく買い物に訪れる武具屋のご主人に、「どうしたんだいレックス君!?」宝石彫刻師さん、「どうしたの? レックス君、その足······」ファンキーモンキーの飼い主の奥さん(と一緒にいたファンキーモンキーも驚いていた)などこれまで関わってきた多くの人が僕の姿を見て声を掛けてきたのだった。
その度に僕は「ちょっと養成学校の課題の過程で」と答え続けた。
この光景を振り返っても(本当に今の人生では多くの人達と関わってきたんだなぁ)と思っていた。
そして、「レ、レックス、君?」「あ、お姉ちゃん」お姉ちゃんとも遭遇したのだ。
「そ、その足って?」「うん。卒業試験の過程でちょっとね」「卒業試験のって、じゃあ!」「後は学校に戻って先生に報告するだけなんだ」
「そうなの。······で、その後はやっぱりドクトリー先生のところに?」「多分」「フフッ。そうなったらお見舞いに行くから」「うん。じゃあ」「うん」
そう話してお姉ちゃんの傍を通りすぎた後、「レックス君」「うん?」呼ばれたので振り向いたら、優しい眼差しで「気が早いかもしれないけど、卒業、おめでとう」「ありがとう」と言葉を交わして学校に向かった。お姉ちゃんはその後も暫く僕を見つめ続けていたのだった。
その後も何人かに声を掛けられた後、ようやく養成学校に到着した(と、遠かったぁ)。正門を通ってちょうど今は授業中のようで特に他の生徒や先生に会う事なく目的の人物のいる所まで辿り着き、「ハインリヒ先生」「ん? ってレ、レックス!?」流石に僕の姿を見て大きく驚いていた。
「ど、どうしたんだその足!」と聞かれたので「ファイアードラゴンとやりあった成れの果てです」と答えた。
「ファ、ファイアードラゴンとやりあったぁ!?」「はい」「よ、よく生きて、ってまさか! ファイアードラゴンを······」「いえ、何か見逃してもらえたみたい何です」「み、見逃して?」「はい」とファイアードラゴンと戦った時の事を説明した。
「そうだったのか」「はい。でその後にこれを······」と言って懐からマグマストーンを取り出し「手に入れました」ハインリヒ先生に差し出した。
「間違いなくマグマストーンだ」それを受け取りハインリヒ先生は、「良くやったレックス。たった1人で······」と続けて何か言おうとしたのを「あ、いえ実は······」と遮った。
「ん? 何だい?」「聖なる火山に向かっている途中は1人じゃなかったんです」「何?」そこでアレクさんとの出会いと亜人族領の魔物達の変貌について話した。
「そういう事か。確かにその冒険者の言う通りだ。ましてや魔物達が凶暴化していたと言うのなら尚更な。取り敢えず、その事は不問としよう」「良かった」
「あと、その事は後でジルコニー校長に報告し、城にも報告してもらうようにしておこう」「ありがとうございます」とアレクさんと約束していた事を果たせた。
「さてレックス。その事はともかく、今回の試験を通して基本は1人で遠くまで課題をこなしに行き、強敵と戦いながらも傷付いた体で帰還出来た気分はどうだね?」とハインリヒ先生から問われた。
それに対し僕は「はい。確かに今回途中運良く知り合いの冒険者に会え、暫く同行してもらえたから達成する事ができ、もしずっと1人きりでしたら途中で心が挫けて目的を達成出来なかったかもしれません」ファイアードラゴンと戦っていた時の様に······。
「ですが、たとえ1人きりでも困難な状況に陥ったとしても、絶対に帰らなくてはという思いを持ち続けた事で、ここまで来る事が出来たのだと思います」そう、彼女のためにも······。
「なるほど。その思いがあったからこそ、そんな体になりながらも帰還出来たという事か」「はい!」とはっきり答えた。
その返答を聞いたところでハインリヒ先生は(それならば、もう問題なかろう)と思い、マグマストーンを机に置きレックスの方に体を向き直したところで「レックス・アーノルド!」「は、はい!」「只今をもって、サンドリア王国王国騎士団養成学校の全課程の修了を認める!」
(えっ?)先生の仰った事に僕が驚いていたら、一呼吸置いて「卒業、決定だ!!」とハインリヒ先生から言い渡された。
"卒業決定"。ハインリヒ先生から突然そう宣告され、暫く呆然としてしまっていたが徐々に実感が湧き出し、「あ、あっありがとうございます!」とお辞儀をした。
「まさかこんなにも早く卒業を言い渡す事になろうとはな」「そうなんですか?」「あぁ。去年のアッシュ・ハーメルン君は特別だが、例年多くの者は卒業が決まればそのまま騎士団の入団試験を受験する事になるから、もう少し自信を付けておこうと思ったりして先延ばしする者がほとんどだからなぁ」(確かにそうだ)と心で思った。
「まぁ、卒業を認めるに値するだけの実力と決意は持ち合わせているみたいだから問題無いとは思うがな。ところで、レックスはもちろんこの後は騎士団に入団するつもりなんだろ?」「はい」「ならこれを渡しておこう」と引き出しから紙を1枚取り出して僕に渡した。
「これは?」その紙には"卒業試験終了証"と書かれていた。
「騎士団入団試験の筆記試験対策テキストの引換券のようなものだ」「騎士団入団試験の筆記試験対策テキスト!?」今まで聞いた事のない単語を聞いて驚いた。
「毎年騎士団の入団試験は筆記、実地、面接の3種類を課せられ、そのうち筆記試験はその年の養成学校の1、2年の上下各コースに利用しているテキストの内容の中から騎士団側が選んで問題を作成しているんだ」そ、そうだったのか。
「で、その作成した問題を参考にして作られた対策テキストだ。当然その年にどこかからか突然入団試験を受けに来た者と養成学校を卒業した者とでは多少優劣を付けてもおかしくはないだろ?」確かに。
「それで卒業を決めた者から随時そのテキストを手に出来るようにし、そのための引換券がそれだ。それを事務所に持って行けばテキストを渡してくれるだろうから」「分かりました」
「うん。取り敢えずお前が今すべき事は······」「すべき事は?」ハインリヒ先生は右足を指し「テキストを持ってその治療に専念する事だ!」
「あ、やっぱり」「全く。その姿を見たらドクトリー先生も驚くどころか怒るだろう」
「······今から目に浮かびます」「良いからさっさと行け!」「はい」と言って事務所に向かう事にした。
そして最後に振り返って「ハインリヒ先生!」「ん?」「本当に、ありがとうございました!」とお辞儀をして去って行った。
少しして「全く。ジルコニー校長の仰った通りとんでもない奴だったなぁ、あいつは」と言いつつマグマストーンを不意に手に取り「まさかこの課題をパーシバルの時以上に短期間で終わらせようとは。あいつもいずれは騎士団の中で大物となるかもしれんな」と呟いた······。
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